2011年10月10日月曜日

12' Preseason Position Outlook -Starter-

12'シーズンの各ポジションのデプスチャートSP編です。動きがあれば、随時更新予定。(*は40人ロスター登録選手)。


[MLB]
Starter (fixed) : RHP Josh Beckett*, LHP Jon Lester*, RHP Clay Buchholz*
Starter (Possibly) : RHP Daniel Bard*, RHP Alfredo Aceves*, LHP Andrew Miller*, RHP Aaron Cook, RHP Vicente Padilla
Depth : LHP Felix Doubront*, RHP Alex Wilson
60-day DL : RHP Daisuke Matsuzaka*, RHP John Lackey*

5人の大型契約者がいて、もはやお荷物となったTJの松坂さん以外の4人は基本的にローテ確定。Lackeyはどうにか出せればいいけど、年棒90%程度は負担せざるを得ないし、そうするとローテの穴を2つ埋めないといけなくなるから、基本的には復活に期待するしかないかと思う。C. J. Wilsonなどと契約した上で、Theoさんを引き抜かれるなら、補償がもらえそうなCHCとMatt Garza ⇔ Lackeyの交換などをうまくまとめられた場合に限るのでは。

ローテの力的にはやはり苦しい。Beckettは後半戦はドミナントな登板が減っていて、数年前のねじ伏せる力はないと思うし、Lester、Buchholzはフルポテンシャルに達することなく、足踏みが続いている。C. C. Sabathiaを除けば、完全なエース級は市場には出なそうだし、上の3人がしっかり成績を残してくれた上で、Lackeyが4、5番手として無難な投球をしてくれないと厳しい。

デプス的には、Acevesは誰も獲らなければローテに入るかもしれないが、基本的にはリリーフ兼スポットで考えているだろう。あとは現状ではWeilandがいるのみ。Doubrontはオプションが切れるので、今季は基本的にブルペンで使うしかないだろう。A. WilsonやBalcom-M.は夏以降までは上げる段階にはない。A. Millerも正直先発としては諦める段階に来ていると思う。あとはMiLFAなどで2、3人をで置いておくことになるだろう。できれば使いたくないレベルの選手ばかりだろうが。

(追記)LackeyがTJ。


[AAA]
Starter (likely) : RHP Alex Wilson, RHP Aaron Cook, RHP Brandon Duckworth
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Junichi Tazawa*, RHP Vicente Padilla, RHP Tony Pena, RHP Doug Mathis, RHP Chorye Spoone, RHP Ross Ohlendorf, RHP Chris Balcom-Miller
DL : RHP Charlie Haeger

Weilandは確定。A. Wilsonも昨季AAA昇格後しっかり投げていたので、例年で言えばもう1年先発でほぼ確定だけど、昨季のブルペンの崩れ方を見れば、今季頭からにリリーフに専念させれ、夏前には戦力としたいと思うかもしれない。一応田澤もいるが、ブルペンに専念させると思う。可能性的にはBalcom-M.まではありうるか。比較的完成度は高い選手だし、下の混み具合、本人のSTでの出来、MiLFAなどの契約具合によってはAAAで使うかもしれない。

(追記)Haegerと再契約。今のところはAAAが濃厚。
(追記)Duckworth、Penaと再契約。もっと良い選手と契約しない限り、彼が枠を得そう。
(追記)WeilandがHOUへトレード。
(追記)Mathis、Spooneと契約。
(追記)C. Silvaと契約。彼がエースになりそうで怖い。
(追記)Cookと契約。
(追記)Padillaと契約。
(追記)HaegerがTJ。
(追記)Ohlendorfと契約。
(追記)肩を痛めたCarlos Silvaをリリース。


[AA]
Starter (likely) : RHP Anthony Ranaudo, RHP Stolmy Pimentel, RHP Chris Balcom-Miller, LHP Chris Hernandez
Starter (possibly for 1 spot) : LHP Drake Britton*, RHP Brock Huntzinger

Balcom-M.とC. Hernandezはほぼ確定だろう。Ranaudoも恐らくこちらでスタートかと思う。昨季はHigh-Aでイマイチだったけど、実質プロ1年目だし、中4日のローテに後半疲れがたまっていたこともあるよう。STでしっかりと投げるなら、下の混み具合的にもこちらでしょう。Pimentelも基本的にはこちらか。むしろ彼はそれくらいやってもらわないと困る。あと1枠はHuntzingerは昨季成長を見せたし、もう1年先発で見るかと思うけど、AFLでリリーフとして最初の登板ではまずまずだったし、リリーフで期待するかもしれない。

(追記)BrittonがAAにオプションされたため、High-A予想ではなくAA予想に変更。


[High-A]
Starter (likely) : RHP Brandon Workman, RHP Kyle Stroup, RHP Miguel Celestino
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Matt Barnes, RHP Ryan Pressly, RHP Yeiper Castillo, LHP Manny Rivera, RHP Keith Couch

Britton、Workmanはほぼ確定かと思う。BrittonはRule 5対策で40人枠に入れるなら、ひょっとしたらリリーフに移すことを考えるかもしれないが、それでも夏頃までは取りあえずスターターかと思う。昨季Low-Aでしっかり投げたCelestinoも枠を勝ち取る可能性が高い。

あとはやはりBarnes。しばらく実戦では投げていなかったけど、FILでは常時93~95 mph、最速96 mphと格の違いを見せている。昨年はドラフトイヤーにSS-AデビューしなかったRanaudo、WorkmanをLow-Aに送ったけど、フォームの安定度やコマンド的にもしっかりしているみたいだし、Low-Aはレベルが低すぎるでしょう。

残り1枠とするとPresslyが有力か。リリーフでも面白い選手と思ってはいますが。RanaudoやPimentelがこちらの可能性が少しあるのと、N. Ramirezも可能性は少しある。Rivera、CouchはPiggy-backからフルのリリーフでしょう。Stroupは昨季後半良くて、できれば先発で見たいけど、昇格も遅れているし、リリーフ転向も考えられる。昨季全休のCastilloは回復次第。


[Low-A]
Starter (likely) : RHP Matt Barnes, RHP Noe Ramirez, RHP Madison Younginer, RHP Mathew Price
Starter (possibly for 1 spot) : LHP Henry Owens, RHP Yeiper Castillo, RHP Tyler Wilson, LHP Hunter Cervenka, RHP Jason Garcia, LHP Miguel Pena, RHP Luis Diaz

Younginerはそろそろショートシーズンは卒業していただきたい。TJ明けのM. Priceもイニングを絞りながら先発で使うでしょう。N. Ramirezは昨季デビューしていないし、ひとまずLow-Aか。チェンジアップが良く、完成度が高めだから、下層では比較的良く投げると思っています。

昨季ドラ1sのOwensは、高校のレベルが高く、比較的成熟しているので、こちらに行けそうですが、場合によっては少しXSTで鍛えるかも。Castillo、Stroupは、前者は回復するならリリーフが濃厚。後者はHigh-Aならリリーフ、Low-Aならスターターだと思います。T. Wilson、Cervenkaは期待度としてはかなり落ちた。STで良くなければリリースの可能性が高い。

個人的にはR. Alcantaraをこちらで見たいけど、ST次第か。彼もXSTから来ることも考えられる。Ja. Garciaか、ダークホースではL. Diazかも。後者はFILで良いようだ。M. Penaは基本的にはPiggy-backからリリーフでしょう。


[SS-A]
Starter (likely) : RHP Sergio Gomez, LHP Cody Kukuk, RHP Mario Alcantara
Starter (possibly for 2 spots) : LHP Henry Owens, RHP Renny Parthemore, LHP Zach Good, RHP Raynel Velette

R. Alcantaraは基本的にはSS-Aか。GCLでしっかり投げた、S. Gomez、M. Alcantaraもこちらでしょう。ドラフト組も考えられますが、最近は期待度の高い選手は契約が遅いので、デビューしたとしても1人程度かな。最近は下位で指名した高卒組は2年目はGCLが多いけど、Kukukはこちらが有力かと思う。あとは、Owensがひょっとしたらこちらなのと、昨季ダメだったVelette、ドラフト時は期待度が高かったParthemoreなども候補だが、体格に優れるGoodもなかなか面白いかも。

(追記)Raul Alcantaraがトレード。


[GCL]
Starter (likely) : RHP Matt Spalding, RHP Edwar Garcia, RHP Frank Montas
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Jacob Dahlstrand, LHP Pedro Reyes, RHP Simon Mercedes
Restricted List : LHP Daniel McGrath

昨季ドラフト下位指名のSpaldingは間違いなくこちらでしょう。あとはDSL組でFILに参加しているE. Garciaと、Montas。特に18歳にして、100 mphを投げられるらしいMontasは、ここ2年DSLで成績はパッとしないけど注目です。あとはKukukやM. Alcantaraが少し可能性ありかな。昨季今一つのDahlstrandやDSL最優秀投手のP. Reyesも先発かはわからないがこちらで投げそう。Int. FAのD. Romeroもあり得るか。

(追記)オージーの左腕McGrathと契約。まだ17歳でHSを卒業していないため、12年はUSで投げることはないでしょう。Restricted Listに入れておくんじゃないかな。
(追記)20歳のドミニカンMercedesと契約。


[DSL]
Starter (likely) : RHP Dioscar Romera, RHP Edwin Osorio, RHP Sully Bonnelly
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Jonathan Aro, RHP Jeffry Fernandez, RHP Jose Espita, LHP Luis Ortega, LHP Randy Perez

D. Romeroに、09年7月契約のOsorio、昨季のローテ投手Bonnellyまでは確定か。AroやFernandezは年齢が高く、有望株とは言い難い。タレントが不足気味です。Espitaは若く、まだ可能性のある方。

2 件のコメント:

BF さんのコメント...

こんばんわ。今期もここに関しては不満は解消されずという感じでしたねー。
べケットはがんばったにしても
年々肥大していく体は不安材料ですね。レスターは課題を克服できず、バックは期待はずれでした。
マイナーの上のクラスの先発にはぽっかり穴が開いているような感じで状況的には好ましくないままバードをやアセベス先発に移すかなんて面白くもない話も出てきてて、なんだかなーって感じです。
TBの先発層は別格にしても
まだNYYの先発には負けてほしくなかったですね。まあNYYもバーネットはいるし現状はサバどんと契約できなけりゃ来年厳しいのは確実だし契約できてもリスクは大きいしってところで状況的には厳しいかもしれませんが。BOSとしてはせめてシーズン中にプロスペクト削るくらいのことはさせたかったですよね。
自分としてはいまだにミラーを上で育成しようとしていたらかなり理解に苦しみますしまだやるの?て感じです。
来年は1AAあたりにズラリと好成績でいい内容の先発投手が並ぶことを期待したいです。

テオさんいろいろ見てるとカブスにいく可能性のほうが高そうな感じですね。今頃自分をトレードバイトに交渉してたりするんだろうか。FAポスティングの失敗があまりにも痛すぎました。もしカブスが本当に選手との交換に応じるならガーザやソトやリリーフあたりはBOSの要求としては考えられそうですがさすがにカストロはないでしょうね。2B守っているバーニーはSS守備もこなせそうですがどうでしょうね。パワー、アーム、スピードなんかのツール面でちょっと平凡すぎますかね・・・。

ララ さんのコメント...

BFさん

Beckettは来季ちょっと不安ですね。成績は良いし、制球や投球術でかわす投球もできるようになったけど、肝心なところで簡単に被弾するのを見ると...

Bardはコマンドも良くないし、どうですかね~。Acevesは今季みたいに、いつでもどこでも投げてくれる選手はなかなかいないし、できればブルペンに置きたいです。

なんやかんやでProspectは出てくるので、そこはともかく、Fredy GarciaやColonなんかが活躍するのを見ると、やっぱりコンディショニングを始め、コーチ陣に疑問を感じてしまいます。

ウチのFAが外れが多いのも、やっぱり環境がFAに甘いのかな、なんて。LugoやCrawfordは獲った時から?がありましたが、RenteriaやLackeyなんかは獲った時点では、ニーズに合う、良い補強だと思ったし。どちらかというと、やはりそれを使いこなせないところに問題ありかなと思ってます。Jenksなんかも典型的なコンディショニングの失敗ですし。

Theoさんはどうでしょうね。シカゴで目撃?なんて、怪しいけど噂になってるし、オーナー側は、出ていくならそれもありかと思ってそうですね。Theoさん自身も、もしインタビュー受けるなら、オファーが合えば移籍するつもりなんだろう、とは言われてますけど。でもマサチューセッツ出身らしいし、なんやかんやで愛着はあると思うんですが。

見返りはBarneyはちょっと攻守に弱いですね。Castroもどうかな~。パワー・選球眼がないから、BOSだと9番打たせるしかないですしね。守備も素質は悪くないだろうけど、ミスは多いし。健康面はともかく、Scutaroを素直に残した方が戦力的には良いんじゃないかと思ってます。

Garzaも格安期間は過ぎてるし、すごく好みというほどではないんですけどね。ペイロール等考えたら、それがベストなのかな~。Lackeyを引き取ってくれるのもありですが、松坂さんを残り年棒ごと全部引き取ってくれてもいいかな~とか。