2011年4月20日水曜日

Former Sox Prospect Review: Juan Rodriguez, RHP

今回は、今季Low-Aでリリーフに移って凄まじい奪三振力を見せている、Juan Rodriguez。16歳で契約解禁になる海外FAでは珍しく、19歳という年齢で契約した選手ですが、俄然気になる選手になってきました。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Juan Rodriguez (ファン・ロドリゲス)
Full Name: Juan Rodriguez
Positions: RHRP/RHSP
Born: December 12, 1988
Birthplace: Haina, Dominican Republic
Height: 6-5
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (February 2008)
Signing Bonus: Not Announced
How Left: Traded to the Los Angeles Dodgers with Tim Federowicz and Stephen Fife in a three-way deal in which Boston also sent Chih-Hsien Chiang to Seattle, Los Angeles sent Trayvon Robinson to Seattle, and Seattle sent Erik Bedard and Josh Fields to Boston (July 2011)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

長身のドミニカン。太ってはいないけど、がっしりとしている。メカニクスはまだ磨く必要があるが、非常に腕が強く、伸びのある92~95 mphの速球を投げる。ショートイニングならもっと出るとも言われ、97~98 mphに達する。80 mph後半のスプリッターと80 mph中盤のチェンジアップ(スプリッターと同じかも)、70 mph後半のカーブを投げる。セカンドピッチ以降、特にカーブは改善が必要。


[Profile]

08' : DSLでプロデビュー。19歳と高めの年齢で契約したこともあり、大きくは期待していなかったし、リリーフにしては成績も平凡だった。

09' : DSLでスターターに移ると、やや四球が多く、燃費の悪いピッチングながら、63.2 IPで37 H/78 Kとドミナントなスタッフを披露。US行きの切符を勝ち取った。

10' : GCLで先発を務め、イニング以上の奪三振に、BB/9も改善を見せた。

11' : 個人的にも希望していたが、リリーフに移り、Low-A Greenvilleへ。序盤奪三振率が18.00を超えるほど圧倒的に三振を奪っていたが、中盤にかけてやや打ち込まれるように。

11' July : Erik Bedardの三角トレードでLADへ。

11' : LADのLow-Aでプレー。

12' : LAD傘下で投げているが、やはり制球に苦しんでおり、Low-Aに降格している。


[Comment]

リリーフに移れば面白いと思っていた選手の1人だけど、実際10年はリリーフで凄まじいスタートを切った。契約した年齢は高いけど、こうなればむしろ早くに戦力になれる気がするし、良いと思う。ただLow-Aでは高めの速球と落ちるスプリッター/チェンジアップだけで支配できるけど、High-A以上では、低めへの速球のコマンドや、カーブの改善等が必要になるでしょう。とは言え、これだけ三振を奪いまくるタイプのリリーフは久しくいなかったから、期待したいです。

(12年追記)球威があって、リリーフとしては面白いと思ってたけど、意外と簡単に打たれる試合が目立つ。速球のコマンドと変化球を磨いてもらいたい。

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