2010年12月17日金曜日

MIL and KC; Zack Greinke, Betancourt, and Alcides Escobar Trade

☆ RHP Zack Greinke, SS Yuniesky Betancourt to MIL ⇔ SS Alcides Escobar, CF Lorenzo Cain, RHP Jake Odorizzi, RHP Jeremy Jeffres to KC

09年Cy YoungのZack GreinkeがMILへトレード。MILは正SSのAlcides Escobarをパッケージに含めており、SSの穴を埋める見返りとしてYuniesky Betancourtをくっつけられた(笑)。No.1 Minor組織のKCには、さらに若手4枚が加わる。印象的にはKCもLoseではないだろうが、MILは明らかにWin。Greinkeはまだ若く、精神面の問題を乗り越え、09年に開花した。スタッフはMLBに上がってからかなり向上し、十分にエースと言えるものを持っている。10年はやや成績を落としたが、スタッツ面ではさほど悪くないし、09年の再現は難しいかもしれないが、NLへの移籍で少し回復すると思う。MILではエースとなり、Yovani Gallardoとの2枚は強力。MILはShaun Marcumも手に入れたし、明らかに勝負をかけてきている。先発4、5番手がまだ弱いけど、FAは結構失敗しているチームだしどう動くかな。出したもので言えば、CFはCarlos GomezがいるからLorenzo Cainは元々消費するつもりだった。SSは明らかにグレードダウンだけど、10年のEscobarも打撃は良くなかったし、Prince Fielderは残留のようで、中軸はしっかりしたチームだから、守備で限度を越さなければ、そのままBetancourtを使うかも。

KCはMinorが凄く良くなってきたけど、まだ戦える体制になっていないから、残り2年のエースを放出してきた。当初はCliff Leeが落ち着くのを待って、値を吊り上げようとしたが、本人のトレード志願もあって、かなり低い見返りとなった。どの選手も、ツール・スタッフはあり、スカウト受けは高いが、確実に凄いというのはいない。Escobarは守備・走力に優れた10年のMILのNo.1 Prospect。非力だけど、しっかり当てられるということで評価されていたが、打撃では苦しんだ。選球眼が伸びないと、いくら守備が良くてもすごくいいレギュラーになれるかは微妙。Lorenzo Cainも似たような感じ。Jake Odorizzi、Jeremy Jefressの2人の投手ProspectはMIL傘下のNo.1、2だった。特にOdroizziはスタッフへの評価も高く、しっかりした先発に育つかもしれないが、まだ若いだけに、上手く成長するかは未知数。Greinkeほどになるのは厳しそう。

球威に優れたJefressはスタッフならOdorizziを上回るが、薬物問題で出場停止をくらうなど問題児。素行の悪さは最低クラスでケガにも見舞われており、先発としては諦めた方がいいかも。KCはNYYにJesus Montero、Eduardo Nunez、Delin Betances、Manny Banuelosのパッケージを要求したが拒否されたらしい。先発の補強が必須なNYYだけに、これはちょっと意外。Monteroは長らくトレードチップになると言われていたけど、ここで使わないのなら、自分のところで使う気になったのかな?DHはずっと埋まりそうだし、半分捕手で1B/DHあたりと使いまわせなくもないが。後はNYYがどうしても放出をためらうようなProspectはいないと思うが(BetancesとBanuelosはいいけど、Greinkeですしね)。Greinkeの精神面を結構問題視していたのか?まぁNYYにGreinkeが行かなくて良かったです。

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