2020年12月22日火曜日

21' Draft Watch - Draft Board 3 (College-LHP)

カレッジのLHPです。近年はカレッジ左腕でも90 mph後半を投げるようなパワーピッチャーが上位に名前を連ねていましたが、現時点ではそのようなタイプの大物はいなそう。Jordan Wicksはドラ1候補ですが、彼も含めてあまり魅力を感じる選手はいないかな。


[21' Draft Board (College-LHP)]

Jordan Wicks, LHP, Kansas State (Jr.)

Photo from The Battalion.com

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #16
Projection: Mid 1st round

Comments: フレッシュマンの時から結果を残しているハイフロアーな左腕。速球は90~93 mph、最速95 mphとしっかりしている。今クラスでベストとも言われる、プラスプラスのチェンジアップが最大の武器。スライダー、カーブも投げるが、サードピッチレベルで、スライダーをカッターにしようと取り組んでいるよう。



Matt Mikulski, LHP, Fordham (Sr.)

Photo from Fordham University Athletics Official

B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #50
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 力の入ったバイオレントな投げ方だが、速球は常時94~95 mph、最速98 mphと威力がある。9回完封ゲームでは深いイニングでも98 mphを見せていた。昨年も上位指名を受けてもおかしくはなかったが、指名無しでシニアーに戻っている。メカニクスもクリーンアップにハードに取り組んでいるよう。ドラ1sやドラ2でスロットより少し低めで契約できそうというところでも人気が出そう。プラスのスライダー、平均以上のチャンジアップも備える。


Andrew Abbott, LHP, Virginia (Sr.)

Photo from 247Sports

B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 180
Last Drafted: 36th round (17') by NYY
Ranking: MLB #51
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 今季に入るまでは一貫してリリーフとして投げてきた。速球は90~95 mph、それとアウトピッチのカーブの2球種で戦うのもリリーフ出身らしい選手。それもあって、チェンジアップは磨かれていない。先発としてプロキャリアをスタートさせそうだが、指名するチームは基本的にはリリーフ転向を見据えて指名することになりそう。


Doug Nikhazy, LHP, Mississippi (Jr.)

Photo from Oxford Eagle

B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #56
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: ピュアスタッフよりも、投球術や変化球で打ち取るタイプだが、今季2週間ほどケガで戦列を離れた以外は、カレッジの3年間で結果を残し続けている。88~92 mph、最速94 mphの速球はボールの出どころを隠すメカニクス。カーブに、カッター気味のスライダーを使い分ける。チェンジアップもソリッド。


Robert Gasser, LHP, Houston (Sr.)

Photo from Coogfans.com

B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #88
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: フレッシュマンの時はNew Mexico大でプレーし、ソフモアではCalifornia州のDelta JCへ転向。14勝無敗に、139奪三振など、素晴らしい成績を残すが、ドラフトで指名を受けず。Houston大に進学した昨年はイマイチの内容で、今季シニアーで戻ったが、今季は素晴らしい活躍。80 mph後半のあまり見栄えのしない速球も、今季は90 mph前半から最速96 mphと進歩している。カーブもパワーが増し、プラスのボールに。チェンジアップも効果的。伸びしろはそこまでだが、フロアーからドラ2~3で指名されそう。


Russell Smith, LHP, Texas Christian (rJr.)

Photo from Star-Telegram.com

B/T: L-L
Height: 6-9
Weight: 235
Last Drafted: 38th round (17') by CHC
Ranking: MLB #102
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: TJで19年シーズンを全休してRed-Shirtに。6'9"と飛び抜けた長身から投げる速球は常時89~93 mph、最速95 mph。コマンドが向上し、威力を増している。チェンジアップがセカンドピッチでプラスのンボール。カーブはそれらに劣る。非常に優れた制球力が売り。


Ky Bush, LHP, St. Mary's (Jr.)

Photo from Pac-12 Conference

B/T: L-L
Height: 6-6
Weight: 240
Last Drafted: 40th round (18') by KC
Ranking: MLB #67
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 非常に大柄で、常時90~96 mphの速球を投げる、左腕としては非常にフィジカルな投手。今季はほとんどが94 mph以上を計時。スライダーも安定感はまだないが、プラスになりうる。チェンジアップは未熟。投げ方も安定していない。カレッジの最初の2年は、制球難もあり、Washington州立大、Central Arizona JCを転々としたが、今季St. Mary's大で開花。まだまだ粗削りだが、向上している。リリーフ転向リスクは高めだが、魅力的なツールはある。


Joe Rock, LHP, Ohio (Jr.)

Photo from Beaver County Times

B/T: L-L
Height: 6-6
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #85
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: フレッシュマンでローテを務めたが、昨年はカレッジの単位の関係で試合に出場できず。今季は再びマウンドに戻り、常時93~96 mphの速球を見せている。もう少し筋肉の付く余地があり、球速は更に伸びるかも。スライダーの球速とカーブの落差のある、優れたパワーブレイキングボールも良い。低めのアームスロットで、チェンジアップが未熟で、制球も粗く、リリーフ転向の可能性はある。


Steven Hajjar, LHP, Michigan (Jr.)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Christian MacLeod, LHP, Mississippi State (rSo.)

Photo from Mississippi State University Athletics Official

B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 225
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: MLB #113
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 19年は肺炎で全休になり、Red-Shirtになっている。球速は87~93 mphと平凡だが、コマンドが素晴らしい。プラスのカーブと合わせて、カレッジレベルでは多くの三振を奪っている。チェンジアップは平均的。

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