Minor League BallのJohn Sickelsさんのランキングが出ました。一言ずつコメントが付くので、特に他のシステムの選手のランキングとかは重宝してる。B+すらもいないのは悲しかったが、B-がNo.11までついていて、よく言われるけど、未だに厚い組織だとは思う。個人的にはIglesiasとかDoubront、Navarro、Lars、Linといった上層の選手が低いなと。Sickelsさんは、よりツールを重視するからこういうランクになるのかもしれませんね。Balcom-M.とかは高くて驚いた。
コメントでは、「A-Gonのトレードでトップがさらに薄くなりB+/A-もいなくなってしまったが、Ranaudo、Brittonはそうなるポテンシャルがある。Iglesiasはソリッドなレギュラーになるだろうが、Fantasyで価値を生み出すような打撃での貢献は期待できないかもしれない。Reddick、LavarnwayはSTで良ければ、トレードバイトとなるかも。Cecchini、Workman、Vitek、Balcom-M.はランクを上げる可能性がある。薄くなったシステムだが、デプスは厚く、1年後には再びもっと良くなる可能性がある。お金を費やしているチームだし、来年また素早くチャージするだろう。」という感じ。(1次のリストはこちら。ディスカッションスレッドはこちら。)
[JS: 11' BOS Top 20 Prospects]
1. Anthony Ranaudo, RHP, Grade B: プロで完全に健康を取り戻したことを示せば、No.1、2の選手に上昇できる。
2. Drake Britton, LHP, Grade B: 厳しくなる道のりにうまく対応できれば、やはりNo.1、2の可能性がある。
3. Jose Iglesias, SS, Grade B: Fantasy Baseballで大きな価値を持つことはないだろうが、実際の世界では、守備とラインドライブヒッティングの能力で、長い間ポジションを得るだろう。
4. Josh Reddick, OF, Grade B-: パワーポテンシャルは未だに高いが、ディシプリンは大きな問題だ。
5. Stolmy Pimentel, RHP, Grade B-: 私にはソリッドなNo.3スターターに見える。
6. Garin Cecchini, 3B, Grade B-: プロでのデータが出て、彼がレポートのように良いと確かめられたら、ランクは上がるだろう。
7. Oscar Tejeda, 2B, Grade B-: このブレイクは本物だと思う。
8. Brandon Workman, RHP, Grade B-: ワークホースタイプの先発になるだろう。
9. Ryan Lavarnway, C, Grade B-: パワーはしっかりしている。ディフェンスは良くないが、十分に打つ限り、酷いとは言えないだろう。
10. Kolbrin Vitek, 3B, Grade B-: ディフェンスは学ぶことが多くあるが、打撃はとても良くなると思う。
11. Chris Balcom-Miller, RHP, Grade B-: Minorでの最もダークホースな1人。私の中の11年のブレイク候補だ。
12. Felix Doubront, LHP, Grade C+: B-とのボーダー。使い勝手の良い左腕で、先発・リリーフどちらも可能だ。
13. Michael Bowden, RHP, Grade C+: もう一人の先発・リリーフとして使いやすい投手で、既にMLBで投げる準備ができている。
14. Will Middlebrooks, 3B, Grade C+: 守備はとてもいい。打撃は少しずつ向上しているが、AAではディシプリンが問われる。
15. Yamaico Navarro, INF, Grade C+: 私には、今すぐでもとてもいいバックアップになれるように見えるし、それ以上になれるチャンスもまだ持っていると思う。
16. Luis Exposito, C, Grade C+: 今季の終わりにはMLBに到達するだろう。とりたてて凄い活躍があったわけではないが、パワーのある捕手ということでこの辺にしておく。
17. Lars Anderson, 1B, Grade C+: ブロックされており、AAAに戻るだろう。彼がどこからか興味を持たれるぐらい爆発するか見たい。失望だったが、プラトーンになれるくらいの可能性はまだある。
18. Kyle Weiland, RHP, Grade C+: ストライクを投げれる、イニングイータータイプ。
19. Sean Coyle, 2B, Grade C+: 10年のドラフトの興味深いHSの打者だ。
20. Henry Ramos, OF, Grade C+: もう1人のスリーパーだ。プエルトリコから10年にドラフトされて、Rkでは素晴らしかった。
OTHERS OF NOTE: Xander Bogaerts, SS; Bryce Brentz, OF; Keury De La Cruz, OF; Tim Federowicz, C; Alex Hassan, OF; Jeremy Hazelbaker, OF; Chris Hernandez, LHP; Pete Hissey, OF; Brandon Jacobs, OF; Che-Hsuan Lin, OF; Juan Carlos Linares, OF; Kendrick Perkins, OF; Mathew Price, RHP; Jason Rice, RHP; Manuel Rivera, LHP; Pete Ruiz, RHP; Kendal Volz, RHP; Alex Wilson, RHP; Madison Younginer, RHP.
2010年12月28日火曜日
2010年12月24日金曜日
11' Preseason Position Outlook -Secondbase & Shortstop-
Pedroiaをはじめとして、上層が比較的若くていい。M-IFとしてはパワー・選球眼に優れるLowrieもやっと健康を取り戻してきた。Iglesiasが期待通り守備型のレギュラーに育てば安泰ですね(*は40人ロスター登録選手)。 SP編はこちら。
[MLB]
Starter (2B) : 2B Dustin Pedroia*
Starter (SS) : SS/2B/3B Jed Lowrie*
Backup : SS/2B Marco Scutaro*
Other ST invitation : SS/3B/2B Yamaico Navarro*, SS Jose Iglesias*, 2B/SS Oscar Tejeda*, 2B/3B Nate Spears, IF IF Brent Dlugach, UT Drew Sutton, UT Hector Luna, 2B/OF Tony Thomas
Pedroiaは確定。SSは昨季後半についに素質を開花させ始めたLowrieが、健康面に不安を抱えるScutaroよりもレギュラーに近い位置にいます。Theoさんは、Lowrieを3Bとしても気に入っているらしいですが、A-Gonの獲得があり、基本的にはSSとして出場することになる。Scutaroが控えならかなり強力な布陣でしょう。Scutaroはトレードの噂もちょっとあったけど、あまり買い手がいない状況だし、右肩の手術でSSとしての価値が少し下がっただろうから、出すよりは保持を選ぶのでは。
MinorのデプスはNavarro、Iglesiasといて十分。Navarroは、攻守でもう少し磨きをかけたいけど、非常時に上げるくらいにはなっている。Iglesiasはまだ最低半年は育成が必要でしょうが、秋には少し上で見るかもしれない。
[AAA]
Starter (2B) : 2B/OF Tony Thomas
Starter (SS) : SS/3B/2B Yamaico Navarro*
Backup : 2B/3B Nate Spears, IF Brent Dlugach, UT Drew Sutton or UT Hector Luna
Navarroがいて、IglesiasはAAスタートかと思うから、取りあえずSSで育てそう。毎日SSを守れるほどではないかもしれないけど、それなりに守るくらいの力はある。選球眼・パワーと成長中で、来季はブレイクする可能性あり。残りはAAAAタイプで埋まるんじゃないかな。Waiverを通過したDlugachにUTのSutton、それに再契約のSpears。Spearsは去年AAで予想外のパワーを見せてちょっと注目されてるみたいだけど、所詮はAAでだし、あまり期待するのもなぁと。そのうちIglesiasが上がってくるはず。
(追記) Tony Thomasをトレード獲得。
[AA]
Starter (2B) : 2B/SS Oscar Tejeda*
Starter (SS) : SS Jose Iglesias*
Backup : 2B/OF Ryan Khoury, IF Jon Hee
Iglesias、Tejedaで決まりかな。どちらも選球眼を伸ばしていきたい。Tejedaはパワーもついてきたし、いいProspectだと思うけど、今の上の状況だとトレードバイトになるしかない。控えは昨季OFも守ったKhouryと、1B込みでHeeくらいかな。
[High-A]
Starter (2B & SS) : SS/2B Ryan Dent & SS/2B Derrik Gibson
Backup : IF Zach Gentile or IF Vlad Frias
昨季SS移行で苦しんだDentとGibsonかな。GibsonはLow-Aでもおかしくないけど。この2人ならどちらかと言えばDentがSSかなと思っていますがどうか。控えは2BでGentileか、もしくはKangやRobinsonあたりを適当に使うかも。
[Low-A]
Starter (2B) : 2B Jason Thompson or 2B Sean Coyle
Starter (SS) : SS Jose Garcia
Backup : IF James Kang
XST or Release : 2B Ken Roque, 2B/SS Joantoni Garcia, IF Drew Dominguez, UT Roberto Ramos
Jos. Garciaは間違いないですが、2Bの方が難しい。2Bとして期待度の高いCoyleとThompsonがいる。Coyleの方が1年下ですが、高いコンタクト能力で、期待度としても彼の方が上でしょう。ただThompsonも昨季後半はGCLで少しポテンシャルを見せており、結構期待している。素直にいけば、年齢が下のCoyleはSS-Aですが、Thompsonは昨季GCLでプレーしたというのもある。
[SS-A]
Starter (2B) : 2B Sean Coyle or 2B Jason Thompson
Starter (SS) : SS Jose Vinicio
Backup : IF Heiker Meneses, IF Nick Robinson
2BはCoyleかThompsonのどちらか。SSはVinicioで決まりか。VinicioはさすがにLow-Aはなさそう。控えではMenesesは昨季3Bが多かったけど、比較的打ったし、控えとしてはそれなり。
[GCL]
Starter (2B) : A Draftee
Starter (SS) : SS Xander Bogaerts
Backup : A Draftee
SSのX. Bogaertsが面白い。ポジション・年齢の割にはパワー・選球眼もいい。守備はSSからそのうち2Bか3Bに移行しそうですが。いいSSをドラフトで獲ったら、早いうちにコンバートするかも。
[DSL]
Starter (2B) : 2B/OF Luis Urena
Starter (SS) : UT Dreily Guerrero
Backup : 2B/SS Derward Ruiz
Likely signed : 2B Aneury Tavarez, IF Denier Lopez
昨季の面子ではUrena、Guerrero、D. Ruizといますが、Urenaはリリースされるかも。契約したと言われていますが、はっきりと確認されていない2人のうち。DPL出身のA. Tavarezは面白いかもしれません。
[MLB]
Starter (2B) : 2B Dustin Pedroia*
Starter (SS) : SS/2B/3B Jed Lowrie*
Backup : SS/2B Marco Scutaro*
Other ST invitation : SS/3B/2B Yamaico Navarro*, SS Jose Iglesias*, 2B/SS Oscar Tejeda*, 2B/3B Nate Spears, IF IF Brent Dlugach, UT Drew Sutton, UT Hector Luna, 2B/OF Tony Thomas
Pedroiaは確定。SSは昨季後半についに素質を開花させ始めたLowrieが、健康面に不安を抱えるScutaroよりもレギュラーに近い位置にいます。Theoさんは、Lowrieを3Bとしても気に入っているらしいですが、A-Gonの獲得があり、基本的にはSSとして出場することになる。Scutaroが控えならかなり強力な布陣でしょう。Scutaroはトレードの噂もちょっとあったけど、あまり買い手がいない状況だし、右肩の手術でSSとしての価値が少し下がっただろうから、出すよりは保持を選ぶのでは。
MinorのデプスはNavarro、Iglesiasといて十分。Navarroは、攻守でもう少し磨きをかけたいけど、非常時に上げるくらいにはなっている。Iglesiasはまだ最低半年は育成が必要でしょうが、秋には少し上で見るかもしれない。
[AAA]
Starter (2B) : 2B/OF Tony Thomas
Starter (SS) : SS/3B/2B Yamaico Navarro*
Backup : 2B/3B Nate Spears, IF Brent Dlugach, UT Drew Sutton or UT Hector Luna
Navarroがいて、IglesiasはAAスタートかと思うから、取りあえずSSで育てそう。毎日SSを守れるほどではないかもしれないけど、それなりに守るくらいの力はある。選球眼・パワーと成長中で、来季はブレイクする可能性あり。残りはAAAAタイプで埋まるんじゃないかな。Waiverを通過したDlugachにUTのSutton、それに再契約のSpears。Spearsは去年AAで予想外のパワーを見せてちょっと注目されてるみたいだけど、所詮はAAでだし、あまり期待するのもなぁと。そのうちIglesiasが上がってくるはず。
(追記) Tony Thomasをトレード獲得。
[AA]
Starter (2B) : 2B/SS Oscar Tejeda*
Starter (SS) : SS Jose Iglesias*
Backup : 2B/OF Ryan Khoury, IF Jon Hee
Iglesias、Tejedaで決まりかな。どちらも選球眼を伸ばしていきたい。Tejedaはパワーもついてきたし、いいProspectだと思うけど、今の上の状況だとトレードバイトになるしかない。控えは昨季OFも守ったKhouryと、1B込みでHeeくらいかな。
[High-A]
Starter (2B & SS) : SS/2B Ryan Dent & SS/2B Derrik Gibson
Backup : IF Zach Gentile or IF Vlad Frias
昨季SS移行で苦しんだDentとGibsonかな。GibsonはLow-Aでもおかしくないけど。この2人ならどちらかと言えばDentがSSかなと思っていますがどうか。控えは2BでGentileか、もしくはKangやRobinsonあたりを適当に使うかも。
[Low-A]
Starter (2B) : 2B Jason Thompson or 2B Sean Coyle
Starter (SS) : SS Jose Garcia
Backup : IF James Kang
XST or Release : 2B Ken Roque, 2B/SS Joantoni Garcia, IF Drew Dominguez, UT Roberto Ramos
Jos. Garciaは間違いないですが、2Bの方が難しい。2Bとして期待度の高いCoyleとThompsonがいる。Coyleの方が1年下ですが、高いコンタクト能力で、期待度としても彼の方が上でしょう。ただThompsonも昨季後半はGCLで少しポテンシャルを見せており、結構期待している。素直にいけば、年齢が下のCoyleはSS-Aですが、Thompsonは昨季GCLでプレーしたというのもある。
[SS-A]
Starter (2B) : 2B Sean Coyle or 2B Jason Thompson
Starter (SS) : SS Jose Vinicio
Backup : IF Heiker Meneses, IF Nick Robinson
2BはCoyleかThompsonのどちらか。SSはVinicioで決まりか。VinicioはさすがにLow-Aはなさそう。控えではMenesesは昨季3Bが多かったけど、比較的打ったし、控えとしてはそれなり。
[GCL]
Starter (2B) : A Draftee
Starter (SS) : SS Xander Bogaerts
Backup : A Draftee
SSのX. Bogaertsが面白い。ポジション・年齢の割にはパワー・選球眼もいい。守備はSSからそのうち2Bか3Bに移行しそうですが。いいSSをドラフトで獲ったら、早いうちにコンバートするかも。
[DSL]
Starter (2B) : 2B/OF Luis Urena
Starter (SS) : UT Dreily Guerrero
Backup : 2B/SS Derward Ruiz
Likely signed : 2B Aneury Tavarez, IF Denier Lopez
昨季の面子ではUrena、Guerrero、D. Ruizといますが、Urenaはリリースされるかも。契約したと言われていますが、はっきりと確認されていない2人のうち。DPL出身のA. Tavarezは面白いかもしれません。
2010年12月21日火曜日
10'-11' Offseason Boston Red Sox -Transaction2-
長くなってきたので、新しいスレッドにしました。メインの動きは大体終わりでもおかしくないけど、まだちょこちょことは動くかと(前記事はこちら)。
[Transaction]
○ 12/16
Sent 2B/OF Eric Patterson to SD as the PTBNL in the Adrian Gonzalez trade.
色々言われていた、A-GonのトレードのPTBNLはEric Pattersonに決まったようです。SDはOFは割といるけど、M-IFは薄いのでニーズにはあっている。でもSDファンなら納得できないでしょうね。BOSにとっては痛くも痒くもない。どのみちOut of optionsで、ポジション的には比較的フィットするとは言え、おそらく25人に残ることはなかったでしょう。Casey Kellyらを失ったことには変わりないけど、少しBOSよりに評価が動くことになりそうです。
Signed RHP Matt Albers.
Signed LHP Andrew Miller, LHP Rich Hill, LHP Lenny DiNardo, LHP Randy Williams, RHP Clevelan Santeliz, and RHP Ryan Harvey to minor league deals.
BALからNon-tenderされていたAlbersと契約。非保証ですが一応MLB契約で$0.88M。95 mph程度まで出る球威がある投手で、速球をメインにゴロを打たせる。ただコマンド・変化球はイマイチで、さほど三振は獲れない。上手く改善できればそれなりにやるかもしれないけど、可能性は薄い。WakeやAtchisonあたりとモップアップやロングリリーフの枠を争わせるか。あまりこういう選手をたくさんロスターに置きたくはないけど、BOSには割と少ないタイプだからいてもいいとは思う。ただ非保証とは言え、この額だと少し高いと思う。
またMinor契約で何人か。左の候補を増やしてきた感。A. MillerはわけのわからないNon-tenderだったけど、帰ってきた。そんなに期待はしてないけど、一応は先発もできるし、何より見返りにDustin Richardsonを出して一度は得たのだから、戻ってきて良かった。11年は通常のMinor契約だが(夏ごろにOpt. Outできるとも)、一度MLBに上がった後、Waiverにかけた際にClaimされると、12年に$3Mのオプションが行使されるらしい。Waiverで獲られにくくするための面白い契約ですね。Hillは再契約。地元っ子で、再契約するのでは、と言われていた。 ずっとコマンドに苦しんでいたけど、昨年は少し回復した印象。対左を争わせる程度にはありか。
R. Williamsは35歳のベテラン。90 mph前半くらいまで出る速球にスライダー、カーブ、チェンジアップを混ぜ、それなりに左を抑える。ただ制球はイマイチ。だんだんMLBでも成績を落としているし、保険程度か。さらに左で、DiNardoと契約。球速は遅く、87 mph程度までしかでない。元BOSで、パワフルメジャーリーグ1のBOSにも出てるし懐かしい。カーブとチェンジアップを散らせて制球でうちとる。左だからやれていたのもあるかも。でもこういうスタッフにしては結構先発で使われてた選手でOAK時代が有名。OAKはDalas Bradenとか球威はないのに、っていう左腕が良く活躍してて、OAKから今季移ってきたCurt Youngコーチの手腕もあるのかも。
SantelizとHarveyはもっとMinor寄り。90 mph中盤から後半にかかる速球で押すSantelizは、まずまずムーブも評価され、09年前はCWSでも結構有名なProspectだった。Ask BAのコーナーでも将来の守護神の可能性は?なんて質問も出てた気がする。ただよくありがちなセカンドピッチとコマンドが、というタイプ。まだ24歳と若いし、1年AAあたりで見てという感じでしょう。しかし、CWS出身のリリーフをよく獲りますよね。Harveyは03年の全体#6でCHCに指名された元Top Prospect。ボーナスは$2.4Mで、Nick Markakisの1つ前でピックされている。身体能力関連の肩やパワーのツールに優れたOFだったが、早打ちでコンタクトできず。肩の強さはあり、高校時代は投手として94 mphを投げていたらしく、投手で再起にかける模様。XSTで見てみる感じかな。
○ 12/17
HOU signed UT Bill Hall.
NYY signed C Gustavo Molina to a minor league deal.
NYY claimed OF Jordan Parraz off waivers.
MIN signed Ray Chang to a minor league deal.
Bill HallがHOUとサイン。$3.25Mだそう。レギュラーの2Bを務める予定。オプションは高すぎで破棄せざるを得なかったけど、右打ちで、色々守れるから4つ目の控え枠にはフィットする存在だった。でもこの額は出せなかったでしょうね。まぁ本人にとってはBOSのキャリアはいいものになったんじゃないかな。TypeBになっててくれたら良かったけど。
あとはMinor契約が何点か。Gustavo MolinaがNYYへ。去年のKevin Cashといい、NYYって元BOS結構好きですよね。またWaiverにかけてたJordan ParrazもNYYへ。どこかでMinorに落とそうとするとは思ってたけど。NYYも多分どこかでWaiverにかけてくると思うから、そん時どうなるかですね。またAAにいたRay ChangはMINへ。
○ 12/18
Signed RHP Dan Wheeler.
TBからFAになっていたWheelerと契約。1年$3Mに、12年はVesting optionが付く。11年に65 Gで$3Mのオプションが行使され、75 Gなら$3.25Mになるそう。バイアウトはなしで、65 Gに達しなかったらFAになるってことですね。TypeA FAだったけど、TBが調停を申請しなかったから、割と人気が出てもよかったんですけどね。地元RIの出身で、地元ディスカウントかな。BOSに加わるのは本人の希望でもあったみたい。それにしてもScott Downsとか、最近3年の契約をもらうリリーフが続出してたのを考えると安い。
元々TBでプロデビュー。NYMで開花し、HOUでBrad Lidge、Chad Quallsらと活躍し、トップクラスのリリーフの仲間入りをした。TBに移って08年はTroy Percivalの離脱を機に、クローザーになりリーグ優勝に貢献したが、イマイチ全幅の信頼を得られず、09年はJ. P. Howellにその座を譲った。TBのJoe Maddon監督がかなり細かい継投を好むのもあるが、最近は対右のショートリリーフとして使われていた。
平均88~89 mph、最速90 mph前半の速球は良く動く。カッターに近い高速スライダーとカーブはしっかりしたアウトピッチ。Fan Graphsではチェンジアップとなってるけど、球速から見てもスプリッター系を投げるはず。まずまず三振を奪えるし、制球も良い。ただフライボーラーで肝心なところで被弾というのがあり、それが絶対的なリリーフになっていない原因。対左を苦手としているのもあるし。
Bobby Jenksとすでに合意しているから、5、6回を中心に投げるミドルリリーフの1人になるでしょう。AL東の経験が豊かなのは評価できる。フライボーラーなのは気になるが、Fenwayは左打者の方が不利だから、そこまで対右というのにはこだわらないんじゃないかな。比較的故障の少ない選手で、こういうハードワーカータイプはいいと思う。
○ 12/21
Signed RHP Bobby Jenks.
Designated IF Brent Dlugach for assignment.
CWSからNon-tenderになっていたJenksと契約。$6Mずつの、2年$12M。GFが30、40、50、55、60で、それぞれ$200K、最大$1Mのインセンティブが付くようです。DlugachがDFA。CWSではここ数年クローザーを務め続けていて、少しずつ成績を落としているのに反して、調停でどんどん年棒が上がってしまったから、CWSはFAまで1年を残してNon-tenderしてしまった。それでもクローザーとしてまだ妥当な選手だから、どこかでそのジョブを得るのではないかと思っていたので、これは予想外の収穫。取りあえずは7回を予定しているけど。Pap、Bard如何ではもっと後ろを投げてもおかしくない。セットアップに$6Mは高いけど、10年は$7.5Mだったし、クローザーが務まる実力から言えば、これくらいは出さないと獲れなかったでしょう。なんとなくPapの契約延長はなくなりそうな予感。もちろん交渉はするでしょうが、2年というのはPapが来オフに抜けた後、Bardがクローザーとして一本立ちするまでの保険に見える。
速球はアベレージで95 mphと典型的なパワーピッチャー。以前は100 mph級の球を投げていたと思う。体格から想像がつく通り、重い球質で、ゴロ率が高い。ここ数年、成績もそうだけど、奪三振率等も落ちてきていて、不安視されていたけど、10年は奪三振率は再び上昇し、ERAに反して全体的なスタッツは悪くない。元々パワーピッチャーだけど、制球力も比較的高く、全体的に 能力バランスの取れた優秀な投手です。90 mphに届く、カッターに近い高速スライダーで左も抑える。チェンジアップはあまり投げないが、カーブもアウトピッチとして優秀。10年にイマイチERAが高かったのはBABIPが異様に高かったためですが、ここ数年、以前のいい時期に比べれば、LD%が高く、Papと同じで、以前ほど支配できていないという感じ。2人とも少しこの辺を戻してくれるといいんですが。
太っちょで、元々素行不良もあって、LAAからCWSに流出した過去もある通り、自己管理に甘い選手。フィジカルに時間がかかってて、落ちるんじゃないかと、ちょっと思ってました。こういう選手に複数年というのは、少し怖い面もあるけど、上の通り、11年にBardが絶対の存在になってしまうまでは、クローザーの座を争いたいだろうから、そういう意味ではまだマシか。GF条件でインセンティブがついてて、Papの放出を予想する向きもあるけど、どっちかというと、これもモチベーション面の影響を考慮してのことかと思う。Papも高いけど、出してしまうとまた戦力強化が振り出しに戻ってしまうので、それはないと思います。
☆ 12/23
Outrighted IF Brent Dlugach to AAA.
DlugachがAAAへ。
[Transaction]
○ 12/16
Sent 2B/OF Eric Patterson to SD as the PTBNL in the Adrian Gonzalez trade.
色々言われていた、A-GonのトレードのPTBNLはEric Pattersonに決まったようです。SDはOFは割といるけど、M-IFは薄いのでニーズにはあっている。でもSDファンなら納得できないでしょうね。BOSにとっては痛くも痒くもない。どのみちOut of optionsで、ポジション的には比較的フィットするとは言え、おそらく25人に残ることはなかったでしょう。Casey Kellyらを失ったことには変わりないけど、少しBOSよりに評価が動くことになりそうです。
Signed RHP Matt Albers.
Signed LHP Andrew Miller, LHP Rich Hill, LHP Lenny DiNardo, LHP Randy Williams, RHP Clevelan Santeliz, and RHP Ryan Harvey to minor league deals.
BALからNon-tenderされていたAlbersと契約。非保証ですが一応MLB契約で$0.88M。95 mph程度まで出る球威がある投手で、速球をメインにゴロを打たせる。ただコマンド・変化球はイマイチで、さほど三振は獲れない。上手く改善できればそれなりにやるかもしれないけど、可能性は薄い。WakeやAtchisonあたりとモップアップやロングリリーフの枠を争わせるか。あまりこういう選手をたくさんロスターに置きたくはないけど、BOSには割と少ないタイプだからいてもいいとは思う。ただ非保証とは言え、この額だと少し高いと思う。
またMinor契約で何人か。左の候補を増やしてきた感。A. MillerはわけのわからないNon-tenderだったけど、帰ってきた。そんなに期待はしてないけど、一応は先発もできるし、何より見返りにDustin Richardsonを出して一度は得たのだから、戻ってきて良かった。11年は通常のMinor契約だが(夏ごろにOpt. Outできるとも)、一度MLBに上がった後、Waiverにかけた際にClaimされると、12年に$3Mのオプションが行使されるらしい。Waiverで獲られにくくするための面白い契約ですね。Hillは再契約。地元っ子で、再契約するのでは、と言われていた。 ずっとコマンドに苦しんでいたけど、昨年は少し回復した印象。対左を争わせる程度にはありか。
R. Williamsは35歳のベテラン。90 mph前半くらいまで出る速球にスライダー、カーブ、チェンジアップを混ぜ、それなりに左を抑える。ただ制球はイマイチ。だんだんMLBでも成績を落としているし、保険程度か。さらに左で、DiNardoと契約。球速は遅く、87 mph程度までしかでない。元BOSで、パワフルメジャーリーグ1のBOSにも出てるし懐かしい。カーブとチェンジアップを散らせて制球でうちとる。左だからやれていたのもあるかも。でもこういうスタッフにしては結構先発で使われてた選手でOAK時代が有名。OAKはDalas Bradenとか球威はないのに、っていう左腕が良く活躍してて、OAKから今季移ってきたCurt Youngコーチの手腕もあるのかも。
SantelizとHarveyはもっとMinor寄り。90 mph中盤から後半にかかる速球で押すSantelizは、まずまずムーブも評価され、09年前はCWSでも結構有名なProspectだった。Ask BAのコーナーでも将来の守護神の可能性は?なんて質問も出てた気がする。ただよくありがちなセカンドピッチとコマンドが、というタイプ。まだ24歳と若いし、1年AAあたりで見てという感じでしょう。しかし、CWS出身のリリーフをよく獲りますよね。Harveyは03年の全体#6でCHCに指名された元Top Prospect。ボーナスは$2.4Mで、Nick Markakisの1つ前でピックされている。身体能力関連の肩やパワーのツールに優れたOFだったが、早打ちでコンタクトできず。肩の強さはあり、高校時代は投手として94 mphを投げていたらしく、投手で再起にかける模様。XSTで見てみる感じかな。
○ 12/17
HOU signed UT Bill Hall.
NYY signed C Gustavo Molina to a minor league deal.
NYY claimed OF Jordan Parraz off waivers.
MIN signed Ray Chang to a minor league deal.
Bill HallがHOUとサイン。$3.25Mだそう。レギュラーの2Bを務める予定。オプションは高すぎで破棄せざるを得なかったけど、右打ちで、色々守れるから4つ目の控え枠にはフィットする存在だった。でもこの額は出せなかったでしょうね。まぁ本人にとってはBOSのキャリアはいいものになったんじゃないかな。TypeBになっててくれたら良かったけど。
あとはMinor契約が何点か。Gustavo MolinaがNYYへ。去年のKevin Cashといい、NYYって元BOS結構好きですよね。またWaiverにかけてたJordan ParrazもNYYへ。どこかでMinorに落とそうとするとは思ってたけど。NYYも多分どこかでWaiverにかけてくると思うから、そん時どうなるかですね。またAAにいたRay ChangはMINへ。
○ 12/18
Signed RHP Dan Wheeler.
TBからFAになっていたWheelerと契約。1年$3Mに、12年はVesting optionが付く。11年に65 Gで$3Mのオプションが行使され、75 Gなら$3.25Mになるそう。バイアウトはなしで、65 Gに達しなかったらFAになるってことですね。TypeA FAだったけど、TBが調停を申請しなかったから、割と人気が出てもよかったんですけどね。地元RIの出身で、地元ディスカウントかな。BOSに加わるのは本人の希望でもあったみたい。それにしてもScott Downsとか、最近3年の契約をもらうリリーフが続出してたのを考えると安い。
元々TBでプロデビュー。NYMで開花し、HOUでBrad Lidge、Chad Quallsらと活躍し、トップクラスのリリーフの仲間入りをした。TBに移って08年はTroy Percivalの離脱を機に、クローザーになりリーグ優勝に貢献したが、イマイチ全幅の信頼を得られず、09年はJ. P. Howellにその座を譲った。TBのJoe Maddon監督がかなり細かい継投を好むのもあるが、最近は対右のショートリリーフとして使われていた。
平均88~89 mph、最速90 mph前半の速球は良く動く。カッターに近い高速スライダーとカーブはしっかりしたアウトピッチ。Fan Graphsではチェンジアップとなってるけど、球速から見てもスプリッター系を投げるはず。まずまず三振を奪えるし、制球も良い。ただフライボーラーで肝心なところで被弾というのがあり、それが絶対的なリリーフになっていない原因。対左を苦手としているのもあるし。
Bobby Jenksとすでに合意しているから、5、6回を中心に投げるミドルリリーフの1人になるでしょう。AL東の経験が豊かなのは評価できる。フライボーラーなのは気になるが、Fenwayは左打者の方が不利だから、そこまで対右というのにはこだわらないんじゃないかな。比較的故障の少ない選手で、こういうハードワーカータイプはいいと思う。
○ 12/21
Signed RHP Bobby Jenks.
Designated IF Brent Dlugach for assignment.
CWSからNon-tenderになっていたJenksと契約。$6Mずつの、2年$12M。GFが30、40、50、55、60で、それぞれ$200K、最大$1Mのインセンティブが付くようです。DlugachがDFA。CWSではここ数年クローザーを務め続けていて、少しずつ成績を落としているのに反して、調停でどんどん年棒が上がってしまったから、CWSはFAまで1年を残してNon-tenderしてしまった。それでもクローザーとしてまだ妥当な選手だから、どこかでそのジョブを得るのではないかと思っていたので、これは予想外の収穫。取りあえずは7回を予定しているけど。Pap、Bard如何ではもっと後ろを投げてもおかしくない。セットアップに$6Mは高いけど、10年は$7.5Mだったし、クローザーが務まる実力から言えば、これくらいは出さないと獲れなかったでしょう。なんとなくPapの契約延長はなくなりそうな予感。もちろん交渉はするでしょうが、2年というのはPapが来オフに抜けた後、Bardがクローザーとして一本立ちするまでの保険に見える。
速球はアベレージで95 mphと典型的なパワーピッチャー。以前は100 mph級の球を投げていたと思う。体格から想像がつく通り、重い球質で、ゴロ率が高い。ここ数年、成績もそうだけど、奪三振率等も落ちてきていて、不安視されていたけど、10年は奪三振率は再び上昇し、ERAに反して全体的なスタッツは悪くない。元々パワーピッチャーだけど、制球力も比較的高く、全体的に 能力バランスの取れた優秀な投手です。90 mphに届く、カッターに近い高速スライダーで左も抑える。チェンジアップはあまり投げないが、カーブもアウトピッチとして優秀。10年にイマイチERAが高かったのはBABIPが異様に高かったためですが、ここ数年、以前のいい時期に比べれば、LD%が高く、Papと同じで、以前ほど支配できていないという感じ。2人とも少しこの辺を戻してくれるといいんですが。
太っちょで、元々素行不良もあって、LAAからCWSに流出した過去もある通り、自己管理に甘い選手。フィジカルに時間がかかってて、落ちるんじゃないかと、ちょっと思ってました。こういう選手に複数年というのは、少し怖い面もあるけど、上の通り、11年にBardが絶対の存在になってしまうまでは、クローザーの座を争いたいだろうから、そういう意味ではまだマシか。GF条件でインセンティブがついてて、Papの放出を予想する向きもあるけど、どっちかというと、これもモチベーション面の影響を考慮してのことかと思う。Papも高いけど、出してしまうとまた戦力強化が振り出しに戻ってしまうので、それはないと思います。
☆ 12/23
Outrighted IF Brent Dlugach to AAA.
DlugachがAAAへ。
2010年12月17日金曜日
MIL and KC; Zack Greinke, Betancourt, and Alcides Escobar Trade
☆ RHP Zack Greinke, SS Yuniesky Betancourt to MIL ⇔ SS Alcides Escobar, CF Lorenzo Cain, RHP Jake Odorizzi, RHP Jeremy Jeffres to KC
09年Cy YoungのZack GreinkeがMILへトレード。MILは正SSのAlcides Escobarをパッケージに含めており、SSの穴を埋める見返りとしてYuniesky Betancourtをくっつけられた(笑)。No.1 Minor組織のKCには、さらに若手4枚が加わる。印象的にはKCもLoseではないだろうが、MILは明らかにWin。Greinkeはまだ若く、精神面の問題を乗り越え、09年に開花した。スタッフはMLBに上がってからかなり向上し、十分にエースと言えるものを持っている。10年はやや成績を落としたが、スタッツ面ではさほど悪くないし、09年の再現は難しいかもしれないが、NLへの移籍で少し回復すると思う。MILではエースとなり、Yovani Gallardoとの2枚は強力。MILはShaun Marcumも手に入れたし、明らかに勝負をかけてきている。先発4、5番手がまだ弱いけど、FAは結構失敗しているチームだしどう動くかな。出したもので言えば、CFはCarlos GomezがいるからLorenzo Cainは元々消費するつもりだった。SSは明らかにグレードダウンだけど、10年のEscobarも打撃は良くなかったし、Prince Fielderは残留のようで、中軸はしっかりしたチームだから、守備で限度を越さなければ、そのままBetancourtを使うかも。
KCはMinorが凄く良くなってきたけど、まだ戦える体制になっていないから、残り2年のエースを放出してきた。当初はCliff Leeが落ち着くのを待って、値を吊り上げようとしたが、本人のトレード志願もあって、かなり低い見返りとなった。どの選手も、ツール・スタッフはあり、スカウト受けは高いが、確実に凄いというのはいない。Escobarは守備・走力に優れた10年のMILのNo.1 Prospect。非力だけど、しっかり当てられるということで評価されていたが、打撃では苦しんだ。選球眼が伸びないと、いくら守備が良くてもすごくいいレギュラーになれるかは微妙。Lorenzo Cainも似たような感じ。Jake Odorizzi、Jeremy Jefressの2人の投手ProspectはMIL傘下のNo.1、2だった。特にOdroizziはスタッフへの評価も高く、しっかりした先発に育つかもしれないが、まだ若いだけに、上手く成長するかは未知数。Greinkeほどになるのは厳しそう。
球威に優れたJefressはスタッフならOdorizziを上回るが、薬物問題で出場停止をくらうなど問題児。素行の悪さは最低クラスでケガにも見舞われており、先発としては諦めた方がいいかも。KCはNYYにJesus Montero、Eduardo Nunez、Delin Betances、Manny Banuelosのパッケージを要求したが拒否されたらしい。先発の補強が必須なNYYだけに、これはちょっと意外。Monteroは長らくトレードチップになると言われていたけど、ここで使わないのなら、自分のところで使う気になったのかな?DHはずっと埋まりそうだし、半分捕手で1B/DHあたりと使いまわせなくもないが。後はNYYがどうしても放出をためらうようなProspectはいないと思うが(BetancesとBanuelosはいいけど、Greinkeですしね)。Greinkeの精神面を結構問題視していたのか?まぁNYYにGreinkeが行かなくて良かったです。
09年Cy YoungのZack GreinkeがMILへトレード。MILは正SSのAlcides Escobarをパッケージに含めており、SSの穴を埋める見返りとしてYuniesky Betancourtをくっつけられた(笑)。No.1 Minor組織のKCには、さらに若手4枚が加わる。印象的にはKCもLoseではないだろうが、MILは明らかにWin。Greinkeはまだ若く、精神面の問題を乗り越え、09年に開花した。スタッフはMLBに上がってからかなり向上し、十分にエースと言えるものを持っている。10年はやや成績を落としたが、スタッツ面ではさほど悪くないし、09年の再現は難しいかもしれないが、NLへの移籍で少し回復すると思う。MILではエースとなり、Yovani Gallardoとの2枚は強力。MILはShaun Marcumも手に入れたし、明らかに勝負をかけてきている。先発4、5番手がまだ弱いけど、FAは結構失敗しているチームだしどう動くかな。出したもので言えば、CFはCarlos GomezがいるからLorenzo Cainは元々消費するつもりだった。SSは明らかにグレードダウンだけど、10年のEscobarも打撃は良くなかったし、Prince Fielderは残留のようで、中軸はしっかりしたチームだから、守備で限度を越さなければ、そのままBetancourtを使うかも。
KCはMinorが凄く良くなってきたけど、まだ戦える体制になっていないから、残り2年のエースを放出してきた。当初はCliff Leeが落ち着くのを待って、値を吊り上げようとしたが、本人のトレード志願もあって、かなり低い見返りとなった。どの選手も、ツール・スタッフはあり、スカウト受けは高いが、確実に凄いというのはいない。Escobarは守備・走力に優れた10年のMILのNo.1 Prospect。非力だけど、しっかり当てられるということで評価されていたが、打撃では苦しんだ。選球眼が伸びないと、いくら守備が良くてもすごくいいレギュラーになれるかは微妙。Lorenzo Cainも似たような感じ。Jake Odorizzi、Jeremy Jefressの2人の投手ProspectはMIL傘下のNo.1、2だった。特にOdroizziはスタッフへの評価も高く、しっかりした先発に育つかもしれないが、まだ若いだけに、上手く成長するかは未知数。Greinkeほどになるのは厳しそう。
球威に優れたJefressはスタッフならOdorizziを上回るが、薬物問題で出場停止をくらうなど問題児。素行の悪さは最低クラスでケガにも見舞われており、先発としては諦めた方がいいかも。KCはNYYにJesus Montero、Eduardo Nunez、Delin Betances、Manny Banuelosのパッケージを要求したが拒否されたらしい。先発の補強が必須なNYYだけに、これはちょっと意外。Monteroは長らくトレードチップになると言われていたけど、ここで使わないのなら、自分のところで使う気になったのかな?DHはずっと埋まりそうだし、半分捕手で1B/DHあたりと使いまわせなくもないが。後はNYYがどうしても放出をためらうようなProspectはいないと思うが(BetancesとBanuelosはいいけど、Greinkeですしね)。Greinkeの精神面を結構問題視していたのか?まぁNYYにGreinkeが行かなくて良かったです。
2010年12月15日水曜日
Former Sox Prospect Review: Stephen Fife, RHP
今回は、マイナー上層の投手の1人、Stephen Fifeです。 今季はAAで少し苦しんだけど、来季は同期のKyle Weilandとならんで、MLBに近い先発デプスの1人。しっかり成績を残し、MLBを窺ってもらいたいです。
[Player Data]
Name: Stephen Fife (スティーブン・ファイフ)
Full Name: Stephen J. Fife
Positions: RHSP
Born: October 4, 1986
Birthplace: Boise, Idaho
Height: 6-3
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $464,000
College: Utah
High School: Borah HS (ID)
MLB Debut: July 17, 2012 (Los Angeles Dodgers)
How Left: Traded to the Los Angeles Dodgers with Tim Federowicz and Juan Rodriguez in a three-way deal that Boston also sent Chih-Hsien Chiang to Seattle, Los Angeles sent Trayvon Robinson to Seattle, and Seattle sent Erik Bedard and Josh Fields to Boston (July 2011)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
ピッチャーとして理想的な体格。やや捻りの強いフォームで投げ、速球はフォーシームで90~93 mph、最速で95 mph程度まで出るが、基本的には、88~90 mphと、やや球速の落ちるが、良く沈むツーシームの方を多用してゴロを打たせる。76~79 mph程度のカーブは平均以上のピッチでプラスの可能性。アウトピッチに多用する。スライダーも素晴らしいピッチになると言われていたけど、カーブの方をメインに投げている。85 mph近い球威があり、カッターに近い使い方をしているのかも。チェンジアップはかつては79~81 mphだったが、現在では85 mph近い球速になっており、スプリッターに近いボールとなっている。制球は全般的にとても良く、あまり四球を出さない。
[Background]
Utah大ではソフモアまではリリーフがメインで平凡だったが、08年に先発ローテに入ると、成績が向上し、急激に評価を伸ばした。ドラフト時のランキングはBA #57。
[Profile]
08' : SS-A Lowellで投げ、38.2 IP/2.33 ERA/28 H/11 BB/41 K。順調なプロデビュー。
09' : 肩の強度に問題があって出遅れ。少しXSTで過ごした後、Low-A Greenvilleに。8 GS/36.2 IP/2.70 ERA/32 H/4 BB/35 Kと素晴らしい成績。High-A Salemに昇格後は少し成績を落としますが、サイバーで重視されるWHIPやK/9、K/BB、GO/AOは軒並み良かったことから、Weiland以上の評価を受けます。
10' : 09年は出遅れた上に、Low-AスタートでHigh-Aで数試合しか投げていなかったから少し早いという印象でしたが、AA Portlandで開幕。GO/AOこそ良かったものの、被打率、K/9、K/BBが悪化し、順調とは言えない1年。STではチェンジアップの向上が言われてただけにちょっと残念。来季の巻き返しに期待です。
11' : AAでやや少ないながらもソリッドに投げていた。
11' July : Erik Bedardを獲得した三角トレードでLADへ。
12' : 7月にLADでMLBデビュー。デビュー戦はRoy Halladayと投げ合い、内容的には勝った。
13' : 非常に分厚い層を誇ったLADの先発陣ですが、ケガ人も多く、マイナーからその度にスポットで上がってきて好投。Tim Federowiczと共に地味ながらチームの重要なピースとなった。
14' : マイナーでイマイチな登板が続いた後、腕の違和感でDL入り。
15' : 全休。
16' : 元BOS選手大好きなTHeo EpsteinさんのCHCで復帰。Rkクラスでリハブ後、AAAに行くがスタッフは戻っていない。
17' : MIAと日本の西武ライオンズで投げたが、力を示せず。
18' : CLEのAAAで投げるが、ERA 6点台と打ち込まれた。
[Comment]
今のところ可もなく不可もなくという感じ。一時期凄く評価されてたんですが、純粋に良かったというよりは、サイバーメトリクス的な意味で重要なスタッツが良かったという面が強い。クラスが上がるごとに結構成績を落としているので、この辺でもう一度上昇して欲しい。 AAでまずはしっかりと先発として投げれるところが見たいですね。
(12年追記)先頃、LADでMLBデビューを果たし、Halladayと互角以上に投げ合いました。同期のWeilandには先を行かれていたけど、やっと追いつきましたね。ゴロ率の高さは良いので、長いキャリアを築いて欲しいです。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Stephen Fife (スティーブン・ファイフ)
Full Name: Stephen J. Fife
Positions: RHSP
Born: October 4, 1986
Birthplace: Boise, Idaho
Height: 6-3
Weight: 220
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $464,000
College: Utah
High School: Borah HS (ID)
MLB Debut: July 17, 2012 (Los Angeles Dodgers)
How Left: Traded to the Los Angeles Dodgers with Tim Federowicz and Juan Rodriguez in a three-way deal that Boston also sent Chih-Hsien Chiang to Seattle, Los Angeles sent Trayvon Robinson to Seattle, and Seattle sent Erik Bedard and Josh Fields to Boston (July 2011)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
ピッチャーとして理想的な体格。やや捻りの強いフォームで投げ、速球はフォーシームで90~93 mph、最速で95 mph程度まで出るが、基本的には、88~90 mphと、やや球速の落ちるが、良く沈むツーシームの方を多用してゴロを打たせる。76~79 mph程度のカーブは平均以上のピッチでプラスの可能性。アウトピッチに多用する。スライダーも素晴らしいピッチになると言われていたけど、カーブの方をメインに投げている。85 mph近い球威があり、カッターに近い使い方をしているのかも。チェンジアップはかつては79~81 mphだったが、現在では85 mph近い球速になっており、スプリッターに近いボールとなっている。制球は全般的にとても良く、あまり四球を出さない。
[Background]
Utah大ではソフモアまではリリーフがメインで平凡だったが、08年に先発ローテに入ると、成績が向上し、急激に評価を伸ばした。ドラフト時のランキングはBA #57。
[Profile]
08' : SS-A Lowellで投げ、38.2 IP/2.33 ERA/28 H/11 BB/41 K。順調なプロデビュー。
09' : 肩の強度に問題があって出遅れ。少しXSTで過ごした後、Low-A Greenvilleに。8 GS/36.2 IP/2.70 ERA/32 H/4 BB/35 Kと素晴らしい成績。High-A Salemに昇格後は少し成績を落としますが、サイバーで重視されるWHIPやK/9、K/BB、GO/AOは軒並み良かったことから、Weiland以上の評価を受けます。
10' : 09年は出遅れた上に、Low-AスタートでHigh-Aで数試合しか投げていなかったから少し早いという印象でしたが、AA Portlandで開幕。GO/AOこそ良かったものの、被打率、K/9、K/BBが悪化し、順調とは言えない1年。STではチェンジアップの向上が言われてただけにちょっと残念。来季の巻き返しに期待です。
11' : AAでやや少ないながらもソリッドに投げていた。
11' July : Erik Bedardを獲得した三角トレードでLADへ。
12' : 7月にLADでMLBデビュー。デビュー戦はRoy Halladayと投げ合い、内容的には勝った。
13' : 非常に分厚い層を誇ったLADの先発陣ですが、ケガ人も多く、マイナーからその度にスポットで上がってきて好投。Tim Federowiczと共に地味ながらチームの重要なピースとなった。
14' : マイナーでイマイチな登板が続いた後、腕の違和感でDL入り。
15' : 全休。
16' : 元BOS選手大好きなTHeo EpsteinさんのCHCで復帰。Rkクラスでリハブ後、AAAに行くがスタッフは戻っていない。
17' : MIAと日本の西武ライオンズで投げたが、力を示せず。
18' : CLEのAAAで投げるが、ERA 6点台と打ち込まれた。
[Comment]
今のところ可もなく不可もなくという感じ。一時期凄く評価されてたんですが、純粋に良かったというよりは、サイバーメトリクス的な意味で重要なスタッツが良かったという面が強い。クラスが上がるごとに結構成績を落としているので、この辺でもう一度上昇して欲しい。 AAでまずはしっかりと先発として投げれるところが見たいですね。
(12年追記)先頃、LADでMLBデビューを果たし、Halladayと互角以上に投げ合いました。同期のWeilandには先を行かれていたけど、やっと追いつきましたね。ゴロ率の高さは良いので、長いキャリアを築いて欲しいです。
10'-11' Offseason Boston Red Sox -Transaction1-
オフシーズンのTransactionです。まずはFA/調停申請とRule5 Draftがメインの動きになるでしょうか(前記事はこちら)。
[Transaction]
○ 10/7
Outrighted C Dusty Brown, C Kevin Cash, and RHP Robert Manuel to AAA.
Brown、Cash Manuelが40人枠を外れ、AAAへアサイン。同時にMiLFAの資格を得ます。
○ 10/8
Outrighted LHP Rich Hill to AAA.
HillもAAAへ。この場合はDFAとは違うのかな?Waiverにかけていない感じがするけど。
○ 10/9
Granted free agency to RHP Fernando Cabrera, LHP Fabio Castro, LHP Rich Hill, C Gustavo Molina, and 3B Jack Hannahan.
上記の選手たちがMiLFAに。特に帰って来て欲しいのはいないかな。
○ 10/14
Signed C Jarrod Saltalamacchia to a one-year deal.
Saltyと調停を回避して1年契約で合意。$0.75Mでちょっと高い印象を受けます。一応今のところMLBのレギュラーとして使うと言っていますがどうなるでしょうか。
Granted free agency to RHP Robert Manuel, C Kevin Cash, and IF Niuman Romero.
特に何も言うことはありません。Robert ManuelはAAAでは良かったですけどね。
○ 11/2
C Jason Varitek, C/1B Victor Martinez, and 1B/3B Mike Lowell filed for free agency.
Jason Varitek、Victor Martinez、Mike LowellがFA。V-MartはTypeA、残り2人はTypeBです。Lowellは引退。V-MartはBOSが提示する契約を断っており、Saltyを使う意向だからどこかに行きそうです。DETがベスト。BOSにはJohn Buck (前TOR、TypeB FA)が来るという予想がMLBTRから出てました。Tekの再契約はどうでしょうねぇ。個人的には調停を申し込んでいいと思ってます。
○ 11/3
3B Adrian Beltre declined 2011 player option, making him a free agent
Adrian Beltreが当然ながらPlayer Optionを破棄してFAへ。ドラ1がプロテクトされてるLAAに行かせるなら再契約したい気もしますけど。彼の引き留めはBOSのトッププライオリティーとも。
○ 11/4
Declined 2011 team options on UT Bill Hall and 2B/3B Felipe Lopez.
Exercised team options on DH David Ortiz and RHP Scott Atchison.
Bill HallとFelipe Lopezのオプションを破棄。 OrtizとAtchisonは行使。Ortizの$12.5Mは少し高くて、本人はオプション行使よりも複数年契約を欲しがっていましたので、少し額を落として$7.5~9Mの2年とか2年+オプションとかで契約再構築できたらいいと思うんですけどね。ただチーム的には左のパワーヒッターは必要なので、単純に破棄は考えづらかった。TBが狙うとかいう話もあったし。またAtchisonは働き的には微妙なとこだし、来季はオプションがないみたいだけど、単純に$0.40Mと最低保証額程度なので、どうとでもなるし、これなら行使は当然。
Acquired SS Brent Dlugach for a PTBNL or cash considerations.
DETからSSのデプスDlugachを獲得。見返りはPTBNLか現金。AAAのデプスになります。AAAのM-IFはNavarroがいて、あとはAAで打ったSpearsはMiLFAではないのかな?ただIglesiasはAAスタートになりそうだから、1人加えるのは自然。守備はいいと言われていて、AAAAタイプですが、Minorではそれなり打っている。40人枠を占める点が難点で、DFAしてWaiverで獲られたら、ちょっともったいない。
○ 11/6
Granted minor league free agency to C Dusty Brown, IF Ray Chang, 1B Carlos Delgado, RHP Zach Hammes, RHP Mark Holliman, LHP Tommy Hottovy, RHP Tyler Lavigne, RHP Chad Paronto, RHP Ramon A. Ramirez, RHP Patrick Ryan, IF Luis Segovia, IF Gil Velazquez, and LHP Armando Zerpa.
Dusty Brownだけは再契約を狙いたい。
○ 11/8
Activated OF Mike Cameron, OF Jacoby Ellsbury, RHP Junichi Tazawa, and C Kevin Youkilis from the 60-day DL.
60日DLはオフシーズンは適応されません。
Released LHP Nestor Lastreto, LHP Richie Wasielewski, C Chia-Chu Chen, 1B/C Sean Killeen, and 2B Jordan Sallis.
まぁリリースの予想されたメンバー。Richie Wasielewskiは高卒だった割にはあまり登用されませんでしたね。
TEX signed C Kevin Cash to a minor league deal.
Kevin CashがTEXとサイン。Dusty Brownと再契約の可能性が上がったかも。
○ 11/12
Acquired LHP Andrew Miller from FLA for LHP Dustin Richardson
FLAから元Top ProspectのA. Millerを獲得。見返りは06年ドラフトの同期左腕Dustin Richardson。UNCでのD. Bardのチームメイトで、左から100 mph近い速球を投げ、Bardよりも評価が高く、06年のドラフトでは全体No.1 Prospectと言われていた。ただボーナス要求が高く、結局はNo.6でDETへ。このトレードの直後にSDに出されたCameron Maybin共に、08年のMiguel Cabrera、Dontrelle WillisとのトレードでFLAに行っていました。
Minorオプションが切れてて、さらにギリギリでSuper Twoに入るようだから、FLAはコスト面を考えて手放すことにしたんでしょう。10年は$1.79Mで調停だから同額以上はかかってしまう。ただ10年はMajor/Minorのスプリット契約だったようで、1年間MLBにいて$1.79Mのはずだから、実際には$1M前後だったはずだけど、調停がどちらの額を基準とするのかはよくわかりません。どちらにせよ明らかに高い。BOSはこういう賭けが好きだし、リリーフに困ってるから、無視できる(と個人的には思わないけど)見返りで可能性を獲れるならということか。Millerをドラフトした際のスカウト(?)がフロントにいるのもあるみたいです。
Cabreraその他のトレードは失敗と言えるけど、FLAはコストダウンと最低限の見返りを取り出しに来てる印象。Richardsonもやっぱりコマンドが完成してなくて、さらには球威・アウトピッチと、最大限育ってやっとセットアップかというようなカンジだから、SPなどでは結構評価されているけど、まだオプションの残ってて、最低限で雇える若手左腕(しかもAAAでは素晴らしく投げている)を出すのは個人的には印象が悪い。
Millerはポテンシャルは評価されるが、06年のドラフト後にDETがMLBまで急がせ、さらにFLAでメカニクス改造などもあって、伸び悩んでいる。DETは結構こういう無茶な昇格をしたりしてて、Rick Porcelloとか、上手くいっている選手もいるけど、Maybinしかりで、Prospectとしては有名だったけど...というようなことも多い(ウチもCraig Hansenとかでやっちゃいましたけどね)。メカニクスは相変わらず悩んでて、今では90 mphちょい、最速で94 mphまでしか出ない。コマンドもやっぱり滅茶苦茶です。BardとのUNCコンビの左右セットアップというのは魅力的な夢ですが、所詮夢は夢。いかにCurt Youngコーチがいるとは言え、相当に分の悪い賭けかと思います。
○ 11/15
Claimed RHP Taylor Buchholz off waivers from TOR.
TORがWaiverにかけていた、T. BuchholzをClaim。C. Buchholzの遠い従兄弟になるそうです。元々はPHIの00年のドラ6。Billy WagnerのトレードでHOUに移籍し、一時は組織のNo.1 Prospectとされていた。その後やや球威を落とし、先発4、5番手からリリーフと言われるようになり、07年前にJason Jenningsの見返りでCOLへトレード。その後はブルペンに移行していましたが、08年にはセットアップとして開花し、MLBでも有数の成績を残しましたが、09年にTJ。今年は復帰したものの、腰のケガなどもあり、12 IPの登板に留まりました。
球速は90 mph前半で最速でも93 mph程度。良く沈む。以前は高めに浮くこともあったが、コマンドが非常に良くなったことが、08年の躍進につながった。アウトピッチはカーブで、先発として育っただけあって、チェンジアップもしっかりしている。小ぶりなClayという感じはあながち遠くないか。力で押すよりも丁寧に投げるタイプです。TJから回復途上で少し球速が落ちているみたいですが、そろそろ復帰から20ヶ月だし、戻ってこないと厳しい。
この冬に調停3年目に入りますが、Super Twoなので、保有期間はあと2年。10年は$1.055Mだから、確実に働くかわからない投手にしては高い。TORもそれでMinorに落とそうとしたんでしょう。上のA. Millerと同じで、回復待ちですが、ダメなら非保証なので切れる。復活すれば、ミドルからセットアップになるかもしれないし、見返りがない分Millerより印象はいい。岡島はどうするかわからないけど、Minorから争わせるメンバーも含めて、割と充実してきた感。あとはしっかりのを1枚加えて、ベテランを1、2枚Minor契約で押さえておけば、形にはなってきたと思います。
Released RHP Chez Angeloni.
今季は結構バシバシ切ってる感。
○ 11/19
Purchased the contracts of C Luis Exposito from AA and 2B/SS Oscar Tejeda and RHP Stolmy Pimentel from High-A.
Rule 5 Draft関連のスレッド参照。
Signed IF/OF Drew Sutton to a minor league deal.
MiLFAになっていたSuttonと契約。10年はCIN、TOR、CLEでプレーしたみたい。27歳で、元々はM-IFだけど、OFも守る。04年のHOUのドラ15。2年前はAAで20発とそこそこMinorではやってるけど、MLBに定着できてないタイプ。IF/OFを兼ねれるので、ロスター枠が厳しいAAAにはまずまずかも。DulgachがDFAして獲られたときや、あとはOFは結構埋ってるけど、Daegesがケガから復帰できるのかわからないのと、BellがRule5で抜けるかもなんで。
○ 11/22
SEA signed LHP Fabio Castro to a minor league deal.
Fabio CastroがSEAとサイン。左だし、奪三振率はいいんですけどね。
○ 11/23
Offerd salary arbitation to C/1B Victor Martinez, 3B Adrian Beltre and 2B/3B Felipe Lopez.
Declined to offer salary arbitration to C Jason Varitek, 1B/3B Mike Lowell and UT Bill Hall.
調停申込みの期限です。保有期間を過ぎてFAになる選手には調停を申込むかどうかを決めなければいけません。基本的には予想通りで、TypeAかつ拒否が確実なVictor Martinez、Adrian Beltre、またTypeBの補償目的で契約したFelipe Lopezにはオファー。すでにV-MartはDETと契約しました。F. Lopezは受ける可能性もあるし、そもそもMLB契約をもらえないんではないかと。3Bは薄いから、どこかに行ってくれるのを期待しましょう。また、明らかに割高なBill Hall(しかもTypeC)、引退のMike Lowell (TypeBでしたが)はもちろん、Jason Varitek (TypeB)も受けられると$3Mを超えるので高いと見て、オファーしませんでした。オファーすれば受けるのでは、と言われていたみたいですね。低額で連れ戻す可能性はあるそうですが、どっかに行ってしまうんでしょうかね。
○ 11/24
Claimed OF Jordan Parraz off waivers from KC.
KCがMinorに落とそうとしたOF ParrazをClaim。RFをメインで守る26歳の選手。元々はHOUの04年のドラ3。昨季はAAAで.266/.350/.410/11 HRとイマイチ。ツール面ではまずまず評価が高く、OF守備もアスレティックで良いらしい。比較的成熟した打者で、そこそこBBを選ぶし、しっかりと逆方向に打てる選手。ただこのタイプとしては、基本的な打撃力にやや難がある。AAAに置いとくにしろ、MLBで使えるとは思えないレベルで、40人枠を占めるのも微妙(そのうち外れるとは思いますけど)。BellやMcDonaldが抜けたときに備えてか。
DET signed C/1B Victor Martinez.
DETがVictor Martinezとサイン。4y/$50Mだそうです。フルタイムの捕手としては見てないとも聞いてたけど、思い切りましたね。1BにもMiguel Cabreraがいるし、CabreraをDHと併用でもするのかな?BOSは今のところ#19のピックを得る予定で、これはプロテクトされていないピックの中では最高のもの。BOSの4y/$42Mともかく、BALの4y/$48Mなどもあったそうだから、BOS孝行ですね(BALはドラ1はプロテクト)。
ドラ1#19がもらえるかということでは、EliasのスコアがV-Martより高いのは、Rafael Soriano、Jayson Werth、Cliff Leeの3人のみで、LeeはNYYとの争奪戦はしないでしょう。SorianoもクローザーにJose Valverdeを抱えるのでなさそう。Werthは唯一可能性ありだけど、それを防ぐためにも、ウチがWerthと契約しましょう(笑)。サンドイッチピックも比較的簡単で、上記の3人が再契約しないとして、#37になる可能性高し。
Adrian BeltreとV-Martとの再契約を狙ってたようですけど、これでBeltre1本に絞れて、かえってスッキリしたかもしれませんね。捕手はSaltyと守備のいい捕手を組ませて、守備面はOKにしとく方が好みかな?Werthと契約して、Beltreが流出なら、1BでAdrian GonzalezよりPrince Fielder (MIL)というのはどうか。Kelly+Kalish or Reddick+松坂(年棒半額程度負担)でどうでしょ(ムリか)。
○ 11/30
3B Adrian Beltre and 2B/3B Felipe Lopez declined salary arbitration.
Adrian BeltreとFelipe Lopezが調停申請を拒否。Beltreは当然。F. Lopezは断ると言われてたけど、若干受ける可能性もあったので一安心。彼との再契約はないでしょう。願わくばどこかでMLB契約をして、サンドイッチピックを残してくれれば。
○ 12/1
PIT signed C Dusty Brown.
MiLFAとなっていたDusty BrownがPITと契約。00年のドラフトで10年間BOSに在籍。お疲れ様でした。PITならよりチャンスはあると思うのでガンバって。できれば帰ってきて欲しかったし、BOSに残る意志はあると聞いていたけど、本人もチャレンジできる環境の方がいいかもしれないし、すぐにMLBで使える選手は少ないとは言え、BOSのMinor上層の捕手は飽和気味でこの方が良かった面もあるのかも。MLB契約じゃないとは思うけどよくはわからない。BOSのAAAはWagnerとExpositoで行くとして、MLB経験のある捕手を1人加えるかなと思います。
○ 12/2
Non-tendered LHP Hideki Okajima, RHP Taylor Buchholz, and LHP Andrew Miller.
岡島に来季の契約を提示せず。Non-tender FAとなります。今季の成績および年齢と、昨季$2.75(+インセンティブ)のサラリーからの調停では仕方ないと思います。できれば優勝を投げた時点から今日までにトレードして何らかの見返りを得たかったけど。額を落として再契約はあるのかな?ただNLではまだしっかり投げると思いますし。どこかに行くでしょう。代理人のミスとは言え、昨季3年契約(2年+オプション)が終了した時点でFAになっていればとは思います。お疲れ様でした。
と思ったら、Taylor Buchholz、Andrew Millerと最近獲得した2人もNon-tender。これは正直意味不明。T. Buchholzの方はWaiverだから特に痛い訳じゃないけど、A. MillerはDustin Richardsonをただ手放しただけになる。再契約の合意でもしてるのかなと思いたいけど、それならFLAがNon-tenderする可能性もあったから、トレードで動かなくても良かったのでは?考えられるのは、急にペイロールの引き締めがあったか、もしくはNon-tender期日までに適当な額でまとめられると思っていたのか。後者だとちょっと見込みが甘いと言わざるを得ない。
Signed C Jason Varitek.
$2MでTekと再契約。Victor Martinezが流出し、John BuckがFLAに決定した時点で、この流れはある程度仕方なかった感。FAには有力な候補が他にはいないですし。殿堂入りというレベルではないにしろ、近年のBOSの象徴とも言える選手で、帰ってきてくれるのは嬉しいです。額的には若干高めで、$1M程度に抑えたかった感はありますが。これで11年は正捕手Salty、Backup Tekでひとまず決定。守備もそうだけど、正直打撃に関してはどちらも計算できるというレベルになく、怖い感は受けます。
Tekの帰還を望んでたSaltyにステップアップを期待したいところ。Saltyは若干左打席の方がいい感じで、Tekは対左は打つから、こちらをメインに週1~2回の機会を得るでしょう。一応Saltyは1Bも守るし、Scutaroを出して、IF/OF守れるBackupを入れれば、もう1人捕手を加えられなくもないでしょうけどどうしますか。Tekの引退というオプションもあるかもしれないし、Russell Martin (LAD)を含め、まだ市場を漁るかもしれませんね。
Signed RHP Brandon Duckworth, RHP Jason Bergmann, and RHP Charlis Burdie to minor league deals.
いずれもAAAAレベルの右のリリーフ。もう少し、ちょっとは期待できそうなのがいなかったもんか。こんなんにAAAの枠を占められたくないんですけどね。
○ 12/3
Signed international free agent RHP William Abreu to a minor league deal.
W. Abreuと契約。PEDで50試合の出場停止だそうです。 来年いるかな...
○ 12/6
Acquired 1B Adrian Gonzalez from SD for RHP Casey Kelly, 1B Anthony Rizzo, CF Reymond Fuentes and a PTBNL.
ブロックバスターが成立しました。SDからMLB最高の打者の1人、A. Gonzalezを獲得。見返りにCasey Kelly、Anthony Rizzoの組織のTop3に入るProspect2人にReymond Fuentes、PTBNLを1人がSDへ。期限ギリギリまで色々交渉していたようですが、取りあえず契約延長はなし。SDは残り1年のA. Gonzalezを出して、しっかりした見返りを得た。SD側から見ると、以前噂に出ていたようなパッケージからすると、ちょっと物足りなくて不満を言いたいんではないかと思いますが、正直残り1年ということを考えれば、個人的にはわずかにオーバーペイ感はある。
KellyはSDならすぐに2番手以上になるだろうし、Rizzoは同年齢時のA. Gonzalezと同レベルの成績をMinorで残し、最大限成長すれば、彼クラスになり得る。1BのProspectはそこそこいるチームではありますが。SDが不満があるとすれば3枚目がFuentesであることか。しっかりしたCFのレンジを持つし、高卒1年目にしてはLow-Aでしっかり打ったが、選球眼、パワー、肩といった部分に欠け、良くてしっかりしたリードオフというくらい。彼が4枚目なら大満足だったでしょう。Petco Parkの広い中堅をカバーできる意味ではチームのニーズには合致するけど、同期で同じCFのDonovan Tateがいるので。
ただ彼をドラフト後、BOS時代にFuentesのドラフトを強く勧めたJason McLoadがスカウト部長に就任したから、Tateよりお気に入りのFuentesを将来のCFとしたいのかも。この辺はBOS的には有利に働いた感。PTBNLは色々言われているけど6ヶ月以内に決めないといけないので、10年のドラフト組は考えられない。Rule5ドラフトに向け、現在はロスターを動かせないのがあるから、4枚目はBellやRiceのようなRule5 eligibleの選手ではないかと言われています。いずれにせよ重要ではないだろうとのこと。
一方でYouksが1B/3Bで回せるBOSはFAで抜けたAdrian Beltreの後釜として、Beltreとの再契約や1Bで代役を探していましたが、これで確定。Youksは3Bに移ることになる。Beltreとの再契約はなくなったと言えるでしょう。A-Gonは言わずとしれたMLB最高クラスの打者。打者不利のPetcoを本拠にしながら、毎年リーグでトップクラスの成績を残しチームを引っ張っていました。BOSでは素直に3番を打ち、4番Youks、5番Papiという流れになるはず。1B守備も評価が高い。
ただこの冬肩を手術しており、打撃への影響はどうか。結局契約延長はなしになり、正直少しパッケージを落とせなかったもんかと思うけど、延長に向けて大型契約を提示しなかったのは、ケガの問題もあったのでしょう。ただ最も重要なのは今契約延長すると、11年までの格安契約のおかげでAAVが$3M程度だったのが、$20Mを超えるだろうこと。$6.3Mの今季年棒はいいとして、ラグジュアリータックスギリギリのBOSには簡単には延長できないと元々言われていた。シーズン開始後なら、AAVは以前のままなので、開始後に延長したいですが。
個人的な印象は、契約延長/AAVの問題を除いたとしても微妙な感。個人的にはBeltreの打撃を信じてない方ですが、それでも3人+1人のTop Prospectを放出して、取りあえず残り1年の1Bを獲得というのは微妙な感も。11年1年間は良くても、再契約できなかった場合は再び代役を連れてこなければならない。また再契約できたとしても重い契約を抱えることになるし、もう1つ個人的に問題視しているのはYouksを3Bに固定せざるを得ないことです。キャリアを通じて3B守備は平均以上と評価されるものの、30歳を越えた、生え抜きの主砲の1人を負担の大きい3Bで使わざるを得ない。これなら、Beltreの3B守備のプラスを考慮すれば、多少割高になるとは言え、Beltre再契約の方が自然な動きだったかも。
ペイロールの問題も大きかったのかなとは思いますが、取りあえずこう動いて11年の戦力は大幅強化。出したパッケージもKellyは痛いけど、A-GonにブロックされるRizzoに、個人的には評価の高くないFuentesくらいだから、何とかギリギリの線は守ったと思います。SDのWin-Evenくらいかなぁという印象。あとの動き方はどうでしょうね。Jayson WerthがWASに確定し、LFが難しい。一方で1BはA-GonとYouksがいるから、1B Backupは必要なく、C/3BでRussell Martinなどを狙ってもいいのかもとか考えてます。
Released C Maykol Sanchez.
そろそろかなとは思ってた。
CLE signed IF Jack Hannahan to a minor league deal.
どうでもいい。
○ 12/9
TB selected LHP Cesar Cabral and NYY selected RHP Daniel Turpen in Rule5 draft.
Rule 5 Draft関連のスレッド参照。
○ 12/11
Signed OF Carl Crawford.
高 すぎて完全撤退と思いきや、何とCrawfordと合意。フィジカルをパスすれば正式契約。7年$142Mと巨大な契約で、部分的なノートレード条項がつ くようです。比較的健康な選手だけど、さすがに36歳になる7年後まで$20Mを超える年棒に見合う働きができるとも思えないですが。TBに現時点 で#24がいく。Crawfordは言わずと知れたトップクラスのLF。元々はCFでスピードも十分だが、肩や守備の勘の部分があって、LFでずっとキャ リアを過ごしている。スピードはMLBでも指折りで、毎年盗塁王争いの上位につける。左翼守備は素晴らしくGGクラス。打撃力も高く、.300前後の AVGに15 HR程度するパワーもある。打てる選手だが、LFとしては多少パワー・選球眼では打撃オンリーの選手には劣る。ただ守備・走力を含めた総合力では決して見 劣りせず、昨年のWARではAlbert PujolsやRyan Zimmermanなど数人が上にいるだけ。
いい選手だし、確実な貢 献を期待できる数少ないプレイヤーで、戦力強化には違いないが、個人的にはあまり印象が良くない。#24を諦めることになるし、やはり高い。打てる選手だ が、中軸としてはパワー・選球眼に難がある。守備はいいが、左翼の狭いFenwayでは利益は限定的で、それにAdrian Gonzalez獲得で左打者が増えた打線が、さらに左過剰に。Papi、Drewのように左を苦手とする選手がいるだけに、Jayson Werthの方がフィットしたのではと。Crawford自身もやはり左をやや苦手としているし。
1番や2番に適正のある選手だが、1番 は打ちたくないと聞いているし、2番にはPedroiaがいる。3番を打たせるのはありだが、A-Gon、Youksの打席数を減らすのはどうか。個人的 には、Ellsburyが残留として、5番を打たせるかもと。ここまでならPapiが5番だっただろうが、左に対して鬼神のYouksを避けてPapiに 左を当てられる場面が多くなることを考えれば、対左で少しマシなCrawfordをプロテクトにした方がと。ただ個人的にはパワーは落としたものの、未だ に好打でAVG/OBPで高い数字を残せるMagglio Ordonezを1、2年で獲得し、6番を打たせるのが好みだったけど。ここまでの高額契約を出してまで、どうしても獲りたいほどフィットしてるとも思え ないのだけど、果たしてどうなるのでしょうか。
[Transaction]
○ 10/7
Outrighted C Dusty Brown, C Kevin Cash, and RHP Robert Manuel to AAA.
Brown、Cash Manuelが40人枠を外れ、AAAへアサイン。同時にMiLFAの資格を得ます。
○ 10/8
Outrighted LHP Rich Hill to AAA.
HillもAAAへ。この場合はDFAとは違うのかな?Waiverにかけていない感じがするけど。
○ 10/9
Granted free agency to RHP Fernando Cabrera, LHP Fabio Castro, LHP Rich Hill, C Gustavo Molina, and 3B Jack Hannahan.
上記の選手たちがMiLFAに。特に帰って来て欲しいのはいないかな。
○ 10/14
Signed C Jarrod Saltalamacchia to a one-year deal.
Saltyと調停を回避して1年契約で合意。$0.75Mでちょっと高い印象を受けます。一応今のところMLBのレギュラーとして使うと言っていますがどうなるでしょうか。
Granted free agency to RHP Robert Manuel, C Kevin Cash, and IF Niuman Romero.
特に何も言うことはありません。Robert ManuelはAAAでは良かったですけどね。
○ 11/2
C Jason Varitek, C/1B Victor Martinez, and 1B/3B Mike Lowell filed for free agency.
Jason Varitek、Victor Martinez、Mike LowellがFA。V-MartはTypeA、残り2人はTypeBです。Lowellは引退。V-MartはBOSが提示する契約を断っており、Saltyを使う意向だからどこかに行きそうです。DETがベスト。BOSにはJohn Buck (前TOR、TypeB FA)が来るという予想がMLBTRから出てました。Tekの再契約はどうでしょうねぇ。個人的には調停を申し込んでいいと思ってます。
○ 11/3
3B Adrian Beltre declined 2011 player option, making him a free agent
Adrian Beltreが当然ながらPlayer Optionを破棄してFAへ。ドラ1がプロテクトされてるLAAに行かせるなら再契約したい気もしますけど。彼の引き留めはBOSのトッププライオリティーとも。
○ 11/4
Declined 2011 team options on UT Bill Hall and 2B/3B Felipe Lopez.
Exercised team options on DH David Ortiz and RHP Scott Atchison.
Bill HallとFelipe Lopezのオプションを破棄。 OrtizとAtchisonは行使。Ortizの$12.5Mは少し高くて、本人はオプション行使よりも複数年契約を欲しがっていましたので、少し額を落として$7.5~9Mの2年とか2年+オプションとかで契約再構築できたらいいと思うんですけどね。ただチーム的には左のパワーヒッターは必要なので、単純に破棄は考えづらかった。TBが狙うとかいう話もあったし。またAtchisonは働き的には微妙なとこだし、来季はオプションがないみたいだけど、単純に$0.40Mと最低保証額程度なので、どうとでもなるし、これなら行使は当然。
Acquired SS Brent Dlugach for a PTBNL or cash considerations.
DETからSSのデプスDlugachを獲得。見返りはPTBNLか現金。AAAのデプスになります。AAAのM-IFはNavarroがいて、あとはAAで打ったSpearsはMiLFAではないのかな?ただIglesiasはAAスタートになりそうだから、1人加えるのは自然。守備はいいと言われていて、AAAAタイプですが、Minorではそれなり打っている。40人枠を占める点が難点で、DFAしてWaiverで獲られたら、ちょっともったいない。
○ 11/6
Granted minor league free agency to C Dusty Brown, IF Ray Chang, 1B Carlos Delgado, RHP Zach Hammes, RHP Mark Holliman, LHP Tommy Hottovy, RHP Tyler Lavigne, RHP Chad Paronto, RHP Ramon A. Ramirez, RHP Patrick Ryan, IF Luis Segovia, IF Gil Velazquez, and LHP Armando Zerpa.
Dusty Brownだけは再契約を狙いたい。
○ 11/8
Activated OF Mike Cameron, OF Jacoby Ellsbury, RHP Junichi Tazawa, and C Kevin Youkilis from the 60-day DL.
60日DLはオフシーズンは適応されません。
Released LHP Nestor Lastreto, LHP Richie Wasielewski, C Chia-Chu Chen, 1B/C Sean Killeen, and 2B Jordan Sallis.
まぁリリースの予想されたメンバー。Richie Wasielewskiは高卒だった割にはあまり登用されませんでしたね。
TEX signed C Kevin Cash to a minor league deal.
Kevin CashがTEXとサイン。Dusty Brownと再契約の可能性が上がったかも。
○ 11/12
Acquired LHP Andrew Miller from FLA for LHP Dustin Richardson
FLAから元Top ProspectのA. Millerを獲得。見返りは06年ドラフトの同期左腕Dustin Richardson。UNCでのD. Bardのチームメイトで、左から100 mph近い速球を投げ、Bardよりも評価が高く、06年のドラフトでは全体No.1 Prospectと言われていた。ただボーナス要求が高く、結局はNo.6でDETへ。このトレードの直後にSDに出されたCameron Maybin共に、08年のMiguel Cabrera、Dontrelle WillisとのトレードでFLAに行っていました。
Minorオプションが切れてて、さらにギリギリでSuper Twoに入るようだから、FLAはコスト面を考えて手放すことにしたんでしょう。10年は$1.79Mで調停だから同額以上はかかってしまう。ただ10年はMajor/Minorのスプリット契約だったようで、1年間MLBにいて$1.79Mのはずだから、実際には$1M前後だったはずだけど、調停がどちらの額を基準とするのかはよくわかりません。どちらにせよ明らかに高い。BOSはこういう賭けが好きだし、リリーフに困ってるから、無視できる(と個人的には思わないけど)見返りで可能性を獲れるならということか。Millerをドラフトした際のスカウト(?)がフロントにいるのもあるみたいです。
Cabreraその他のトレードは失敗と言えるけど、FLAはコストダウンと最低限の見返りを取り出しに来てる印象。Richardsonもやっぱりコマンドが完成してなくて、さらには球威・アウトピッチと、最大限育ってやっとセットアップかというようなカンジだから、SPなどでは結構評価されているけど、まだオプションの残ってて、最低限で雇える若手左腕(しかもAAAでは素晴らしく投げている)を出すのは個人的には印象が悪い。
Millerはポテンシャルは評価されるが、06年のドラフト後にDETがMLBまで急がせ、さらにFLAでメカニクス改造などもあって、伸び悩んでいる。DETは結構こういう無茶な昇格をしたりしてて、Rick Porcelloとか、上手くいっている選手もいるけど、Maybinしかりで、Prospectとしては有名だったけど...というようなことも多い(ウチもCraig Hansenとかでやっちゃいましたけどね)。メカニクスは相変わらず悩んでて、今では90 mphちょい、最速で94 mphまでしか出ない。コマンドもやっぱり滅茶苦茶です。BardとのUNCコンビの左右セットアップというのは魅力的な夢ですが、所詮夢は夢。いかにCurt Youngコーチがいるとは言え、相当に分の悪い賭けかと思います。
○ 11/15
Claimed RHP Taylor Buchholz off waivers from TOR.
TORがWaiverにかけていた、T. BuchholzをClaim。C. Buchholzの遠い従兄弟になるそうです。元々はPHIの00年のドラ6。Billy WagnerのトレードでHOUに移籍し、一時は組織のNo.1 Prospectとされていた。その後やや球威を落とし、先発4、5番手からリリーフと言われるようになり、07年前にJason Jenningsの見返りでCOLへトレード。その後はブルペンに移行していましたが、08年にはセットアップとして開花し、MLBでも有数の成績を残しましたが、09年にTJ。今年は復帰したものの、腰のケガなどもあり、12 IPの登板に留まりました。
球速は90 mph前半で最速でも93 mph程度。良く沈む。以前は高めに浮くこともあったが、コマンドが非常に良くなったことが、08年の躍進につながった。アウトピッチはカーブで、先発として育っただけあって、チェンジアップもしっかりしている。小ぶりなClayという感じはあながち遠くないか。力で押すよりも丁寧に投げるタイプです。TJから回復途上で少し球速が落ちているみたいですが、そろそろ復帰から20ヶ月だし、戻ってこないと厳しい。
この冬に調停3年目に入りますが、Super Twoなので、保有期間はあと2年。10年は$1.055Mだから、確実に働くかわからない投手にしては高い。TORもそれでMinorに落とそうとしたんでしょう。上のA. Millerと同じで、回復待ちですが、ダメなら非保証なので切れる。復活すれば、ミドルからセットアップになるかもしれないし、見返りがない分Millerより印象はいい。岡島はどうするかわからないけど、Minorから争わせるメンバーも含めて、割と充実してきた感。あとはしっかりのを1枚加えて、ベテランを1、2枚Minor契約で押さえておけば、形にはなってきたと思います。
Released RHP Chez Angeloni.
今季は結構バシバシ切ってる感。
○ 11/19
Purchased the contracts of C Luis Exposito from AA and 2B/SS Oscar Tejeda and RHP Stolmy Pimentel from High-A.
Rule 5 Draft関連のスレッド参照。
Signed IF/OF Drew Sutton to a minor league deal.
MiLFAになっていたSuttonと契約。10年はCIN、TOR、CLEでプレーしたみたい。27歳で、元々はM-IFだけど、OFも守る。04年のHOUのドラ15。2年前はAAで20発とそこそこMinorではやってるけど、MLBに定着できてないタイプ。IF/OFを兼ねれるので、ロスター枠が厳しいAAAにはまずまずかも。DulgachがDFAして獲られたときや、あとはOFは結構埋ってるけど、Daegesがケガから復帰できるのかわからないのと、BellがRule5で抜けるかもなんで。
○ 11/22
SEA signed LHP Fabio Castro to a minor league deal.
Fabio CastroがSEAとサイン。左だし、奪三振率はいいんですけどね。
○ 11/23
Offerd salary arbitation to C/1B Victor Martinez, 3B Adrian Beltre and 2B/3B Felipe Lopez.
Declined to offer salary arbitration to C Jason Varitek, 1B/3B Mike Lowell and UT Bill Hall.
調停申込みの期限です。保有期間を過ぎてFAになる選手には調停を申込むかどうかを決めなければいけません。基本的には予想通りで、TypeAかつ拒否が確実なVictor Martinez、Adrian Beltre、またTypeBの補償目的で契約したFelipe Lopezにはオファー。すでにV-MartはDETと契約しました。F. Lopezは受ける可能性もあるし、そもそもMLB契約をもらえないんではないかと。3Bは薄いから、どこかに行ってくれるのを期待しましょう。また、明らかに割高なBill Hall(しかもTypeC)、引退のMike Lowell (TypeBでしたが)はもちろん、Jason Varitek (TypeB)も受けられると$3Mを超えるので高いと見て、オファーしませんでした。オファーすれば受けるのでは、と言われていたみたいですね。低額で連れ戻す可能性はあるそうですが、どっかに行ってしまうんでしょうかね。
○ 11/24
Claimed OF Jordan Parraz off waivers from KC.
KCがMinorに落とそうとしたOF ParrazをClaim。RFをメインで守る26歳の選手。元々はHOUの04年のドラ3。昨季はAAAで.266/.350/.410/11 HRとイマイチ。ツール面ではまずまず評価が高く、OF守備もアスレティックで良いらしい。比較的成熟した打者で、そこそこBBを選ぶし、しっかりと逆方向に打てる選手。ただこのタイプとしては、基本的な打撃力にやや難がある。AAAに置いとくにしろ、MLBで使えるとは思えないレベルで、40人枠を占めるのも微妙(そのうち外れるとは思いますけど)。BellやMcDonaldが抜けたときに備えてか。
DET signed C/1B Victor Martinez.
DETがVictor Martinezとサイン。4y/$50Mだそうです。フルタイムの捕手としては見てないとも聞いてたけど、思い切りましたね。1BにもMiguel Cabreraがいるし、CabreraをDHと併用でもするのかな?BOSは今のところ#19のピックを得る予定で、これはプロテクトされていないピックの中では最高のもの。BOSの4y/$42Mともかく、BALの4y/$48Mなどもあったそうだから、BOS孝行ですね(BALはドラ1はプロテクト)。
ドラ1#19がもらえるかということでは、EliasのスコアがV-Martより高いのは、Rafael Soriano、Jayson Werth、Cliff Leeの3人のみで、LeeはNYYとの争奪戦はしないでしょう。SorianoもクローザーにJose Valverdeを抱えるのでなさそう。Werthは唯一可能性ありだけど、それを防ぐためにも、ウチがWerthと契約しましょう(笑)。サンドイッチピックも比較的簡単で、上記の3人が再契約しないとして、#37になる可能性高し。
Adrian BeltreとV-Martとの再契約を狙ってたようですけど、これでBeltre1本に絞れて、かえってスッキリしたかもしれませんね。捕手はSaltyと守備のいい捕手を組ませて、守備面はOKにしとく方が好みかな?Werthと契約して、Beltreが流出なら、1BでAdrian GonzalezよりPrince Fielder (MIL)というのはどうか。Kelly+Kalish or Reddick+松坂(年棒半額程度負担)でどうでしょ(ムリか)。
○ 11/30
3B Adrian Beltre and 2B/3B Felipe Lopez declined salary arbitration.
Adrian BeltreとFelipe Lopezが調停申請を拒否。Beltreは当然。F. Lopezは断ると言われてたけど、若干受ける可能性もあったので一安心。彼との再契約はないでしょう。願わくばどこかでMLB契約をして、サンドイッチピックを残してくれれば。
○ 12/1
PIT signed C Dusty Brown.
MiLFAとなっていたDusty BrownがPITと契約。00年のドラフトで10年間BOSに在籍。お疲れ様でした。PITならよりチャンスはあると思うのでガンバって。できれば帰ってきて欲しかったし、BOSに残る意志はあると聞いていたけど、本人もチャレンジできる環境の方がいいかもしれないし、すぐにMLBで使える選手は少ないとは言え、BOSのMinor上層の捕手は飽和気味でこの方が良かった面もあるのかも。MLB契約じゃないとは思うけどよくはわからない。BOSのAAAはWagnerとExpositoで行くとして、MLB経験のある捕手を1人加えるかなと思います。
○ 12/2
Non-tendered LHP Hideki Okajima, RHP Taylor Buchholz, and LHP Andrew Miller.
岡島に来季の契約を提示せず。Non-tender FAとなります。今季の成績および年齢と、昨季$2.75(+インセンティブ)のサラリーからの調停では仕方ないと思います。できれば優勝を投げた時点から今日までにトレードして何らかの見返りを得たかったけど。額を落として再契約はあるのかな?ただNLではまだしっかり投げると思いますし。どこかに行くでしょう。代理人のミスとは言え、昨季3年契約(2年+オプション)が終了した時点でFAになっていればとは思います。お疲れ様でした。
と思ったら、Taylor Buchholz、Andrew Millerと最近獲得した2人もNon-tender。これは正直意味不明。T. Buchholzの方はWaiverだから特に痛い訳じゃないけど、A. MillerはDustin Richardsonをただ手放しただけになる。再契約の合意でもしてるのかなと思いたいけど、それならFLAがNon-tenderする可能性もあったから、トレードで動かなくても良かったのでは?考えられるのは、急にペイロールの引き締めがあったか、もしくはNon-tender期日までに適当な額でまとめられると思っていたのか。後者だとちょっと見込みが甘いと言わざるを得ない。
Signed C Jason Varitek.
$2MでTekと再契約。Victor Martinezが流出し、John BuckがFLAに決定した時点で、この流れはある程度仕方なかった感。FAには有力な候補が他にはいないですし。殿堂入りというレベルではないにしろ、近年のBOSの象徴とも言える選手で、帰ってきてくれるのは嬉しいです。額的には若干高めで、$1M程度に抑えたかった感はありますが。これで11年は正捕手Salty、Backup Tekでひとまず決定。守備もそうだけど、正直打撃に関してはどちらも計算できるというレベルになく、怖い感は受けます。
Tekの帰還を望んでたSaltyにステップアップを期待したいところ。Saltyは若干左打席の方がいい感じで、Tekは対左は打つから、こちらをメインに週1~2回の機会を得るでしょう。一応Saltyは1Bも守るし、Scutaroを出して、IF/OF守れるBackupを入れれば、もう1人捕手を加えられなくもないでしょうけどどうしますか。Tekの引退というオプションもあるかもしれないし、Russell Martin (LAD)を含め、まだ市場を漁るかもしれませんね。
Signed RHP Brandon Duckworth, RHP Jason Bergmann, and RHP Charlis Burdie to minor league deals.
いずれもAAAAレベルの右のリリーフ。もう少し、ちょっとは期待できそうなのがいなかったもんか。こんなんにAAAの枠を占められたくないんですけどね。
○ 12/3
Signed international free agent RHP William Abreu to a minor league deal.
W. Abreuと契約。PEDで50試合の出場停止だそうです。 来年いるかな...
○ 12/6
Acquired 1B Adrian Gonzalez from SD for RHP Casey Kelly, 1B Anthony Rizzo, CF Reymond Fuentes and a PTBNL.
ブロックバスターが成立しました。SDからMLB最高の打者の1人、A. Gonzalezを獲得。見返りにCasey Kelly、Anthony Rizzoの組織のTop3に入るProspect2人にReymond Fuentes、PTBNLを1人がSDへ。期限ギリギリまで色々交渉していたようですが、取りあえず契約延長はなし。SDは残り1年のA. Gonzalezを出して、しっかりした見返りを得た。SD側から見ると、以前噂に出ていたようなパッケージからすると、ちょっと物足りなくて不満を言いたいんではないかと思いますが、正直残り1年ということを考えれば、個人的にはわずかにオーバーペイ感はある。
KellyはSDならすぐに2番手以上になるだろうし、Rizzoは同年齢時のA. Gonzalezと同レベルの成績をMinorで残し、最大限成長すれば、彼クラスになり得る。1BのProspectはそこそこいるチームではありますが。SDが不満があるとすれば3枚目がFuentesであることか。しっかりしたCFのレンジを持つし、高卒1年目にしてはLow-Aでしっかり打ったが、選球眼、パワー、肩といった部分に欠け、良くてしっかりしたリードオフというくらい。彼が4枚目なら大満足だったでしょう。Petco Parkの広い中堅をカバーできる意味ではチームのニーズには合致するけど、同期で同じCFのDonovan Tateがいるので。
ただ彼をドラフト後、BOS時代にFuentesのドラフトを強く勧めたJason McLoadがスカウト部長に就任したから、Tateよりお気に入りのFuentesを将来のCFとしたいのかも。この辺はBOS的には有利に働いた感。PTBNLは色々言われているけど6ヶ月以内に決めないといけないので、10年のドラフト組は考えられない。Rule5ドラフトに向け、現在はロスターを動かせないのがあるから、4枚目はBellやRiceのようなRule5 eligibleの選手ではないかと言われています。いずれにせよ重要ではないだろうとのこと。
一方でYouksが1B/3Bで回せるBOSはFAで抜けたAdrian Beltreの後釜として、Beltreとの再契約や1Bで代役を探していましたが、これで確定。Youksは3Bに移ることになる。Beltreとの再契約はなくなったと言えるでしょう。A-Gonは言わずとしれたMLB最高クラスの打者。打者不利のPetcoを本拠にしながら、毎年リーグでトップクラスの成績を残しチームを引っ張っていました。BOSでは素直に3番を打ち、4番Youks、5番Papiという流れになるはず。1B守備も評価が高い。
ただこの冬肩を手術しており、打撃への影響はどうか。結局契約延長はなしになり、正直少しパッケージを落とせなかったもんかと思うけど、延長に向けて大型契約を提示しなかったのは、ケガの問題もあったのでしょう。ただ最も重要なのは今契約延長すると、11年までの格安契約のおかげでAAVが$3M程度だったのが、$20Mを超えるだろうこと。$6.3Mの今季年棒はいいとして、ラグジュアリータックスギリギリのBOSには簡単には延長できないと元々言われていた。シーズン開始後なら、AAVは以前のままなので、開始後に延長したいですが。
個人的な印象は、契約延長/AAVの問題を除いたとしても微妙な感。個人的にはBeltreの打撃を信じてない方ですが、それでも3人+1人のTop Prospectを放出して、取りあえず残り1年の1Bを獲得というのは微妙な感も。11年1年間は良くても、再契約できなかった場合は再び代役を連れてこなければならない。また再契約できたとしても重い契約を抱えることになるし、もう1つ個人的に問題視しているのはYouksを3Bに固定せざるを得ないことです。キャリアを通じて3B守備は平均以上と評価されるものの、30歳を越えた、生え抜きの主砲の1人を負担の大きい3Bで使わざるを得ない。これなら、Beltreの3B守備のプラスを考慮すれば、多少割高になるとは言え、Beltre再契約の方が自然な動きだったかも。
ペイロールの問題も大きかったのかなとは思いますが、取りあえずこう動いて11年の戦力は大幅強化。出したパッケージもKellyは痛いけど、A-GonにブロックされるRizzoに、個人的には評価の高くないFuentesくらいだから、何とかギリギリの線は守ったと思います。SDのWin-Evenくらいかなぁという印象。あとの動き方はどうでしょうね。Jayson WerthがWASに確定し、LFが難しい。一方で1BはA-GonとYouksがいるから、1B Backupは必要なく、C/3BでRussell Martinなどを狙ってもいいのかもとか考えてます。
Released C Maykol Sanchez.
そろそろかなとは思ってた。
CLE signed IF Jack Hannahan to a minor league deal.
どうでもいい。
○ 12/9
TB selected LHP Cesar Cabral and NYY selected RHP Daniel Turpen in Rule5 draft.
Rule 5 Draft関連のスレッド参照。
○ 12/11
Signed OF Carl Crawford.
高 すぎて完全撤退と思いきや、何とCrawfordと合意。フィジカルをパスすれば正式契約。7年$142Mと巨大な契約で、部分的なノートレード条項がつ くようです。比較的健康な選手だけど、さすがに36歳になる7年後まで$20Mを超える年棒に見合う働きができるとも思えないですが。TBに現時点 で#24がいく。Crawfordは言わずと知れたトップクラスのLF。元々はCFでスピードも十分だが、肩や守備の勘の部分があって、LFでずっとキャ リアを過ごしている。スピードはMLBでも指折りで、毎年盗塁王争いの上位につける。左翼守備は素晴らしくGGクラス。打撃力も高く、.300前後の AVGに15 HR程度するパワーもある。打てる選手だが、LFとしては多少パワー・選球眼では打撃オンリーの選手には劣る。ただ守備・走力を含めた総合力では決して見 劣りせず、昨年のWARではAlbert PujolsやRyan Zimmermanなど数人が上にいるだけ。
いい選手だし、確実な貢 献を期待できる数少ないプレイヤーで、戦力強化には違いないが、個人的にはあまり印象が良くない。#24を諦めることになるし、やはり高い。打てる選手だ が、中軸としてはパワー・選球眼に難がある。守備はいいが、左翼の狭いFenwayでは利益は限定的で、それにAdrian Gonzalez獲得で左打者が増えた打線が、さらに左過剰に。Papi、Drewのように左を苦手とする選手がいるだけに、Jayson Werthの方がフィットしたのではと。Crawford自身もやはり左をやや苦手としているし。
1番や2番に適正のある選手だが、1番 は打ちたくないと聞いているし、2番にはPedroiaがいる。3番を打たせるのはありだが、A-Gon、Youksの打席数を減らすのはどうか。個人的 には、Ellsburyが残留として、5番を打たせるかもと。ここまでならPapiが5番だっただろうが、左に対して鬼神のYouksを避けてPapiに 左を当てられる場面が多くなることを考えれば、対左で少しマシなCrawfordをプロテクトにした方がと。ただ個人的にはパワーは落としたものの、未だ に好打でAVG/OBPで高い数字を残せるMagglio Ordonezを1、2年で獲得し、6番を打たせるのが好みだったけど。ここまでの高額契約を出してまで、どうしても獲りたいほどフィットしてるとも思え ないのだけど、果たしてどうなるのでしょうか。
2010年12月13日月曜日
Former Sox Prospect Review: Anthony Ranaudo, RHP
今回は、Casey Kellyがトレードされた今、BOSファンが最も期待する投手ProspectのAnthony Ranaudoです。 ケガがあって評価が下落しましたが、それがなければ10年のドラフトで最高の投手、全体でも#2と言われた超大物で、そもそもBOSまで落ちてくることはなかったでしょう。ケガは治ったみたいで、本来の姿を早く取り戻してくれれば。
[Player Data]
Name: Anthony Ranaudo (アンソニー・ラナウド)
Full Name: Anthony R. Ranaudo
Positions: RHSP
Born: September 9, 1989
Birthplace: Jackson, New Jersey
Height: 6-7
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Supplemental 1st round, 2010
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $2,550,000
College: Louisiana State
High School: St. Rose HS (NJ)
MLB Debut: August 1, 2014 (Boston)
How Left: Traded to Texas for Robbie Ross, Jr. (January 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
6'7"と、とても大柄で、マウンド上での存在感がある投手。 速球は91~94 mph程度を常時計測し、パワースタッフを持つ投手と認識されている。ケガ前は、最速97 mphまで出ていた。10年の春はケガでやや球速が出ていなかったが、夏のCape Cod Leagueでは以前の水準に戻った。12年のSTでも97 mphを出したそうだが、シーズン中は80 mph後半のことも。長身とケガのコンビネーションで、メカニクスが不安定で、そのせいで球速も安定しない傾向が強い。先発としてはしっかりした球威を持ち、プラスと言う評価が強い一方、球速面では、本当のパワーピッチャーと比較すると劣り、球筋もフラット気味とは言われている。長身から投げ込むメリットもあるが、メカニクスには未だに悩んでいて、そのせいもあるのかアームスピードもトップの選手と比べると落ちるとも。コマンドはイマイチで、高めに浮きやすい。彼のベストピッチはプラスのカーブで、人差し指を立ててナックルカーブ気味に投げる。これはケガ後の不安定な時期でも十分に効力を持っていたし、MLBでも十分なアウトピッチになるはず。ただコマンド面はこちらも不安定。チェンジアップはカレッジではあまり投げなかったが、平均的とは言われている。年齢、元々の評価の割には未完成という印象の強い投手。特にケガもあったし、メカニクスには改良が必要と思われます。
[Background]
北東部New Jersey州出身。09年は、LSUをカレッジのWS優勝に導き、全米でもトップクラスの投手と言われた。10年のドラフトでは、Bryce Harperが全体#1としてもその次の#2、WASがHarperを敬遠すれば、全体#1になるかもとも言われていた。しかし、10年の春に肘を痛め、復帰してからもメカニクスが悪くなり、コマンドはメチャクチャで、球威も落ちた。これで評価を落とし、Scott Borasがついていたこともあったが、ドラ1からもスリップし、BOSがサンドイッチピック#39で捕まえた。ドラフト時のランキングはBA #26/PG #17。評価を取り戻すため、Cape Cod Leagueでプレーし、素晴らしい成績を残した彼を、スタッフも戻ってると見て契約。MLB契約になるのではという予想ほどではありませんでしたが、$2.55Mとかなりのオーバースロット。
[Profile]
11' : Low-A Greenvilleでプロデビュー。序盤順調に投げていたが、少し調子を下げ始め、10 GSに投げたところでHigh-A Salemに昇格。こちらではプロ1年目ということもあったのか、疲労で球威が落ち、平凡な成績に。
12' : オフにBrittonとトレーニングし、STでは97 mphまで出たと期待が高まったのだが。そこからケガで出遅れ、5月にAA Portlandでやっと試合に戻ったが、速球は80 mph後半のことも。9試合に投げただけで、デッドアームでシーズン終了。1年を完全にムダにした。
13' : 失望となって昨季から、大きく復活。STでは再び97 mph程度まで球威が戻り、昨季適応できなかったAAを支配。AAのAll-StarゲームとFutures Gameに出場。Eastern Leagueの最優秀投手とシーズンAll-Starチームに選出された。終盤AAA Pawtucket昇格後は、やや疲れもあったかもしれないが、数字ほどは良い印象はない。11月にRule 5ドラフト対策で40人ロスター入り。
14' : MLBで投げている姿を見ていても、そこまでドミナントなスタッフには見えないが、とにかくAAAでは被打率が低く、しっかり抑えているし、MLBデビューも順調だった。昨季に引き続き、成功のシーズンだったと言える。AAAのAll-Starゲームの出場者に選出されるも登板せず。International Leagueの最優秀投手に選出。
15' Jan. : Robbie Ross, Jr.とのトレードでTEXへ。
15' : TEX-AAAではソリッドも、MLBには適応できず。支配力の欠如が悩ましい。
16' : やはり前年同様、AAAではソリッドも、MLBには適応できず。シーズン中にDFAされてCWSがクレーム。
17' : 韓国に渡って投げるも、そちらでも打ち込まれた。
[Comment]
優れたスタッフを持つけど、球速面のことやケガもあって、今はエース級とは見られていないはず。BOSの投手Propsectの有名だった選手と比べると、Clay Buchholzの方が上で、Kellyと比較しても意見が分かれるといった感じ。それでも、ケガ前の状態に戻るなら、しっかりした二番手クラスにはなれる。取りあえずメカニクスの矯正は不可欠で、うまく磨いて欲しい投手です。
(15年追記)14年の9月のコールアップで何度か見たけど、投球も平凡だったし、被弾癖も印象が悪かった。ただ例年後半戦はメカニクスを崩してスタッフを落とす印象だったし、それが真の姿では無かったとは思う。上限は感じるし、若干惜しいようにも思うけど、一方でBOSの育成は彼を全く伸ばせなかったように感じるし、新天地で大きく羽ばたいて欲しい。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Anthony Ranaudo (アンソニー・ラナウド)
Full Name: Anthony R. Ranaudo
Positions: RHSP
Born: September 9, 1989
Birthplace: Jackson, New Jersey
Height: 6-7
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Supplemental 1st round, 2010
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $2,550,000
College: Louisiana State
High School: St. Rose HS (NJ)
MLB Debut: August 1, 2014 (Boston)
How Left: Traded to Texas for Robbie Ross, Jr. (January 2015)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
6'7"と、とても大柄で、マウンド上での存在感がある投手。 速球は91~94 mph程度を常時計測し、パワースタッフを持つ投手と認識されている。ケガ前は、最速97 mphまで出ていた。10年の春はケガでやや球速が出ていなかったが、夏のCape Cod Leagueでは以前の水準に戻った。12年のSTでも97 mphを出したそうだが、シーズン中は80 mph後半のことも。長身とケガのコンビネーションで、メカニクスが不安定で、そのせいで球速も安定しない傾向が強い。先発としてはしっかりした球威を持ち、プラスと言う評価が強い一方、球速面では、本当のパワーピッチャーと比較すると劣り、球筋もフラット気味とは言われている。長身から投げ込むメリットもあるが、メカニクスには未だに悩んでいて、そのせいもあるのかアームスピードもトップの選手と比べると落ちるとも。コマンドはイマイチで、高めに浮きやすい。彼のベストピッチはプラスのカーブで、人差し指を立ててナックルカーブ気味に投げる。これはケガ後の不安定な時期でも十分に効力を持っていたし、MLBでも十分なアウトピッチになるはず。ただコマンド面はこちらも不安定。チェンジアップはカレッジではあまり投げなかったが、平均的とは言われている。年齢、元々の評価の割には未完成という印象の強い投手。特にケガもあったし、メカニクスには改良が必要と思われます。
[Background]
北東部New Jersey州出身。09年は、LSUをカレッジのWS優勝に導き、全米でもトップクラスの投手と言われた。10年のドラフトでは、Bryce Harperが全体#1としてもその次の#2、WASがHarperを敬遠すれば、全体#1になるかもとも言われていた。しかし、10年の春に肘を痛め、復帰してからもメカニクスが悪くなり、コマンドはメチャクチャで、球威も落ちた。これで評価を落とし、Scott Borasがついていたこともあったが、ドラ1からもスリップし、BOSがサンドイッチピック#39で捕まえた。ドラフト時のランキングはBA #26/PG #17。評価を取り戻すため、Cape Cod Leagueでプレーし、素晴らしい成績を残した彼を、スタッフも戻ってると見て契約。MLB契約になるのではという予想ほどではありませんでしたが、$2.55Mとかなりのオーバースロット。
[Profile]
11' : Low-A Greenvilleでプロデビュー。序盤順調に投げていたが、少し調子を下げ始め、10 GSに投げたところでHigh-A Salemに昇格。こちらではプロ1年目ということもあったのか、疲労で球威が落ち、平凡な成績に。
12' : オフにBrittonとトレーニングし、STでは97 mphまで出たと期待が高まったのだが。そこからケガで出遅れ、5月にAA Portlandでやっと試合に戻ったが、速球は80 mph後半のことも。9試合に投げただけで、デッドアームでシーズン終了。1年を完全にムダにした。
13' : 失望となって昨季から、大きく復活。STでは再び97 mph程度まで球威が戻り、昨季適応できなかったAAを支配。AAのAll-StarゲームとFutures Gameに出場。Eastern Leagueの最優秀投手とシーズンAll-Starチームに選出された。終盤AAA Pawtucket昇格後は、やや疲れもあったかもしれないが、数字ほどは良い印象はない。11月にRule 5ドラフト対策で40人ロスター入り。
14' : MLBで投げている姿を見ていても、そこまでドミナントなスタッフには見えないが、とにかくAAAでは被打率が低く、しっかり抑えているし、MLBデビューも順調だった。昨季に引き続き、成功のシーズンだったと言える。AAAのAll-Starゲームの出場者に選出されるも登板せず。International Leagueの最優秀投手に選出。
15' Jan. : Robbie Ross, Jr.とのトレードでTEXへ。
15' : TEX-AAAではソリッドも、MLBには適応できず。支配力の欠如が悩ましい。
16' : やはり前年同様、AAAではソリッドも、MLBには適応できず。シーズン中にDFAされてCWSがクレーム。
17' : 韓国に渡って投げるも、そちらでも打ち込まれた。
[Comment]
優れたスタッフを持つけど、球速面のことやケガもあって、今はエース級とは見られていないはず。BOSの投手Propsectの有名だった選手と比べると、Clay Buchholzの方が上で、Kellyと比較しても意見が分かれるといった感じ。それでも、ケガ前の状態に戻るなら、しっかりした二番手クラスにはなれる。取りあえずメカニクスの矯正は不可欠で、うまく磨いて欲しい投手です。
(15年追記)14年の9月のコールアップで何度か見たけど、投球も平凡だったし、被弾癖も印象が悪かった。ただ例年後半戦はメカニクスを崩してスタッフを落とす印象だったし、それが真の姿では無かったとは思う。上限は感じるし、若干惜しいようにも思うけど、一方でBOSの育成は彼を全く伸ばせなかったように感じるし、新天地で大きく羽ばたいて欲しい。
Former Sox Prospect Review: Reymond Fuentes, CF
今回はAdrian GonzalezのトレードでSDへいった3人の1人、Reymond Fuentesを紹介いたします。09年のドラ1で、1年ちょっとでお別れ。すごく気に入ってたわけじゃないけど、こうなるとちょっと残念。
[Player Data]
Name: Reymond Fuentes (レイモンド・フエンテス)
Full Name: Reymond L. Fuentes
Positions: CF/LF/RF
Born: February 12, 1991
Birthplace: Manati, Puerto Rico
Height: 6-0
Weight: 160
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 1st round, 2009
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,134,000
High School: Fernando Callejo HS (PR)
MLB Debut: August 26, 2013 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Casey Kelly, Anthony Rizzo and Eric Patterson for Adrian Gonzalez (December 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
細身で、素晴らしい運動能力に恵まれたCF。現状ではパワーは平均以下ですが、Carlos Beltranと血縁関係にあたり、BeltranもMinor時代はここまでHRを打てる選手になれるとは思われていなかったようだから、その血筋で成長することもあるかもとも。ただ基本的にはスピードスタータイプ。打撃メカニズムは良く、スウィングスピードも素晴らしいが、選球眼には欠ける。まだ若いだけに仕方ない面もあるが、アグレッシブなヒッターです。75~80を付けられるプラスプラスのスピードがあり、SBは彼の武器になるでしょう。スピードはレンジにも生かされ、CFとして十分。肩の評価は35と弱めですが、守備の勘もしっかりしており、守備のいいCFになれる。Jacoby Ellsburyタイプというのがピッタリですが、彼よりも守備はよくなるんじゃないかと言われています。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #54。母親がBeltranの従姉弟(従兄妹?)にあたる。プエルトリコではむしろサッカー選手として期待されていた。スピードと打撃、守備は高く評価されるものの、経験の浅さ、肩やパワーの不足で、そこまでは高く評価されていませんでしたが、ドラフト前にTheo Epstein GMとスカウティング部長だったJason McLeodがわざわざプエルトリコまで見に行き、凄く気に入ったらしい。特にMcLoadが獲得を熱心に勧め、わずかにオーバードラフトだが、サンドイッチピックのなかった年だったので、ドラ2まで残らないと見てピック。
[Player Profile]
09' : GCLでプロデビューし、.290/.331/.379とまずまず。
10' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。やはりパワーと選球眼には欠けたものの、高卒でCFと考えれば、AVG .270はまずまずかな。42 SBと走りまくり、スピードはやはり素晴らしかった。
10' Dec. : Casey Kellyらと共にAdrian GonzalezのトレードでSDへ。Jed Hoyer GMに付いて、SDへ行ったMcLoadが強く推薦したものと思われます。同期のDonovan Tateがいるだけに厳しいポジション争いが予想されますが、Petco ParkのCFは広く、彼の価値を出せるところでもあるのでガンバって欲しい。
11' : California Leagueの環境にも助けられたが、High-Aでしっかりとした打撃成績。
12' : AAでAVG .218と大きく落ち込み、評価を下げた。
13' : 前年の不振の後、大きく復活を遂げた。AAでAVG .316とよく打つと、AAのAll-Starゲームに出場。短い期間のAAAでもハイアベレージを残し、一気にMLB昇格。8/26のARI戦で7番CFとしてMLBデビュー。選球眼でも進歩を見せており、1番打者へと成長しそう。AAでは他の選手にCFを譲ることが多かったが、AAA/MLBではCFのみでプレー。
14' : ケガでもしたのか、やや出場数が少ないが、マイナー上層でしっかりと打っている。スピードもさすが。オフにKCへトレード。
15' : KC傘下AAAでAVG .308と活躍するも、野手の分厚い選手層に阻まれてMLBでの機会無し。
16' : KCで控えOFとして開幕ロスターの席を掴んだ。MLBでもそこそこ打っていたが、OF陣は厚く、ケガ人の復帰でAAAに送り返された。
17' : Mike Hazenの引きか、ARIへ移り、PCLの環境もあって、AAAでよく打ち、MLBへコールアップ。MLBでも控えとして役割をこなしている。
18' : ARI-AAAで引き続きプレーするも、PCLの環境でも平凡な打撃でMLBには呼ばれず。
[Comment]
肩のツールは仕方ないとしても、今のレベルでコンタクトして行けば、1番CFとしてしっかりしたレギュラーになれるでしょう。ただパワーか選球眼のどちらかが伸びなければ、平凡なレベルに留まる可能性も。パワー面が伸びるなどで、凄くブレイクされると、それはそれでBOSのルーズになるし残念なんですが、それでも開花には期待したい。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Reymond Fuentes (レイモンド・フエンテス)
Full Name: Reymond L. Fuentes
Positions: CF/LF/RF
Born: February 12, 1991
Birthplace: Manati, Puerto Rico
Height: 6-0
Weight: 160
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 1st round, 2009
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,134,000
High School: Fernando Callejo HS (PR)
MLB Debut: August 26, 2013 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Casey Kelly, Anthony Rizzo and Eric Patterson for Adrian Gonzalez (December 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
細身で、素晴らしい運動能力に恵まれたCF。現状ではパワーは平均以下ですが、Carlos Beltranと血縁関係にあたり、BeltranもMinor時代はここまでHRを打てる選手になれるとは思われていなかったようだから、その血筋で成長することもあるかもとも。ただ基本的にはスピードスタータイプ。打撃メカニズムは良く、スウィングスピードも素晴らしいが、選球眼には欠ける。まだ若いだけに仕方ない面もあるが、アグレッシブなヒッターです。75~80を付けられるプラスプラスのスピードがあり、SBは彼の武器になるでしょう。スピードはレンジにも生かされ、CFとして十分。肩の評価は35と弱めですが、守備の勘もしっかりしており、守備のいいCFになれる。Jacoby Ellsburyタイプというのがピッタリですが、彼よりも守備はよくなるんじゃないかと言われています。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #54。母親がBeltranの従姉弟(従兄妹?)にあたる。プエルトリコではむしろサッカー選手として期待されていた。スピードと打撃、守備は高く評価されるものの、経験の浅さ、肩やパワーの不足で、そこまでは高く評価されていませんでしたが、ドラフト前にTheo Epstein GMとスカウティング部長だったJason McLeodがわざわざプエルトリコまで見に行き、凄く気に入ったらしい。特にMcLoadが獲得を熱心に勧め、わずかにオーバードラフトだが、サンドイッチピックのなかった年だったので、ドラ2まで残らないと見てピック。
[Player Profile]
09' : GCLでプロデビューし、.290/.331/.379とまずまず。
10' : Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。やはりパワーと選球眼には欠けたものの、高卒でCFと考えれば、AVG .270はまずまずかな。42 SBと走りまくり、スピードはやはり素晴らしかった。
10' Dec. : Casey Kellyらと共にAdrian GonzalezのトレードでSDへ。Jed Hoyer GMに付いて、SDへ行ったMcLoadが強く推薦したものと思われます。同期のDonovan Tateがいるだけに厳しいポジション争いが予想されますが、Petco ParkのCFは広く、彼の価値を出せるところでもあるのでガンバって欲しい。
11' : California Leagueの環境にも助けられたが、High-Aでしっかりとした打撃成績。
12' : AAでAVG .218と大きく落ち込み、評価を下げた。
13' : 前年の不振の後、大きく復活を遂げた。AAでAVG .316とよく打つと、AAのAll-Starゲームに出場。短い期間のAAAでもハイアベレージを残し、一気にMLB昇格。8/26のARI戦で7番CFとしてMLBデビュー。選球眼でも進歩を見せており、1番打者へと成長しそう。AAでは他の選手にCFを譲ることが多かったが、AAA/MLBではCFのみでプレー。
14' : ケガでもしたのか、やや出場数が少ないが、マイナー上層でしっかりと打っている。スピードもさすが。オフにKCへトレード。
15' : KC傘下AAAでAVG .308と活躍するも、野手の分厚い選手層に阻まれてMLBでの機会無し。
16' : KCで控えOFとして開幕ロスターの席を掴んだ。MLBでもそこそこ打っていたが、OF陣は厚く、ケガ人の復帰でAAAに送り返された。
17' : Mike Hazenの引きか、ARIへ移り、PCLの環境もあって、AAAでよく打ち、MLBへコールアップ。MLBでも控えとして役割をこなしている。
18' : ARI-AAAで引き続きプレーするも、PCLの環境でも平凡な打撃でMLBには呼ばれず。
[Comment]
肩のツールは仕方ないとしても、今のレベルでコンタクトして行けば、1番CFとしてしっかりしたレギュラーになれるでしょう。ただパワーか選球眼のどちらかが伸びなければ、平凡なレベルに留まる可能性も。パワー面が伸びるなどで、凄くブレイクされると、それはそれでBOSのルーズになるし残念なんですが、それでも開花には期待したい。
2010年12月12日日曜日
11' Preseason Position Outlook -Starter-
プレシーズンの各ポジションのデプスチャートSP編です。Buchholz以降、本物のエース級のProspectが出てきてないので、今季はRanaudo、Younginer、Brittonあたりには期待したいです(*は40人ロスター登録選手)。 1B編はこちら。
[MLB]
Starter (fixed) : LHP Jon Lester*, RHP Clay Buchholz*, RHP Josh Beckett*, RHP John Lackey*, RHP Daisuke Matsuzaka*
Other ST invitation : RHP Tim Wakefield*, LHP Felix Doubront*, RHP Alfredo Aceves*, LHP Andrew Miller, RHP Kyle Weiland, RHP Alex Wilson
PHIがCliff Leeと契約し、Roy Halladay、Roy Oswalt、Cole Hammelsと史上屈指のローテーションのカルテットを完成させましたが、ウチのもBeckett、Lackeyが本来のレベルに戻り、Buchholzが成績を落とさなければ、それに匹敵するはずなんですがね。まぁ取りあえず松坂さんを入れて5枚は確定。松坂さんのトレードは少し興味あるチームはあるみたいだけど、Theoさんは他の候補と比較してなんでしょうけど、出す気はないようです。
それぞれの期待値でいうと、やはりLesterにはエースとしてしっかりした働きを期待したい。2番手はBuchholzにも期待したいけど、2年目ということもあるし、Beckettには最低2番手として投げてもらいたい。期待的には再びエースに帰り咲いて欲しいけど。Buchholzは取りあえず3番手。もちろんエースとして働いてくれる分には文句はないんですけどね。あとはLackeyは4番手では投げるでしょう。松坂さんが5番手で、BeckettとBuchholzの両方がこけなければ、かなりのローテになるはず。
デプスは取りあえず、WakeとDoubront。共にST前半は先発で、後半は少しリリーフモードに切り替えて開幕ロスターに入る可能性が高い。それ以降はMinorのデプスになるけど、正直かなり厳しい。誰かMinor契約で1人は置いておかないと、今季に関しては厳しいかも。Weilandは夏ぐらいには何とか使えるかもしれないし、Millsも弱いけど、AAAに適応できていれば少し使ったりできるかも。
[AAA]
Starter (likely) : LHP Felix Doubront*, LHP Andrew Miller, RHP Kyle Weiland
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Adam Mills, RHP Alfredo Aceves*, LHP Kris Johnson, RHP Brandon Duckworth
XST : RHP Junichi Tazawa*
Weilandはほぼ確定だと思う。Weilandは、ランナーを出すと弱いという点を修正できれば。来オフにはRule5でプロテクト確実だから、秋にはリリーフかもしれないけど使ってみるんじゃないかな。Millsは先発としては弱いけど、他にあまりいないし、ちょっとガンバってくれると嬉しい。
残りのスポットはK. Johnsonが有力だけど、リリーフの可能性がある。ドラ1という期待を裏切り続けているけど、3イニング目以降に捕まることが多いから、リリーフならもしかしてとも。XSTで開始と見られる田澤もそのうちリリーフに移すと思うし、それが今季かどうか。Fifeは多分AAスタートで、MiLFAとかで1人、2人という感じか。
(追記) 岡島との契約で、DoubrontとA. Millerは恐らくAAAスタート。先発として様子を見ることになりそうです。
(追記) Alfredo Acevesと契約。投げられる状態ではあるみたいなので、ローテに入ってきそうだけど、少しXSTに残る可能性もあるかも。
(追記) Robert Coelloがトレード放出。
[AA]
Starter (likely) : RHP Stephen Fife, RHP Alex Wilson, RHP Stolmy Pimentel, RHP Brock Huntzinger
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Caleb Clay, RHP Miguel Gonzalez
FifeがAAとして、A. Wilson、Pimentelはほぼ確定。High-Aで支配的ではなかったにしろ、HuntzingerもAAかな。いずれも10年はやや期待外れ。この辺りが伸びて、MLBのデプスに食い込んで欲しい。残り1スポットは、一応Clayなんじゃないかと思うけど、もう諦めつつあるのなら、M. GonzalezとかGarrisonとかを使うかも。R. MillerやPorticeはもうリリーフで行くと思うし、C. BalcomやWorkman、RanaudoはさすがにHigh-Aをスキップはさせないでしょう。
[High-A]
Starter (likely) : LHP Drake Britton, RHP Anthony Ranaudo, RHP Brandon Workman
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Chris Balcom-Miller, RHP Kendal Volz, LHP Chris Hernadnez, RHP Ryan Pressly, RHP Yeiper Castillo, LHP Manny Rivera
最大の激戦区。Brittonは確定。RanaudoとWorkmanはまだプロデビューしていないので、普通ならLow-Aを通してもと思うけど、Low-AはLow-Aで混んでいるし。残りはST次第だけど、C. Balcomは可能性が高いと思う。ただpiggy-backのような形で投げるかも。PresslyやCastillo、Riveraもそうかも。C. HernandezはLow-Aかな?最後のスポットは順当にいけばVolzか。
[Low-A]
Starter (likely) : RHP Madison Younginer, LHP Chris Hernandez, LHP Hunter Cervenka
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Mathew Price, RHP Tyler Wilson, RHP Yeiper Castillo
Younginerには期待したい。C. HernandezはLow-A。M. Priceはリリーフ向きと言われてるけど、取りあえずは先発か。Cervenkaは個人的にはちょっと期待している左腕。あとはT. Wilsonかな?Castilloはケガをする前は、Low-Aを支配していたけど、ケガ後はイマイチだったし、もしかしたらこちらかも。
[SS-A]
Starter (likely) : RHP Juan Rodriguez, RHP Raynel Velette, RHP Miguel Celestino
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Renny Parthemore, LHP Francisco Taveras, RHP Sergio Gomez, RHP Jason Garcia, RHP Kyle Stroup
GCLで良かった、J. Rodriguez、Veletteに昨季もSS-Aで投げたCelestinoあたりか。あとはドラフト次第。左腕のTaverasは昨季GCLでイマイチだった。ParthemoreとS. GomezはGCLの方が有力か。ケガ明けのStroupも可能性あり。
[GCL]
Starter (likely) : RHP Sergio Gomez, RHP Renny Parthemore, RHP Yunior Ortega, RHP Raul Alcantara
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Jason Garcia, RHP Jacob Dahlstrand
S. Gomez、Parthemoreは早く上のレベルで見たい。Parthemoreはドラフトの時は評価が高かったけど、よくわからないけどケガでまだデビューできてません。あとはDSL組からOrtega、R. Alcantaraは有力。あとはJ. GarciaかDahlstrandもしくはドラフト組か。
[DSL]
Starter (likely) : RHP Mario Alcantara, RHP Iago Januario, RHP Edwin Osorio
Starter (possibly for 2 spots) : LHP Ricardo Betancourt, RHP Luis Diaz
M. Alcantaraはもう1年DSLっぽい。今年の7月契約のOsorioは期待できるのかな?Januarioはブラジリアン。今年の成績を見てると、どうってことのない投手かなと思ってたけど、ボーナスが$1.5Mだったなんて話もある。
[MLB]
Starter (fixed) : LHP Jon Lester*, RHP Clay Buchholz*, RHP Josh Beckett*, RHP John Lackey*, RHP Daisuke Matsuzaka*
Other ST invitation : RHP Tim Wakefield*, LHP Felix Doubront*, RHP Alfredo Aceves*, LHP Andrew Miller, RHP Kyle Weiland, RHP Alex Wilson
PHIがCliff Leeと契約し、Roy Halladay、Roy Oswalt、Cole Hammelsと史上屈指のローテーションのカルテットを完成させましたが、ウチのもBeckett、Lackeyが本来のレベルに戻り、Buchholzが成績を落とさなければ、それに匹敵するはずなんですがね。まぁ取りあえず松坂さんを入れて5枚は確定。松坂さんのトレードは少し興味あるチームはあるみたいだけど、Theoさんは他の候補と比較してなんでしょうけど、出す気はないようです。
それぞれの期待値でいうと、やはりLesterにはエースとしてしっかりした働きを期待したい。2番手はBuchholzにも期待したいけど、2年目ということもあるし、Beckettには最低2番手として投げてもらいたい。期待的には再びエースに帰り咲いて欲しいけど。Buchholzは取りあえず3番手。もちろんエースとして働いてくれる分には文句はないんですけどね。あとはLackeyは4番手では投げるでしょう。松坂さんが5番手で、BeckettとBuchholzの両方がこけなければ、かなりのローテになるはず。
デプスは取りあえず、WakeとDoubront。共にST前半は先発で、後半は少しリリーフモードに切り替えて開幕ロスターに入る可能性が高い。それ以降はMinorのデプスになるけど、正直かなり厳しい。誰かMinor契約で1人は置いておかないと、今季に関しては厳しいかも。Weilandは夏ぐらいには何とか使えるかもしれないし、Millsも弱いけど、AAAに適応できていれば少し使ったりできるかも。
[AAA]
Starter (likely) : LHP Felix Doubront*, LHP Andrew Miller, RHP Kyle Weiland
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Adam Mills, RHP Alfredo Aceves*, LHP Kris Johnson, RHP Brandon Duckworth
XST : RHP Junichi Tazawa*
Weilandはほぼ確定だと思う。Weilandは、ランナーを出すと弱いという点を修正できれば。来オフにはRule5でプロテクト確実だから、秋にはリリーフかもしれないけど使ってみるんじゃないかな。Millsは先発としては弱いけど、他にあまりいないし、ちょっとガンバってくれると嬉しい。
残りのスポットはK. Johnsonが有力だけど、リリーフの可能性がある。ドラ1という期待を裏切り続けているけど、3イニング目以降に捕まることが多いから、リリーフならもしかしてとも。XSTで開始と見られる田澤もそのうちリリーフに移すと思うし、それが今季かどうか。Fifeは多分AAスタートで、MiLFAとかで1人、2人という感じか。
(追記) 岡島との契約で、DoubrontとA. Millerは恐らくAAAスタート。先発として様子を見ることになりそうです。
(追記) Alfredo Acevesと契約。投げられる状態ではあるみたいなので、ローテに入ってきそうだけど、少しXSTに残る可能性もあるかも。
(追記) Robert Coelloがトレード放出。
[AA]
Starter (likely) : RHP Stephen Fife, RHP Alex Wilson, RHP Stolmy Pimentel, RHP Brock Huntzinger
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Caleb Clay, RHP Miguel Gonzalez
FifeがAAとして、A. Wilson、Pimentelはほぼ確定。High-Aで支配的ではなかったにしろ、HuntzingerもAAかな。いずれも10年はやや期待外れ。この辺りが伸びて、MLBのデプスに食い込んで欲しい。残り1スポットは、一応Clayなんじゃないかと思うけど、もう諦めつつあるのなら、M. GonzalezとかGarrisonとかを使うかも。R. MillerやPorticeはもうリリーフで行くと思うし、C. BalcomやWorkman、RanaudoはさすがにHigh-Aをスキップはさせないでしょう。
[High-A]
Starter (likely) : LHP Drake Britton, RHP Anthony Ranaudo, RHP Brandon Workman
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Chris Balcom-Miller, RHP Kendal Volz, LHP Chris Hernadnez, RHP Ryan Pressly, RHP Yeiper Castillo, LHP Manny Rivera
最大の激戦区。Brittonは確定。RanaudoとWorkmanはまだプロデビューしていないので、普通ならLow-Aを通してもと思うけど、Low-AはLow-Aで混んでいるし。残りはST次第だけど、C. Balcomは可能性が高いと思う。ただpiggy-backのような形で投げるかも。PresslyやCastillo、Riveraもそうかも。C. HernandezはLow-Aかな?最後のスポットは順当にいけばVolzか。
[Low-A]
Starter (likely) : RHP Madison Younginer, LHP Chris Hernandez, LHP Hunter Cervenka
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Mathew Price, RHP Tyler Wilson, RHP Yeiper Castillo
Younginerには期待したい。C. HernandezはLow-A。M. Priceはリリーフ向きと言われてるけど、取りあえずは先発か。Cervenkaは個人的にはちょっと期待している左腕。あとはT. Wilsonかな?Castilloはケガをする前は、Low-Aを支配していたけど、ケガ後はイマイチだったし、もしかしたらこちらかも。
[SS-A]
Starter (likely) : RHP Juan Rodriguez, RHP Raynel Velette, RHP Miguel Celestino
Starter (possibly for 2 spots) : RHP Renny Parthemore, LHP Francisco Taveras, RHP Sergio Gomez, RHP Jason Garcia, RHP Kyle Stroup
GCLで良かった、J. Rodriguez、Veletteに昨季もSS-Aで投げたCelestinoあたりか。あとはドラフト次第。左腕のTaverasは昨季GCLでイマイチだった。ParthemoreとS. GomezはGCLの方が有力か。ケガ明けのStroupも可能性あり。
[GCL]
Starter (likely) : RHP Sergio Gomez, RHP Renny Parthemore, RHP Yunior Ortega, RHP Raul Alcantara
Starter (possibly for 1 spot) : RHP Jason Garcia, RHP Jacob Dahlstrand
S. Gomez、Parthemoreは早く上のレベルで見たい。Parthemoreはドラフトの時は評価が高かったけど、よくわからないけどケガでまだデビューできてません。あとはDSL組からOrtega、R. Alcantaraは有力。あとはJ. GarciaかDahlstrandもしくはドラフト組か。
[DSL]
Starter (likely) : RHP Mario Alcantara, RHP Iago Januario, RHP Edwin Osorio
Starter (possibly for 2 spots) : LHP Ricardo Betancourt, RHP Luis Diaz
M. Alcantaraはもう1年DSLっぽい。今年の7月契約のOsorioは期待できるのかな?Januarioはブラジリアン。今年の成績を見てると、どうってことのない投手かなと思ってたけど、ボーナスが$1.5Mだったなんて話もある。
2010年12月10日金曜日
11' Preseason Position Outlook -Firstbase-
プレシーズンの各ポジションのデプスチャート1B編です。A-Gonの獲得でMLBは確定。確定はしていないけど7年程度の延長をするようで、多くのProspectはブロックされることになります(*は40人ロスター登録選手)。 C編はこちら。
[MLB]
Starter : 1B Adrian Gonzalez*
Backup : 1B/3B Kevin Youkilis*, C Jarrod Saltalamacchia, DH David Ortiz
Other ST invitation : 1B Lars Anderson*
A-Gonがレギュラーに座り、Youksは3Bへ移る。現在、Backupの4つの枠は、捕手控えのTek、M-IFの控えでScutaro、OF控えが現在はCameronで、もう1枠ある。例年ならこれは1B控えをこなせる選手を割り当てることが多いけど、今季なら、Youksを1Bで使うことで負担を少し減らせる面もあるだろうから、1B控え役はYouksにし、いざとなればSaltyやPapiもしくはLowrieなどを使うなどして、1B控えメインの選手を置かず、その分をRussell Martinを3人目の捕手にしたりするんじゃないでしょうか。
[AAA]
Starter : 1B Lars Anderson*
Backup : 1B/LF Aaron Bates or 3B/1B Jorge Jimenez
Larsで確定。今季はAAAを支配してもらいたい。1BはA-Gonで埋まってしまったけど、DHはすぐに空きそうだし。守備もまずまず消化されるので、そのうちA-GonをDHに移すかもしれないですしね。バックアップはBatesかJimenezが予想されます。ロスター枠的に2人とも入るのはキツそうだけど。Anthony Rizzoがトレードされたので、Batesはもう一度AAというのもあり得るかも。
[AA]
Starter : 1B/LF Jorge Padron
Backup : 1B/LF Drew Hedman or C/1B Will Vazquez or IF Jon Hee or 2B/3B/OF Ryan Khoury
Rizzoのトレードで不確定要素が強い。Padronは今の編成だと1Bで多く機会を稼ぎそう。控えはよくわからない。メインの1Bバックアップを置くよりは、IF控えとかその辺で回すかも。もしかしたらLavarnwayも1Bに挑戦するかも。Hassanあたりも可能性はありそう。Stillは昨季プレーせずで引退しそう。
☆追記: Jon Stillがリリース。
[High-A]
Starter : 1B/OF Reynaldo Rodriguez
Backup : 3B/1B Michael Almanzar
R. Rodriguezで間違いないでしょう。序盤はさっぱりでしたが、終盤には凄まじい勢いで成績を伸ばしてきた。AlmanzarはDH/1B/3Bとなりそう。3BはVitekもいるんじゃないかと思うし、本来ならポジションはともかく、レギュラーは確実となっててもらいたかったけど。
[Low-A]
Starter : 1B/3B Miles Head
Backup : 1B Trygg Danforth
レギュラーはHeadか。素直にそろそろフルシーズンデビューとなりそうだけど、STで悪ければ、SS-Aでもう1年ということになり、AlmanzarをLow-Aで少し育てるかも。バックアップは良くわからない。上へ登っていけそうではないけどDanforthか、他のポジションの選手を適当に守らすんじゃないかと。
[SS-A]
Starter : 1B Boss Moanaroa
Backup : LF/1B Moko Moanaroa
年々期待度を下げている感があるけどMoanaroa兄弟か。ドラフトでそろそろいい1B Prospectが欲しいけど、A-Gonと契約したし、優先度としては下がるのでしょうか。
[GCL]
Starter : A Draftee
Backup : A Draftee
候補は今のところなし。
[DSL]
Starter : 1B/3B Juan Ugas
Backup : 1B/C Aly Gonzalez, OF/1B Javier Gutierrez
あまり期待できるのはいません。Ugasには$300Kほど払ったんですけどね。
[MLB]
Starter : 1B Adrian Gonzalez*
Backup : 1B/3B Kevin Youkilis*, C Jarrod Saltalamacchia, DH David Ortiz
Other ST invitation : 1B Lars Anderson*
A-Gonがレギュラーに座り、Youksは3Bへ移る。現在、Backupの4つの枠は、捕手控えのTek、M-IFの控えでScutaro、OF控えが現在はCameronで、もう1枠ある。例年ならこれは1B控えをこなせる選手を割り当てることが多いけど、今季なら、Youksを1Bで使うことで負担を少し減らせる面もあるだろうから、1B控え役はYouksにし、いざとなればSaltyやPapiもしくはLowrieなどを使うなどして、1B控えメインの選手を置かず、その分をRussell Martinを3人目の捕手にしたりするんじゃないでしょうか。
[AAA]
Starter : 1B Lars Anderson*
Backup : 1B/LF Aaron Bates or 3B/1B Jorge Jimenez
Larsで確定。今季はAAAを支配してもらいたい。1BはA-Gonで埋まってしまったけど、DHはすぐに空きそうだし。守備もまずまず消化されるので、そのうちA-GonをDHに移すかもしれないですしね。バックアップはBatesかJimenezが予想されます。ロスター枠的に2人とも入るのはキツそうだけど。Anthony Rizzoがトレードされたので、Batesはもう一度AAというのもあり得るかも。
[AA]
Starter : 1B/LF Jorge Padron
Backup : 1B/LF Drew Hedman or C/1B Will Vazquez or IF Jon Hee or 2B/3B/OF Ryan Khoury
Rizzoのトレードで不確定要素が強い。Padronは今の編成だと1Bで多く機会を稼ぎそう。控えはよくわからない。メインの1Bバックアップを置くよりは、IF控えとかその辺で回すかも。もしかしたらLavarnwayも1Bに挑戦するかも。Hassanあたりも可能性はありそう。Stillは昨季プレーせずで引退しそう。
☆追記: Jon Stillがリリース。
[High-A]
Starter : 1B/OF Reynaldo Rodriguez
Backup : 3B/1B Michael Almanzar
R. Rodriguezで間違いないでしょう。序盤はさっぱりでしたが、終盤には凄まじい勢いで成績を伸ばしてきた。AlmanzarはDH/1B/3Bとなりそう。3BはVitekもいるんじゃないかと思うし、本来ならポジションはともかく、レギュラーは確実となっててもらいたかったけど。
[Low-A]
Starter : 1B/3B Miles Head
Backup : 1B Trygg Danforth
レギュラーはHeadか。素直にそろそろフルシーズンデビューとなりそうだけど、STで悪ければ、SS-Aでもう1年ということになり、AlmanzarをLow-Aで少し育てるかも。バックアップは良くわからない。上へ登っていけそうではないけどDanforthか、他のポジションの選手を適当に守らすんじゃないかと。
[SS-A]
Starter : 1B Boss Moanaroa
Backup : LF/1B Moko Moanaroa
年々期待度を下げている感があるけどMoanaroa兄弟か。ドラフトでそろそろいい1B Prospectが欲しいけど、A-Gonと契約したし、優先度としては下がるのでしょうか。
[GCL]
Starter : A Draftee
Backup : A Draftee
候補は今のところなし。
[DSL]
Starter : 1B/3B Juan Ugas
Backup : 1B/C Aly Gonzalez, OF/1B Javier Gutierrez
あまり期待できるのはいません。Ugasには$300Kほど払ったんですけどね。
10'-11' Offseason Boston Red Sox -Rule 5 Draft-
Rule5ドラフト関連のスレッドです。どっちかというと誰を拾うよりも、Rule5 eligibleの選手をプロテクトするだけで精いっぱいという感じ。できれば1つは40人枠を空けて、準備はしときたいですけどね。
[Rule 5 draft eligible players]
LHP Kris Johnson, AAA
RHP Adam Mills, AAA
RHP T. J. Large, AAA
RHP Ryne Miller, AARHP Blake Maxwell, AA
RHP Eammon Portice, AARHP Ryne Lawson, AA
RHP Jason Rice, AA
RHP Bryce Cox, AARHP Daniel Turpen, AA
RHP Santo Luis, AA
RHP Ryne Reynoso, AA
RHP Stolmy Pimentel, High-A → 40人ロスター入り。
RHP Caleb Clay, High-ARHP Miguel Gonzalez, High-A
LHP Kyle Fernandes, High-A
LHP Cesar Cabral, High-A
RHP Leandro Marin, High-A
LHP Will Latimer, High-A
RHP Yeiper Castillo, Low-A
LHP Manny Rivera, Low-A
RHP Pedro Perez, Low-A
RHP Wilson Matos, SS-A
RHP Anatanaer Batista, SS-A
RHP Kelvin Pichardo, DL
C Luis Exposito, AA → 40人ロスター入り。
C/UT Will Vazquez, High-A
1B/LF Aaron Bates, AAA1B Jon Still, DL
2B/OF Ryan Khoury, AA
2B/3B Nate Spears, AA
2B/SS Oscar Tejeda, High-A → 40人ロスター入り。
3B/1B Jorge Jimenez, AAA
OF Bubba Bell, AAA
OF Zach Daeges, DL
OF Jason Place, AAOF Matt Sheely, AA
OF Chih-Hsien Chiang, High-A
OF Mitch Dening, High-AOF Ronald Bermudez, High-A
OFWilfred Pichardo, Low-A
[Roster Move]
11/16現在のBOSの40人ロスター枠は36まで埋まっています。GM Theoさんは、3~4人をここに加えたいと言っていて、Pimentel、Exposito、Tejedaは確実視されています。PimentelとTejedaはまだHigh-Aだけど、組織でもTop10近辺のProspectで、即戦力とは言い難いけど、奪われるとキツい。ExpositoもMLBにすぐ適応できそうにはないけど、MLBでレギュラーになれる素質を持つし、AAだから、どこかがBack-upとしてピックする可能性は高い。もう1人入れるならAAのリリーフRiceと言われています。リリーフは指名されやすいし。AFLでちょっと打たれているからボーダーですが。
☆ 11/19追記
予想通りExposito、Tejeda、Pimetelの3人が40人ロスターに追加されました。Riceは入らず。Portice、Bellの3人は結構ピックの可能性がありそう。TurpenやC. Cabral、Cox、Denningくらいまでは可能性ありかな。
[10' Rule 5 Draft]
Round 1
PIT - Josh Rodriguez, SS, from CLE
SEA - Jose Flores, RHP, from CLE
ARI : Joe Paterson, LHP, from SF
BAL - Adrian Rosario, RHP, from MIL
KC - Nathan Adcock, RHP, from PIT
WAS - Elvin Ramirez, RHP, from NYM
CHC - Mason Tobin, RHP, from LAA (Traded to TEX)
HOU - Aneury Rodriguez, RHP, from TB
MIL - Patrick Egan, RHP, from BAL
NYM - Bradley Emaus, 2B, from TOR
SD - George Kontos, RHP, from NYY
MIN - Scott Diamond, LHP, from ATL
NYY - Robert Fish, LHP, from LAA
TB - Cesar Cabral, LHP, from BOS
PHI - Michael Martinez, IF, from WAS
Round 2
WAS - Brian Broderick, RHP, from STL
HOU - Lance Pendleton, RHP, from NYY
NYM - Pedro Beato, RHP, from BAL
NYY - Daniel Turpen, RHP, from BOS
[Summary]
Minor PhaseはBOSには関係ある選手移動がなかったので省略。BOSは誰もピックせず。逆に、TBにHigh-Aの左腕リリーフCesar Cabralを、NYYにAAの右腕Daniel Turpenをピックされました。AL東のライバルで、MLB全体でも指折りの強豪の2チームがBOSがプロテクトしないような若手をピックするとは意外。 ただ25人枠に残り続けられるとも思えないし、ちょっとしたお小遣い稼ぎとでも思えばいいかな。Riceはピックされなかったし、これはロスター枠の面でメリットがあり、結果オーライ。
この2人ではCabralは左腕だし、できれば返却を願いたい。今季リリーフに転向した選手で、High-Aではボロボロだったけど、Low-Aでは全く相手を寄せ付けなかった。90 mphちょいの速球にチェンジアップがいい。フライボーラーだが三振を奪える。21歳と若いし、優れたリリーフになる素養はあると思う。すぐにMLBで投げられる選手ではないと思うけど、もし彼がMLBに残るようなら、BOSのMinorのコーチは交代した方がいいと思う。
Turpenの方は、93 mphまで出せる大柄なサイドアームで、シンカー、スライダーでゴロを打たせる。Ramon RamirezのトレードでSFから得ていた。指名されそうな選手には挙がっていましたが、NYYというのは驚き。対右のワンポイントのような働きなら、比較的MLBに近い位置にいると言われるが、スタッツは平凡で、個人的にはそれほどいいとも思えない。NYYはLAAから球威のある左腕Robert Fishを得ていて、どちらかに少しは期待しているのでしょうか。
[Rule 5 draft eligible players]
LHP Kris Johnson, AAA
RHP Adam Mills, AAA
RHP T. J. Large, AAA
RHP Ryne Miller, AARHP Blake Maxwell, AA
RHP Eammon Portice, AARHP Ryne Lawson, AA
RHP Jason Rice, AA
RHP Bryce Cox, AARHP Daniel Turpen, AA
RHP Santo Luis, AA
RHP Ryne Reynoso, AA
RHP Stolmy Pimentel, High-A → 40人ロスター入り。
RHP Caleb Clay, High-ARHP Miguel Gonzalez, High-A
LHP Kyle Fernandes, High-A
LHP Cesar Cabral, High-A
RHP Leandro Marin, High-A
LHP Will Latimer, High-A
RHP Yeiper Castillo, Low-A
LHP Manny Rivera, Low-A
RHP Pedro Perez, Low-A
RHP Wilson Matos, SS-A
RHP Anatanaer Batista, SS-A
RHP Kelvin Pichardo, DL
C Luis Exposito, AA → 40人ロスター入り。
C/UT Will Vazquez, High-A
1B/LF Aaron Bates, AAA1B Jon Still, DL
2B/OF Ryan Khoury, AA
2B/3B Nate Spears, AA
2B/SS Oscar Tejeda, High-A → 40人ロスター入り。
3B/1B Jorge Jimenez, AAA
OF Bubba Bell, AAA
OF Zach Daeges, DL
OF Jason Place, AAOF Matt Sheely, AA
OF Chih-Hsien Chiang, High-A
OF Mitch Dening, High-AOF Ronald Bermudez, High-A
OFWilfred Pichardo, Low-A
[Roster Move]
11/16現在のBOSの40人ロスター枠は36まで埋まっています。GM Theoさんは、3~4人をここに加えたいと言っていて、Pimentel、Exposito、Tejedaは確実視されています。PimentelとTejedaはまだHigh-Aだけど、組織でもTop10近辺のProspectで、即戦力とは言い難いけど、奪われるとキツい。ExpositoもMLBにすぐ適応できそうにはないけど、MLBでレギュラーになれる素質を持つし、AAだから、どこかがBack-upとしてピックする可能性は高い。もう1人入れるならAAのリリーフRiceと言われています。リリーフは指名されやすいし。AFLでちょっと打たれているからボーダーですが。
☆ 11/19追記
予想通りExposito、Tejeda、Pimetelの3人が40人ロスターに追加されました。Riceは入らず。Portice、Bellの3人は結構ピックの可能性がありそう。TurpenやC. Cabral、Cox、Denningくらいまでは可能性ありかな。
[10' Rule 5 Draft]
Round 1
PIT - Josh Rodriguez, SS, from CLE
SEA - Jose Flores, RHP, from CLE
ARI : Joe Paterson, LHP, from SF
BAL - Adrian Rosario, RHP, from MIL
KC - Nathan Adcock, RHP, from PIT
WAS - Elvin Ramirez, RHP, from NYM
CHC - Mason Tobin, RHP, from LAA (Traded to TEX)
HOU - Aneury Rodriguez, RHP, from TB
MIL - Patrick Egan, RHP, from BAL
NYM - Bradley Emaus, 2B, from TOR
SD - George Kontos, RHP, from NYY
MIN - Scott Diamond, LHP, from ATL
NYY - Robert Fish, LHP, from LAA
TB - Cesar Cabral, LHP, from BOS
PHI - Michael Martinez, IF, from WAS
Round 2
WAS - Brian Broderick, RHP, from STL
HOU - Lance Pendleton, RHP, from NYY
NYM - Pedro Beato, RHP, from BAL
NYY - Daniel Turpen, RHP, from BOS
[Summary]
Minor PhaseはBOSには関係ある選手移動がなかったので省略。BOSは誰もピックせず。逆に、TBにHigh-Aの左腕リリーフCesar Cabralを、NYYにAAの右腕Daniel Turpenをピックされました。AL東のライバルで、MLB全体でも指折りの強豪の2チームがBOSがプロテクトしないような若手をピックするとは意外。 ただ25人枠に残り続けられるとも思えないし、ちょっとしたお小遣い稼ぎとでも思えばいいかな。Riceはピックされなかったし、これはロスター枠の面でメリットがあり、結果オーライ。
この2人ではCabralは左腕だし、できれば返却を願いたい。今季リリーフに転向した選手で、High-Aではボロボロだったけど、Low-Aでは全く相手を寄せ付けなかった。90 mphちょいの速球にチェンジアップがいい。フライボーラーだが三振を奪える。21歳と若いし、優れたリリーフになる素養はあると思う。すぐにMLBで投げられる選手ではないと思うけど、もし彼がMLBに残るようなら、BOSのMinorのコーチは交代した方がいいと思う。
Turpenの方は、93 mphまで出せる大柄なサイドアームで、シンカー、スライダーでゴロを打たせる。Ramon RamirezのトレードでSFから得ていた。指名されそうな選手には挙がっていましたが、NYYというのは驚き。対右のワンポイントのような働きなら、比較的MLBに近い位置にいると言われるが、スタッツは平凡で、個人的にはそれほどいいとも思えない。NYYはLAAから球威のある左腕Robert Fishを得ていて、どちらかに少しは期待しているのでしょうか。
2010年12月8日水曜日
Former Sox Prospect Review: Casey Kelly, RHP/SS
今回はAdrian GonzalezのトレードでSDへ旅立った、Casey Kellyを紹介いたします。 ついこの間まで、BOS最高のProspectだった彼をこんな形で紹介することになるとは。
[Player Data]
Name: Casey Kelly (ケーシー・ケリー)
Full Name: Casey Patrick Kelly
Positions: RHSP/SS
Born: October 4, 1989
Birthplace: Sarasota, Florida
Height: 6-3
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $2,631,000 ($3,000,000 deferred over five years)
High School: Sarasota HS (FL)
MLB Debut: August 26, 2012 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Anthony Rizzo, Reymond Fuentes, and Eric Patterson for Adrian Gonzalez (December 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
6'3"と長身で、高卒の選手としてはがっしりとした体格ながら、抜群の運動能力を誇り、高校生の時は、投手、SSだけでなく、アメフトの花形QBとしても期待度の高い選手だった。本人としては野手の方が好きだと言われるが、体格・レンジ的にはSSとして残れないと言われており、野手で行くなら3Bとも。肩は非常に強く、またグラブ捌きは滑らかで、フィールディングも高く評価される。打撃は未完成だが、それとは正反対に成熟した守備をすると言われ、またその守備力は投手になっても生かされており、9人目の野手としても高く評価される。将来はGGを獲るかも。打者としてはかなり未完成で、ボールの見極めに難がある。パワーはM-IFとしては素晴らしいが、3Bとして見ると平均程度か。一方投手としては、年齢の割に素晴らしく完成された選手で、コマンド・変化球へのフィーリングも素晴らしい。速球は90 mph前半で、最速は以前は93 mph程度でしたが、体格の成長もあって大きく伸び、96 mphまで出したそう。ムーブも素晴らしく、良く沈む。12-to-6のハンマーカーブは当時ドラフトクラスで最高とも言われたプラスのピッチで彼のベストピッチ。チェンジアップもカーブほどではないにしろ、プラスの球種になると言われる。コマンドは素晴らしいが、11年は体格の成長もありややバランスを失った。 エースというにはわずかに球速に欠ける印象で、二番手タイプと言われるものの、今季大きく球速を伸ばしたし、この球威を安定して保った上で、以前の卓越したコマンドを取り戻せば、Cliff Leeのようになれるかもとも思います。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #19。アメフトのコミットメントがあり、全体#30まで落ちてBOSがピック。5年間で$3Mとスロットを大きく超えるボーナスで射止めました。ドラ1にはセーフティーなピックを好むBOSが高校生にこれだけつぎ込んだというのが、彼の完成度の高さの裏付け。
[Player Profile]
08' : BOSは投手として見ていましたが、本人の希望もあり、SSとしてGCLでプロデビュー。SS-A Lowellに昇格後はそれなりの成績を残したものの、投手として育てて欲しいと多くのファンが思ったかも。
09' : 投手にチャレンジすることを受け入れ、Low-A Greenvilleで投手としてフルシーズンデビュー。9 GS/1.12 ERAと高校生で投手としてプロデビューしたばかりとは思えないような素晴らしい成績を残し、さらには19歳にして、High-A Salemに昇格後も8 GS/3.09 ERAと抜群。BOSのみならず、マイナー全体でもTop Prospectの1人と認識されるようになりました。シーズン後半は、再び野手に挑戦。Low-Aでプレーしますが、AVG .224と散々。AFLでも打てずで、秋にはとうとう本人も投手としてのキャリアを積んでゆく決心をした。
10' : ややアグレッシブに、AA Portlandでスタート。体格が成長し、速球の球威が伸びたと評判になったが、バランスを崩したのか、コマンドに苦しみ、被安打、BBが急増。21 GSでERA 5点台と少し期待外れに。AFLでは疲れもあったのか、球速も出ていなかったようですが、それでもBAのJim Callisさんをはじめ、スタッフの成長が好評価で、期待度はほぼ維持。
10' Dec. : 来季への期待をしていましたが、Adrian GonzalezのトレードでSDへ。彼なしでは成立しなかっただろうと言われ、BOSとしても苦渋の決断ではありましたが、MLBで最高の打者を得るには仕方なかった部分も。SDでの活躍に期待したいです。
11' : SD傘下AAでイマイチ。奪三振率が低下し、被打率も上昇。コマンドがやや乱れているとも。
12' : 春先はケガに悩まされたものの、復帰後はAA/AAAを支配。8/26にMLBデビュー。初戦を6.0 IP/3 H/2 ER/2 BB/4 Kと素晴らしく投げ、初勝利を飾りました。
13' : 春にTJを受け全休。
14' : 後半戦にTJから復帰、少しずつ投げ始めた。
15' : SD傘下AA/AAAで防御率5点台と不調。100 IP近く投げており、健康には戻っているものの、かつてのスタッフを取り戻せていない。キャリアで始めてリリーフ登板も。
16' : リビルド期間のATLでローテとして投げるも、ERA 6点近い内容。AAAではまずまずも、三振が取れていない。
17' : Theo Epsteinに誘われCHCへ加わるも、かつての姿は取り戻せず。
18' : SFのAAAでPCLということも考えればまずまずの投球。チームがコンテンダーでは無かったこともあり、MLBでもチャンスを得た。満足とは言えないが、復活の兆しも。
19'-23' : 韓国リーグで活躍。
24' : 韓国からシーズン中にCINへ移籍。MLBでも久々に機会を得るが、2試合でDFA。
[Comment]
09年が素晴らしすぎただけに、今季の不振はちょっと驚き。ただ三種類のプラスの球種を投げるようになると言われ、3番手以上の先発になれそうだっただけに、ここでトレードに出してしまったのは悲しい。Adrian Beltreと契約して保持していた方がという気持ちもある。そんなに遠くない将来MLBで見れるでしょう。楽しみにしたいと思います。
(12年追記)トレード相手となったA. GonzalezがBOSを去った直後にMLBデビュー。素晴らしい投球で初勝利を飾っています。はぁ、Kelly、Anthony Rizzo...。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Casey Kelly (ケーシー・ケリー)
Full Name: Casey Patrick Kelly
Positions: RHSP/SS
Born: October 4, 1989
Birthplace: Sarasota, Florida
Height: 6-3
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $2,631,000 ($3,000,000 deferred over five years)
High School: Sarasota HS (FL)
MLB Debut: August 26, 2012 (San Diego)
How Left: Traded to San Diego with Anthony Rizzo, Reymond Fuentes, and Eric Patterson for Adrian Gonzalez (December 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
6'3"と長身で、高卒の選手としてはがっしりとした体格ながら、抜群の運動能力を誇り、高校生の時は、投手、SSだけでなく、アメフトの花形QBとしても期待度の高い選手だった。本人としては野手の方が好きだと言われるが、体格・レンジ的にはSSとして残れないと言われており、野手で行くなら3Bとも。肩は非常に強く、またグラブ捌きは滑らかで、フィールディングも高く評価される。打撃は未完成だが、それとは正反対に成熟した守備をすると言われ、またその守備力は投手になっても生かされており、9人目の野手としても高く評価される。将来はGGを獲るかも。打者としてはかなり未完成で、ボールの見極めに難がある。パワーはM-IFとしては素晴らしいが、3Bとして見ると平均程度か。一方投手としては、年齢の割に素晴らしく完成された選手で、コマンド・変化球へのフィーリングも素晴らしい。速球は90 mph前半で、最速は以前は93 mph程度でしたが、体格の成長もあって大きく伸び、96 mphまで出したそう。ムーブも素晴らしく、良く沈む。12-to-6のハンマーカーブは当時ドラフトクラスで最高とも言われたプラスのピッチで彼のベストピッチ。チェンジアップもカーブほどではないにしろ、プラスの球種になると言われる。コマンドは素晴らしいが、11年は体格の成長もありややバランスを失った。 エースというにはわずかに球速に欠ける印象で、二番手タイプと言われるものの、今季大きく球速を伸ばしたし、この球威を安定して保った上で、以前の卓越したコマンドを取り戻せば、Cliff Leeのようになれるかもとも思います。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #19。アメフトのコミットメントがあり、全体#30まで落ちてBOSがピック。5年間で$3Mとスロットを大きく超えるボーナスで射止めました。ドラ1にはセーフティーなピックを好むBOSが高校生にこれだけつぎ込んだというのが、彼の完成度の高さの裏付け。
[Player Profile]
08' : BOSは投手として見ていましたが、本人の希望もあり、SSとしてGCLでプロデビュー。SS-A Lowellに昇格後はそれなりの成績を残したものの、投手として育てて欲しいと多くのファンが思ったかも。
09' : 投手にチャレンジすることを受け入れ、Low-A Greenvilleで投手としてフルシーズンデビュー。9 GS/1.12 ERAと高校生で投手としてプロデビューしたばかりとは思えないような素晴らしい成績を残し、さらには19歳にして、High-A Salemに昇格後も8 GS/3.09 ERAと抜群。BOSのみならず、マイナー全体でもTop Prospectの1人と認識されるようになりました。シーズン後半は、再び野手に挑戦。Low-Aでプレーしますが、AVG .224と散々。AFLでも打てずで、秋にはとうとう本人も投手としてのキャリアを積んでゆく決心をした。
10' : ややアグレッシブに、AA Portlandでスタート。体格が成長し、速球の球威が伸びたと評判になったが、バランスを崩したのか、コマンドに苦しみ、被安打、BBが急増。21 GSでERA 5点台と少し期待外れに。AFLでは疲れもあったのか、球速も出ていなかったようですが、それでもBAのJim Callisさんをはじめ、スタッフの成長が好評価で、期待度はほぼ維持。
10' Dec. : 来季への期待をしていましたが、Adrian GonzalezのトレードでSDへ。彼なしでは成立しなかっただろうと言われ、BOSとしても苦渋の決断ではありましたが、MLBで最高の打者を得るには仕方なかった部分も。SDでの活躍に期待したいです。
11' : SD傘下AAでイマイチ。奪三振率が低下し、被打率も上昇。コマンドがやや乱れているとも。
12' : 春先はケガに悩まされたものの、復帰後はAA/AAAを支配。8/26にMLBデビュー。初戦を6.0 IP/3 H/2 ER/2 BB/4 Kと素晴らしく投げ、初勝利を飾りました。
13' : 春にTJを受け全休。
14' : 後半戦にTJから復帰、少しずつ投げ始めた。
15' : SD傘下AA/AAAで防御率5点台と不調。100 IP近く投げており、健康には戻っているものの、かつてのスタッフを取り戻せていない。キャリアで始めてリリーフ登板も。
16' : リビルド期間のATLでローテとして投げるも、ERA 6点近い内容。AAAではまずまずも、三振が取れていない。
17' : Theo Epsteinに誘われCHCへ加わるも、かつての姿は取り戻せず。
18' : SFのAAAでPCLということも考えればまずまずの投球。チームがコンテンダーでは無かったこともあり、MLBでもチャンスを得た。満足とは言えないが、復活の兆しも。
19'-23' : 韓国リーグで活躍。
24' : 韓国からシーズン中にCINへ移籍。MLBでも久々に機会を得るが、2試合でDFA。
[Comment]
09年が素晴らしすぎただけに、今季の不振はちょっと驚き。ただ三種類のプラスの球種を投げるようになると言われ、3番手以上の先発になれそうだっただけに、ここでトレードに出してしまったのは悲しい。Adrian Beltreと契約して保持していた方がという気持ちもある。そんなに遠くない将来MLBで見れるでしょう。楽しみにしたいと思います。
(12年追記)トレード相手となったA. GonzalezがBOSを去った直後にMLBデビュー。素晴らしい投球で初勝利を飾っています。はぁ、Kelly、Anthony Rizzo...。
2010年12月7日火曜日
Former Sox Prospect Review: Dusty Brown, C
今回は10年間をBOSで過ごし、とうとうキャリアで初めてBOS以外の組織でプレーすることを決心した、Dusty Brownを紹介いたします。 それまで、BOSでも彼よりキャリアが長いのはJason VaritekとTim Wakefieldだけというほど長く傘下に在籍した選手です。
[Player Data]
Name: Dusty Brown (ダスティ・ブラウン)
Full Name: Dustin William Brown
Positons: C/RF/LF/3B/1B
Born: June 19, 1982
Birthplace: Orange, California
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 35th Round, 2000
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Yavapai CC
High School: Bradshaw Mountain HS (AZ)
MLB Debut: June 23, 2009 (Boston)
How Left: Minor league free agency, signed with Pittsburgh (November 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
小柄ですが、下半身が強く、守備のいい捕手。MLBレベルでもいい守備型の控え捕手になれると言われいました。強い肩と捕球スキルに優れ、リードもいい。ただMLBのレギュラーになれるほどには打撃力はなく、マイナーレベルではまずまずしっかり当てるものの、少し早打ち気味で、 全く長打を打てない選手じゃないにしろ、パワー面のツールは限定される。ギャップヒッターのタイプです。足は遅い。
[Player Profile]
01' : GCLでプロデビュー。長いマイナーキャリアをスタートさせます。
02' : SS-A Lowellでよく打った。
03' : Low-A AugustaでAVG .263とまずまず。
04' : High-A Sarasotaで、AVG 229と初めて壁にぶつかった。
05' : High-A Wilmingtonでやや向上。
06' : AA Portlandへ。コンタクトに苦しむ。AFLに参加。
07' : AAを克服するも、AAA Pawtucketでは打てず。再びAFLへ。Rule 5対策で40人ロスター入り。
08' : AAAでAVG .290と好調。コンタクトはまずまずだし、バックアップになれるかもという評価に。
09' : 念願のMLBデビュー。
10' : MLBの捕手陣の故障もありコールアップされますが、ほとんど出番はなし。
10' Dec. : MiLFAになったところをPITと契約。BOSに戻って、言い方は悪いですが、マイナーの便利屋のバックアップ捕手になってもいいとも聞いてたけど、新たなチャンスを求めたことになります。
11' : PITのAAAでAVG .285としっかり打ち、MLBでもプレーした。
12' : TEXのAAAでプレーも出場機会の減少もあり、AVG .220と奮わず。
13' : プレーせず全休。
14' : 1年振りにOAKとCLEでプレー。
[Comment]
11年は捕手の不安な年になりそうだし、経験豊富な彼がいてくれるとここ強かったけど、チャンスの少ないBOSから出て新たなスタートを切るという気持ちもわかります。PITだし、願わくば、うまくチャンスをものにしてもらいたいと思います。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Dusty Brown (ダスティ・ブラウン)
Full Name: Dustin William Brown
Positons: C/RF/LF/3B/1B
Born: June 19, 1982
Birthplace: Orange, California
Height: 6-0
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 35th Round, 2000
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
College: Yavapai CC
High School: Bradshaw Mountain HS (AZ)
MLB Debut: June 23, 2009 (Boston)
How Left: Minor league free agency, signed with Pittsburgh (November 2010)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
小柄ですが、下半身が強く、守備のいい捕手。MLBレベルでもいい守備型の控え捕手になれると言われいました。強い肩と捕球スキルに優れ、リードもいい。ただMLBのレギュラーになれるほどには打撃力はなく、マイナーレベルではまずまずしっかり当てるものの、少し早打ち気味で、 全く長打を打てない選手じゃないにしろ、パワー面のツールは限定される。ギャップヒッターのタイプです。足は遅い。
[Player Profile]
01' : GCLでプロデビュー。長いマイナーキャリアをスタートさせます。
02' : SS-A Lowellでよく打った。
03' : Low-A AugustaでAVG .263とまずまず。
04' : High-A Sarasotaで、AVG 229と初めて壁にぶつかった。
05' : High-A Wilmingtonでやや向上。
06' : AA Portlandへ。コンタクトに苦しむ。AFLに参加。
07' : AAを克服するも、AAA Pawtucketでは打てず。再びAFLへ。Rule 5対策で40人ロスター入り。
08' : AAAでAVG .290と好調。コンタクトはまずまずだし、バックアップになれるかもという評価に。
09' : 念願のMLBデビュー。
10' : MLBの捕手陣の故障もありコールアップされますが、ほとんど出番はなし。
10' Dec. : MiLFAになったところをPITと契約。BOSに戻って、言い方は悪いですが、マイナーの便利屋のバックアップ捕手になってもいいとも聞いてたけど、新たなチャンスを求めたことになります。
11' : PITのAAAでAVG .285としっかり打ち、MLBでもプレーした。
12' : TEXのAAAでプレーも出場機会の減少もあり、AVG .220と奮わず。
13' : プレーせず全休。
14' : 1年振りにOAKとCLEでプレー。
[Comment]
11年は捕手の不安な年になりそうだし、経験豊富な彼がいてくれるとここ強かったけど、チャンスの少ないBOSから出て新たなスタートを切るという気持ちもわかります。PITだし、願わくば、うまくチャンスをものにしてもらいたいと思います。
2010年12月3日金曜日
Former Sox Prospect Review: Tim Federowicz, C
今回は、その守備力でMLBの捕手たちも驚かせたという、Tim Federowiczです。 以前に紹介したRyan Lavarnwayとは同期で、08年のドラフトではドラ6、7と近い順位で指名。守備型と攻撃型という対極のスタイルのライバルとして楽しみです。
[Player Data]
Name: Tim Federowicz (ティム・フェデロヴィッチ)
Full Name: Timothy Joseph Federowicz
Positions: C/1B
Born: August 5, 1987
Birthplace: Erie, Pennsylvania
Resides: Apex, North Carolina
Height: 5-10
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 7th round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: North Carolina
High School: Apex HS (NC)
MLB Debut: September 11, 2011 (Los Angeles Dodgers)
How Left: Traded to the Los Angeles Dodgers with Stephen Fife and Juan Rodriguez in a three-way deal in which Boston also sent Chih-Hsien Chiang to Seattle, Los Angeles sent Trayvon Robinson to Seattle, and Seattle sent Erik Bedard and Josh Fields to Boston (July 2011)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
打撃面に優れたLavarnwayと異なり、守備に優れた捕手。5'11"とやや小柄であることもあり、クイックネスが非常に高い。ブロッキングについてはリファインが必要とも言われるが、捕球スキルや特に肩への評価が高い。地肩の強さに加え、精度、リリースのスピードも素晴らしい。MLBレベルでも平均を上回る守備力を持つようになると言われる。リードへの評価も高く、また捕手としてはまずまず走力も高い。問題はオフェンスがどのレベルに達するかで、コンタクトはまずまずと評価をされるものの、High-A以上でやや苦しんでいる。パワー面は平凡で、多くHRを打つタイプではないが、ギャップに打つ程度のパワーはあるし、まずまずスピードもあるから2Bはそれなりに稼ぐ。ある程度選球眼にも優れたタイプと言われ、BBも少しずつ増やしている。
[Background]
SP.comではNorth Carloina州出身となっているけど、正式には北東部Pennsylvania州出身のよう。名門North Carolina大の正捕手としてプレー。06年にはBAからフレッシュマンのAll-Starに選ばれている。ドラフト前にFenway Parkにて行われたワークアウトにも参加しており、Jason Varitekの後釜に悩むBOSが興味を持っていると言われていました。ドラフト時のランキングはBA #169。Lavarnwayのすぐ後の7巡目で指名。
[Profile]
08' : SS-A Lowellでプロデビュー。 打撃面では平凡なものの10 SBには驚いた。
09' : Lavarnwayと同じくLow-A Greenvilleで開幕。C/DHをLavarnwayと分け合い、やや捕手での出場は多めだった。55 G/226 ABで.345/.393/.562/10 HRとやや早打ち気味なものの素晴らしい打撃成績を残し、All-Starに選出。一足先にHigh-A Salemに昇格。ここまではとても順調で、パワー面でも想像以上に打ったから、期待度を上げたんですが、High-Aでトーンダウン。
10' : STでMLBの捕手陣が驚くほど完成した守備を見せますが、High-A Salemで.253/.324/.371と平凡成績の1年を過ごし評価下落。43 BBと選球眼では少し成長を見せるものの、Lavarnwayに追い抜かれた形。
11' : AA PortlandでやはりLavarnwayとチームメイトに。Lavarnwayが先にAAAに昇格したが、こちらもAVG .277としっかり打っていた。
11' July : 捕手不足のLADは前から彼に目を付けていたそうで、評価の高かったTrayvon Robinsonを出す見返りのセンターピースとしてLADへ。
11' : LADの傘下AAAでPCLの環境もあり、良く打った。8月にMLBデビュー。
12' : A. J. Ellisのブレイクもあり、レギュラーの座を奪えず。
13' : 前半戦はベテランのRamon Hernandezが控えとして優先されたが、後半になりMLB定着。控えとしてはまずまず打てている。
14' : マイナーでは十分に打っているものの、MLBの控え捕手の座をDrew Buteraに奪われ、またもMLBではあまりチャンスをもらえず。オフにBOSがDFAしたLavarnwayをLADがクレームし、チームメイトとして再会できたが、直後に今度は自身がMatt Kemp、Yasmani GrandalのトレードのパッケージでSDへ。
15' : Derek Norrisの存在に加え、シーズン途中からTop ProspectのAustin Hedgesが昇格したことで昇格チャンス無し。AAAでも不振だった。
16' : 元BOS選手好きのTheo Epsteinさんの誘いでCHCへ。Kyle Schwarberのケガもあり、控え捕手としてプレーするも、昇格してきたWilson Contrerasに席を奪われてDFA。
17' : SF傘下のAAAで打撃好調。MLBでもプレーした。
18' : CINとHOU傘下でプレー。トータルでAVG .297と好調。スポットでMLBでもプレー。
19' : CLE-TEXとAAAでの成績はイマイチも、TEXのMLBで控えとして29試合にプレー。それなりのチャンスをもらったので、もう少しアピールしたかったが。
20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。
21' : KC傘下でプレーもMLBでのプレー機会は無し。
[Comment]
平均以上の守備力を持つし、レギュラーになれなくても、控えとして有用な選手にはなれるはず。打撃以外は問題がないので、パワー面はともかく、最低限しっかり当れるようになれば。打撃面のツール的には平凡な選手ですが、もう少し打てるだろうと思うし、来季の巻き返しに期待したいです。
(12年追記)Rule 5ドラフトの兼ね合いもあり、BOSはLavarnwayを残し、彼を出す決断に至った。チームは別れましたが、お互いにMLBでそろそろ本格的に起用が始まりそう。刺激し合って活躍してもらいたいですね。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Tim Federowicz (ティム・フェデロヴィッチ)
Full Name: Timothy Joseph Federowicz
Positions: C/1B
Born: August 5, 1987
Birthplace: Erie, Pennsylvania
Resides: Apex, North Carolina
Height: 5-10
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 7th round, 2008
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: North Carolina
High School: Apex HS (NC)
MLB Debut: September 11, 2011 (Los Angeles Dodgers)
How Left: Traded to the Los Angeles Dodgers with Stephen Fife and Juan Rodriguez in a three-way deal in which Boston also sent Chih-Hsien Chiang to Seattle, Los Angeles sent Trayvon Robinson to Seattle, and Seattle sent Erik Bedard and Josh Fields to Boston (July 2011)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube
[Scouting Report]
打撃面に優れたLavarnwayと異なり、守備に優れた捕手。5'11"とやや小柄であることもあり、クイックネスが非常に高い。ブロッキングについてはリファインが必要とも言われるが、捕球スキルや特に肩への評価が高い。地肩の強さに加え、精度、リリースのスピードも素晴らしい。MLBレベルでも平均を上回る守備力を持つようになると言われる。リードへの評価も高く、また捕手としてはまずまず走力も高い。問題はオフェンスがどのレベルに達するかで、コンタクトはまずまずと評価をされるものの、High-A以上でやや苦しんでいる。パワー面は平凡で、多くHRを打つタイプではないが、ギャップに打つ程度のパワーはあるし、まずまずスピードもあるから2Bはそれなりに稼ぐ。ある程度選球眼にも優れたタイプと言われ、BBも少しずつ増やしている。
[Background]
SP.comではNorth Carloina州出身となっているけど、正式には北東部Pennsylvania州出身のよう。名門North Carolina大の正捕手としてプレー。06年にはBAからフレッシュマンのAll-Starに選ばれている。ドラフト前にFenway Parkにて行われたワークアウトにも参加しており、Jason Varitekの後釜に悩むBOSが興味を持っていると言われていました。ドラフト時のランキングはBA #169。Lavarnwayのすぐ後の7巡目で指名。
[Profile]
08' : SS-A Lowellでプロデビュー。 打撃面では平凡なものの10 SBには驚いた。
09' : Lavarnwayと同じくLow-A Greenvilleで開幕。C/DHをLavarnwayと分け合い、やや捕手での出場は多めだった。55 G/226 ABで.345/.393/.562/10 HRとやや早打ち気味なものの素晴らしい打撃成績を残し、All-Starに選出。一足先にHigh-A Salemに昇格。ここまではとても順調で、パワー面でも想像以上に打ったから、期待度を上げたんですが、High-Aでトーンダウン。
10' : STでMLBの捕手陣が驚くほど完成した守備を見せますが、High-A Salemで.253/.324/.371と平凡成績の1年を過ごし評価下落。43 BBと選球眼では少し成長を見せるものの、Lavarnwayに追い抜かれた形。
11' : AA PortlandでやはりLavarnwayとチームメイトに。Lavarnwayが先にAAAに昇格したが、こちらもAVG .277としっかり打っていた。
11' July : 捕手不足のLADは前から彼に目を付けていたそうで、評価の高かったTrayvon Robinsonを出す見返りのセンターピースとしてLADへ。
11' : LADの傘下AAAでPCLの環境もあり、良く打った。8月にMLBデビュー。
12' : A. J. Ellisのブレイクもあり、レギュラーの座を奪えず。
13' : 前半戦はベテランのRamon Hernandezが控えとして優先されたが、後半になりMLB定着。控えとしてはまずまず打てている。
14' : マイナーでは十分に打っているものの、MLBの控え捕手の座をDrew Buteraに奪われ、またもMLBではあまりチャンスをもらえず。オフにBOSがDFAしたLavarnwayをLADがクレームし、チームメイトとして再会できたが、直後に今度は自身がMatt Kemp、Yasmani GrandalのトレードのパッケージでSDへ。
15' : Derek Norrisの存在に加え、シーズン途中からTop ProspectのAustin Hedgesが昇格したことで昇格チャンス無し。AAAでも不振だった。
16' : 元BOS選手好きのTheo Epsteinさんの誘いでCHCへ。Kyle Schwarberのケガもあり、控え捕手としてプレーするも、昇格してきたWilson Contrerasに席を奪われてDFA。
17' : SF傘下のAAAで打撃好調。MLBでもプレーした。
18' : CINとHOU傘下でプレー。トータルでAVG .297と好調。スポットでMLBでもプレー。
19' : CLE-TEXとAAAでの成績はイマイチも、TEXのMLBで控えとして29試合にプレー。それなりのチャンスをもらったので、もう少しアピールしたかったが。
20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。
21' : KC傘下でプレーもMLBでのプレー機会は無し。
[Comment]
平均以上の守備力を持つし、レギュラーになれなくても、控えとして有用な選手にはなれるはず。打撃以外は問題がないので、パワー面はともかく、最低限しっかり当れるようになれば。打撃面のツール的には平凡な選手ですが、もう少し打てるだろうと思うし、来季の巻き返しに期待したいです。
(12年追記)Rule 5ドラフトの兼ね合いもあり、BOSはLavarnwayを残し、彼を出す決断に至った。チームは別れましたが、お互いにMLBでそろそろ本格的に起用が始まりそう。刺激し合って活躍してもらいたいですね。
2010年12月2日木曜日
11' Preseason Position Outlook -Catcher-
プレシーズンの各ポジションのデプスチャートです。ちょこちょこ改訂予定。捕手はHigh-A以上はレギュラーで使いたいProspectが2人以上ずついてうまくシェアしたいですね。でもMLBが弱いのが最大の問題点(*は40人ロスター登録選手)。
[MLB]
Starter : C Jarrod Saltalamacchia*
Backup : C Jason Varitek*
Other ST invitation : C Mark Wagner*, C Luis Exposito*, C Paul Hoover, C Tim Federowicz, C Ryan Lavarnway
Tekとの再契約で、ひとまずSaltyとTekで決まり。Tekは対左でまずまず打てるし、まだ最低限の力は残してると思うけど、さすがにレギュラーはもう厳しい。Saltyの一本立ちにかけることにことになります。Saltyはスウィッチだけど、過去の実績ではやや左打席の方がいいので、併用で多少はメリットがあるかもしれません。守備の方も不安ではあるけど、Tekは序盤全く刺せなかったCSは最終的には21%とまずまず。Saltyの方も攻撃型という印象は強いけど、守備の評価は少しずつ上がってるようで、平均レベルとも。やっぱり問題はオフェンスでしょうね。
Minorのデプスは取りあえずはWagner。昨季はケガもあり、満足にプレーができなかったし、半年はしっかりAAAで成績を残す必要あり。ただExpositoもAAAと予想されますので、早めに結果を残さないと、Minorで燻って終わってしまう可能性も。ExpositoはRule5対策で40人ロスター入りしたものの、あと1年は育成が必要でしょう。ただうまくAAAで伸びれば秋には見れるかも。レギュラーになる素質を持つだけに期待したい。IbarraやLavarnwayもいくらか可能性はあって、特にLavarnwayはすでにAAで打ってるから、守備の状況次第では有力候補になるかも。
[AAA]
Starter : C Luis Exposito*
Backup : C Mark Wagner*
DL or XST: C Paul Hoover
Dusty BrownがHOUと契約したので、素直にWagnerとExpositoで決まりかと思われます。Wagnerには打席数を、Expositoは攻守両面でしっかり機会を稼いで欲しい。うまくシェアできるでしょうか。1人くらいMinor契約が入ってDL/XSTとやりくりする可能性は高そう。ExpositoのAAスタートは下の状態をみるとなさそうだけど。
(追記) デプスと見られるHooverと契約。
[AA]
Starter : C Ryan Lavarnway
Backup : C Tim Federowicz
Backup or XST or Release : C/IF Will Vazquez
Lavarnwayは確定。昨年はAAに昇格後も良く打ったし、打撃だけならすぐにAAAに上がってもおかしくない。ただ守備面で機会を多く稼ぎたいのでしばらくはAAにいるんじゃないでしょうか。場合によっては1B等で使われることも出てくるかも。控えはFederowiczとしてますけど、High-Aでもまだ打ちこなせてないのでどうか。ButlerやIbarraの方がAAに来る可能性もあると思います。そろそろAAを経験させたいところではありますが。OFも混んでるので難しいですが、Lavarnway/FederowiczでC/DHをシェアするのなら、ここ数シーズンと同様に、C/IFで使い勝手の良いW. Vazquezをロスターに置いとくかも。
[High-A]
Starter : C/IF Adaberto Ibarra
Backup : C Dan Butler
AAとどうなるかはわからないけど、FederowiczとIbarra、Butlerの3人でAA/High-Aの3席は確定だと思います。Ibarraが左打ちなのでプラトーン的なカンジかな。Ibarraはまずまず期待されてたけど、ケガもあったし、昨年は何も示せなかった。今季はポテンシャルを見せて欲しい。逆にButlerは誰もの想像を上回る大活躍。元々の守備の成熟度も高いし、Federowicz、Ibarra次第ではAAスタートになるかも。継続した活躍が見たい。
[Low-A]
Starter : C Christian Vazquez
Backup : C/3B Carson Blair
XST or Release : C Josue Peley
High-A以上が、まずまずしっかりしたProspectを2人ずつ揃えるのに対し、Low-A以下はこれといったProspectに欠けます。ただ個人的にはC. VazquezとBlairの2人にはそれなりの期待を持っています。共に08年の高卒ドラフト。特に選球眼のいいC. Vazquezはもしかしたらなかなかやるかも。Blairも打撃ポテンシャルは高い。M. Sanchezはリリースの可能性が高いかな。Peleyは取りあえずXSTに残すと思います。
(追記)12/6にMaykol Sanchezがリリース。
[SS-A]
Starter : C Oscar Perez
Backup : C/3B Roberto Reyes, C Leonel Escobar
SS-A/GCLではO. PerezにR. ReyesとKapsteinがぼちぼち期待度を持つ。O. PerezはSS-Aで決まりかな。またドラフトで入ってくるかもしれないし、確定していないけど、昨季GCLでまずまず打ったR. ReyesはSS-Aで見てみたいと思うかもしれない。個人的にはEscobarも結構買ってるんですけどね。機会がもらえるでしょうか。
[GCL]
Starter : C Zach Kapstein
Backup : C Jayson Hernandez, C Beau Bishop
Backup or Release : C Trey Lucas
高卒のKapsteinはGCLでスタートが濃厚。まだ実力はさっぱりわからないけど、ツール的には面白いように見える。あとはドラフト次第ですけど、場合によっては、J. HernandezやLucasのようなMinorの穴埋め選手を使っていくでしょう。
(追記) Beau Bishopと契約。
[DSL]
Starter : C Jair Bogaerts
Backup : C David Sopilka, 3B/C Aly Gonzalez
双子のXanderほどの成績は残せず、DSLリターンが濃厚なJ. Bogaertsですが、捕手だしツール的には期待しています。さっぱり打てないけどSopilkaがバックアップ。A. Gonzalezはリリースされてもおかしくない。
[MLB]
Starter : C Jarrod Saltalamacchia*
Backup : C Jason Varitek*
Other ST invitation : C Mark Wagner*, C Luis Exposito*, C Paul Hoover, C Tim Federowicz, C Ryan Lavarnway
Tekとの再契約で、ひとまずSaltyとTekで決まり。Tekは対左でまずまず打てるし、まだ最低限の力は残してると思うけど、さすがにレギュラーはもう厳しい。Saltyの一本立ちにかけることにことになります。Saltyはスウィッチだけど、過去の実績ではやや左打席の方がいいので、併用で多少はメリットがあるかもしれません。守備の方も不安ではあるけど、Tekは序盤全く刺せなかったCSは最終的には21%とまずまず。Saltyの方も攻撃型という印象は強いけど、守備の評価は少しずつ上がってるようで、平均レベルとも。やっぱり問題はオフェンスでしょうね。
Minorのデプスは取りあえずはWagner。昨季はケガもあり、満足にプレーができなかったし、半年はしっかりAAAで成績を残す必要あり。ただExpositoもAAAと予想されますので、早めに結果を残さないと、Minorで燻って終わってしまう可能性も。ExpositoはRule5対策で40人ロスター入りしたものの、あと1年は育成が必要でしょう。ただうまくAAAで伸びれば秋には見れるかも。レギュラーになる素質を持つだけに期待したい。IbarraやLavarnwayもいくらか可能性はあって、特にLavarnwayはすでにAAで打ってるから、守備の状況次第では有力候補になるかも。
[AAA]
Starter : C Luis Exposito*
Backup : C Mark Wagner*
DL or XST: C Paul Hoover
Dusty BrownがHOUと契約したので、素直にWagnerとExpositoで決まりかと思われます。Wagnerには打席数を、Expositoは攻守両面でしっかり機会を稼いで欲しい。うまくシェアできるでしょうか。1人くらいMinor契約が入ってDL/XSTとやりくりする可能性は高そう。ExpositoのAAスタートは下の状態をみるとなさそうだけど。
(追記) デプスと見られるHooverと契約。
[AA]
Starter : C Ryan Lavarnway
Backup : C Tim Federowicz
Backup or XST or Release : C/IF Will Vazquez
Lavarnwayは確定。昨年はAAに昇格後も良く打ったし、打撃だけならすぐにAAAに上がってもおかしくない。ただ守備面で機会を多く稼ぎたいのでしばらくはAAにいるんじゃないでしょうか。場合によっては1B等で使われることも出てくるかも。控えはFederowiczとしてますけど、High-Aでもまだ打ちこなせてないのでどうか。ButlerやIbarraの方がAAに来る可能性もあると思います。そろそろAAを経験させたいところではありますが。OFも混んでるので難しいですが、Lavarnway/FederowiczでC/DHをシェアするのなら、ここ数シーズンと同様に、C/IFで使い勝手の良いW. Vazquezをロスターに置いとくかも。
[High-A]
Starter : C/IF Adaberto Ibarra
Backup : C Dan Butler
AAとどうなるかはわからないけど、FederowiczとIbarra、Butlerの3人でAA/High-Aの3席は確定だと思います。Ibarraが左打ちなのでプラトーン的なカンジかな。Ibarraはまずまず期待されてたけど、ケガもあったし、昨年は何も示せなかった。今季はポテンシャルを見せて欲しい。逆にButlerは誰もの想像を上回る大活躍。元々の守備の成熟度も高いし、Federowicz、Ibarra次第ではAAスタートになるかも。継続した活躍が見たい。
[Low-A]
Starter : C Christian Vazquez
Backup : C/3B Carson Blair
XST or Release : C Josue Peley
High-A以上が、まずまずしっかりしたProspectを2人ずつ揃えるのに対し、Low-A以下はこれといったProspectに欠けます。ただ個人的にはC. VazquezとBlairの2人にはそれなりの期待を持っています。共に08年の高卒ドラフト。特に選球眼のいいC. Vazquezはもしかしたらなかなかやるかも。Blairも打撃ポテンシャルは高い。M. Sanchezはリリースの可能性が高いかな。Peleyは取りあえずXSTに残すと思います。
(追記)12/6にMaykol Sanchezがリリース。
[SS-A]
Starter : C Oscar Perez
Backup : C/3B Roberto Reyes, C Leonel Escobar
SS-A/GCLではO. PerezにR. ReyesとKapsteinがぼちぼち期待度を持つ。O. PerezはSS-Aで決まりかな。またドラフトで入ってくるかもしれないし、確定していないけど、昨季GCLでまずまず打ったR. ReyesはSS-Aで見てみたいと思うかもしれない。個人的にはEscobarも結構買ってるんですけどね。機会がもらえるでしょうか。
[GCL]
Starter : C Zach Kapstein
Backup : C Jayson Hernandez, C Beau Bishop
Backup or Release : C Trey Lucas
高卒のKapsteinはGCLでスタートが濃厚。まだ実力はさっぱりわからないけど、ツール的には面白いように見える。あとはドラフト次第ですけど、場合によっては、J. HernandezやLucasのようなMinorの穴埋め選手を使っていくでしょう。
(追記) Beau Bishopと契約。
[DSL]
Starter : C Jair Bogaerts
Backup : C David Sopilka, 3B/C Aly Gonzalez
双子のXanderほどの成績は残せず、DSLリターンが濃厚なJ. Bogaertsですが、捕手だしツール的には期待しています。さっぱり打てないけどSopilkaがバックアップ。A. Gonzalezはリリースされてもおかしくない。
Former Sox Prospect Review: Craig Hansen, RHP
今回は近年のドラフトピックの中でも、最も期待外れ感のあるCraig Hansenを紹介いたします。 才能はあるんですけど、MLBに適応できず。このままどうなってしまうのでしょうか。
[Player Data]
Name: Craig Hansen (クレイグ・ハンセン)
Full Name: Craig Robert Hansen
Positions: RHRP
Born: November 15, 1983
Birthplace: Glen Cove, New York
Height: 6-6
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2005
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,325,000
College: St. John's
High School: Glen Cove HS (NY)
MLB Debut: September 19, 2005 (Boston)
How Left: Traded to Pittsburgh with Brandon Moss in a three way deal that sent Manny Ramirez to Los Angeles Dodgers, with Los Angeles sending Andy LaRoche and Bryan Morris to Pittsburgh, and Pittsburgh sending Jason Bay to Boston (July 2008)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
90 mph中盤を常時計時し、97~98 mphほどを出せる沈む速球に、80 mph後半の素晴らしいスライダーの2球種で相手をねじ伏せるパワーリリーフ。スタッフで言えば、MLBのクローザーになれる器。しかしコマンドが最低クラスで球は速いけどノーコンという典型的なタイプ。フォーム矯正等に悩んで08年には速球が92 mph程度とかなり落としていた。
[Background]
ドラフトでは、リリーフの即戦力で、すぐにクローザーになれると言われましたが、Scott Borasがついており、高額のボーナスを含めたMLB契約を要求していることからスリップ。BOSのピック後も、簡単に契約が決まらず、契約書にサインする映像が流れたときは、多くのBOSファンを熱狂させました。4年のMLB契約でサイン。
[Player Profile]
05' : GCLでプロデビューし、2試合投げた後、AA Portlandに昇格。ここも8試合に投げるとBOSへコールアップ。しかし結果的にはこれが急がせ過ぎだった。彼やCla Meredithの失敗から最近のBOSはProspectの昇格にかなり慎重な球団となっています。
06' : マイナーではドミナントとは言わないまでも、しっかり投げるのですが、MLBではダメ。スタッフもやや落ちていました。
07' : 無呼吸症候群が発覚し、これを治療することで改善が期待されましたが、思ったほど劇的には変わらなかった。これがなければ、スタッフが大きく落ちることがなかったんではと残念です。
08' : オプション切れで、25人枠に入れざるを得ず、開花に期待して我慢して使っていました
08' July : トレードデッドラインにManny Ramirez、Jason Bayの絡む三角トレードでPITへ。
08' : PITでボロボロ。
09' : マイナーではぼちぼちもMLBでは打たれている。
10' : 年々悪くなっている感でMLBで投げることはなかった。
11' : 全休。
12' : NYMで復帰も7試合に投げたのみ。
[Comment]
今季はケガもあったようだし、来年は心機一転ガンバってもらいたいですが。リリースでも何でもいいからPITを出て新たな環境を求めた方がいいかも。STLやTORといった投手を育てるのが上手いチームでやり直して欲しい。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Craig Hansen (クレイグ・ハンセン)
Full Name: Craig Robert Hansen
Positions: RHRP
Born: November 15, 1983
Birthplace: Glen Cove, New York
Height: 6-6
Weight: 230
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2005
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,325,000
College: St. John's
High School: Glen Cove HS (NY)
MLB Debut: September 19, 2005 (Boston)
How Left: Traded to Pittsburgh with Brandon Moss in a three way deal that sent Manny Ramirez to Los Angeles Dodgers, with Los Angeles sending Andy LaRoche and Bryan Morris to Pittsburgh, and Pittsburgh sending Jason Bay to Boston (July 2008)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
90 mph中盤を常時計時し、97~98 mphほどを出せる沈む速球に、80 mph後半の素晴らしいスライダーの2球種で相手をねじ伏せるパワーリリーフ。スタッフで言えば、MLBのクローザーになれる器。しかしコマンドが最低クラスで球は速いけどノーコンという典型的なタイプ。フォーム矯正等に悩んで08年には速球が92 mph程度とかなり落としていた。
[Background]
ドラフトでは、リリーフの即戦力で、すぐにクローザーになれると言われましたが、Scott Borasがついており、高額のボーナスを含めたMLB契約を要求していることからスリップ。BOSのピック後も、簡単に契約が決まらず、契約書にサインする映像が流れたときは、多くのBOSファンを熱狂させました。4年のMLB契約でサイン。
[Player Profile]
05' : GCLでプロデビューし、2試合投げた後、AA Portlandに昇格。ここも8試合に投げるとBOSへコールアップ。しかし結果的にはこれが急がせ過ぎだった。彼やCla Meredithの失敗から最近のBOSはProspectの昇格にかなり慎重な球団となっています。
06' : マイナーではドミナントとは言わないまでも、しっかり投げるのですが、MLBではダメ。スタッフもやや落ちていました。
07' : 無呼吸症候群が発覚し、これを治療することで改善が期待されましたが、思ったほど劇的には変わらなかった。これがなければ、スタッフが大きく落ちることがなかったんではと残念です。
08' : オプション切れで、25人枠に入れざるを得ず、開花に期待して我慢して使っていました
08' July : トレードデッドラインにManny Ramirez、Jason Bayの絡む三角トレードでPITへ。
08' : PITでボロボロ。
09' : マイナーではぼちぼちもMLBでは打たれている。
10' : 年々悪くなっている感でMLBで投げることはなかった。
11' : 全休。
12' : NYMで復帰も7試合に投げたのみ。
[Comment]
今季はケガもあったようだし、来年は心機一転ガンバってもらいたいですが。リリースでも何でもいいからPITを出て新たな環境を求めた方がいいかも。STLやTORといった投手を育てるのが上手いチームでやり直して欲しい。
2010年12月1日水曜日
Former Sox Prospect Review: Ryan Kalish, OF
今回は、今季MLBデビューし、その卓越した打撃力でProspectを卒業しつつある、Ryan Kalishです。 Daniel Bard以外、見事にドラ1勢がこけてる06年のドラフトは、下位指名に力を入れだした年でもありますが、Lars AndersonやJosh Reddickが若干伸び悩む中、しっかりとしたレギュラーに向かって成長中の期待株。
[Player Data]
Name: Ryan Kalish (ライアン・ケイリッシュ)
Full Name: Ryan Michael Kalish
Positions: CF/RF/LF
Born: March 28, 1988
Birthplace: Northridge, California
Height: 6-0
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 9th round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $600,000
High School: Red Bank Catholic HS (NJ)
MLB Debut: July 31, 2010 (Boston)
How Left: Non-tendered, signed with Chicago Cubs (December 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
BOSの大好きな、いわゆる5ツールタイプのアスリート。入団後は左打ちのCFということでJacoby Ellsburyと比較する声があったが、身長は目立って大きくないものの、体格的にかなりがっちりしていて、Ellsburyよりもパワー、肩といった部分に優れるオールラウンダー。BALのNick Markakisがタイプ的には一番近いかも。元BOSの人気者Trot Nixonと比較する声もあり。とにかく打撃への評価が高い選手で、HS出身の割には完成された選球眼を持つ点が、1歳上のReddickよりも優れている。パワーは以前はさほど評価されていなかったけど、年々向上し、今では20発は打てると言われています。走りまくるタイプではないですが、20 SBをする力は十分にあり、理想的な2番、BOSのようなチームカラーであれば1番としてもフィットするはず。かなり筋肉を付けていることもあるが、生来のスピードがCFになるようなトップクラスの選手と比べると劣り、フルタイムのCFにはなれないと見る人も。肩は強いものの、RFとしては平均的で、守備自体の評価もすごく高いという訳でもない。Twinnerという言葉があって、Kalishを形容するのに良く使われますが、これはCFにはレンジが足りず、かと言って両翼でレギュラーになるにはパワー面が弱いという意味。しかし、年々パワーを増しているし、高出塁率も期待できるので、両翼でもレギュラーになれる可能性は低くないと思います。4th OFとしては十分すぎる力を持つし、安定した打撃力は魅力的。
[Background]
生まれはCalifornia州だが、北東部New Jersey州のHSに通っていたこともあり、ノースイーストコネクションということで、ファン受けが良い。Kalishもフットボールのコミットを持っていたアスリート。ボーナス要求に加え、上に書いたようにCFになれるかどうかへの疑問からスリップ。
[Profile]
06' : GCLでプロデビュー。SS-A Lowellとショートシーズンでプレー。
07' : SS-Aで、.368/.471/.540と大活躍で、BAなどのRankingに名前を連ね始めます。有鉤骨(いわゆるHamate)を骨折し、シーズンエンド。
08' : ケガが癒え、Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。こちらでは.281とまずまずも、昇格したHigh-A Lancasterではコンタクトに苦しみ、またパワーもイマイチだったことから評価下落。ただ骨折の影響を引きずってプレーしていたことが原因だったそうです。HWBでもプレー。
09' : High-A Salemで開幕し、とうとう本領発揮。AA Portland昇格直後はやや苦しみますが、徐々にフィットし、こちらで13 HR、トータルで18 HRと懸案だったパワー面で大きな成長を見せ、期待度を回復します。AFLにも参加。ただこの頃からCFになれないんじゃないかという話が出始めます。
10' : STにかなり筋肉をつけて参加。両翼でのプレーを視野に入れてプレーすることに。AAで開幕しますが、Daniel NavaやDarnell McDonaldのコールアップもあり、150 ABでAAA Pawtucketに昇格。LarsやReddickが苦しむAAAで143 AB/.294/.356/.476/ 8 HRと素晴らしい成績を残し、7月31日にはMLBにコールアップ。シーズンの残りをほとんどMLBで過ごし、さすがにややコンタクトに苦しみ、K/BBも悪化しますが、163 AB/.252/4 HR/10 SBと1年目にしてはまずまずの成績。11年はOFに誰も獲らないとかでない限り、とりあえずはAAAに戻ることが濃厚ですが、MLBへの適応が比較的早そうな選手だし、J. D. DrewやMike Cameron次第では早めに出番があるかも。
11' : AAAで春先に肩をケガし、シーズンエンド。
12' : やや出遅れたが、マイナーでは順調。しかしMLBでは10年に見せたような輝きを放てず。攻守に不安定だった。
13' : 首の手術等でシーズン全休。一時は引退を考えているとも。
13' Dec. : オフにノンテンダーされてFAに。
14' : 再建期でチャンスが多いこともあり、Theo EpsteinさんのCHCへ。それなりには打ったものの、かつてのような輝きは見せられず。守備も負担の大きいCFよりLFで起用されることが多くなった。
[Comment]
とにかく、毎年成長してるし、非の打ちどころがない選手なんですが、ランキング等では両翼では...ということで評価が低い。BOSにはKevin YoukilisやDustin Pedroiaといった、こうした評価を覆して、MVP級の成績を残している先輩たちがいるし、彼らに続いていって欲しいです。
(13年追記)試合に出れないまま、ズルズルとDLでサービスタイムが増え、調停権を得てしまってノンテンダーへ。DL(特に60日)中もサービスタイムが加算されるのはどうにかならんのか...。まぁでもこうなる前に一旦DFAして契約を結び直すとかできなかったんですかね。
Photo from SoxProspect.com
[Player Data]
Name: Ryan Kalish (ライアン・ケイリッシュ)
Full Name: Ryan Michael Kalish
Positions: CF/RF/LF
Born: March 28, 1988
Birthplace: Northridge, California
Height: 6-0
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 9th round, 2006
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $600,000
High School: Red Bank Catholic HS (NJ)
MLB Debut: July 31, 2010 (Boston)
How Left: Non-tendered, signed with Chicago Cubs (December 2013)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com
[Scouting Report]
BOSの大好きな、いわゆる5ツールタイプのアスリート。入団後は左打ちのCFということでJacoby Ellsburyと比較する声があったが、身長は目立って大きくないものの、体格的にかなりがっちりしていて、Ellsburyよりもパワー、肩といった部分に優れるオールラウンダー。BALのNick Markakisがタイプ的には一番近いかも。元BOSの人気者Trot Nixonと比較する声もあり。とにかく打撃への評価が高い選手で、HS出身の割には完成された選球眼を持つ点が、1歳上のReddickよりも優れている。パワーは以前はさほど評価されていなかったけど、年々向上し、今では20発は打てると言われています。走りまくるタイプではないですが、20 SBをする力は十分にあり、理想的な2番、BOSのようなチームカラーであれば1番としてもフィットするはず。かなり筋肉を付けていることもあるが、生来のスピードがCFになるようなトップクラスの選手と比べると劣り、フルタイムのCFにはなれないと見る人も。肩は強いものの、RFとしては平均的で、守備自体の評価もすごく高いという訳でもない。Twinnerという言葉があって、Kalishを形容するのに良く使われますが、これはCFにはレンジが足りず、かと言って両翼でレギュラーになるにはパワー面が弱いという意味。しかし、年々パワーを増しているし、高出塁率も期待できるので、両翼でもレギュラーになれる可能性は低くないと思います。4th OFとしては十分すぎる力を持つし、安定した打撃力は魅力的。
[Background]
生まれはCalifornia州だが、北東部New Jersey州のHSに通っていたこともあり、ノースイーストコネクションということで、ファン受けが良い。Kalishもフットボールのコミットを持っていたアスリート。ボーナス要求に加え、上に書いたようにCFになれるかどうかへの疑問からスリップ。
[Profile]
06' : GCLでプロデビュー。SS-A Lowellとショートシーズンでプレー。
07' : SS-Aで、.368/.471/.540と大活躍で、BAなどのRankingに名前を連ね始めます。有鉤骨(いわゆるHamate)を骨折し、シーズンエンド。
08' : ケガが癒え、Low-A Greenvilleでフルシーズンデビュー。こちらでは.281とまずまずも、昇格したHigh-A Lancasterではコンタクトに苦しみ、またパワーもイマイチだったことから評価下落。ただ骨折の影響を引きずってプレーしていたことが原因だったそうです。HWBでもプレー。
09' : High-A Salemで開幕し、とうとう本領発揮。AA Portland昇格直後はやや苦しみますが、徐々にフィットし、こちらで13 HR、トータルで18 HRと懸案だったパワー面で大きな成長を見せ、期待度を回復します。AFLにも参加。ただこの頃からCFになれないんじゃないかという話が出始めます。
10' : STにかなり筋肉をつけて参加。両翼でのプレーを視野に入れてプレーすることに。AAで開幕しますが、Daniel NavaやDarnell McDonaldのコールアップもあり、150 ABでAAA Pawtucketに昇格。LarsやReddickが苦しむAAAで143 AB/.294/.356/.476/ 8 HRと素晴らしい成績を残し、7月31日にはMLBにコールアップ。シーズンの残りをほとんどMLBで過ごし、さすがにややコンタクトに苦しみ、K/BBも悪化しますが、163 AB/.252/4 HR/10 SBと1年目にしてはまずまずの成績。11年はOFに誰も獲らないとかでない限り、とりあえずはAAAに戻ることが濃厚ですが、MLBへの適応が比較的早そうな選手だし、J. D. DrewやMike Cameron次第では早めに出番があるかも。
11' : AAAで春先に肩をケガし、シーズンエンド。
12' : やや出遅れたが、マイナーでは順調。しかしMLBでは10年に見せたような輝きを放てず。攻守に不安定だった。
13' : 首の手術等でシーズン全休。一時は引退を考えているとも。
13' Dec. : オフにノンテンダーされてFAに。
14' : 再建期でチャンスが多いこともあり、Theo EpsteinさんのCHCへ。それなりには打ったものの、かつてのような輝きは見せられず。守備も負担の大きいCFよりLFで起用されることが多くなった。
[Comment]
とにかく、毎年成長してるし、非の打ちどころがない選手なんですが、ランキング等では両翼では...ということで評価が低い。BOSにはKevin YoukilisやDustin Pedroiaといった、こうした評価を覆して、MVP級の成績を残している先輩たちがいるし、彼らに続いていって欲しいです。
(13年追記)試合に出れないまま、ズルズルとDLでサービスタイムが増え、調停権を得てしまってノンテンダーへ。DL(特に60日)中もサービスタイムが加算されるのはどうにかならんのか...。まぁでもこうなる前に一旦DFAして契約を結び直すとかできなかったんですかね。
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