2012年4月1日日曜日

11'-12' Offseason Boston Red Sox -Mar.-

3月です。いよいよプレシーズンマッチも開始で、シーズン開幕に向けて動き出した感があります。ST次第では先発の補強に動くことはあるのでしょうか(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 3/1
C Jason Varitek retired.

BOSの象徴、キャプテンJason Varitekが正式に引退を表明し、会見を行いました。Wake同様、まだMLBで全く通用しない訳ではないだろうけど、BOSの選手として引退することを決意。Wake共々、まだそのプレーを見ていたいと思う反面、BOSのフランチャイズプレーヤーとしてキャリアを全うしてくれて本当に嬉しいです。ここのところ忙しくて書けていませんが、Wake共々、ちゃんと記事を書きたいと思います。

Wakeにもいつかコーチとして帰ってきてもらいたいけど、Tekは将来監督としてキャリアを積んでいくのは間違いないでしょう。既に球団内のポストを用意しているとも言われていますし、いつか再びにベンチに座る日を楽しみにしたいと思います。お疲れ様でした。


○ 3/2
Signed RHP Billy Backner and RHP Garret Mock to minor league deals.

2人のAAAAプレイヤーと契約。Mockはまずまず球威があるけど制球難。MLBの戦力になるとは思えない。


○ 3/10
Signed RHP Michael Bowden, RHP Chris Carpenter, RHP Mark Melancon, RHP Clayton Mortensen, RHP Stolmy Pimentel, RHP Junichi Tazawa, LHP Drake Britton, LHP Felix Doubront, C Luis Exposito, C Ryan Lavarnway, 1B Lars Anderson, 2B Oscar Tejeda, 3B Will Middlebrooks, OF Ryan Kalish, OF Che-Hsuan Lin, and OF Darnell McDonald to one year deals.

調停前の選手たちと単年契約。田澤は昨季までMLB契約だっただけに、$900K程度となっており高い。DFAしても獲られなさそうなんだけど、DFAするとFAになったりするのかな?


○ 3/15
Received RHP Aaron Kurcz from CHC as a PTBNL in Theo Epstein compensation.

CarpenterとPTBNLとなっていたTheoさんの補償ですが、High-Aの右腕Kurczを受け取ることになるそうです。CHCの10年のドラ11で、カレッジはAir Forceから途中でJCに転向したよう。先発・リリーフで使われているスウィングマンで、まずまず奪三振率は高いけど、育ってリリーフというところ。どこが"Significant"やねん(怒)。


○ 3/16
Optioned 3B Will Middlebrooks and CF Che-Hsuan Lin to AAA.
Optioned LHP Drake Britton and 2B Oscar Tejeda to AA.
Re-assigned RHP Chorye Spoone, RHP Tony Pena, RHP Alex Wilson, and OF J. C. Linares to minor league camp.

最初のロスターカットが行われました。まずまず良く打っていたMiddlebrooksもMinor行きなのはちょっと驚いた。Youksの体調もあるし、もう少し経験を積ませても良かった気がするが。Linares、LinらもひょっとしたらCrawfordの復帰までMLBという可能性もあった選手達ですが、アピール不足だった。

逆にA. Wilsonは今季の戦力候補で、ここでカットされるようでは困るのですが、MLBでは先発候補にイニングを割くのが大変なので、Minorキャンプで先発として使いたいということかも。今のところBrittonはAA開幕予定みたいですね。


Signed Int. FA RHP Simon Mercedes.

昨年Jeffrey Tapiaという名前で16歳と偽って、SFと$400Kと契約したけど、バレて1年間の契約禁止を言い渡されていたドミニカン。月曜日に契約可能になったところだったみたい。ボーナスは$800K。しかし今年も元Leo Nunez (MIA)や元Fausto Carmona (CLE)の詐称がバレてたけど、こういうのって隠し通せる選手もいるんでしょうかね。

実際はすでに20歳になる選手で年齢は高めだが、6'4"/220 lbsの恵まれた体格を持ち、92~96 mphまで投げるパワーアーム。ブレイキングボールも平均からそれ以上になるだろうということ。年齢的にはGCLが有力だが、BOSならDSLに送るかも。20歳と年を食っているし、体格的にも伸びしろ自体はそこまで大きくないかも(ドミニカンで6'7"以上の選手ってあまり見ない気がする)だが、Int. FAはとかくRule 5が厳しくなることが多いので、年齢が高いことで昇格ペースが上がるならそれはそれでいいかも。

16歳で$400Kだった選手が20歳で$800Kとは少し高い気もするが、Carlos Martinez (RHP, STL)もそうだった。昨年も同じように詐称で契約禁止を食らったRafael DePaula (RHP, NYY)を追っていたけど、NYYに奪われていたし、Theoさん時代と比べても、Cherington GMはInt. FAは良くやっているカンジがする。Int. FAのディレクターがCraig Shipleyさんから、Eddie Romeroさんになったことも関係あるみたいですね。ShipleyさんはC. Martinezのように詐称のあった選手とは契約を結ばないことに決めてたそうです。(追記)MLBの審査が長くかかりそうで、今季はVisaは取れないだろうと。下手すれば、プレーできるのは13年からかも。


○ 3/17
Released RHP Carlos Silva.

肩の痛みで出遅れていたCarlos Silvaをリリース。Padilla、Cookが順調な上に、Ohlendorfも良く投げており、特に問題はなし。下手に上がって来られてボーナス払わずに済むし。


○ 3/18
Optioned RHP Stolmy Pimentel to AA.

ケガで出遅れているPimentelがAAへオプション。復活に向けて幸先悪いな。


○ 3/19
Reassigned RHP Will Inman to minor league camp.

InmanがMinorへ。元々は名の知れたProspectだけど、もう期待はできそうにない。


○ 3/23
Optioned RHP Clay Mortensen, RHP Junichi Tazawa, and C Luis Exposito to AAA.
Reassigned RHP Brandon Duckworth, LHP Jesse Carlson, and OF Alex Hassan to minor league camp.

以上の選手がMinorへ。ExpositoはLavarnwayに完全に抜かれました。Hassanはまだちょっと早いかな。Mortensenひょっとしたらと一瞬思ったけど。


Released RHP Matt Kramer, RHP Sean White, RHP Corey Vogt, LHP Hunter Jones, C Max St. Pierre, and OF Wilfred Pichardo.

上の選手がリリース。Wilfred Pichardoは一時期はまずまずのPropectでしたが。Hunter Jonesは出戻りだったけど、投げることなくリリース。Max St. Pierreは捕手のデプスとしてDLで待機すると思ってたけど、今季はLavarnwayにExpositoがいて、Butlerも使える状態に近づいているから必要ないと踏んだか。


○ 3/28
Released RHP Swen Huijer and RHP Renny Parthemore.

2人の若い右腕がリリース。Swen Huijerは長身のオランダ人だけど、ショートシーズンでくすぶっていた。Renny Parthemoreは09年のドラフトで、BAでTop200に入る高校生右腕だったけど、ケガもありあまり伸びていなかった。非常に残念です。


○ 3/28
Sent 1B Jair Bogaerts as a PTBNL to Chicago (NL) to complete the Theo Epstein compensation deal.

Theo Epsteinさんの移籍に関して、BOSからも1人PTBNLをCHCに送ることになっていましたが、X. Bogaertsの双子の兄弟Jair Bogaertsに決まりました。正直、大した補償が得られなかった上に、なぜウチがMinor Leaguerを出さないといけないのか良くわかりませんが。

PTBNLがJ. Bogaertsになったことに関しては、正直ちょっと残念な部分もある。Xanderほどのポテンシャルはないのかもしれないけど、それでも血筋が血筋だけにひょっとしたらという可能性がない訳ではない。CHCもXanderがあれだけのProspectなんだから、という部分に賭けて選んだのだろうし。

ただ一方、JairはXanderほどのポテンシャルはなく、MLBに上がれずリリースということも考えられるし、そうなった時に、2人でプレーするのが目標と語るXanderのモチベーションへの影響もある。そうなった時に備えて、離れた環境にいた方が良いのではという意見もあり、それはそれで共感できる部分もある。いずれにせよ、すごく大きなものを出した訳ではないけど、得たC. Carpenterが肘手術だったり、何か釈然としない結末です。


○ 3/30
Released C Josue Peley, 1B/LF Jorge Padron, IF Drew Dominguez, and OF Mitch Dening.

4人のMinor Leaguerがリリース。Mitch DeningはまずまずのProspectだったけど、目立つツールがなく、Minor上層では影が薄くなっていた。Jorge Padronはキューバからの即戦力と言われていたけど、1B/LFというポジションにも関わらず、パワー・選球眼がなく、良いMajor Leaguerになれる可能性は小さかった。

2 件のコメント:

よつや さんのコメント...

この時期はあまり有名じゃないプロスペクトや初めて名前を見るような選手も試合に出てくるので、こちらのブログを読ませていただくと勉強になります(汗)

ところで、Pettitteの復帰を見ていると、Wakefieldもそのうち復帰するんじゃないかって思います。というか、今年の8月くらいには、怪我人続出のために、普通にユニフォーム着て投げてそう(笑)

ララ さんのコメント...

よつやさん

若い選手は顔見せ程度で、MLBチームの雰囲気を味あわせる程度なんでしょうが、いつかメジャーリーガーになって戻ってきてもらいたいですね(^-^)

今の内からチェックしておくと、MLBに上がってきたときの喜びもひとしお、ということで自分はマニアックにProspectを追っています。

自分もWakeはまだやれると思ってましたし、復帰してくれるなら歓迎しますけどね(^_^;)

Pettiteと違うところは、チームが「必要」と言わなかったところだと思うので、チームがケガ人だらけとかになったら、そういう風になるかもしれませんね。

打線はまぁ良い方だと思うので、安価でイニングを稼げる選手というのはニーズとしてはあると思います。