2015年1月12日月曜日

Former Sox Prospect Review: Marco Hernandez, IF

今回は、昨年末に夏に放出したFelix Doubrontの見返りのPTBNLでBOSにやって来た、Marco Hernandez。騒ぐような超大物ではありませんが、守備力に加えて、それなりのコンタクト能力を持つSS。IF-UTになる程度の上限はありそう。

Photo from MassLive

[Player Data]

Name: Marco Hernandez (マルコ・ヘルナンデス)
Full Name: Marco Antonio Hernandez
Position: SS/2B/3B/LF/RF
Born: September 6, 1992
Birthplace: Santiago, Dominican Republic
Height: 6-0
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: Acquired from Chicago Cubs for Felix Doubront (December 2014)
MLB Debut: April 17, 2016 (Boston)
How Left: Released (August 2020)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

痩せ型のライトヒッティングなM-IF。ショートシーズンクラスまではソリッドなコンタクトを見せていたが、非力さもあり、上のクラスではややコンタクトに難がある。パワーはゼロではないが、10 HRを打つことは無さそう。選球眼もイマイチ。盗塁は多い訳ではないが、平均からそれを少し超えるスピードがある。内野安打もそれなりに稼げる。守備はSSとしてやっていけるだけのツールがある。基本がしっかりとしており、堅実な守備者だ。


[Background]

海外FAでは大物ではなかったが、10年のDSL、11年のAZL、12年のSS-Aクラスでいずれも高いコンタクト能力を見せて、Gioskar AmayaやJeimer Candelarioなどの同世代のIFと共にそれなりの注目を浴びた。13、14年はLow-A/High-Aでそれなりにコンタクトはしているが、選球眼とパワーが全く無く、層の厚いCHCのマイナーの状況もあり、あまり目立つ存在では無くなって来ている。


[Profile]

15' : AA PortlandでBOS傘下デビュー。前半戦は、AAで唯一まともな野手Prospectと言える活躍。後半戦は昇格したAAA Pawtucketで苦戦も、終盤適応を見せて、AVGも.270台に乗せてシーズンを終えた。フリースウィンガーだが、しっかりとボールを引っ張るようになり、パワー面でも成長。

16' : MLBの控えIFとしてチームに帯同している期間が長く、AAAでの出場機会は少なめだが、出ている時はよく打っている。三振が少し多いのが気になるが、Deven Marreroを完全に追い抜いた。

17' : Josh Rutledgeの故障もあり、開幕からMLBの控えIFを務めるが、送球の際に右肩を痛め、そのままシーズンエンド。

18' : 肩の手術の影響で全休。

19' : ようやくケガから復帰し、肩のケガの履歴とMLBの内野控え候補ということで2Bが多かったものの、さほどブランクを感じさせず、攻守にまずまずの働き。シーズン後ノンテンダーされたものの、すぐにスプリット契約で再契約。

20' Aug. : UTを多く加えたチームで出番がないままリリース。

21' : CWS-AAAでまずまずの打撃も、極端な早打ち傾向が難。MLBの機会には恵まれず。


[Comment]

AAにはピュアなSSがいなかったし、Xander BogaertsがこのままSSでプレーするなら、Deven Marreroは遠からずトレードチップになるだろうから、1、2年以内のIF控え候補として悪くないかも。

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