2010年3月4日木曜日

10' Preseason Prospect Ranking & Position Outlook -Catcher-

プレシーズンのProspect Rankingに加えて、各ポジションの組織の概要をざっとまとめてみました。08年ドラフトでFederowiczとLavarnwayを獲ったのが効いて、まずまず悪くないデプスのポジションとなっていますが、Minor下層の方が弱いのが懸念材料です。MLBの方もちょうど過渡期ですし、上位のProspectはMLBでのチャンスをモノにしてもらいたいです。(前回(09年終了時)のランキングはこちら。SP.comのOutlookはこちら。*は40人ロスター登録選手)


[Ranking]

Left from Ranking : none


Four-Star Prospect

1 (1). C Luis Exposito, AA : ディシプリンをもう少し改善できれば。

Three-Star Prospect

2 (2). C Tim Federowicz, Hi-A : 守備の評価が相当高い。

3 (4). C Mark Wagner, AAA : DWLで評価を上げた。

4 (3). C Ryan Lavarnway, Low-A : 今季は守備で成長して欲しい。

One-Star Prospect

- (-). (C Dusty Brown, AAA) : 昨季とうとうMLBデビュー。

5 (5). C Oscar Perez, DSL : 守備はまずまずやっているとか。


Others : C/1B Ty Weeden (Low-A), C/3B Carson Blair (SS-A), C/3B Christian Vazquez (SS-A), C Leonel Escobar (GCL)


[MLB]
Starter : C/1B Victor Martinez*
Backup : C Jason Varitek*
Other ST invitation: C Dusty Brown*, C Mark Wagner*, C Gustavo Molina, C Luis Exposito

今季の正捕手はV. Martinezになります。打力的には問題なし。守備はリード面はTekから変わった選手ともうまくやっていますが、肩は低水準でまた今季もTBなどにフリーパスを許し続けることになりそう。控えとなったTekも肩は良くなく、守備のグレードアップに成功したBOSですがこのポジションだけはイマイチ。AAAのWagner、Brownは肩を含め守備が良く、個人的にはLowellがトレードされて、LowrieがしっかりMLBに定着するなら、Hall(もしくはTek)を切って、1B控えはMartinezに任せ、Wagnerを控え捕手で使ってみたい気はします。

ただ取りあえずは契約上のこともあって控えはTek。控えの役割に慣れていないのが、昨季後半さらに攻守で酷かった原因かもと言われていて、それは心配。デプスは取りあえず前半はBrownで、中盤以降はやや昇格後の適応に時間がかかるWagnerがAAAにアジャストしてくればWagnerということになりそうです。Martinezもケガの不安がない選手ではないので、Tekも含めて控え陣の奮起は必要不可欠でしょう。


[AAA]
Starter : C Mark Wagner*
Backup : C Dusty Brown*
XST or DL : Gustavo Molina

あまり悩む必要はなし。3:2くらいの比率でWagner優先で、スプリットしていくでしょう。どちらかを少しDHで使うこともあるかもしれません。G. MolinaはXSTかDLで、AAA以上の4人にケガ人が出た際に備えることになります。


[AA]
Starter : C Luis Exposito
Backup : C Juan Apodaca, 1B/C Jon Still (Likely 1B/DH)

ここもほぼ決まり。この冬にはRule5プロテクトが必要となるExpositoは少なくともAAは支配してもらわないと困ります。後はディシプリンの成長が見られるか、というところ。StillはおそらくAAだと思いますが、もう守ることはないか。


[High-A]
Starter : C Tim Federowicz
Backup : C/1B Ty Weeden, C/IF Will Vazquez (maybe XST)

レギュラーはFederowiczで決まりですが、控えをどうするか。最大の焦点はLavarnwayをHi-AとLow-Aのどちらに行かせるか、ということです。打撃ではすでにLow-Aを支配していて、Hi-Aが妥当なんですが、カレッジではOFを守る機会も多かったため、守備がやや未熟で、打席数はDHでの起用を行えば稼げるものの、FedrowiczがいるHi-Aでは十分に守備機会を得るのは難しいかもしれません。Low-Aの捕手層の弱さもあって、Low-Aに行くほうがやや可能性が高そうです。

DHにしてもJ. IglesiasがHi-AならTejedaあたりを使いたいかもしれませんし。ただ、シーズン途中にHi-Aに上げるのでも構わないと思いますが、AA以上もレギュラーが確定していてつまり気味で、どうするかという感じ。LavarnwayがLow-Aなら、控えはWeedenか?その場合、Weedenはそろそろ1Bへの転向が濃厚となっているので、UTなW. Vazquezをロスターに入れるかもしれません。LavarnwayがHi-AならDH込みのプラトーンで、特に控えはおかないでしょう。その場合はWeedenはLow-Aで、W. VazquezはXSTでしょう。


[Low-A]
Starter : C Ryan Lavarnway
Backup : C Michael Thomas
XST or DL : C Dan Butler, C Sean Killeen, C Maykol Sanchez (release ?)

取りあえずは上で書いたようにLavarnwayと予想。控えはThomasでしょう。LavarnwayがHi-Aなら、Weedenに、Blairを上げても面白いと思いますが。Lavarnwayの早めの昇格があるならXSTから年齢が高めの誰かをactivateすることになるか?


[SS-A]
Starter : C/3B Christian Vazquez
Backup : C Chia-Chu Chen, C/3B Carson Blair (DH/C/3B)

頭数は豊富なクラス。ショートシーズンにも関わらず、ButlerやKilleenはともかく、ローレベルとは言え、C. Vazquez、Blair、Chenと3人の候補がいて、しかも今季のドラフトはカレッジの方が層が厚いと言われていて、カレッジからドラフトされた捕手が加わる可能性もあり、混み合っています。昨季1番良かったのはC. Vazquezで、GCLで良く打ちましたが、Blairも捕手経験は浅いものの結構期待したい選手。ともに昨季は3Bとの兼務となっていました(Chenは捕手専門)。DH/3Bと振り分けて回していくのかもしれませんが、誰かをXSTから途中でLow-Aに上げることも考えた方がいいのかも。


[GCL]
Starter : C Oscar Perez
Backup : C Leonel Escobar

高卒ドラフト選手の加入はあまりないでしょうから、基本的にはO. PerezとEscobarの2人で回していくことになりそうです。ともにまずまず打撃のポテンシャルがあり、Lavarnwayの後ろにはあまりいいProspectがいないこともあり、期待したい選手たちです。


[DSL]
Starter : C Jair Bogaerts
Backup : 3B/C Aly Gonzalez
XST or release : C Derwin Pinto

A. Gonzalezは昨季のDSL開幕戦で捕手を守ったものの、それ以降は3Bに。守備が酷くて捕手失格になったのかも。ただ情報の少ないDSLなので今季を見たいです。J. Bogaertsはオランダ領アルバから契約した双子の片割れ。年齢の割には体格が良くてちょっと楽しみにしています。Pintoはさすがにリリースか?

0 件のコメント: