2012年12月23日日曜日

Former Sox Prospect Review: Brock Holt, UT

今回は、Joel Hanrahanにくっついてやってきた、Brock Holt。半分Prospectを卒業しかかっていますが、BOSではもう一度開幕AAA行きが濃厚。ツール的には平凡と言われますが、M-IFとしては珍しい左利きだし、ケガが増えてきたDustin Pedroiaに何かあればしっかり活躍できるようにガンバって欲しい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Brock Holt (ブロック・ホルト)
Full Name: Brock Wyatt Holt
Position: 2B/3B/LF/RF/SS/1B/CF
Born: June 11, 1988
Birthplace: Stephenville, Texas
Height: 5-10
Weight: 185
Bats: Left
Throws: Right
Drafted: 9th round, 2009 by Pittsburgh
How Acquired: Acquired from Pittsburgh with Joel Hanrahan for Mark Melancon, Stolmy Pimentel, Jerry Sands, and Ivan De Jesus, Jr. (December 2012)
College: Rice
High School: Stephenville HS (TX)
MLB Debut: September 1, 2012 (Pittsburgh)
How Left: Free Agency, signed with Milwaukee (November 2019)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

非常に小柄で典型的なM-IF。マイナーレベルでは安定してコンタクトしているし、HRパワーはあまりないにせよ、ギャップパワーはM-IFとしてはまずまずと言われている。カレッジ出身だけあって選球眼も良い。スピードは平凡で、守備はレンジ、肩、グラブ捌きと平均レベル。マイナーではSSをメインに務めてきたが、MLBでは2Bと見られる。現状では2Bとしても平均以下だが、長じればそれなりの2Bになるだろうとも。基本的にはIF-UTタイプ。


[Background]

Navarro JCからRice大にトランスファーし、シニアーの年は大活躍。PITに入団後も各クラスをしっかり打ち込み、12年のセプテンバーコールアップでMLBデビュー。11年、12年と連続でAAのオールスターゲームに出場している。


[Profile]

13' : AAA PawtucketでBOS傘下デビュー。好不調の波があったものの、コンタクトは見せた。ただやはり長打力が無く、MLBでも全くSSで使われないところから見て、SS控えとしてはあまり信用されていないのかと思う。

14' : 14年シーズン最大の発見。スーパーユーティリーティーとして、バッテリー以外の7ポジション全てで先発出場を果たした。まずはWill Middlebrooksの離脱で3B代役として、Stephen Drewの加入で、Xander Bogaertsが3Bに移ると、今度はMike Napoliの代役で1Bへ。この辺りまでで、1番に定着すると、Napoliの復帰後はマイナーでは一度も守っていないOF 3ポジションを中心に、いずれかのポジションで常時リードオフとして出場機会を得た。

15' : ユーティリティーのポジションをさらに確固とし、どちらかというと9人目のレギュラーという感じに。特にDustin Pedroia離脱時は正2Bを務めた。

16' : 正LFの予定だったRusney CastilloがSTで不振。代わりにChris YoungとのプラトーンでLFのスタメンを任された。OFメインになったことも影響してか、打撃は例年に比べると、やや不振。途中多くのLFがケガした時期に、自身も戦列を離れ、その間に台頭したAndrew BenintendiにLFを譲って、後半は再びUTに。

17' : 前年からの脳震盪の後遺症でシーズンの多くをDLで過ごした。

18' : 復活は難しいかと思っていたが、シーズンが進むにつれ調子を上げ、Hanley Ramirezのリリーフなどもあって、やや苦しい時期にチームをよく助けた。POでも打てないIan Kinslerよりも2Bとして頼りになり、また史上初めてPOでサイクル安打を記録したのがハイライト。

19' : 不振のチームにあって、打率.297と出場機会の安定しない控えとしては出色の出来。

19' Nov. : BOSに残りたいとたびたび表明してきたが、チームのペイロールの空きの無さで再契約できずFAに。2月になってMILと契約。

20' : MILでは打率1割と大苦戦。早々にリリースされるが、WASと契約後はまずまずのプレーぶり。

21' : リビルド期間のTEXにストップギャップとして迎えられ、3Bのみでプレーも打撃不振。


[Comment]

マイナーオプションがフルに残っているし、しばらくAAAで2Bのデプスになるでしょう。IF-UTとしてはまずまず打てるけど基本的にHRパワーはないし、ある程度SSもきっちりこなして欲しいタイプ。

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