2011年5月20日金曜日

Former Sox Prospect Review: Mitch Dening, RF

今回は、目立たないながらも着実にステップを登ってきている、Mitch Dening。オーストラリア人選手で、高いコンタクト能力が魅力。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Mitch Dening (ミッチ・デニング)
Full Name: Mitchell John Dening
Positions: RF/CF/LF/1B
Born: August 17, 1988
Birthplace: Toowoon Bay, Australia
Height: 6-1
Weight: 190
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (September 2005)
Signing Bonus: Not Announced
College: Tuggerah Lakes Secondary College
How Left: Released (March 2012)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

年齢的にはそろそろ成熟してきてもよいはずだが、未だに細身だ。それもあって、現状ではホームランヒッターというよりギャップヒッターだ。美しいスウィングの持ち主で、ディシプリンにも優れる。高いコンタクト能力があり、広角に打ち分ける。平均以上のスピードとまずまずの強肩を持ち、CFもたまに守るが、基本的にRFがメイン。ただ全てのツールを通してプラスと言えるものがなく、MLBではLFになるかもしれない。1B経験もある。


[Profile]

07' : 07年にGCLでデビュー。AVG .301を記録。

08' : SS-A Lowellで、.321/.375/.471と素晴らしい成績。ややパワー・選球眼が物足りないものの高いコンタクト能力を示した。オフにはオーストラリア代表としてWBCに出場。

09' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。.261とやや苦しんだ。

10' : High-A Salemで、序盤適応に苦しむものの、後半戦はしっかりと打ちこなし、.274とまずまずの成績にまとめた。

11' : やや尚早という気もしたが、AA Portlandで開幕。前半戦は、HassanとChih-Hsien Chiangにレギュラーを奪われ、Chiangがトレードされた後も、思うように機会が得られなかった。プレータイムの減少があってか、成績ダウン。

12' Mar. : ST終盤にリリース。

12' : Indy. Leagueでプレー。

13'-14' : 日本の独立リーグでプレーするもリリース。冬はオーストラリアのリーグでプレー。


[Comment]

クラスが上がり続けている割には、まずまずしっかり打っていると思う。ただ守備・走塁も含めて、飛び抜けたものがないから、クラスが上がるにつれて、少しずつ成績を落としており、平凡な選手になりつつある。今季はAAでプラトーンに近い起用だし、結果を残さないと。選球眼・パワーの向上を見せて欲しい。

(12年追記)下のクラスを完璧に支配する前に上げ続けてきたことが響いたカンジで、最後は控え選手という位置に。Low-AかHigh-Aであと1年育ててみても良かったような気がする。ただOFの層は厚いし、さほど飛び抜けたツールがなかったから、常にアピールできなかったら切られてしまうのは仕方ないのかも。

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