Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Ryan Westmoreland (ライアン・ウェストモアランド)
Full Name: Ryan Michael Westmoreland
Positions: LF/(CF/RHSP/SS)
Born: April 27, 1990
Birthplace: Portsmouth, Rhode Island
Height: 6-2
Weight: 195
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 5th round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,604,000 ($2,000,000 deferred over five years)
High School: Portsmouth HS (RI)
How Left: Retired (March 2013)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
彼の長所は簡単に言えば「全部」です。今のところ少し三振が多いとは言え、MLBでも3割を打てるだけのコンタクト能力はありますし、選球眼はこの年齢にして完成されています。また特に身体がまだ成長途上にある高卒選手は概して、キャリア初期はパワーが発揮できないことが多いですが、将来的にも20発は十分に打てる選手になりそうです。また比較的大柄ながら、走力・走塁センスはCFとしても十分過ぎるほどで、CFにとどまるだけのレンジと、投手も務めたように素晴らしい肩の強さを持ちます。比較的ケガが多く、特に肩を手術した経歴があるため、負担の少ないLFあたりへのコンバートを予想する人もいますが、レンジ的には問題ないので、ケガに見舞われ続けない限りは、CFになっていくはずです。CFでこのツールパッケージというのは本当に類がないほど。スーパースターどころか、レジェンドクラスになっても不思議ではないです。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #113。5巡目指名だったが、$2Mという当時の3巡目以降の記録となるボーナスを払って入団にこぎつけた。Vanderbilt大のコミットがあり、契約は不可能と多くのチームが見ていたが、ニューイングランドRhode Island州出身の地元っ子で、BOSファンとして育ったことから、「BOSなら」と入団してくれました。高校時代はサッカーやバスケットボールの選手としてもトップクラスで、ベースボールでは投手としても活躍したアスリート。
[Profile]
09' : 肩の手術があったため少し出遅れ、SS-A Lowellでデビューとなりました。デビュー前から、ツールへの評価は高かったですが、結果は期待に違わないもの。.296/.401/.484とコンタクト、選球眼で素晴らしい成績を残し、パワー面でも223 ABで7 HR。初年度としては十分でしょう。さらには19 SBで0 CSの走力もインプレッシブ。
10' Mar. : 上にも書きましたが、脳の腫瘍が発覚し手術。幸いにも手術は成功し、命に別状はありませんでした。本当に良かった。
10'-12' : 懸命にリハビリに励んでいますが、12年にも同じ箇所を二度目の手術。そちらも成功し、復帰に向けてガンバっています。
13' Mar. : リハビリに取り組んでいましたが、神経のダメージから、元のようにプレーできるようには戻れず、高いレベルでプレーできないということから引退を発表。今後は学位を取得し、いつかベースボール関連の仕事をしたいそう。
[Comment]
術後の経過をまだ見ている段階ですし、現状ではプレーできるかどうかすらまだわかりません。場所が場所だけに、身体機能に影響が残らないとも限りません。ただ術後の全ての点において、ポジティブな兆候を示しているそうで、うまく行けば、フィールドに戻って来られるんじゃないかと思います。復帰するなら、まずはLow-Aでプレーするでしょう。とにかく何よりも無事で良かったですね!まだまだ先は長い19歳。フィールドに帰って来られる日を楽しみに待ちたいと思います。
(13年追記)残念ながら正式に引退を発表しました。脳の手術で、命があっただけでも幸運と言えばそうなんでしょうが、本当に天井のないレジェンドクラスにもなれる才能を持った選手で、しかもローカルボーイだっただけに残念で言葉も出ません。とにかくこれからは通常生活では問題なく、幸福に過ごせるように祈っています。Good Luck Westy !!
(14年追記)Westyの背番号25にちなんで、6/25にLowell SpinnersはRyan Westmoreland Dayを開催。そこでチーム史上初めて、背番号25が永久欠番となりました。こういう配慮は嬉しいですね。通常生活は問題なく送れているようで安心しました。
(15年追記)Westyがベースボールに帰ってきました。と言っても選手としてではなく、クラブチームのコーチとして。現在はFlorida州に住んでいるようですが、地元Rhode Island州の出身HSの近くのチームのよう。父もWestyの出身校でコーチをしているようですが、その指導を受けながら今後指導者の道を進むようです。嬉しいですね。いつかBOSのスタッフになって欲しいです。
4 件のコメント:
ララさん、こんにちは〜(^^)ノシ
~Let's Enjoy Major League Baseball!~ のj-pap58です。
ララさんのブログには初コメントになります。
ウェストモアランドは脳に問題があると聞いたときはかなり心配でしたが、無事に手術も終わったようで安心しました。よかった、よかった。
彼は野球の技術ではなくケガの心配な選手なのでなんかドリューを思い出しました。数年後にはドリュー2世になってたりして(笑)。
まぁ素質は凄く高いと聞きますのでドリュー以上の選手になりそうですね。
外野はレディック、カリッシュ、リンなどなど有望株も多いですし、お互いに切磋琢磨して上がって来てもらいたいです。
ウェストモアランドやイグレシアスなど90年代生まれの彼らのプレーを見るのが楽しみです。
j-pap58さん
こんにちは~(^-^)こちらの方にお越しいただきありがとうございます。2つ同じ投稿があったみたいなので、1つ消さしていただきましたが、もし微妙に違ってたのならごめんなさい(^_^;)
ウェストモアランドはとにかく無事でよかったです。ホントにまだまだ若くて先は長いので、焦らずゆっくり病気を克服して欲しいですね。
ドリューは今は高給取りの割りにはケガが多いとか、イマイチ人気がないですけど、今でもスタッツから言うと十分いい選手なんですけどね(汗)
それに彼はATLでブレイクしたときには「白いボンズ」なんて言われて、歴史に残る選手になると思われていたみたいですよ。
レディック、ケイリッシュ(カリッシュ)、リン、イグレシアスは、みんなあと1~2年でメジャーに上がってくると思います。楽しみですね~!
とりあえずこれまでのリポートでは
うまく行ってるようで何よりですね。
5ツールが期待できるってMLBでもそんなに
いないし彼の場合スキルもありますから
本当に特別ですよね。
元通りに野球ができるよう願っております。
ドリューは確かになぜかファンに必要以上
に叩かれてる気がしますね(笑)
契約でいうならパピやローウェルも
叩かれてもおかしくないと思うけど
チャンピオンに貢献したこと以外にも
キャラで得してる部分もあるのかなあと。
契約関連のことに怪我のこと、あまり愛想が良くないことなどいろいろありますが
個人的にはあの綺麗な打撃フォームとアプローチは大好きです。
パピが今年打撃でよほど跳ね返らないと
来年は怪我を危惧してDHがかなり増えるんじゃないかなと個人的な予想です。
今年は打点ももっと稼いでほしいですよね。
ウェスティがとりあえず未定にしても
外野プロスペクトはなかなかの充実ぶりですね。
ボストンフィーバーさん
こんにちは~!ウェストモアランドは、今のところ順調そうですね。他の選手だったらよかったわけじゃないですけど、よりによって彼が...って感じですよね。ホントに帰ってきてくれることを祈るしかないですね。外野はレディック、ケイリッシュ、リンの下にも、この春好調のHazelbaker、Hisseyがいますから、層は厚いですよね。
個人的にはドリューを3番に置けないかなぁと思ってるんですけどね。V-Martは4番か5番向きだと思いますし。出塁面は問題ないはずなんで、彼が3番でクラッチやランプロデュースができるなら、と。
正直パピの回復はあまり高望みしないようにしてます。ステロイド使用もあったみたいだし...
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