2014年8月27日水曜日

14' Minor League Stats - DSL Red Sox (Rk)

そろそろMiLBのシーズンが終了に近づいてきました。各クラスのProspectの今季スタッツまとめです。まずはRk-DSLから。チームはW50-L19で2季連続のディビジョン優勝。POでは決勝に進出したものの敗れています。安定した投手陣を中心に、勝率は.725と、どこぞのMLBチームに見習わせたい強さ。投手では、2年目のD. Gonzalezを軸に、E. De Jesus、J. Diaz、G. Bautistaと、大物がしっかりとローテを守って投げた。打者では、DeversとAx. Basabeがシーズン半ばにUSに向かったが、Y. AybarなどのOF陣を中心に、例年に比べればまずまず打った。


[Pitchers]

Daniel Gonzalez, RHSP (12'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : W9-L0/2.25 ERA/15 G/15 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/72.0 IP/61 H/20 R/18 ER/2 HR/3 HBP/14 BB/56 K/1.04 WHIP/1.20 GO/AO

評価:B。昨季Piggy-Backで素晴らしい成績を残し、US行きかと思っていたが、今季もDSLへ。開幕投手を任されると、そのままシーズンを通してエースとして活躍。9勝無敗と勝ち切ったし、9勝、15 GS、72.0 IPはいずれも05年以降のチーム記録。リーグのAll-Starゲームで先発した。POでも初戦で6回ノーヒッター。シーズン後半戦から31.1 IPの無失点記録を続けている。A評価でないのは、DSLというのと、2年目ということを考慮したが、特に文句は無い。来季はUSで同様の投球を見せてもらいたい。

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Enmanuel De Jesus, LHSP (13'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : W5-L5/3.15 ERA/14 G/14 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/60.0 IP/55 H/28 R/21 ER/2 HR/7 HBP/18 BB/55 K/1.22 WHIP/1.28 GO/AO

評価:C。昨季BOSが契約した投手の中で最も大物で、$800K近いボーナスをもらったということで、評価はやや辛めにしたが、後半戦は内容もより向上したし、まずはしっかりとしたデビューイヤーとなった。奪三振率自体は先発陣の中でもトップ。被打率が少し高めなのは気になるが、比較的整った選手だし、来季はUSでしっかり投げてくれそう。

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Jhonathan Diaz, LHSP (13'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : W6-L2/1.63 ERA/14 G/14 GS/0 CG/0 SHO/0 HLD/0 GF/0 SV/66.1 IP/46 H/15 R/12 ER/1 HR/3 HBP/16 BB/54 K/0.94 WHIP/1.38 GO/AO

評価:B。E. De Jesusよりも荒削りかと思っていたが、制球も悪くなかった。被打率が良く、成績自体はDe Jesusよりも上。ゴロ率の高さも良い。運動能力が高く、伸びしろも魅力的。

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Gerson Bautista, RHSP/RP (13'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : W2-L1/1.03 ERA/13 G/12 GS/0 CG/0 SHO/1 HLD/0 GF/0 SV/61.0 IP/37 H/15 R/7 ER/1 HR/2 HBP/21 BB/32 K/0.95 WHIP/1.11 GO/AO

評価:C。ゴロ率はそれほどでもないが、被打率が低く、評判通りボールの威力はありそう。既に19歳で少し年齢が高めな割には、奪三振率が低く、荒削り感が強いし、昨季PEDで出場停止を食らったようにメイクアップにも不安はあるが、比較的早くリリーフとして昇格できるかも。

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Ritzi Mendoza, RHSP/RP (13'-Int. FA) : シーズンの多くを先発5番手で過ごしたが、終盤戦はLacrusに取って代わられている。内容的にも平凡で、DSLのスウィングマンとして数シーズンを過ごしてリリースになりそう。

Shair Lacrus, RHSP/RP (13'-Int. FA) : BOSでは珍しいキュラソー出身選手。リリーフで開幕し、6月は打たれていたが、7月は内容が改善。8月からはMendozaに代わってローテ5番手に入っている。来季もDSLだろうが、そこで先発を勝ち取ってよく投げればUS行きもあるかも。

Yeferson Ardiles, RHRP/SP (13'-Int. FA) : 昨年の7月契約選手で、開幕最初の週に先発として投げたが、そこで打たれ、以降はリリーフに回っている。いずれも平凡なスタッツ。

Darwinzon Hernandez, LHRP/SP (13'-Int. FA) : シーズン半ばにG. Bautistaの代わりに一度先発している。ERAは良いが、K/BBが1を切るなど、内容的には今一つ。

Algenis Martinez, RHRP (12'-Int. FA) : リリーフでは最多のイニングを投げ、チームトップの6セーブを挙げた。奪三振率もまずまず。ただもう20歳だし、Prospectと呼ぶほどではないか。

Jervis Torrealba, LHRP (11'-Int. FA) : DSL 3年目でチームの投手陣で最も古株。今季もPiggy-Backとしてよく投げたが、上に昇格していくことはないだろう。

Samir El Halaby, RHRP (12'-Int. FA) : 四球も少ないが、奪三振も少ない。今季は被安打も増えてイマイチ。

Carlos Caceres, RHRP (12'-Int. FA) : DSLの選手の中では珍しく、短めのイニングでの登板が多い。四球が多い点を除けばよく投げているが、年齢的にも期待度はあまり無い。

Juan Perez, LHRP (13'-Int. FA) : K/BBも被打率も悪く、ERAで見れば比較的良い選手が多いチームの中では良くないパフォーマンス。MiLB.comでも、野手のJe. Perezとかなり混同されていた。

Alejandro Rodriguez, LHRP (14'-Int. FA) : 可もなく不可もなしといったカンジのリリーフ。まだ17歳だし、来季の成長に期待。

Marcos Lantigua, RHRP (14'-Int. FA) : Ju. Perezと並んでERA 7点台。出場停止明けのF. Tenaを除くと、彼とRequenaは明らかに登板数が少ない。

Hildemaro Requena, RHRP (13'-Int. FA) : 昨年の7月契約選手だが、あまり登板していない。6月に登板が無いし、ケガで出遅れなのか?

Francisco Tena, LHRP (13'-Int. FA) : プロデビュー前にPEDで出場停止を食らって出遅れたが、終盤戦に出場停止が解けて投げている。年齢も高めだし、少ないサンプル数だが、被打率は良い。

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[Hitters]

Luis Alejandro Basabe, 2B (12'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : 30 G/99 AB/22 H/3 2B/1 3B/0 HR/27 TB/19 R/6 RBI/28 BB/25 SO/9 SB/1 CS/.222 AVG/.403 OBP/.273 SLG/.676 OPS/5 E

評価:D。開幕して数試合後にMiLB.comのBox ScoreでCFで出場となっていて、コンバートかと思ったが、公式が双子のAx. Basabeと混同していたよう。出遅れて開幕。以降も安定して試合に出ておらず、US行きを勝ち取ったAx. Basabeにかなり引き離された。選球眼とスピードは魅力だが、しっかり試合に出て打たないと、二度と双子で一緒にはプレーできないかも。

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Roldani Baldwin, 3B/C (12'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : 65 G/242 AB/65 H/10 2B/3 3B/4 HR/93 TB/36 R/42 RBI/27 BB/41 SO/3 SB/1 CS/.269 AVG/.357 OBP/.384 SLG/.742 OPS/11 E

評価:B。今季のDSLでの発見となった選手。最後やや成績を落としてシーズンを終えたものの、しっかりとしたコンタクトを見せた。シーズン序盤は捕手での起用が多かったが、DeversがUSに行ってからは3Bのファーストチョイスとなった。18歳で、年齢的には若くないし、来季はUSで見たいところ。

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Yoan Aybar, CF/RF (13'-Int. FA)

14' Stats (DSL) : 56 G/214 AB/58 H/12 2B/9 3B/0 HR/88 TB/33 R/26 RBI/11 BB/54 SO/7 SB/6 CS/.271 AVG/.317 OBP/.411 SLG/.729 OPS/1 E

評価:C。8月に急降下してシーズンを終えたが、アベレージ.270越えで、プロデビューとしては悪くなかった。ただ11 BBはDSLではあまりにも少ないし、C-OFになるなら、0 HRに終わったパワー面も成長が望まれる。9 3Bとスピードがありそうな割には盗塁成功率も低い。守備面では、開幕で出遅れた影響もあったのかもしれないが、Ax. BasabeにCFを譲ってRFに入ることも多かった。中盤戦以降はCFを務めている。エラーも少なく、守備面はしっかりしてそう。リーグのAll-Starゲームに出場。

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Isaias Lucena, C (12'-Int. FA) : 控え捕手でスタートしたが、Mirandaが継続して試合に出なかったのと、BaldwinがDeversのUS昇格後に3Bに入ることが多かったため、中盤以降は正捕手となった。期待度の高い選手ではないが、アベレージ.272と奮闘。

Samuel Miranda, C (13'-Int. FA) : 肩が強く、ボーナスの割には掘り出しものとの噂もあり、開幕戦で捕手を務めていきなりマルチを放って期待したが、あまり継続して試合に出られず。まだ若いし、来季は仕切り直してブレイクを目指して欲しい。

Gerardo Carrizalez, 1B/3B (12'-Int. FA) : 控えでスタートしたが、6月によく打って1Bのファーストチョイスとなったが、7、8月は逆戻り。

Pablo Urena, 1B/C (12'-Int. FA) : DSL 3年目で野手の古株だが、今季も安定して試合に出ていないし、成績も残せていない。オフにリリースだろう。

Juan Barriento, 1B/LF/RF (14'-Int. FA) : 少ないサンプルながら、ぼちぼち打っているが、1B/C-OFという選手にしてはパワーが無い。7月以降ケガでシーズンを終えている。

Fabian Nieva, 1B (13'-Int. FA) : 15 AB/0 H/14 SOという、数年前のShaq Thompson並みの成績を残し、シーズン途中から出場していない。

Luis Benoit, 2B/3B/SS (13'-Int. FA) : 控えのIF。全く打てておらず、リリースは近そう。

Rafael Toribio, 2B/SS/3B (13'-Int. FA) : 開幕戦でSSを務め、今季の正SSと目されていたが、攻守に悲惨なプレーぶりで、Tovarにレギュラーを譲った。来季の巻き返しに期待。

Jose Lozada, 2B/3B/SS (14'-Int. FA) : ボールを見ているが、パワーレス。あまりSSを守らなかったが、来季の控えIFとなりそう。

Carlos Tovar, SS/2B/3B (13'-Int. FA) : 開幕は2Bで迎えたが、Toribioの攻守の不振もあり、正SSとしてほぼフル出場した。スピードはまずまずだが、打撃は平凡。既に19歳と若くはないし、それほど期待度は高くないが、来季もこのままで行くとDSLの正SSになるかも。

Juan Hernandez, LF/CF/RF (12'-Int. FA) : 三振が少なく、昨季に引き続き、コンタクト能力を示した。シーズン後半戦はLamedaと共に打撃面ではチームの中心だった。ただ長打がたった3本と致命的にパワーレス。

Jesus Perez, LF/1B (14'-Int. FA) : パワーはありそうだが、DSLで50%近い三振率では厳しいだろう。

Raiwinson Lameda, RF/LF/CF (12'-Int. FA) : 2年目はしっかりと向上を見せ、チームの主軸となった。やや早打ち気味ではあるが、スピードも含めてオフェンス面はまずまず。オフにしっかりトレーニングを積み、来季のUS行きを勝ち取りたい。

Luis Yovera, RF/LF/1B (13'-Int. FA) : 控えOF扱いであまり試合に出ていない。Y. Aybar、Ax. Basabeに加えて、Lameda、Ju. Hernandezと好調だったので仕方ないのだが。

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