2012年3月31日土曜日

Former Sox Prospect Review: Jorge Padron, 1B/LF

今回は、ロスター争いに敗れリリースとなった、Jorge Padron。正式にはPadronのoは上に´がついたラテン文字です。キューバからの即戦力選手だったはずなんですが。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jorge Padron (ホルヘ・パドロン)
Full Name: Jorge Alberto Bravo Padron
Positions: 1B/LF
Born: July 20, 1986
Birthplace: Pinar del Rio, Cuba
Height: 6-1
Weight: 200
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (March 2010)
Signing Bonus: $350,000
How Left: Released (March 2012)
Player Link: MiLB.comFan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

平均的な体格で、既に完成に近い。オープンスタンスで構え、滑らかなスウィングと良いフォロースルーを持つ。優れたコンタクト能力を持つが、キューバの選手らしく、非常に早打ちで、特に外角のボールを好んで手を出す。インコースの速球を捌く技術は向上を要する。ギャップに打つパワーはあり、逆方向にも打てるが、ポジション的に必要とされる、引っ張ってHRを打つパワーはさほどない。元々はOFだが、LFとしても平均以下のレンジとフットワークしか持たず、OFとしては失格気味で1Bと兼任している。1Bとしてはそれなりに動ける。スピードは平均以下。


[Background]

09年にキューバのリーグでAVG .345と良く打ち注目されたが、それなりに年齢も高く、すごく注目されていた選手ではなかった。


[Profile]

10' : High-A Salemでプロデビュー。早打ち傾向は見られたものの、AVG .270とそこそこ打ち、AA Portlandに昇格。こちらでもAVG .286と当てる能力は見せるが、やはり早打ちで、パワーも示せず。

11' : AAで開幕するも、前年以下の成績に終始。また守備でもOFは失格と見なされたのか1Bで多く過ごすように。Reynaldo Rodriguezの昇格と入れ替わりでHigh-Aに降格するが、こちらでも目立つ成績は残せず。

12' Mar. : ST終盤にリリース。


[Comment]

1年目はなかなかのコンタクトを示し、適応したのかと思ったが2年目はさっぱり。また例えそれなりに打てたとしても、ポジションが1B/LFでこの選球眼・パワーのなさは致命的。年齢的にも完成に近い選手なんだし、もうちょっときちっとスカウティングしろよと言いたくなる。この選手に$350K払ったのはムダ金と言われても仕方がない。

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