2014年11月27日木曜日

Former Sox Prospect Review: Robby Scott, LHP

今回は、この秋のAFLにも派遣された左腕、Robby Scott。独立リーグ経由で入団した選手ですが、昨年辺りから地味に好投を続けており、BAからこの冬のRule 5ドラフト対象の注目選手のリストにも名前が挙がるまでになっています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Robby Scott (ロビー・スコット)
Full Name: Robert John Scott
Position: LHRP
Born: August 29, 1989
Birthplace: Miami, Florida
Height: 6-3
Weight: 220
Bats: Both
Throws: Left
Drafted: Not drafted
How Acquired: Contract purchased from Yuma of the North American League (August 2011)
Signing Bonus: Not Announced
College: Florida State
High School: St. Thomas Aquinas HS (FL)
MLB Debut: September 2, 2016 (Boston)
How Left: Claimed off waivers by Cincinnati (December 2018)
Player Link: MLB,com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

既に成熟した身体でがっしりした下半身。シンプルで安定したスリークォーターから投げる速球は常時86~88 mphと球威が無いが、利き手側への変化が非常に良い。セカンドピッチは79~81 mphのチェンジアップで手元で落ちる良いボール。一方71~73 mphのカーブは、大きく変化するがやや変化のタイトさに欠ける。以前はリバーススプリットの選手だったが、対左を磨き、MLBまでたどり着いた。


[Background]

Broward CCからトランスファーしたFSUではあまり登板の機会が無かった。11年までFSUで投げており、その年にBOSに入団しているが、独立リーグのNALを経由しての入団となっている。


[Profile]

11' : 8月の入団で、GCLでプロデビュー後、SS-A Lowellと合わせて6試合に登板したのみ。

12' : 2年目もGCLで投げることに。

13' : 2年間ショートシーズンで投げていたので、特に注目もしていなかったが、STでMLB相手に数度登板しており、「おやっ?」と思っていたが、シーズンが開幕するとLow-Aをすっ飛ばして一気にHigh-A Salemへ。K/BBは平凡ながら被打率が低く、好投を見せた。

14' : AA PortlandでNoe Ramirezと共にリリーフで大車輪の活躍。Ramirezと共にEastern LeagueのAll-Starゲームの出場者に選出されて登板した。秋にはAFLに派遣され、Prospectの集まるAFLでも好投。AFLのオールスターゲームにも出場した。

15' : AAで着実に結果を残して、AAA Pawtucketに昇格したが、AAAでは打ち込まれている。

16' : 自らの立ち位置をしっかり把握し、AAAで以前はイマイチだった対左打者を磨いて、セプテンバーコールアップでのMLB昇格を勝ち取った。

17' : 40人枠の関係でロスターを掴むと、前半戦は左殺しとして好投。中盤以降、少し調子を落として、一時AAAへ降格となったが、最後は再びMLBで貢献した。

18' : 同タイプのBobby Poynerの台頭とLOOGYを重視しないチーム方針で多くの時間をAAAで過ごした。AAAではほぼ完璧だが、やはり四球の多さは見えている。

18' Dec. : ウェーバーに掛けたところをCINがクレーム。

19' : Mike HazenのARIに移籍。MLBでも機会をもらったものの、制球の悪さが目立つ。20年からはワンポイントはできなくなるため、苦しい立場に。


[Comment]

12年のオフにトレーニングの成果なのか開花したんでしょうね。13年のSTで投げていて驚いた記憶がある。リバーススプリットなのが悩ましい。ブレイキングボールをタイトにできれば面白いかも。

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