2021年1月17日日曜日

20'-21' Offseason Boston Red Sox -Jan.-

1月です。RFにH. Renfroeを加えたことで、あとは先発と2Bのアップグレードがメインの動きになりますが、噂は出れどもなかなか決まりませんね。まぁ売れ残っている選手も多いし、焦る必要はないとは思いますが(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 1/4
Signed RHP Zack Kelly to a minor league deals.
Re-signed IF Jeremy Rivera to a minor league deal.

Z. Kellyとマイナー契約。J. Riveraと再契約。Z. Kellyは前に情報が出ていたのが本決まり。25歳の右腕と契約。多分に漏れず、前所属がTBと、編成トップの土地勘のあるところからの獲得。あまりデータがないですが、UDFA出身の苦労人。19年にTJかな?


〇 1/8
Los Angels Dodgers signed LHP Mike Kickham.
Seattle signed IF Jantzen Witte.

Mike KickhamがLAD、Jantzen WitteがSEAへ。Witteは練習姿勢も良いようだし、SEAでMLBの機会に恵まれるといいですね。


〇 1/15
Signed 3B Rafael Devers to a one-year deal.

Deversと調停回避の$4.58Mで合意。MLBTRなどでは$6.5Mあたりの額を予想されていたので、だいぶ抑えられたことにはなる。ただ契約延長すべき最優先の選手でもあり、あまり期機嫌を損なうような交渉をしていないといいですが。


Signed international free agents RHP Yizreel Burnet, RHP Jean Carlos Reyes, RHP Angel Lopez, RHP Alvaro Mejias, RHP Jedixson Paez, C Enderso Lira, SS Josue Castillo, SS/2B Ahbram Liendo, SS Luis Ravelo, SS/2B Helison Mota, SS/2B Yevganni Reinita, OF Karim Ayubi, OF Miguel Bleis, OF Elvys Castro, and OF Armando Sierra.

正式発表ではないですが、海外FA契約初日でMLB公式ランキングの#21のBleisを含む15人との契約合意の報が流れています。Bleis以外に$1Mを超えるような大物との契約は無さそうですが、ここ2年程は$500K~$1M程度の選手を多く契約することで、その中から当たりの選手が出てくるのを期待する作戦を取っています。

実際、BonaciやPeralesなど、$300Kに満たない契約選手でも評価をメキメキ上げている選手も出てきているので間違ってはいないかと思いますし、VP/Assistant GMのEddie Romeroの海外FAの手腕も高く評価されているので期待できるかと。

(追記)契約が正式発表になりましたが、合意が伝えられていた左腕のPeyton Nunezの名前は今のところなく、一方でH. MotaというM-IFの名前が加わっています。


Colorado signed 1B/OF Nick Longhi.

Nick LonghiはCOLへ。COVID-19が無ければひょっとするとMLBデビューしていたかもだが。


〇 1/16
Signed IF Jack Lopez to a minor league deal.

28歳のMiLFAのIFと契約。


〇 1/18
Traded SS/2B C.J. Chatham to Philadelphia for a PTBNL or cash considerations.

C.J. ChathamをPHIへ放出。M. Perezとの再契約のために40人枠を空ける必要があったための動きとなる。見返りはPTBNLか現金。PHIはDave Dombrowskiが編成トップに就任しており、地の利のあるBOSで浮いている選手に白羽の矢を立てたのだろう。

カレッジのSSとしては大柄だが、SSに留まれる守備力とパワーポテンシャルもあると見られていたが、キャリア初期のケガの影響もあったのか、コンタクトは良いものの、パワー、出塁に欠け、オフェンス面で大きな貢献ができる見込みがなく、良くてIF控えと見られていた。

AAAでも既に当てることができることは見せており、あとはMLBで実力を示すことができるかどうかだけであったが、現状IF控えとしてはChavis/Arroyoの他にもデプスとしてY. MunozやArauzがいるし、夏前にM-IFが必要な場面が来れば、状況次第だが、J. Downsを試す機会と捉える可能性も高く、Chathamを使う優先度はかなり低い状態だった。

ドラ2としては失敗だったと言うしかないが、損切と考えれば、低レベルだろうが何らかの見返りをもらえることになったし、しょうがない。リリーフで40人枠を占める価値があるのか微妙な選手は多いのは気になるが。


Signed RHP Zac Grotz to a minor league deal.

MiLFAの右腕と契約。独立リーグなどを経てMLBにたどり着いた苦労人。


〇 1/19
Signed RHP Jose Adames to a minor league deal.

MiLFAの右腕と契約。28歳。16年以降はほとんどゲームで投げていなかったが、19年にCIN傘下で復帰。


〇 1/22
Signed RHP Matt Carasiti to a minor league deal.

MiLFAのCarasitiと契約。29歳。カレッジはSt. Johns大ですが、生まれがニューイングランドConnecticut州ということで、12年のドラフト時はドラフト候補で少し紹介したことがあります。速球派で97 mphくらいまで投げるリリーフ。19年のTJから状態が戻っているなら可能性ありかも。


〇 1/25
Acquired RHP Frank German, RHP Adam Ottavino, and cash considerations from New York Yankees for a PTBNL or cash considerations.

14年のStephen DrewとKelly Johnsonのトレード以来。6年以上ぶりに宿敵とのトレードが成立。NYYはBrett Gardnerとの再契約のためなのかなにかはわかりませんが、贅沢税回避に向けて、Ottavinoの残り1年$9Mの契約の大部分を負担してもらうために、Prospectまで出した形で、BOSが$8.15Mを負う。

Ottavinoについては今更多くを語る必要はないと思いますが、COLで頭角を現した、若干遅咲きのリリーフ。18年オフにFAとなり、故郷New YorkのNYYに諸手を挙げて迎えられたものの、契約満了を待たずに、サラリーダンプ気味に押し出された。

少しずつ球速を失っていることもあるが、ここ2年はやや下降気味。とは言え、素晴らしいスライダーとのコンビネーションで今でもある程度は計算できるリリーフだし、現状チームではBarnesよりも安定感で若干クローザーに近い位置にいるかと思う。NYYで3~5番手だった選手がそれというのも悲しいことではあるが。

もう一人やって来るGermanは、MiLB公式ではNew York州出身となっているが、恐らく生まれはドミニカで、USに渡ってカレッジ進んだ選手だったかと思う。カレッジはスモールプログラムでミッドレベルの選手と見られていたが、入団後大きく球威を上げ、最速98 mphほどまで投げるそう。

プロでの最初2年はケガもあったのか、Rkレベルをうろうろしていたが、19年にHigh-Aにジャンプしてソリッドに投げたことで評価上昇。NYYの組織で#20~30あたりの評価をされていたし、BOSでも同じくらいになるかと思う。将来的にはリリーフに移しても良さそうなプロフィールだが、悪くない獲得だと思う。

気になるのは見返りで、いくら年俸削減したいとは言え、ソリッドなリリーフをProspectまで付けて出すのも、自分がNYYファンならなかなか残念なものがあるが、一方でBOS側としては$8.15M出して、若干下り坂のリリーフを得るなら、$10MでBrad Handと契約した方が良い気もするし、Germanよりもレベルの高い選手を出すのはあり得ないと思えるが。PTBNLかキャッシュの見返りなので、大物はないと思うがどうか。

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