2012年2月1日水曜日

Former Sox Prospect Review: Michael Bowden, RHP

今回は、今さらというカンジですが、Michael Bowden。忘れていた訳じゃなくて、MLBに定着したら書こうと思ってましたが、しっかりした地位を築く前にめでたくRookie資格を喪失してProspect卒業扱いに。オプション切れなので、今度のSTはBOSでの生き残りを賭けたものになるでしょう。しっかりと勝ち抜いてくれることを祈願して記事にします。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Michael Bowden (マイケル・ボウデン)
Full Name: Michael Matthew Bowden
Positions: RHRP/RHSP
Born: September 9, 1986
Birthplace: Aurora, Illinois
Height: 6-3
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Supplemental 1st round, 2005
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $730,000
High School: Waubonsie Valley HS (IL)
MLB Debut: August 30, 2008 (Boston)
How Left: Traded to Chicago Cubs with Hunter Cervenka for Marlon Byrd (April 2012)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

がっしりした投手体型。速球は以前は88~92 mph程度だったが、リリーフに移って少し増し、安定して91~93 mphを計時する。現在では、平均で93 mph近くになっている。それでも最速は94~95 mphとリリーフにしては目立たない。フォーシーム系で、重く少し沈むが、基本的にはさほどムーブがなく、ゾーンの高めに浮くと長打を食らう。極端なフライボーラーだ。一応2シームも練習はしているよう。変化球は以前はカーブとサークルチェンジアップだったが、09年にスライダーをレパートリーに加えており、カーブはほとんど投げなくなっている。12-to-6のシャープなカーブはマイナー時代は評価が高かった。チェンジアップの方が評価はより高かったが、未だに叩きつけてしまうことも多く、安定した武器になっていない。それもあるのか、対左で苦しんでいる。現在ではスライダーが最もメインの球種となっており、右打者からはしっかり空振りを奪える。11年にはカッター気味に投げることも試している。マイナー時代から制球の評価は高い。担ぎ上げるようなメカニクスは評判が悪く、少しずつ修正している。練習態度は非常に熱心。


[Profile]

05' : GCLでプロデビュー。4 G/2 GSに登板し、無失点。

06' : Clay Buchholzと共にLow-A Greenvilleで開幕。高卒ながら107.2 IP/3.51 ERA/118 Kと素晴らしい成績を残し、High-A Wilmingtonに昇格。

07' : High-Aが打者有利のCalifornia League Lancasterへ移動するが、1.37 ERAと文句なしの成績で、AA Portlandに昇格。こちらでもまずまずの成績を残す。

08' : AA Portlandで開幕を迎え、ここをしっかりと支配すると、AAA Pawtucketに昇格。8/30のCWS戦でMLBデビューを飾り、その試合でMLB初勝利を記録。

09' : AAAでは順調に成績を残し、MLB定着が期待されるも、MLBでは打たれた。この頃からスタッフが平凡という点がクローズアップされ、評価が下がり始める。

10' : AAAでしばらく先発で投げるも、BOSでの将来を見据えて、本格的にリリーフに転向。終盤BOSに昇格し、まずまずの成績。VWLに参加。

11' : 開幕からフルのリリーフに。AAAのクローザーとしてMinorでは文句なしの成績もBOSではやはりまずまずというレベルに留まった。

12' : オプション切れのためMLBに。スプリッターを取得して、STではまずまずも、シーズンでは平凡。

12' Apr. : Jacoby Ellsburyの離脱を受けて獲得したMarlon Byrdの見返りとしてCHCへ。

12' : CHCでも今一つ。

13' : リビルドのCHCでチャンスをもらったが、奪三振率が低くイマイチ。シーズン終盤にDFA。

14' : NPBの埼玉西武ライオンズでプレー。西武は元BOSの選手が割と多いイメージ。日本ですらドミネイトできていない。

15' : BALとMIN傘下でプレー。久しぶりに先発でも多く登板し、マイナーでは十分に投げた。

16'-17' : 韓国に渡ってプレー。

19' : 独立リーグでプレー後、LAD傘下で5試合に先発。

21' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

先発として期待されていた頃から言うと残念だけど、まだまずまずのリリーフになる可能性は残されている。ここ2年は平凡だが、MLBでも見れなくはない成績。対右に限れば、MLBでもそれなりのレベルだと思う。もう一歩、対左を改善できれば、有用なリリーフになれるだろう。ガンバって欲しい。

2 件のコメント:

BF さんのコメント...

ここまで枠にいることに結構驚いてはいるんですがこのまま大きなロスターチェンジがなければSTでリリーフ争うチャンスまでは与えるのかな。
たしかにスライダー系のボールは
以前よりだいぶ良くなってるとは思いました。
あれでいいチェンジアップがあれば速球が多少動かなくても
もっと生きると思うんですけどね。
練習態度っていうかWork ethicというのかも問題ないみたいだし自分が見たときもキャッチボールですら凄く一生懸命さが伝わってきた選手でなんとか成功してほしいなと思ってる選手なんですけど。

ララ さんのコメント...

BFさん

返信できず、失礼いたしました。

Bowdenは今のところまだDFAはなさそうじゃないですかね。次にDFAされるならExpositoあたりかと思ってるんですが。

Bowdenのチェンジアップはイマイチですね。リリースが安定していない気がします。一応成績だけ見ると、凄く悪いってこともないので、我慢すればなんとか使えると思うんだけど、それ以上のしっかりしたリリーフになるにはやっぱり対左ですかね。