いよいよ12年シーズンが開幕です。Theo Epstein前GM、Terry Francouna前監督が去り、新たな時代の幕開けとなる今シーズン。早速ケガ人だらけで苦しい船出だし、NYY、TBにTORと相変わらず厳しいAL-Eastですが、うまく現有戦力をやり繰りして久しぶりのPOを目指して欲しい。
[Starter]
LHP Jon Lester
RHP Josh Beckett
RHP Clay Buchholz
LHP Felix Doubront
RHP Daniel Bard
以前にも書きましたが、開幕はLester。以降Beckett、Buchholzと続き、No.4にはDoubront、No.5にD. Bardが入る。LackeyがTJで、松坂さんもTJからの復帰途上ということもあり、年俸の割に非常に苦しい状態だが、ペイロールの噂に上っていたRoy Oswaltのような選手を獲る余裕はなく、前3人は取りあえず健康にローテを空けることなく、しっかり試合を作り、イニングを消化することが求められる。簡単に言えば、3人ともサイヤングの投票が入るくらいガンバれということですね。
DoubrontはNo.4とは言え、取りあえずはNo.5スターター程度の成績を残してくれれば大満足だろう。やや健康面には不安を抱える選手ですが、何と言っても若いのだし、多少打たれてもイニングを稼いでくれるのが理想。とは言え、悪ければすぐにブルペン降格となる筆頭でもある。Bardは期待度的にもあまりブルペンと行ったり来たりというのはやりたくないだろうし、マイナー契約のCookの状態も良いから、最初の2、3登板で今一つだと...。
Bardに関しては、STでも良いとは言えなかったし、A. Baileyが離脱したにも関わらず、ローテとして使うことを選択。数年を見据えて、先発として育てるのがベストという判断だろう。とは言え、今年に関してはガマンしながら使うことにはなるかもしれない。リリーフの時のようには速球だけで支配できないだろうし、チェンジアップもそれなりの可能性は持つとは言え未完成。イニングを稼ぐことができずリリーフに負担がかかる場面も出てくるだろう。イニング制限も付くだろうし、その辺はうまく松坂さんを絡めて使えれば。
[Reliever]
RHP Alfredo Aceves (Closer)
RHP Mark Melancon
LHP Franklin Morales
RHP Vicente Padilla
RHP Matt Albers
RHP Michael Bowden
RHP Scott Atchison
LHP Justin Thomas
新クローザー予定だったBaileyが親指のケガで半年以上離脱。トレード時はこの動きを評価するファンが多かったけど、結局はケガをリスクを踏まえて放出という選択肢をとったOAKのWIN。これから6年近く使えた正RF候補に、先発のデプス1番手、正SS候補(ケガばかりですが)、Prospect 2人を出して整理したブルペンがこれとは、センスがないとしか言いようがない。
故障のリスクが高い投手で、しかも成績の振れ幅の大きいリリーフは、やはり下から育てるか、うまく拾うかで何とかしてもらいたいもの。代役を務めるのは、そんなノンテンダーから拾ってきた、エブリデーAceves。先発希望でしたが、まぁクローザーなら年俸への影響を考えれば、それなりに納得して働いてくれるんじゃないでしょうか。
セットアップ1番手はMelancon。ALの経験を踏まえて、とBobby Valentine 監督は語っていたけど、STの出来から見て、クローザーになるほどには信用されていなかったのは明らか。昨季もALとの相性の悪さを見せていましたが、一応ランナーを背負って登板した時に強かったので、セットアップとして期待したいところ。
セットアップ2番手は状況・調子に応じてになるでしょうが、最有力はF. Moralesか。心臓の疾患の可能性でSTは多少出遅れましたが、昨季後半からウィンターリーグ、STと安定した投球を続けています。またこちらも先発希望でしたがVadillaも昨季LADでクローザーを経験しており、STでも状態は悪くなかったので、他の選手の状況次第では、後ろの方で投げることになるかも。
Albersは昨季前半の投球であれば、7回に投げてもおかしくないですが、昨季後半からSTでは今一つ。取りあえずはミドルリリーフからスタートすることになります。STで新球スプリッターが割と形になっていたBowdenも取りあえずはミドルから。速球の球威は平凡ながら、それなりに速球で空振りを奪うこともできているそうだし、スプリッターを使いこなし、昨季のスライダーと併せて効果的に使えるようになれば、信頼できるリリーフになれるかも。
あとの2人は、Baileyのケガで枠が増えたことと、A. Millerのケガなどにより取りあえず席を得ましたが、いつでもAAA行きを告げられる位置だし、また能力的にも1年を通じてMLBで投げる力はない。AtchisonはSTで良かったとは言え、基本的にはモップアップ。J. Thomasに関しては、昨日も少し書いたように、本当に通じるのかは疑問も強いですが、Moralesがワンポイントよりはセットアップとして投げることが多くなるため、対左要員としてスタートします。まぁダメでもHillがすぐに帰ってきそうだし、それまでの期間に、接戦をぶち壊すことさえなければ。
[Lineup]
CF Jacoby Ellsbury
2B Dustin Pedroia
1B Adrian Gonzalez
3B Kevin Youkilis
DH David Ortiz
RF Ryan Sweeney
LF Cody Ross
C Jarrod Saltalamacchia
SS Mike Aviles
CrawfordがDLですが、RossがSTでパワーを見せており、もともと左にやや偏ってた打線だし、Crawfordのうまくハマる打順が見出しづらかったこともあり、現状ではこれが大きく響いてるということはない(それもどうかと思うけど)。
むしろJosh Reddickが抜けたRFに入るSweeneyはやはりパワーもなく、取りあえずある程度出塁してくれはしないと穴になるかも。Crawfordが良い状態で戻ってこればそれなりの形にはなると思うが。Avilesは打撃面ではSSとしては悪くない。Saltyが大きく逆戻りしない限りは下位打線としてはそこそこかと思う。
上位打線は健康ならもちろん文句なしですが、怖いのはやはりケガ。Youksは言うに及ばず、Pedroiaもすごく若い訳ではないし。Ellsburyも2年前はケガばかりだった。PapiはBOSの最年長選手。Ellsburyのより戻し等、成績ダウンの要素も考えられはするけど、1~5番までが健康に働いてくれさえすれば、基本的に得点力に悩むことはないはず。今年も投手次第という気がします。
[Bench]
C Kelly Shoppach
IF Nick Punto
OF Darnell McDonald
Baileyの故障により投手13人制をとったため、ベンチに控えるのは3人。両翼、SSを除けばレギュラーは大体固定なはずなので、内野全般を守るPuntoに、OF全般を守れるMcDonaldがいれば、基本的にはカバーできる。PuntoがSTでSSをやらなかったのだけはちょっと引っかかるけど、Avilesは健康だし、いざとなればJ. Iglesiasもいるし、というところか。
McDonaldはSTで良かったし、対左ではSweeneyの代わりにプラトーンで出ることになるでしょう。ShoppachはSTであまり目立たなかったけど、守備はしっかりしてるのかな?まぁこちらもLavarnwayにButlerもいるので、デプス的にはあまり不安はない。
[Disalbed List]
RHP John Lackey (60-day)
RHP Daisuke Matsuzaka (15-day)
RHP Andrew Bailey (60-day)
RHP Bobby Jenks (60-day)
LHP Andrew Miller (15-day)
LHP Rich Hill (15-day)
RHP Chris Carpenter (60-day)
LF Carl Crawford (15-day)
OF Ryan Kalish (60-day)
年俸$10Mを超える本来の先発2人に、トレードで獲った今季のクローザーに、昨季2年$12Mで契約したクローザー候補に、7年$142MのLFが開幕DL...。松坂さんは最速6月頭ということで一応15日DLですが、この辺はまぁ遡って切り替えられるので。A. Miller、Hill、Crawfordは4月中には復帰できるかも。
2012年4月5日木曜日
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