2021年9月20日月曜日

21' Minor League Stats - FCL Red Sox (Rk)

Rk-FCLのスタッツです。チームはW37-L20。雨などで試合数が少ない印象がありましたが、ドラフト組がMayerを筆頭に期待以上だったし、最後は上のクラスに行った、W. Gonzalezなど投手も明るい未来を感じさせるシーズンとなりました。


[Pitchers]

Ryan Zeferjhan, RHSP (19'-3rd)

21' Stats (Low-A) : W1-L4/6.91 ERA/12 G/12 GS/0 CG/0 SV/41.2 IP/53 H/41 R/32 ER/2 HR/15 BB/41 K/1.63 WHIP/0.98 GO/AO
21' Stats (FCL) : W0-L0/3.21 ERA/4 G/4 GS/0 CG/0 SV/14.0 IP/12 H/6 R/5 ER/2 HR/3 BB/18 K/1.07 WHIP/1.00 GO/AO

評価:E。開幕Low-Aのローテで投げたが、打ち込まれた。7月にRkレベルへ降格。しばらくは試合で投げずに練習を積み、8月後半にFCLで復帰。悪くはなかったが、年齢等を考えるとまだまだの内容。早期のリリーフ転向など、何らかの処置が必要そう。

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Juan Daniel Encarnacion, RHSP (18'-Int. FA)

21' Stats (FCL) : W2-L1/2.96 ERA/12 G/10 GS/0 CG/0 SV/45.2 IP/34 H/17 R/15 ER/7 HR/11 BB/56 K/0.99 WHIP/0.88 GO/AO

評価:B。 良いUSデビューを飾った海外FA契約投手。被打率、K/BB、奪三振率とまとまったスタッツで完成度の高さを伺わせる。一方で海外FA契約としては通常より1歳年上で、昨年シーズンキャンセルの影響もあり、多少年齢面のアドバンテージもあったか。被HR率の高さに見られるように、現状のスタッフはやや平凡で上のクラスで見たいところ。

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Luis De La Rosa, RHSP/RP (21'-Acquired from KC)

21' Stats (FCL) : W1-L0/3.04 ERA/8 G/5 GS/0 CG/1 SV/26.2 IP/19 H/9 R/9 ER/1 HR/9 BB/21 K/1.05 WHIP/0.51 GO/AO

評価:C。 Andrew Benintendiの見返りでKCから獲得。序盤は雨の多い日程もあり、大炎上した試合を含め良くなかった。しばらく投げない期間のあと、8月半ばにローテに戻ってからは見違えるように安定した内容。奪三振率は平凡だが、被打率が低く、ポテンシャルは感じる。

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Felix Cepeda, RHSP (17'-Int. FA) : チームから期待されている印象の受ける選手で、球威などのスタッフの評価も比較的が高いが結果が伴わない。今季も投げれば高い奪三振率など随所に才能は見えるもののあまりに不安定。

Nathanael Cruz, RHSP (19'-Int. FA) : 19'-20'のチームの海外FA契約の投手で最も高い評価を受けており、投手では唯一DSLをスキップしてUSデビュー。既に95 mphを投げるなどスカウティングレポートも良くて期待している選手だが、慎重な起用法のあと、4試合目で1人に大暴投をして降板。ケガした可能性が高い。

Angel Bastardo, RHSP/RP (18'-Int. FA) : 終盤戦多く先発で起用されたが、被打率が悪く、ノーインプレッション。他に使うべき選手がいたように思うが。

Henry Nunez, RHRP/SP (20'-UDFA) : 昨年のUDFAだが、プエルトリコ出身でHS出身選手に近い。体格とまずまずの球威があり、今季は防御率が悪いものの三振は取れていて内容は悪くない。来年以降に期待。

Reidis Sena, RHRP/SP (18'-Int. FA) : 小柄でデータの少ない選手だが、今季USデビューで好投。高い奪三振率を見せ、W. GonzalezがLow-Aに行った終盤は先発の座についた。

Gabriel Jackson, RHRP/SP (18'-Int. FA) : W. Gonzalezと同期で同クラスの投手契約の中では双璧だったが、今季は差を付けられた。球威はあるようだが、一昨年から制球難の傾向が強い。向上の余地はあると思うので期待したい。

Blake Loubier, RHRP/SP (19'-13th) : 下位指名ながら$500Kを受け取った選手だが、あまり成長していない。同期のBlalockには置いて行かれた形に。

Gregori Segovia, RHRP (17'-Int. FA) : 18'、19'とDSLで平凡なリリーフ専門の右腕。今季は被打率が下がったが、K/BBが悪化。数合わせの選手か。

Bryan Lucas, RHRP (17'-Int. FA) : 4年目だが23歳とやや年を食った右腕。K/BBは良好だが、例年被打率が高い。スタッフは悪くないが、上のクラスでは厳しいか。

Maceo Campbell, RHRP (20'-UDFA) : 昨年のUDFA契約。そこそこ球威があるがノーコンとのレポート通り。Rkでこれだと厳しい。

Osvaldo De La Rosa, RHRP (18'-Int. FA) : 年齢は高いが、体格と球威があり、18'、19'とDSL、SS-Aで良い投球を見せて、リリーフアームとして期待されていたが、今季は出遅れの上にRkレベルに戻ってイマイチ。

Nate Tellier, RHRP (20'-UDFA) : 地元Massachusetts州出身のローカルボーイ。Rkでは好結果だったが、一旦上がったLow-Aでは制球が乱れ、8月終盤に再度Rkクラスへ戻っている。

Tyler Uberstine, RHRP (21'-19th) : 今季ドラフトの他のカレッジ右腕同様、無名だがそこそこ球威があり、リリーフなら少し可能性がある選手。ソリッドなデビューとなった。

Michael Gettys, RHRP/RF/CF/LF (20'-MiLFA) : 元有望株で少し期待していたが、AAAでやはりコンタクトに苦しんだ。少し休んだ後、8月に投手転向。HS時代は二刀流で有名だったし肩は強いので、来季はどこかで真剣に投手としてプレーするかも。

Johnny Felix, RHRP (21'-UDFA) : カレッジ時代は二刀流だった今季のUDFA契約。投手としてデビューもボロボロの内容。

Adenys Bautista, RHRP (19'-Acquired from CLE) : Sandy Leonの見返りでBOSにやって来て、これが傘下デビュー。3試合に投げて見切られた感じ。

Christopher Troye, RHRP (21'-12th) : 今季ドラフトのリリーフアームの一人でやはり球威がある。ソリッドな滑り出しも結局2試合にしか投げず。

Jose De Leon, RHRP (21'-MiLFA) : 元々は名前の知れた有望株。8月になって契約。AAAに戻っていないところを見るとあまり良いパフォーマンスではなかったのか。

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[Hitters]

Eddinson Paulino, 3B/2B/SS (18'-Int. FA)

21' Stats (FCL) : 36 G/113 AB/25 R/38 H/16 2B/4 3B/0 HR/13 RBI/15 BB/21 SO/5 SB/2 CS/.336 AVG/.436 OBP/.549 SLG/.985 OPS

評価:A。18'-19'クラスの中でもまずまずのボーナスを受け取った選手で19年のデビューも良かったものの、やや日の当たらない存在だった。今季は開幕から好打を続け一躍注目の存在に。0 HRにスピードも平凡でツールの評価はさほど高くないが、とにかく打てるので、IF控え候補として期待できそう。途中までは2Bが多かったが、JordanがLow-Aに移ってからは3Bがメインに。

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Marcelo Mayer, SS (21'-1st)

21' Stats (FCL) : 26 G/91 AB/25 R/25 H/4 2B/1 3B/3 HR/17 RBI/15 BB/25 SO/7 SB/1 CS/.275 AVG/.377 OBP/.440 SLG/.817 OPS

評価:A。泣く子も黙る今季ドラフト最高の選手は、そのメイクアップ通りの優等生なデビュー。ボールをしっかり見て、パワーもソリッドに発揮。盗塁も決める。まだまだゆっくりエンジンを温めている段階のような余力を感じる。来季のブレイクが楽しみで仕方ない。

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Bryan Gonzalez, LF (18'-Int. FA)

21' Stats (FCL) : 39 G/139 AB/28 R/32 H/5 2B/1 3B/5 HR/27 RBI/19 BB/54 SO/8 SB/0 CS/.230 AVG/.323 OBP/.388 SLG/.711 OPS

評価:D。18年契約の大物の一人で一昨年のDSLで開幕戦3 HRと鮮烈なデビュー。今季もチームトップの5 HRのパワーは申し分ないが、如何せんコンタクトが許容外。オフにしっかり向上に取り組んでもらいたい。

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Miguel Ugueto, RF/LF/CF (19'-Int. FA)

21' Stats (FCL) : 35 G/127 AB/26 R/42 H/15 2B/2 3B/2 HR/20 RBI/7 BB/26 SO/7 SB/1 CS/.331 AVG/.370 OBP/.528 SLG/.898 OPS

評価:A。19'-20'クラスの海外FA契約の野手でたった$10Kで契約した無名の存在だったが、クラスの野手で唯一DSLをスキップしてUSデビュー。更に開幕から素晴らしい打撃を見せている。少し早打ち気味。将来的にCFになるようなツールは無さそうという点で少し評価が伸び悩みそうだが、満点のプロデビューであることは間違いない。

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Freddy Valdez, RF (21'-Acquired from NYM)

21' Stats (FCL) : 31 G/96 AB/18 R/22 H/6 2B/2 3B/0 HR/16 RBI/18 BB/27 SO/0 SB/0 CS/.229 AVG/.356 OBP/.333 SLG/.689 OPS

評価:E。Benintendiのトレードの見返りの目玉のはずが、失意の傘下デビューに。スタート直後はまずまずだったものの、中盤以降深刻な内容。持ち前のパワーも全く発揮できず。

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Yorberto Mejicano, C (19'-Int. FA) : 19年、今季とMarcanoの控えの役割で開幕も、今季は限られた機会ながら打撃好調。それを買われて終盤は正捕手に。

Juan Montero, C (20'-UDFA) : 序盤はほとんど出番がなかったが、最終盤はMejicanoと彼の2人しかプレーできる捕手がいなかった。打撃はダメ。

Naysbel Marcano, C (18'-Int. FA) : 18年に$350Kで契約した捕手で、その経歴から期待しているが、今季は継続的なプレーができずに終了。ケガだったのかも。少ないサンプルながら、対応できていない感じではないので来年に期待。

Jacob Herbert, C (19'-18th) : 出遅れて3試合の出場のみ。若い選手だが、度重なるケガもあり構想外か。

Darel Belen, 1B/RF/LF (19'-Int. FA) : 一昨年のDSLではOFがメインだったが、大柄な体格とそちらの混み具合で1Bがメインに。一昨年のFILでは印象的だったようだが、今季はツールの評価が下落。ポジションに必要なパワーも見せらず。

Cuba Bess, 1B (20'-UDFA) : やや打率は低めだが、1B控えとしては限られた機会でパワー面を中心に結果を残した。

Karson Simas, 2B/SS/3B/LF (19'-25th) : 序盤はE. PaulinoとBonaci、中盤以降はMayerの加入もあり、やや出場機会が限られたが、結果を残すことに成功。一時数合わせでAAに送られるなど、チームはまだ純粋な有望株と見なしていない感もあるが、今のプレーを続ければそうなれる可能性は十分にある。

B.J. Vela, 2B/3B (21'-16th) : 比較的順調なデビューが多かった今季のドラフト組の中ではイマイチな内容。SSを守れないJuCoの選手でRkクラスに苦戦するようでは厳しい。

Daniel McElveny, 2B/LF (21'-6th) : ポジションUTとしてドラフト市場初めて指名された選手だが、1年目は2BとLFのみ。誰でも守れるポジションメインならUTの意味はあまりないが。

Albert Feliz, LF/RF/CF (18'-Int. FA) : 18年に多く契約した海外FAのOFの大物の一人で一昨年のデビューイヤーはB. Gonzalezと同じくチーム記録の9 HRを放った。三振が多く低打率という弱点もGonzalez同様だが、今季は打席に立つ機会がまばらで控え選手の扱い。厳しい立ち位置に。

Kier Meredhith, LF/CF/RF (21'-UDFA) : ボールをよく見る選手のようだがコンタクトには苦戦。サンプル数が少ないのでまだ何も言えないが。

Phillip Sikes, CF/LF/RF (21'-18th) : 今季の下位指名ながら、開幕時にピュアなCFがいなかったチームにフィットして、E. Paulino、Uguetoと並びチーム最高クラスのパフォーマンスで貢献。基本はリードオフタイプだと思うが、3 HRとまずまずのパワーも見せた。

Eduardo Vaughan, CF/RF/LF (18'-Int. FA) : 開幕はチームにピュアなCFがおらず、その位置でレギュラーとしてプレーしたが、同期のOFの多くと同様失意のシーズンに。BB/SOはソリッドで、プレーぶり自体は悪くないようなので、来年以降向上の可能性はありそう。

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