有名なProspectウォッチャーのJohn SickelsさんによるProspect Rankingです(元記事はこちら)。 ある程度Sickelsさん本人の好みがランキングに反映されており、BAに比べれば年齢よりも現状の成績やツールが基準になっていることが多いです。
[09' BOS Top20 Prospects]
1. Lars Anderson, 1B, Grade A- ; アベレージもパワーも残すようになるだろう。彼のHR数が増えるだろうということには自信がある。
2. Michael Bowden, RHP, Grade B+ ; 個人的に好きな選手だ。素晴らしいコマンドときっちりしたスタッフがある。
3. Daniel Bard, RHP, Grade B ; 100 mphを投げられる。状況は(昨年から)一変した。コマンドにはまだ疑問があるが、伸びしろは大きい。
4. Josh Reddick, OF, Grade B ; AAでの苦戦は心配していない。四球を稼ぎまくるタイプではなく、それは彼にとっての課題だ。
5. Ryan Westmoreland, OF, Grade B ; まだ結果はないので、スカウティングレポートに基づいたランキングだが、パワー、スピード、選球眼があるようだ。
6. Michael Almanzar, 3B, Grade B- ; ストライクゾーンの判断を養う必要があるが、とても伸びしろが大きい。Miguel Cabreraタイプか?もし、ゾーンの判断が身に付けば...
7. Ryan Kalish, OF, Grade B- ; リードオフのスキルは素晴らしい。十分に若く、パワーがこれから付く可能性がある。
8. Nick Hagadone, LHP, Grade B- ; TJからの回復ぶりを見るまでは、これ以上のランクは付けられない。健康なら素晴らしいスタッフを持つ。
9. Yamaico Navarro, SS, Grade B- ; ツールがあるし、若い。Middle IFとしては打てる可能性がある。
10. Oscar Tejeda, SS, Grade B- ; ツールがあって、若い。今年は健康面に問題があったので、ランクを下げた。
11. Casey Kelly, SS/RHP, Grade B- ; ランクするのが難しい。ツールは素晴らしいが、スキルは現時点では良くなかった。彼はピッチャー?バッター?
12. Bryan Price, RHP, Grade B- ; もしスターターにするなら、より時間はかかるだろうが、とても伸びしろがある。
13. Kyle Weiland, RHP, Grade B- ; カレッジでよりプロでの方が印象的なピッチングをした。
14. Stolmy Pimentel, RHP, Grade C+ ; B-とのボーダーラインだ。伸びしろは大きく、有望だ。
15. Stephen Fife, RHP, Grade C+ ; 彼はとても好きだ。09年にブレイクするかもしれない。良いスタッフ、コマンドでUtahでもSS-Aでも同様に良く投げた。
16. Argenis Diaz, SS, Grade C+ ; 守備は良い。が、パワーがないので打撃はどうなるかわからない。
17. Che-Hsuan Lin, OF, Grade C+ ; 素晴らしいツール、ディフェンス、スピード。パワーを磨いているところだ。
18. Luis Exposito, C, Grade C+ ; パワーがあって面白いキャッチャーだ。彼が得るのに相応しい注目を浴びているわけではない。
19. Zach Daeges, OF, Grade C+ ; ピッチャーが勝負をするぐらいには打つ(待ち過ぎないということか?)し、出塁の能力は素晴らしい。何に注目するかでランクは下がるだろう。
20. Richard Lentz, RHP, Grade C+ ; 素晴らしい奪三振率だ。コマンドを磨く必要があるが、ブルペンのスリーパーだ。
Other Grade C+ ; IF Derrik Gibson, OF Pete Hissey, C Ryan Lavarnway ; 彼らは14~20位に入れることも可能だ。
Others ; OF Bubba Bell, 2B/OF Chih-Hsien Chiang, LHP Felix Doubront, RHP Brock Huntzinger, LHP Kris Johnson, LHP Hunter Jones, IF Ryan Khoury, RHP Ryne Lawson, 3B Will Middlebrooks, OF Jason Place, RHP Eammon Portice, LHP Dustin Richardson, 1B Anthony Rizzo, C Jon Still, RHP Hunter Strickland, RHP Beau Vaughan
[About System]
BOSのマイナーはトップが少し薄くなったが、組織はマイナーを素早く充電し、全体的にディープである。AndersonとBowdenはお気に入りだ。ツールな選手と洗練された選手がミックスされていて見ていて心地いいし、投手と野手のバランスも良い。ハイスクールからもカレッジからもドラフトするし、ラテンアメリカやアジアの選手にも投資をしている。これはお金持ちのチームがファームを運営するのに適したやり方で、今後数年間、チームに競争力を与えるだろう。
[Comment about Top20]
好みが入っているせいか、大方の予想とは少しずれてますね。Kalish, Tejeda, Price, Fife, Daegesなんかは少し高めに付いている気もしますし、逆にKelly, Lin, Diaz, Exposito, Middlebrooksなんかはもう少し上でもいいかと思います。
全体的にはSickelsさんも書いているように、昨季上位だったProspectの多くをMajorに輩出したので、A~B+に相当するエクセレントなProspectはあまりいないものの、No.13までB-が付き、C+がTop20に入りきらないほど、ディープでバランスの良い組織があるというのは一致した見解だと思います。
☆ 2/3追記
IFAで獲得した田澤はどうやらGrade Bにランクされるようで、恐らくNo.5かNo.6(多分No.6)だろうと言われています。