2019年9月29日日曜日

19'-20' Offseason By Position Outlook - Starter

WS連覇を目指したものの、コスト重がモロに響き、先発、クローザーの穴を結局最後まで埋めきれず、タイトル防衛どころかPO進出に失敗。まだ数試合ありますが、注目は既にストーブリーグに移っていきます。来季のポジション毎の展望など。まずはSP編から。

黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど再契約しなければ流出予定の選手。*は40人ロスター外の選手。


[19' Starter's Contract Review]

LHSP Chris Sale (20': $30M, under contract through 24')
LHSP David Price (20': $32M, 21': $32M, 22': $32M)
LHSP Eduardo Rodriguez (20': arb.2)
RHSP/RP Nathan Eovaldi (20': $16.88M, 21': $16.88M, 22': $16.88M)

RHSP/RP Andrew Cashner (20': $10M option)
RHRP/SP Steven Wright (20': arb.3, MiL option: 0)
LHRP/SP Brian Johnson (20': min., MiL option: 0)

RHRP/SP Mike Shawaryn (20': min., MiL options: 2)
LHRP/SP Darwinzon Hernandez (20': min., MiL option: 2)
RHSP Denyi Reyes (20': min., MiL option: 2)
*RHSP/RP Tanner Houck (under MiL contract)
*RHSP Bryan Mata (under MiL contract)
*RHSP Thad Ward (under MiL contract)

RHSP Rick Porcello (FA)
RHSP/RP Jhoulys Chacin (FA)
RHSP Teddy Stankiewicz (MiLFA)
LHSP/RP Daniel McGrath (MiLFA)

19年の主な先発投手の来季の契約状況まとめです。C. Saleと開幕前に契約延長したものの、$30Mを超える年俸を受け取るそのSaleやD. Priceがケガもあり、チームを引っ張るという貢献ができず。

同じく高年俸ながらもリプレイスメントレベルなのでは、という投球に終始したPorcelloをFAで見送り、明確に先発が一枚足りない状況でオフに臨みそうです。昨年のWSのインプレッシブな投球に騙され、継続性を欠くにも関わらず、やはりかなりの額を与えたEovaldiと3人は最低限復活してくれないと来季のPOを目指すのは難しいでしょう。

そんな中、$5M弱の年俸のE.Rodriguezが今季のエース格だった。元々期待していたほどには圧倒できてはいないものの、悪いなりにまとめる試合が増え、少なくとも最低限の貢献は計算できる選手に育った。まずはこの4人は確定カードになる(というかなってもらわざるを得ない。)

5枚目しては、効果の薄かったシーズン中の契約のCashnerがいるが、$10Mのオプションは破棄で間違いない。Chacinはまずまず悪くなかったものの、シーズンを通して先発を任すのを計算できる選手ではないでしょう。S. Wright、B. Johnsonは切られても仕方ないレベル。

マイナーには40人枠内でShawaryn、D. Hernandez、D. Reyesといまずが、Reyesはまだ1年以上必要でしょうし、前2人、特にHernandezはMLBレベルでもスタッフを見せているものの、先発として一人立ちするにはまだ早そうで、リリーフでの起用が濃厚。

40人ロスター外でも、今季の投げっぷりとPOに出れそうな状況なら、引き上げていたかもしれない、Houckもいまずが、こちらもマイナーでも先発としてはもう一歩で、恐らくMLBデビューはリリーフになるでしょう。

期待したいのは、Mataと今季成長を見せた、Wardの2人。21年にはローテの期待が掛かりますが、さすがに20年の頭からは難しい。FAの値崩れを待って、$5M程度でそれなりの実績のある誰かを見繕うのが現実的か。


[Depth Chart (MLB)]

Starter (Likely) : RHP Nathan Eovaldi*, LHP Eduardo Rodriguez*, LHP Martin Perez*, RHP Collin McHugh*
Depth : LHP Darwinzon Hernandez*, RHP Mike Shawaryn*, LHP Kyle Hart*, LHP Brian Johnson, RHP Tanner Houck
IL : LHP Chris Sale*

(10/18追記)Steven Wrightをリリース。
(12/14追記)M. Perezと契約。
(2/4追記)David PriceをLADへトレード。
(3/5追記)McHughと契約。


[Depth Chart (AAA)]

Starter (Likely) : RHP Mike Shawaryn*, LHP Kyle Hart*, RHP Tanner Houck, RHP Denyi Reyes
Starter (Possibly) : LHP Darwinzon Hernandez*, LHP Brian Johnson, LHP Mike Kickham

Shawaryn、Houck、D. Reyesまでが確定か。これにMLBのリリーフという可能性もあるが、マイナースタートならD. Hernandezももう少し先発で育成するか。あと1~2枚はHartが有力。MiLFA契約も適当にスウィングマンから先発の数合わせで何人か獲るでしょう。

(12/20追記)Kickhamと契約。


[Depth Chart (AA)]

Starter (Likely) : RHP Bryan Mata, RHP Kutter Crawford
Starter (Possibly) : RHP Thad Ward, RHP Andrew Politi, LHP Jhonathan Diaz, LHP Enmanuel De Jesus, LHP Matt Kent, RHP Konnor Wade, RHP Jose Espada

MataとCrawfordが確定。Wardはもう少しだけHigh-Aで投げさせる可能性もあるが、STで良ければAAスタートか。リリーフとして良い投球を見せ、終盤に先発で試したPolitiは来季は本格的に先発にトライさせそうだが、こちらもAA/High-Aのどちらか。残りはJh. Diaz、E. De Jesusになるだろう。

(12/12追記)Rule 5ドラフトでEspadaを指名。


[Depth Chart (High-A)]

Starter (Likely) : RHP Bryan Bello, RHP Chase Shugart, RHP Alex Scherff
Starter (Possibly) : RHP Thad Ward, RHP Andrew Politi, RHP Roniel Raudes, LHP Jhonathan Diaz, LHP Enmanuel De Jesus, RHP Kevin Biondic

Low-Aからの昇格はBello、Shugart、あとは今季終盤にHigh-Aに上げたScherffか。Scherffはリリーフ行きでも良い気もするが。RaudesはTJ明けなので、開幕からスタートはさせないと思うが、シーズン中にはここに戻りそう。


[Depth Chart (Low-A)]

Starter (Likely) : LHP Jay Groome, RHP Ryan Zeferjahn, LHP Chris Murphy, RHP Yusniel Padron-Artilles
Starter (Possibly) : RHP Aldo Ramirez, RHP Chris Machamer
RL : RHP Noah Song

Groomeがようやく復帰。まずはLow-Aで肩慣らしをして、シーズン中にはAAくらいまで行って欲しいところ。Zeferjahn、Murphyもほぼ確定で、Padron-Artillesも恐らくは先発に入って来るだろう。あとはA. RamirezかMachamerだが、Machamerはリリーフに移すのではないか。Songは兵役があり、残念ながら今のところ来季は出場できなさそう。


[Depth Chart (XST)]

RHP Chih-Jung Liu (Low-A/SS-A), RHP Brock Bell (SS-A), RHP Aaron Perry (SS-A), LHP Jorge Rodriguez (SS-A), RHP Felix Cepeda (SS-A/GCL), RHP Blake Loubier (SS-A/GCL), RHP Bradley Blalock (SS-A/GCL), RHP Wikelman Gonzalez (GCL), RHP Juan Daniel Encarnacion (GCL), RHP Gabriel Jackson (GCL/DSL), RHP Carlos Reyes (DSL), RHP Nathanael Cruz (DSL), RHP Luis Perales (DSL), RHP Cesar Ruiz (DSL), RHP Francis Hernandez (DSL), RHP Christopher Acosta (RL)

2 件のコメント:

日本BOS さんのコメント...

来年の5番手投手はベラスケスはBジョンソンじゃ厳しいし誰か安く取ってくるだろうな(笑)それかトレードしてか(笑)
バーランダーやシャーザーみたいな超一流投手は年齢いっても年俸並の活躍してるし
プライスやセールもそうなってもらいたいんだが2人とも怪我ガチでなかなかそううまくいきそうもないなと思えてきました(笑)プライスは最低でも来年くらいは1年働いてもらいたい(笑)セールも去年怪我してそのまま長期契約どうなるかですね(笑)

先発はなかなか育てるのは難しいね、ドラフトで取った選手ほぼ全滅ですね(笑)
Trey Ball、Jay Groome、Tanner Houckのドラ1組はそろそろ先発の戦力になってもらうためにドラフトで取ったはず(笑)
Bryan Mataが今の所一番期待できるのかな(笑)Songは兵役だし(笑)
Shawarynはちょっと投球見てると厳しいかな(笑)Steven Wrightはマイナー契約ならってとこかな(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

確実性があって、先が3年以上ある投手をトレードで獲るには見返りとなるカードがあまりないし、売れ残った選手を単年+オプションとかで買い叩いて、Banisterと相談しながら成績アップを狙っていくしかないかな~。

SongはPac-12に出場できるそうだし、海軍もベースボールキャリアを続けさせるのをそれなりに認めているような気がします。