2021年1月9日土曜日

21' Draft Watch - Draft Board 9 (OF)

OFです。元々上位候補と言われていたJud Fabianが序盤の三振祭りで後退。Colton Cowser、Sal Frelickは上位8人とTy Madden (Jr.-RHP)に続く#10指名あたりの有力候補。Joshua BaezやJames Woodなどドラ1後半からドラ2候補のHS-OFの誰かがBOSのドラ2に残っていたら指名候補として考えたいかも。


[21' Draft Board (OF)]

Colton Cowser, OF/3B, Sam Houston State (Jr.)

Photo from Houston Chronicle

B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #10
Projection: Early 1st round

Comments: Ty MaddenとはHSの同期。ギャップヒッタータイプだが、今クラスでもトップクラスのピュアヒッターで、Team USAでも活躍した。体格は悪くないので、しっかり筋肉が付けば、20 HR以上打てる可能性も。ソリッドなスピードと悪くない守備勘を持ち、CFでプレーできる可能性がある一方で、HS時代やフレッシュマンの頃はチームメイトにCFを譲ってRFや3Bでプレーしており、CFとしてやや経験に欠ける。


Sal Frelick, OF, Boston College (Jr.)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Benny Montgomery, OF, Red Land HS, PA (HS)

Photo from PennLive.com

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 200
Commitment: Virginia
Ranking: MLB #15
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 北東部Pennsylvania州出身。70~80の評価をされるトップクラスのスピードに加え、ショーケースのホームランダービーで優勝するなど、素晴らしいバットスピードから生み出されるパワーポテンシャルも高い。ややスウィングの滑らかさに欠け、さほどレベルの高くない地域出身ではあるが、夏のショーケースでは高いレベルの相手投手からもしっかり打っていた。CFになれる可能性は高そうだが、肩も強く、RFも務まりそう。やや磨かれていないが、身体ツールはトップクラス。


Will Taylor, OF, Dutch Fork HS, SC (HS)

Photo from LexingtonChronicle.com

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 175
Commitment: Clemson
Ranking: MLB #20
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 上位指名候補のアスリートだが、アメフトのQB、レスリングでも有望で、ベースボールは彼の三番目のスポーツとも。Clemson大にはベースボールとアメフトの2スポーツコミットがある。身体能力に頼り勝ちなマルチスポーツタレントにしては例外的に洗練されており、ゲームの中で修正する能力が高い。さほど体格は大きくないが、優れたバネがあり、15~20 HR打てる可能性。QBを務めているにしては肩は平凡だが、70のスピードがあり、CFでプレーできるだろう。


Jud Fabian, OF, Florida (So.)

Photo from USA Today

B/T: R-L
Height: 6-1
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #23
Projection: Mid 1st round to Supplemental 1st round

Comments: 5ツールタイプの選手で、Mookie Betts (LAD)とも比較されるバットスピードの持ち主。パワーもゲームで発揮できるようになって来ており、20 HR以上を期待できるだろう。三振が多く、上のレベルで十分にコンタクトできるかは不安も。飛び抜けた走力はないが、平均以上のスピード。CFでプレーできる可能性はあるが、ナチュラルなCFではないかも。シーズン前はTop 5候補と見られていたが、打席の1/3以上が三振というラフなスタートで評価大幅下落。少しスウィングを整えたのか、上り調子で、もしかするとリスクを承知の上で早い指名順位で手を挙げるチームがあるかも。ただやはりカレッジレベルでこの三振率ではプロでそのパワーを発揮できるほどコンタクトできる可能性は低そうだが。


Ethan Wilson, OF, South Alabama (Jr.)

Photo from Al.com

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #35
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: HS時代はさほど名前の知られた選手ではなく、ビッグプログラムではない、South Alabama大へ進学したが、フレッシュマンで17 HRを放ち、一躍注目を集めた。ボールをよく見るし、カレッジ筋力アップに取り組み、パワーを示している。スピード、肩ともにイマイチで、プロではLFが適正と見られる。守備面での価値があまり高くなく、ソフモアシーズンはCOVID-19の影響で調子が出ない内に終わり、ドラフトイヤーは結果を求められる。


Joshua Baez, OF, Dexter Southfield HS, MA (HS)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Jay Allen, OF, John Carroll Catholic HS, FL (HS)

Photo from ProspectsLive

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 190
Commitment: Florida
Ranking: MLB #33
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: フットボール、バスケットボールもプレーするアスリートだが、Florida大のコミットはベースボールのみのもの。恵まれた体格で、理想的にはパワー、スピードを兼ね備えた、5ツールのCFの可能性を持つが、やはり粗削りな部分は大きい。生来のスピードはあるが、攻守両面でそのスピードを生かすスキルがなく、体格もあってRFに移るかも。


Tyler Whitaker, OF/3B, Bishop Gorman HS, NV (HS)

Photo from BorasClassic.com

B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 190
Commitment: Arizona
Ranking: MLB #37
Projection: Late 1st round to 2nd round

Comments: 元々はSSだったが、3B、C-OFとポジションを変えている。大柄な選手でセンターラインを守ることはないだろう。体格以上の運動能力とスピードがあり、肩もプラスでRFでプレーするだろう。昨年はコンタクト重視のスウィングだったが、この春はよりアッパーに振るようになり、持ち前のパワーを発揮している。多少三振は多くなるだろうが、RFらしい選手になりそう。


Christian Franklin, OF, Arkansas (Jr.)

Photo from BaseballProspectJournal.com

B/T: R-R
Height: 5-11
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #52
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: フレッシュマンの時はやや三振が多かったが、ここ2年で成長を見せており、チームの先輩である、Andrew Benintendi (KC)やHeston Kjerstad (BAL)に似た、オールラウンドなOFとなっている。小柄な部類だが、打球速度が速く、2桁のHRは打てるだろう。スピードやCFとしては肩も強く、上手く行けば20-20を期待できるレギュラー、フロアーは4th OFという感じのハイフロアーな選手。


James Wood, OF, IMG Academy, FL (HS)

Photo from Baseball America

B/T: L-R
Height: 6-6
Weight: 230
Commitment: Mississippi State
Ranking: MLB #44
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 北東部Maryland州生まれだが、今季は名門IMG Academyでプレーする。以前はバスケットボールもプレーする2wayスターだった。スポーツ一家出身の恵まれた体格から成長すれば30 HR打てるパワーポテンシャル。マルチスポーツタレントだったことと、北東部の出身のため、ややハイレベルな環境での実績が少ないが、才能は今クラスでも最高レベル。長身だが、素晴らしい走力を持つが、CFとしてはサイズが大きく、肩も非常に強いため、RFが最適だろう。左打ちの点は異なるが、Aaron Judge (NYY)のようなタイプかも。今季はややラフな内容で若干評価を落としている。


Aaron Zavala, OF/3B, Oregon (Jr.)

Photo from KeizerTimes.com

B/T: L-R
Height: 6-0
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #76
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 今季4割近い打率と5割を超える出塁率で評価を高めている選手。フレッシュマンの時から優れたコンタクトと選球眼を見せていたが、パワーに難があった。現状でもピュアヒッター寄りだが、今季は引っ張ってのパワーも少し見せている。以前はチームで3Bも務めていたが、今季はRFがほとんど。肩は平凡でLFメインで少しCFを守るのがナチュラルかも。ハイフロアーだが、少し上限を欠くイメージ。


Isaiah Tomas, OF, Vanderbilt (Jr.)

Photo from SportsNashville.net

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Last Drafted: 39th round (18') by COL
Ranking: MLB #97
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: バスケットボールの名選手Tim Duncanの従兄弟。HS時代から有名な選手で、Vandyでもフレッシュマンからレギュラーを務めているが、かなり早打ちであることもあり、中軸として絶対の選手になり切れていない。素晴らしいパワーを筆頭に恵まれたツールはあるが。チームではRFを務めることが多いが、優れたスピードと肩があり、CFでプレーできるツールはある。リスクは高いが、攻守ともに上限は高い。


Robby Martin, OF, Florida State (Jr.)

Photo from TomahawkNation.com

B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 190
Last Drafted: 37th round (18') by MIAL
Ranking: MLB #104
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: トレーニングで筋肉を増やしているが、基本的にはギャップヒッターでコンタクトの方が高い評価を受けている。スピードは平均的で肩もさほど強くなく、LFメインの両翼の選手。


Tommy Dilandri, OF, Palo Verde HS, NV (HS)

Photo from DodgersElite.com

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Commitment: Texas Christian
Ranking: MLB #61
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 素晴らしいスウィングスピードと体格で、将来的にはプラスのパワーが付くだろう。ショーケースごとにややパフォーマンスの波があり、コンタクトに懸念はあるが、最近は向上を見せている。優れたスウィングスピードで現在はCFだが、将来的にはRF向きだろう。


Braden Montgomery, OF/RHP, Madison Central HS, MS (HS)

Photo from BaseballProspectJournal.com

B/T: S-R
Height: 6-2
Weight: 200
Commitment: Stanford
Ranking: MLB #66
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 今クラスの2way選手の中でも特に投手・野手どちらが良いかで評価が分かれる選手。野手と見ているチームの方が多いようだが、投手として買っているチームもあるよう。優れたスウィングスピードとディシプリンで、ラインドライブヒッタータイプ。右打席の方が良い打者。スピードは平均的でCFの可能性を持つが、肩の強さからRF向きとも。投手としては常時92~93 mph、最速96 mphにカーブ、チェンジアップを投げる。


Lonnie White, OF, Malvern Prep, PA (HS)

Photo from Times Leader

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 210
Commitment: Pennsylvania State
Ranking: MLB #72
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 北東部Pennsylvani州出身。3スポーツアスリートで、Penn StateにはフットボールのWRとベースボールの2スポーツコミットがある。典型的な体格、身体ツールに恵まれたアスリートで、パワーとスピードの両方がプラスで、特にスピードは70とも。一方でスウィングが大きく、経験値の浅さと、北東部出身の環境もあり、コンタクトには疑問が強い。スリップしそうなタイプではある。


Daylen Lile, OF, Trinity HS, KY (HS)

Photo from TrinityEcho.com

B/T: L-R
Height: 6-0
Weight: 195
Commitment: Louisiana State
Ranking: MLB #80
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 今クラスのHS選手の中でもトップクラスのピュアヒッターで、優れたアプローチも見せる成熟した選手。左腕を苦にしないのも魅力。パワーもある程度付くだろうが、ギャップヒッタータイプ。平均的な運動能力とスピードだが、肩がさほど強くなく、LFがベストとも。


Michael Robertson, OF, Venice HS, FL (HS)

Photo from yoursun.com

B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 170
Commitment: Florida
Ranking: MLB #93
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 70の評価を受けるスピードが最大の売りでリードオフタイプのスピードスター。パワーは限定的になるだろう。肩は平均的だが、そのスピードでCFでプレーするだろう。Florida大に憧れて育ったようなので、進学希望は強そう。


Braylon Bishop, OF, Arkansas HS, AR (HS)

Photo from Youtube

B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 195
Commitment: Arkansas
Ranking: MLB #94
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: アメフトのQBも務めており、今クラスでも最高クラスのアスリート。この手にありがちなタイプで、素晴らしいスウィングスピードはあり、高いパワーポテンシャルを秘めるが、スウィングメカニクスも磨かれておらず、上位の投手には苦戦しがち。プラスのスピードはあり、守備の勘は問題ないので、CFになるだろう。コンタクトさえできれば上限は高い。


Malakhi Knight, OF, Marysville-Getchell HS, WA (HS)

Photo from PrimeTimeSprtsTalk.com

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Commitment: UCLA
Ranking: MLB #95
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 元々はOregon州立大へコミットがあったよう。バスケットボールのスターでもあるアスリート。素晴らしい打球速度で既に100 mphを超える打球を放っており、将来的にパワーも発揮するようになるだろう。粗削りなのは明らかで、ややスウィングが大きく、現時点では三振も多い。ベースボールに集中すれば向上する余地はある。体格的にスローダウンする可能性はあるが、現時点ではプラスのスピードがあり、CFでプレーできる可能性も。肩も強い。

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