2015年6月9日火曜日

15' Draft Watch - My Mock Draft ver.3

最終版です。今季は真のTop Prospectに欠けていることから、あまり興奮できるイメージが湧いて来ないし、自ずと力の入り具合が例年ほどではなく...。正直、実力的には上位のSSの3人を除けばどんぐりの何とやらで、どのチームが誰を選ぶかはかなり好み次第で予想がしづらい。まぁ当たるとは思えませんが、希望的観測でBOSがDaz Cameronでも指名できればと思っています。


[15' My Mock Draft ver.3]

1. Arizona Diamondbacks - Dansby Swanson, SS : どうやら6/7の時点で誰を全体1位で指名するかは完全に決めているよう。候補はSwanson、Carson Fulmer、Tyler Jay、Brendan Rodgers、Tyler Stephensonの5人。その中でも、Kiley McDanielさんによれば、Swansonが75%で、JayとStephensonが残り、という感触だそう。レイトライザーのJayとStephensonだが、実績では2年前からVandyを引っ張り続けるSwansonには遠く及ばないだろう。今季はバットの変更もあるが、パワーも伸び、ようやく戻ったSSで、SSに留まるのに何も問題の無いことを証明した。伸びしろではRodgersに及ばないが、実績・フロアーを加味すれば、ドラフトでNo.1の選手と言っても過言ではない。


2. Houston Astros* - Alex Bregman, SS/2B : Swansonが全体1位でなければSwansonで決まりだろう。彼が獲られているなら、同じSSで、攻撃力では勝るかもしれないBregmanがやはり有力か。現状の感じだと、#5のピックには残らない可能性が高い。Dillon Tateとも強く噂になるチームだが、最近のパフォーマンスからすると、#5でも指名できる可能性が高い。


3. Colorado - Tyler Jay, LHP : JayかRodgersの二択と言われている。Troy Tulowitzkiの後継者になり得るし、素直にRodgersのような気もするが、投手がなかなか思い通りに育たず苦労している現状はある。昨年もカレッジ左腕のKyle Freelandを獲ったばかりだが、Jon Grayですら苦労していることを思えば、投手を優先してもおかしくない。


4. Texas - Brendan Rodgers, SS : こう来れば、喜んでRodgersを指名するだろう。ドラフト#1 Prospectとも言われる選手を#4で指名できれば異論はないはず。Rodgersが#3で指名されていれば、CameronかTateだろうと言われている。ここの過去の指名からするとCameronがしっくり来るが、意外と上で戦力になっているのはカレッジ出身のアームだったりするので、Tateでもおかしくはないが。


5. Houston - Dillon Tate, RHP : CameronかKyle TuckerのHS-OFのどちらかをここで欲しがっているとも言われるが、Cameronは$5Mを要求という噂も。上で浮かしたボーナスを下に回したがるここが、リスクの高いHS-OFをオーバースロットで獲るかは疑問も。一方のTuckerもハイシーリングなOFだが、RFとして考えると、スーパースターになるかはわからない。RFにはGeorge Springerもいるし、#2でも考慮していると言われるTateをここで指名できるなら、フロアーを考えても悪くないのでは。


6. Minnesota - Kyle Tucker, OF : ここもHS-OFを狙っていると言われており、TuckerかCameronの二択。運動能力の高いブラックアメリカンを好んでいる印象があり、それからするとCameronの方が似合ってはいるが。一方、CFとしてはもちろんByron Buxtonがいるし、どちらかと言えばRFでオフェンスに魅力のあるTuckerの方がBuxtonとの相性は良さそう。


7. Boston Red Sox - Daz Cameron, OF : Bregman、Fulmer、Andew Benintendiというリストという声も多いが、正直Benintendiは個人的にはノー。Fulmerもドラフトでトップを争う投手だが、体格・投げ方と、エースを夢見るにはやや難しいタイプの選手ではある。実現の可能性は極小だろうが、個人的には現実的な範囲で言うと、Cameronが指名できるのが一番興奮する。$5M要求で決裂しても、元々来季の#8指名の方が良いと思っているくらいで、痛くも痒くも無い。


8. Chicago White Sox - Carson Fulmer, RHP : 昨年Carlos Rodonを指名して、既にMLBに昇格。思えば、Chris Saleも非常に昇格が速かった。早上げにも耐えうる、即戦力のスタッフと経験値を持ったカレッジ投手がここにはフィットする印象。実際TateとFulmerのどちらかが残っていれば指名するという噂だが、より実績豊富なFulmerはまさにこことピッタリかと。


9. Chicago Cubs - James Kaprielian, RHP : 散々投手投手を言われ続けては、それを裏切り、しかしそれで現在の超強力で若さ溢れる素晴らしい野手陣を作り上げている点は、さすがTheo Epstein。今年こそは投手、とまた言われているようだが、それを裏切ってくる可能性はある。レイトライザーのBenintendiやGarrett Whitley、捕手は野手の中では唯一欠けている(昨年のKyle Schwarberがフルタイムの捕手にならないとして)ので、Stephensonもあり得るかも。一方、今年こそは投手なら、Jayが残っていれば彼。もしくはJon Harrisなどが有力とも。TateやFulmerはあまり好んでいないとも言われている。本当にHarrisを好んでいるのならそうなのかもしれないが、個人的にはそれならJames Kaprielianを推す。Walker Buehlerは体格に欠け、ケガも多いが、Kaprielianは優れた体躯に、しっかりとしたスタッフ。強豪UCLAでの実績も十分で、健康面も文句なし。ボーナス的にはもしかするとHarrisの方が浮くかもだが、実績を買って。


10. Philadelphia Phillies - Mike Nikorak, RHP : Nikorakは、一時期Top 10も噂されていたし、現状ではHSのNo.1投手の最有力候補だが、やや球速が不安定で少し評価を落としている。それでも体格とアームの強さは文句無しだし、何と言っても地元Pennsylvania州の出身。以前にJesse Biddleを獲った印象が強い。一方、今季スカウティング部門を入れ替えたそうで、早く結果が欲しいことから、TateやHarrisと言ったカレッジアームの噂も。HS選手にしても、指名した理由が言いやすい、WhitleyやStephensonといったレイトライザーを選ぶのではという意見も。


11. Cincinnati Reds - Andrew Benintendi, OF : こう来ればBenintendiだろう。Ohio州Cincinnati出身の地元っ子で、レイトライザー。今やTop 10の噂も強い。以前も地元Cincinnati大でプレーするIan Happを予想していたが、今ならBenintendiを差し置く理由は無い。


12. Miami Marlins - Garrett Whitley, OF : 最近は若いOFがチームの核を形成している。その流れからすると、若いOFは好ましい選択肢。CFのMarcell OsunaもかつてはCFよりC-OFが適性とも言われていたし、真のCFであるWhitleyやTrenton Clarkは良いのでは?比較的東部の選手を好む印象もある。


13. Tampa Bay Rays - Jon Harris, RHP : 元GMのAndrew FriedmanがLADに去り、ここも結果が欲しいチームだろう。特にここ数年ドラフトで成果が出ていない点が徐々に影を落としている。フロアーの高いカレッジアームを欲しがっても不思議ではないだろう。HarrisやKaprielian、Phil Bickfordなどの名前が挙がっているという噂も。フロアーならHarrisだろう。


14. Atlanta Braves - Tyler Stephenson, C : 地元Georgia州出身のStephensonはベストフィットだろう。HS選手を好んでいるようだが、その中でも実際にStephensonの名前は挙がっているよう。今やChris Bettsも追い越し、ドラフトNo.1捕手とも。Christian Bethancourtを長くガマンして育ててきたように、守備の良い捕手を好んでいる傾向も感じる。


15. Milwaukee Brewers - Kyle Funkhouser, RHP : 昨年は上位でことごとくハイリスクな選手に行ったため、今季はハイフロアーなカレッジ投手を獲ると言われている。それはリーズナブルではあるし、Cody PonceやFunkhouserが有力なようだ。こう来たらFunkhouserだろう。一時期はTop 5に近い位置にいた選手だし、やや制球の不安は見せているが、スタッフは疑問の余地は無い。上手く矯正できれば十分な価値があるだろう。


16. New York Yankees - Walker Buehler, RHP : 地元New York州出身のWhitleyは喉から手が出る存在だろう。しかし彼が残っていなければ、最近はカレッジからの投手に頼ってやり繰りしている感が強いし、そちらを選びそう。若くてハイリスクハイリターンな選手は海外FAで獲るという方針を固めたようにも見える。Ponceか、残っていればKaprielian、Funkhouser、そしてここまでスリップするならBuehlerも有力。体格面では他の選手に劣るが、スタッフ・実績と申し分なく、ケガが無ければTop 10も有力だった選手。


17. Cleveland Indians - Kolby Allard, LHP : ここのところ良い指名が続いている。上も生え抜きの若い投手が台頭し、チームの展望は明るい。ここで才能のある上位ローテ候補が加えられたら、さらにそれを強化できる。Allardはケガが無ければ、今季のNo.1 HS-Pだったであろう選手。健康ならTop 10も有力だったし、体格はやや小さいが、数少ない上位ローテのポテンシャルを持つ選手。


18. San Francisco Giants - Trenton Clark, OF : ずっと投手指名がチーム力を支えてきただけに、投手を予想したくなるが。昨年も少し株を落としていたTyler Beedeを指名したし、FunkhouserやBuehlerも残っているならあり得るかも。一方HS-PでもNikorakやAllardなどは同様に面白い。一方、ここ数年でやはり傘下はかなり投手に偏っている印象が強いし、チームの軸となるセンターラインにしっかり将来構想の立つ選手が欲しい印象も。ClarkはCFに留まれるし、打撃も上限は高い。


19. Pittsburgh Pirates - Cornelius Randolph, SS/3B : OFは、Andrew McCutchenを中心に、生え抜きの若手~中堅が占めている。一方、C-IFはPedro Alvarezが思ったように伸びず、やや弱い。投手もJameson Taillonがケガで思った通りに育っていないし、欲しい気もする。NikorakはPITにとってもローカルボーイだし、この辺りなら相応だが。またローカルで言えば、Happも生まれはここだ。Neil Walkerの後のチームの顔になれる気もするが、現フロントはあまりローカルボーイに拘っていない印象。またHS選手を圧倒的に好んでおり、それらを考慮すると、コーナーのパワーバットになれるRandolphなどは良いのでは?


20. Oakland Athletics - Chris Betts, C/1B : 毎年だが、指名は読めない。順位相応だし、ここには毎回Bettsを予想してきたので、今回もそのままにしてみる。


21. Kansas City Royals - Nick Plummer, OF : Randolphを好んでいるそうで、残っていれば有力な候補だが、このモックでは少し上で指名されている。またBickfordも二年前に指名をかなり考えていたようで、今季も候補とも。ただ直前になってマリファナ吸引が発覚した。ドラ1が2つあるとかならともかく、素行面から少しリスキーか?Randolphと同じく、パワーバットが魅力のPlummerはどうか。Alex Gordonの後釜辺りにちょうど嵌るかも。


22. Detroit Tigers - Donny Everett, RHP : パワーアーム好きは疑いようもない。トレードにも積極的なチームで、上へのフィットよりも、タレントを重視している。以前ならRiley Ferrellを予想していたが、ちょっと評価は落ちている。同じくBickfordなどもここ向きには見えるが。一方HS-Pの方に目を移すと、Everettは典型的なファイヤーボーラー。先発としてのレパートリーなどには疑問もあるが、HS-Pとしては体格の完成度も高く、マイナー下層ではすぐに結果を残して価値を上げそうな選手には思える。


23. St. Louis Cardinals - Ian Happ, OF/2B : 投手野手共に、マイナーから多くの人材を輩出し、安定してPOを争うチームを作っている、正にモデルとなるべき組織。ここのところは毎年のように指名順位が低い一方、毎年ロッタリーピックがあり、どちらかと言えば、少数精鋭というよりは、多くの選手をバランス良く指名している印象。中でも最上位ピックはまずはフロアーの高い選手を抑えて、下ではもう少しハイリスクハイリターンな選手、というストラテジーを取る印象が強くなっている。それならば、ドラフトでもトップクラスのピュアヒッターであるHappはピッタリ。Stephen Piscottiと少し被るが、Happの方がスピードは上。M-IFやCFになれるかもしれないし、とにかく打てる。


24. Los Angeles Dodgers - Brady Aiken, LHP : NYYなどと同様、お金にモノを言わせて、FAや海外FAでも気に入った選手を確保できるため、ドラフトではある程度リスクを負うことができる。ハイリスクだが、リターンも特大ということで言えば、Aikenしかないだろう。下を全て削ってでも、今季よりまだ良かった昨年のドラフトで全体1位指名を受けた選手をここで指名・契約できるなら、何も言うことはない。


25. Baltimore Orioles - Nathan Kirby, LHP : Dylan Bundyや2年前のHunter Harveyはケガには泣かされているものの、素質は十分に見せている。HS-Pの指名はフィットしていそうだが、昨年もドラ1が無かったし、今後上がってくる可能性はあるとは言え、前記の2人が十分なリターンをもたらせていないことを考えると、即戦力に方向性が向いてもおかしくない。東部出身という点も考慮して、Kirbyにしているが、結局ドラフトまでにマウンドに戻れなかったことを考えると、D.J. StewartやKevin Newmanといった、ハイフロアーなカレッジ野手も有力。


26. Los Angeles Angels - Ashe Russell, RHP : Garrett Richardsの成功から、若いファイヤーボーラーに目が行くのでは?BickfordやRussellあたりは、磨かれていないが、アームの強さは今クラスでもトップレベル。上限は非常に高い。


*: For failure to sign 2014 draft pick Brady Aiken

6 件のコメント:

日本BOS さんのコメント...

今日いよいよですね(笑)ドラフトの選手を至急見てたらこんな時間に・・(笑)
今年は不作と言われてるけど7ピックだけにもう外せないぞ(笑)
1Bのパワーヒッターがほしいんだけど上位ではいなさそうクリスベッツなんか
パワーありそうだったけど(笑)
SSの上位3人の中ではロジャースが一番いいなと思ってしまいました(笑)

投手は右の本格派がいいなと思ってたんだけどフルマーはリリーフ向きに見えたり
しますね(笑)左腕の方がよさそうな選手何人かいたが(笑)
HSの投手はちょっと恐いですね(笑)
OFでもパワーヒッターになりそうな選手がいいです(笑)
守備より打てる選手がほしいなあと思ったりしてます(笑)
誰になるか検討もつきません(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

おはようございます!ドラフト始まりますよ~!

Chris Bettsはドラ1中旬以降かな~。

打てる選手が欲しいのは確かですけど、#7はどうですかね~。Benintendiの打撃が本物ならそれに当たるかもですが、直前情報ではHOU-#5で指名とか。

何にせよ、いよいよです!

日本BOS さんのコメント...

Andrew Benintendiの予想してる人多いね(笑)
スイング見てみるとそんなに良さそうに見えないけど(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

BAの最終モックではHOU-#5になってますけどね。

バットの変更も加味すると、そんなにプロで打てるとは思えない。

ってか3時近くまで起きてらっしゃったのに早いですね!おはようございます!

しば さんのコメント...

おはようございます。
いよいよですね。この日は1年で一番楽しみかもしれません。
エースになれそうな投手もほしいですが、皆さん同様、私もパワーヒッターの指名を熱望します。なかなか育成にも時間がかかるようだし、毎年2人くらいは指名して、今後に備えた方がいいと思うんですよね。cubsのKyle Schwarberのような選手が出てくれないかな、と思います。
また、昼休みに覗きに来ますね!

ララ さんのコメント...

しばさん

おはようございます!今のところ#7では可能性は低そうですが、#81でChris Shawでも獲れれば嬉しいんですけどね。

どれでは行ってらっしゃいませ。