2014年4月7日月曜日

14' Draft Watch - My Mock Draft ver.2

元BOSのStephen DrewとKendrys Morales (前SEA)のQOを受けたFA二人の行き先が決まっていないけど、MLBシーズンも開幕したし、モックドラフトver.2行きます。っていうかS. Drewは本当に6月まで契約しないつもりですかね...。冗談じゃないんだけど。


[14' My Mock Draft ver.2]

1. Houston Astros - Tyler Kolek, RHP : Carlos Rodonが少しストラグルしており、評価を下げる識者も出てきている。個人的にはRodonの評価を落とした訳ではなく、単純にTyler Kolekが凄いという理由で今回のモックではKolekを全体#1にしてみた。HS-RHPながら安定して98~99 mphを投げる球威は圧巻だし、体格面でも既にMLBクラスのパワフルな身体を持つ。全体#1指名HS-RHPになることも不可能ではないと思う。


2. Miami Marlins - Carlos Rodon, LHP : 今季はチームの調子が上がってこないことも影響しているのか、やや感情的になって投げている場面もあるよう。現時点でも全体1位の可能性は大きいと思うし、短期間でMLBのエースになってもおかしくないだけのパッケージ(体格、球威、スライダー)を持っているとは思う。ただ球威が最好調時ほどには出ていないのは少し引っ掛かっているが。MIAは高額になる選手を敬遠する傾向があるが、真のエースの器と信じるなら指名しない手はない。


3. Chicago White Sox - Alex Jackson, C/OF : OF転向も話題になる選手だが、捕手に留まれるか、というよりはチームが捕手として使うかどうか、という面が大きい。打つ方では、ポジションがどこであろうと全く問題のない、中軸を打てるようになるだけの力がある。いずれにせよ、CWSは捕手のProspectも欠いているしうってつけだろう。投手も欲しくないことはないし、Tyler BeedeやJeff Hoffmanも文句の無い選択肢ではあるが。


4. Chicago Cubs - Tyler Beede, RHP : 13年はJonathan Gray (COL)で確定だろうと思いきや、Kris Bryantを指名。マイナーの野手はかなり分厚い層を持っており、14年こそはローテの軸になれる投手を選ぶだろう。上がり目の投手を好むなら、Brady Aikenも可能性がありそうだが、野手のProspectの準備が整い始めていることを考えれば即戦力が欲しいのは間違いない。Theo Epsteinさんがニューイングランドに強いコネクションを持つことを考えればBeedeという可能性は高そう。


5. Minnesota Twins - Trea Turner, SS : マイナーでもトップクラスの組織になってきており、投打に優れた選手を抱える。CFのByron Buxtonや3BのMiguel Sanoのようなオフェンスに優れた選手がおり、あと欲しいのは捕手かSSに軸になれる選手が欲しいところ。もちろん重視するのはタレントだが、A. JacksonやT. Turnerはポジション的にも魅力だろう。


6. Seattle Mariners - Brady Aiken, LHP : 順当に行けばHoffmanかなとも思うが、Aikenは最近の急上昇株。元々言われていた、高い完成度と優れたセカンドピッチに加え、最近の試合では常時93~95 mph、最速97 mphという内容だったそう。HS-LHPでそのスタッフなら、Top 5どころかTop 3や全体#1指名も狙えるレベル。更に上昇するかもしれないが、現時点ではこのあたりにしておく。


7. Philadelphia Phillies - Jeff Hoffman, RHP : 弱い年なら、全体#1指名でもおかしくない選手。体格、最速97 mphの球威、三振を奪えるカーブと、エースとして申し分のないパッケージを持つ。PHIは半分再建期に近い状態になっており、何よりも投手が欲しい。ここでHoffmanが残るなら指名しない手はない。


8. Colorado Rockies - Nick Gordon, SS/RHP : 昨年のドラフトは全体的に好指名が多かったし、特にJ. Grayを手に入れたことは大きい。今季も最も良い選手を選べば良いだろうし、N. GordonやJacob Gatewood、Michael Gettysらが候補となりそう。この中ではSSに残れる守備力を持つGordonは最近打撃の評価も上がっており、Troy Tulowitzkiの後釜のSSとして相応しい。


9. Toronto Blue Jays - Jacob Gatewood, SS/3B : HSの選手を好むし、Gatewoodが残っているなら指名に行くだろう。SSに残れるかはわからないが、非常に高いパワーポテンシャルを持ち、傘下にやや欠けているパワーバットだ。


10. New York Mets - Michael Gettys, OF/RHP : ここも近年HSのタレントに絞っている。ここ3年ドラ1はHSの野手なので、そろそろ投手が欲しい感もあり、Touki Touissaintも有力だが、上限という意味ではGettysか。Brandon NimmoとCFで被るが、OFなら同時起用もできるし、大きな問題ではないだろう。


11. Toronto Blue Jays* - Touki Toussaint, RHP : 昨季Phil Bickfordと契約できなかった補填だし、#9と#11のどちらかで投手が欲しいのは間違いない。最近再び評価を上げているToukissaintは、元々HSでNo.1投手とも言われていたくらい。球威に優れ、ここの好みそうな選手。


12. Milwaukee Brewers - Sean Newcomb, LHP : CやSSのレギュラーが固まり、基本的には投手の充実が必要なチーム。傘下の上位投手Prospectはやや小柄で、先発適性に疑問を持たれる選手も多い。Newcombは優れた体格に上位ローテクラスのスタッフを持ち、開幕からやや四球は多いものの、支配的な投球を見せている。


13. San Diego Padres - Aaron Nola, RHP : 分厚いマイナー組織を誇り、野手も各ポジションにProspectを抱える。マイナーの充実で、そろそろコンテンダーへとシフトしつつある状況に合わせてか、昨季はカレッジバットのHuner Renfroeをドラ1で指名。SSなどもいても良いとは思うが、HS投手を多く集めてきた点から言えば、安定したカレッジ投手が1枚欲しい。Brandon Finneganも捨てがたいが、投手有利の本拠地を考慮すれば、球威では劣るものの、ズバ抜けた制球力で、安定感ではカレッジ投手でNo.1のNolaの方がフィットしているかと思う。


14. San Francisco Giants - Bradley Zimmer, OF : 昨季はドラフト当日はかなり印象の悪いピックをしていたが、Christian Arroyo、Ryder Jonesと、上位ピックは良いスタートを切っている。投手は常に強いチームだし、そろそろOFが欲しいという印象。地元San Francisco大のBradley Zimmerは、5ツールバランスに優れた選手で、血筋も良い。カレッジでも素晴らしいスタートを切ったし、このあたりで指名されてもおかしくない。


15. Los Angeles Angels - Brandon Finnegan, LHP : Finneganは今やTop 10の噂もある優れたカレッジアーム。左腕ながら100 mph近い球威を誇り、最近は即戦力の指名を重視しているLAAにもよくフィットする。Luke Weaverという選択肢も魅力ではあるが、現時点ではFinneganが上回るだろう。


16. Arizona Diamondbacks - Braxton Davidson, OF/1B : Weaverなど、まだ良い投手も残っているが、Davidsonの打力は魅力的。プレミアムなバットになれる存在だし、昨年ドラ1でカレッジ投手のBraden Shipleyを取り、傘下も比較的投手は厚い。


17. Kansas City Royals - Grant Holmes, RHP : 残った中では、HolmesとWeaverが少し抜けているような印象。近年はカレッジからのピックが増えているけど、ここは上限重視でHolmesでどうか。


18. Washington Nationals - Luke Weaver, RHP : こう来れば素直にWeaverだろう。全体#18で指名するなら大きなボーナスだし、早めの昇格も期待できる。文句なしのピックかと思う。


19. Cincinnati Reds - Max Pentecost, C : Yasmani Grandal (SD)、Devin Mesoracoが共にTop Prospectと見なされていた時代からは考えられない状況だが、GrandalとRyan Haniganはトレード、Mesoracoはまだ殻を破り切れていない状況からすると、捕手がいてもいい。打力ならKyle Schwarberだろうが、捕手としてやっていけるか不安もあるし、Pentecostは上限はともかく、ソリッドなレギュラーになれるだろう。


20. Tampa Bay Rays - Kyle Schwarber, C/1B : Schwarberはカレッジでもトップクラスの打者で、ポジション的に傘下に欠けている捕手や1Bでレギュラーが務まる選手。大量にドラ1があった11年ドラフトは豊作の年だったにも関わらず、あまりそこでの指名選手が伸びておらず、やや傘下の野手層は薄くなっている。フロアーの高いバットが欲しいところだろう。


21. Cleveland Indians - Luis Ortiz, RHP : 昨年も投手が欲しいかなと思っていたが、ドラ1はポテンシャル重視でClint Frazier。下位のラウンドでソリッドな投手は獲ったが、上限の高いアームが欲しい。L. Ortiz、Erick Fedde、Kodi Medeirosあたりが候補になるだろう。ここは上限重視でOrtizかな。


22. Los Angeles Dodgers - Michael Chavis, 3B : 金に物を言わせてFAを根こそぎ獲る戦略に移行しており、昨季のドラフトでは、リリーフの可能性もありそうな即戦力のカレッジアームを獲った。その路線を踏襲する可能性もあるが、元々はHSの選手を好むチームだったし、傘下も上位の選手はHSからのピックが多い。OFは埋まり気味だし、IFや捕手などで良い選手が欲しい。評価上昇中のChavisなどでどうだろう。


23. Detroit Tigers - Michael Conforto, OF : 昨年は延々とカレッジ投手を指名し、改めてドラフトから若い選手をじっくり育成するスタイルとは正反対のチームカラーであることを示した。中心選手とは契約延長を狙っており、今後数年はコンテンダーでいるだろうから、今季も即戦力の指名が有力。パワーのあるConfortoはここの破壊力のある打線にフィットしそうな選手。


24. Pittsburgh Pirates - Kodi Medeiros, LHP : 上もコンテンダーにシフトしているが、現状でマイナーもかなり良い。昨年もドラ1でAustin Meadows、Reese McGuireを加え、各ポジションに穴が無くなった。ただ欲を言うなら、もう少し左腕が欲しいところだろう。Medeirosは体格の小ささとスロットの低さは懸念されており、リリーフの可能性もあるかもしれないが、スタッフだけならかなり上位の選手。


25. Oakland Athletics - Erick Fedde, RHP : 毎年指名の読めないチーム。投手は比較的カレッジ選手を好んでいるし、評価を上げているFeddeはエースタイプではないが、ソリッドなワークホースになれそう。


26. Boston Red Sox - Derek Fisher, OF : 有鉤骨のケガがあったとは言え、復帰してしっかり打つなら、もっと上位で指名される可能性が高い選手だが、昨年からあまりその才能を試合で見せられていないし、場合によってはスリップする可能性もある。個人的にはドラ1sなどで指名できればとても嬉しいけど、左打ちのパワーヒッターはニーズだし、現時点ではこのあたりで残っているなら指名しても良いかと思う。


27. St. Louis Cardinals - Matt Chapman, 3B/RHP : MLB/マイナーを合わせて考えれば、投打に全組織中でもトップを争う分厚い層を有しており、13年のドラフトではやや薄かったSSにもOscar Mercado、Chris RiveraというHSでもトップクラスのSSを加えている。Chapmanは投手としても98 mphの速球を投げているそうで、リリーフの可能性も持つ。チーム事情に合わせやすい選手だ。


28. Kansas City Royals** - Derek Hill, OF : 上で投手を指名したので、どちらかと言えば野手が欲しいが、昨季3BになりそうなHunter Dozierを指名した後だと考えると、少し選択肢に欠けるか。Bubba Starlingもやや伸び悩んでいるので、CFはいてもいいかもしれない。スピードスターのHillはフィットしそう。


29. Cincinnati Reds*** - Scott Blewett, RHP : 上が野手なら投手だろうか。割とHS-Pを好むチームで、それならBlewettかSean Reid-Foreyあたりがベストの選択肢か。Blewettは体格に優れ、北東部出身の選手だし、より伸びしろは大きいと思う。ケガが大事ではなければDylan Ceaseもドラ1の有力候補だが。


30. Cleveland Indians**** - A. J. Reed, LHP/1B : 上で投手を選んだが、投手はまだ欲しい。一方で、1BやC-OFなどもやや弱い組織に見えるので、A. Reedはどうだろうか。投手としても優れた選手だが、カレッジでも有数の強打者であり、このチームであれば、投手オプションを持った1B or OFとして指名しても面白いと思う。


31. Atlanta Braves***** - Ti'Quan Forbes, SS/3B : 純粋なSSとしては、Andrelton SimmonsがMLBのSSでがっちりだし、ProspectのJose Perazaも良い。投手も上はケガが相次いでいるが、基本的には強いし、欲しいのは3Bだろう。Forbesは3Bになるだろうし、高いパワーポテンシャルと運動能力を持つ。


32. Boston Red Sox****** - Michael Cederoth, RHP : こちらもリリーフ転向でやや評価を落としているが、Cederothのアームは魅力。100 mph近い球威と非常に大柄な身体で、BOSが好みそうな選手。評価落ち気味の選手を2枚獲るのは若干微妙にも思えるが、BOSは割とスリップした大物を好む。リスクは高いが、上手く制球を整えて先発に戻せれば、非常にハイシーリング。


33. St. Louis Cardinals******* - Nick Burdi, RHP : リリーフということもあり、Burdiも他の選手に少しずつ追い抜かれている印象だが、それでもカレッジで最高レベルのアームは魅力だし、ドラ1で指名されて何ら不思議ではない選手。傘下も厚い上に、今季も複数の上位ピックを持つSTLなら、残っていれば指名してもおかしくないだろう。


*: For failure to sign 2013 draft pick Phil Bickford
**: For free agent Ervin Santana
***: For free agent Shin-Soo Choo
****: For free agent Ubaldo Jimenez
*****: For free agent Brian McCann
******: For free agent Jacoby Ellsbury
*******: For free agent Carlos Beltran

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