2022年7月2日土曜日

22' Draft Watch - BOS Draft Preview

ちょっと気分を変えて、22年ドラフトのBOSの各ラウンドの指名について状況や個人的な希望など。今年は7/17~19で初日が日本時間の海の日なのでがっつり見れそうで良かったです。上位指名候補紹介も更新していますのでご興味あればご覧ください。


[22' BOS Draft Preview]

1st round (#24)
Ideally - Connor Prielipp (Jr.-LHP)
Other Favorite - Gabriel Hughes (Jr.-RHP), Jett Williams (HS-SS), Dylan Beavers (Jr.-OF)
Possibly- Kumar Rocker (Ind. League-RHP), Caden Wallace (Jr.-3B), Tucker Toman (HS-3B), Jordan Beck (Jr.-OF), Drew Gilbert (Jr.-OF), Brock Jones (Jr.-OF), Sterlin Thompson (So.-OF)

昨年は、まさかのMayerのスリップで全体#1候補をゲットしたBOSですが、今季トップピックは#24と例年の位置に。最近は全体#1とか#2はランキング通りの選手を選ばず、少しボーナスが削れる選手を選んで、後ろのラウンドに回すストラテジーを取るチームが多く、予想外の指名でモックとズレまくるということが多い。

それも#20あたりくらいまでには落ちて来た選手に方向転換して獲るチームが出て来ることから、コンセンサスなTop 20候補の指名は難しいと考えておいて良いでしょう。傘下状況としては捕手とOFがやや弱く、投手と内野は上位有望株が育ってきている状況。それもあって、春先は捕手が割と豊富な印象があり、Kevin Parada (So.-C)やDaniel Susac (So.-C)が残っていればと考えていましたが、難しい状況です。

あとは何度か書いていますが、Cam Collier (Fr.-3B)も非常に若く、魅力で、彼が指名できれば、Casas、Yorke、Collier、Mayerの生え抜きオールスターIFの夢があると思っていましたが、こちらもかなり上位の指名が予想されており、また傘下でも春先低調だったJordanが期待度を戻して来たので諦めが付きました。

勿論ベストアベイラブルが基本にはなりますが、3年前に指名し、一時は全体#1候補とも言われたConnor Prielippは注目。TJもあり、ギリギリ残っている可能性もあると見ていましたが、終盤戦の復帰から好投を続けており、またカレッジ投手全体がケガ人の影響等もあり薄いクラスですので、残る確率は30%以下かとは思います。

他で残ってたら取って欲しいのは大型右腕のGabriel Hughesですが、こちらもカレッジ投手層を考えると五分五分以下か。BOS自体はカレッジOFにターゲットを絞っているという話があり、Dylan Beavers、Jordan Beck、Drew Gilbert、Brock Jones、Sterlin Thompsonあたりの名前が挙がってくるが、Beaversは許容と思うものの、他はやや上限を欠く印象。

それよりはJett Williamsが残っていればそちらの方が魅力はある。BOSの好む、小柄ながらヒッティングを中心にツールのあるM-IFで、YorkeやMayerが二遊間でもCFで起用できる可能性もあり、残っているなら優先してもらいたいと思っている。

あとは大穴だが、Kumar Rockerも今季は珍しくピック数が多いことを考えるとギャンブルしても悪くないかも。独立リーグで復帰して、97~99 mphの速球を投げていたよう。BOSの育成主義には反するが、今季はあまり投げていないこともあり、終盤戦にリリーフでいきなりMLB起用も不可能ではないかも。


2nd round (#41)
Favorite - Landon Sims (Jr.-RHP), Jake Misiorowski (So.-RHP), Jacob Miller (HS-RHP), Cole Phillips (HS-RHP), Dalton Rushing (Jr.-C), Spencer Jones (Jr.-OF)

ドラ1がOFなら投手を選ぶ可能性が高いかも。傘下は比較的投手有望株が揃って来ているので、取りあえず上限の高そうな選手を選ぶのが良いかとは思う。そうなるとJake Misiorowski、Jacob Miller、Cole Phillipsのような球威のある選手になるか。

一方でケガがあり、フラッシュライトはやや少ないが、実力派のLandon Simsも考慮しても良さそう。あとは捕手が欲しいという部分では、Dalton RushingあたりはParada、Susac以外では今季の捕手では最上位クラスなので良いかと。

もしドラ1でOFを指名していないなら、個人的にはHS時代からお気に入りで、Vandyでも見て来たSpencer Jonesを挙げておきたい。


Comp. round (#79)
Favorite - Reggie Cawford (Jr.-LHP/1B), Sal Stewart (HS-3B), Jordan Taylor (HS-OF)

Storyとの契約で通常のドラ2を失ったものの、Eduardo Rodriguezの補償ピックと、Jud Fabian (Jr.-OF)と契約しなかった補償で、例年よりドラ3までの指名数が1つ多い状態、かつ傘下の層も厚くなって来た状況なので、ハイリスクハイリターンの指名をしやすい状況。トップピックはソリッドに行き、その後2~3枚は上限のある選手というストラテジーになる可能性は高い。

このあたりで目に付くのはやはりReggie Crawford。元々はフィジカルな1Bだったが、昨夏にTeams USAで常時100 mph近いボールを投げて注目を集めたものの、TJで評価しづらい選手となっているが、身体ツールはリスクを冒して良いレベル。

あとはパワーのあるSal StewartやJordan TaylorのようなHSのハイシーリングな選手が候補になりそう。


3rd round or Later
Favorite - Sebastian Keane (Jr.-RHP), Dominic Keegan (Sr.-C/1B), Carter Young (Jr.-SS)

Dominic Keeganはシニアーサインでボーナスが削れる可能性があることからドラ3あたりでは魅力的。ケガもあり実績が少ないものの、捕手でプレーできる可能性もあるよう。あとは3年前に入団を選ばなかったのが凶となった気もする、Sebastian Keane。Carter Youngは打てるか不明だが、守備は申し分ないので、ドラ4以下ならローリスクハイリターンだろう。

2 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...


毎年のことですが、楽しみになる情報ありがとうございます。

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

今のところ凄くワクワクするような指名になりそうにないですが、まだちょっとあるし、去年のMayerのように当日何が起こるかわからないですしね!楽しみです。