2022年7月20日水曜日

22' Draft Results - Day 3

1日目のHS野手を3人でほぼボーナスプールは消費。2日目の指名選手がどれだけ安く付いたところで、3日目にオーバースロット契約は無理でしょう。ワクワクする指名は期待できませんが、昨年もドラ11以降でTyler Uberstine、Luis Gurrero、Jacob Webbなど悪くないカレッジ選手を捕まえているのでその辺りは期待。あとは三年前に指名したSebastian Keane (Jr.-RHP)は地元選手として再指名を期待したがいけど、NYYファンの本人の許可が出ないかな?


[22' Draft Day 3 Results (July 19, 2021)]

11. Marques Johnson, RHP, Long Beach State (Sr.)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 210
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #328

Comments: 昨年まではリリーフでも平凡だったが、今季に入り、終盤に向かうにつれて内容が向上し、終盤戦は先発で好投。常時91~93 mph、最速95 mphの速球はムーブは大きくないが、スピン量は多い。スライダーは横変化が大きい。チェンジアップも進歩して来ている。先発の実績は多くないが、年齢の割には伸びしろもありそう。


12. Hayden Mullins, LHP, Auburn (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: PG #512

Comments: 最速94 mphの速球は少し浮き上がる球筋。ブレイキングボールに絶対の自信を持ち、80 mph前半のスライダーと70 mph後半のスラーブの両方を操り、それで多くの三振を奪う。チェンジアップはイマイチ。制球がやや粗いが、LOOGYとしてのポテンシャルはありそう。


13. Gavin Kilen, SS, Milton HS, WI (HS)

B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 185
Commitment: Louisville
Ranking: MLB #100/BA #149/PG #88

Comments: 滅多に三振しない優れたコンタクト能力が持ち味。成長の余地は大きいが、現状はやや非力でゴロが多い。HRヒッターにはならないだろう。内野送球で92 mphを記録した肩や、グラブ捌き等、守備のツールは悪くないが、ピュアなSSよりも複数のポジションをこなすUTタイプになりそう。


14. Travis Sanders, SS, Copperas Cove HS, TX (HS)

B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 185
Commitment: Texas Tech
Ranking: PG #354

Comments: 現状はあまりパワーがないが、コンパクトにボールをヒットし、優れたコンタクトスキルを見せている。肩が強く、守備の勘も良いので、SSに留まる可能性を持つ。それほどハイライトを浴びていないが、Texas州の1st Teamに選ばれているし、体格、ツールもあるので面白い選手。


15. Nathan Landry, LHP, Missouri (Jr.)

B/T: R-L
Height: 6-2
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: カナダ国籍の選手。速球は90 mph前後と平凡だが、非常に制球が良く、スライダーとの組み合わせで多くの三振を奪う。


16. Garrett Ramsey, RHP, Southern Mississippi (Sr.)

B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 195
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: ドラ3のDalton RogersとはHSのチームメイト。Ramseyは最初の2年はHinds CCでプレーしたが、ジュニアーからトランスファーして、RogersとSouthern Mississippi大で再会。また同じチームから指名されて共にプレーできることを喜んでいる。速球は90 mph前半で、スライダーがセカンドピッチのリリーフアーム。


17. Deundre Jones, OF/1B, Lutheran South Academy, TX (HS)

B/T: L-L
Height: 5-11
Weight: 190
Commitment: Kansas State
Ranking: None

Comments: 上背はないが、特に下半身が筋肉質で優れたフィジカル。パワーポテンシャルが非常に高い。


18. Austin Enlicher, RHP, Santa Rosa JC, CA (JC-Fr.)

B/T: L-R
Height: 6-5
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Commitment: None
Ranking: None

Comments: JuCoの選手で今年から復活したDraft and Followルールの対象に当たるため、JuCoシーズン終了後から来年のドラフトまでの間に$225Kまでで契約することができる。長身でバスケットボールもプレーするアスリート。


19. Jaret Godman, RHP, Oklahoma (Sr.)

B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: リリーフ専門の選手で、速球は常時92~95 mphと威力がある。80 mph前半~中盤のスライダーがセカンドピッチ。メイクアップに優れ、チームメイトから慕われている。


20. Connor Butler, LHP/OF, Biola (Sr.)

B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: None

Comments: Hawaii大、Spolkane Falls JCと二回のトランスファーをしている。OFでもプレーする2way選手。生まれはベースボール不毛の地Idaho州で、同州ではPGで#1の選手となっている。


[Summary of Day 3]

始まる前から予想できた3日目の体勢だが、昨年同様、①化ければ儲けものという感じのカレッジ投手、②上位指名HS選手と契約できず、ボーナスが余った場合のバックアッププラン(Gavin Kilen)。③やや無名で低額で契約出来たらボーナスになり得るHS選手(Travis Sanders、Deundre Jones)の指名を行った。

ドラ9のBrooks Brannonはチームは契約できる可能性があると見ているようなので、今のところKilenと契約できる可能性はない。Sanders、Jonesはどちらも面白そうな選手なので、できれば契約して欲しいが、ボーナス要求次第。

カレッジのIFを指名していないのは、マイナーのロスター枠の関係もあるのかと思われる。控え選手は海外FA産が増えるかも(来期以降は海外ドラフトになるかもだが)。カレッジ投手では今季は左腕を重視した印象。マイナーでスタッツを残しやすいというような意図もあるかもしれない。

ちょっと面白いのはJuCoのから指名したAustin Enlicher。ドラフトにハマる前の07年まで運用されていたルールで、JuCoの選手で来季ドラフト直前までスカウティングしながら契約することができ、ボーナスも$225Kまで許容されるよう。もう少しこのルールを活用しても良さそうですが、1人までとかあるのかな?

特に評価が変わるような3日目ではなく、55~80/100で据え置き、あとはHS選手の開花を待ちましょう。

2 件のコメント:

レッド さんのコメント...

ドラフトお疲れ様でした。

Brannonと契約できたようで一安心。親身に関係を築いたスカウトの努力が報われたようですね。指名巡やボーナスが全てではないと示したBrannonは応援したいし、成功して欲しい。
https://www.highschoolot.com/randleman-c-brooks-brannon-signs-with-boston-red-sox-after-draft-turns-pro/20381707/

あとはKilen以外との交渉が勝負ですね。自分もJonesは伸び代がありそうで契約して欲しいです。

ララ さんのコメント...

レッドさん

レッドさんも3日間お疲れ様でした!

Cole Brannenに名前が似ているのがちょっとアレですが、貴重な捕手の有望株ですし、焦らずじっくり育って欲しいですね。

Kilen以外は明確に契約でき無さそうな選手はいないので、上手くボーナスを割り振って欲しいですね。