2015年3月19日木曜日

14'-15' Offseason Boston Red Sox -Mar.~Apr.-

3月です。なんやかんやでSTももう中盤。開幕が近づいてきました。他チームのGMに心配されるローテや、Papi、上原、Victorinoといったケガが不安視される選手がやっぱりそれ系で十分に仕上がりつつあるというわけではない状態。スタートダッシュに向けて不安要素は結構ありますが(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 3/1
Signed UT Joe Turston and re-signed UT Justin Henry to minor league deals.

Henryとリサイン。また過去にBOSでもプレーしたThurstonとも契約。AAAもデプスだらけになってきました。


○ 3/8
Agreed to terms on 2015 contracts with RHP Matt Barnes, RHP Heath Hembree, RHP Joe Kelly, Jr., RHP Zeke Spruill, RHP Anthony Varvaro, RHP Brandon Workman, RHP Steven Wright, LHP Edwin Escobar, LHP Tommy Layne, LHP Eduardo Rodriguez, LHP Robbie Ross, Jr., C Blake Swihart, C Christian Vazquez, 1B Travis Shaw, 2B/3B Sean Coyle, 3B/LF Garin Cecchini, SS Xander Bogaerts, LF/RF Bryce Brentz, CF Jackie Bradley, Jr., OF/2B Mookie Betts, and UT Brock Holt.

調停権のない40人枠内の選手と15年の契約確定。X. Bogaerts、M. Bettsなどはさっさと長期契約で囲って欲しいですね。


○ 3/12
Signed an international free agent IF Yoan Moncada.
Signed OF Carlos Mesa to a minor league deal.

キューバ人の超大物Moncadaと$31.5Mのボーナスで合意。SDが$21M、NYYが$25Mを提示するなど激しい争奪戦が繰り広げられていましたが、めでたくマイナー全体でもTop 10、来年のドラフトに出るなら全体1位指名とも言われる超有望株を傘下に加えることができました。

現在はM-IFでプレーしますが、将来的にはコーナーポジションへ移ると見られている。一方打撃は19歳ながら、既に一級品でパワーポテンシャルも素晴らしい。近年のキューバで最高傑作とも言われています。

既に海外FAのスロットをオーバーしていたBOSですから、どのみち今後2年間$300K以上の契約はできないことを考えれば、今期間中に大物を出来る限り取っておいた方がいいのは間違いない。100%のタックスを含め、$63Mという大きな支出になりますが、何にせよ喜ばしい。

(追記1)Yoan Moncadaとの契約合意と同時にC. Mesaという26歳のOFとも契約。11~13年にPIT傘下でプレーしたものの、目立った活躍はできていなかった選手。Moncadaの友人(というかメンター)だそうです。Moncadaの適応へ向けての全面バックアップということでしょうね。(追記2)フィジカルを通過し、3/12に契約がオフィシャルになりました。Red SoxのMoncadaの誕生です。


○ 3/18
Optioned 1B/3B Travis Shaw and 2B/3B Sean Coyle to AAA Pawtucket.
Reassigned RHP Miguel Celestino, RHP Keith Couch, RHP Noe Ramirez, and 1B/OF Bryan LaHair to minor league camp.

まずは一度目のカット。って今季は初カット割と遅くない?40人枠内ではShawとCoyle。ShawはAndrew Miller (NYY)からHRを打つなど、割と良い印象。Coyleは3Bをよく守っていたけど、AAAに行くなら開幕は2Bになりそうですね。


○ 3/19
Released RHP Willie Ethington.

マイナーの選手をリリース。Willie Ethigtonは体格も良くて、下位で大物と契約できなくなった12年以降の下位指名選手の中ではそれなりに気に入っていたけど。


○ 3/20
Optioned LHP Eduardo Rodriguez and C Blake Swihart to AAA Pawtucket.

E. RodriguezとSwihartをオプション。どちらもマイナー全体でTop 50、傘下のTop 5と高く評価されて迎える初のMLBキャンプでしたが、期待に違わぬプレー振り。


○ 3/26
Optioned RHP Heath Hembree, RHP Zeke Spruill, 3B/LF Garin Cecchini, and LF/RF Bryce Brentz to AAA Pawtucket.
Reassigned LHP Henry Owens to minor league camp.

5人がマイナーへ。Cecchiniは上に席は無いけど、もうちょっと見るかと思っていましたが。マイナーではこれまでの3BとLFに加えて、1Bも練習するようです。


Released RHP Mitchell Boggs.

Mitchell Boggsをリリース。


○ 3/27
Released RHP Deryk Hooker, RHP Nestor Molina, RHP K.J. Trader, C Simon Gravel, OF Matty Johnson, and OF Kendrick Perkins.

またマイナーリーガーのリリースがありました。最大はKendrick Perkins。2スポーツスターで荒削りながら身体ツールに期待されていましたが、コンタクトが全くダメだった。Matty Johnsonは少し意外なリリース。メジャーリーガーになれるとは思えないけど、14年はAVG .276に40 SBとガンバったし、OF 3ポジションを守れる便利な選手だったので。


○ 3/30
Acquired C Sandy Leon from Washington for cash considerations.
Placed C Christian Vazquez on the 60-day DL.

正捕手C. VazquezのTJがほぼ確定したことを受けて、WASから捕手のデプスとしてS. Leonを獲得。見返りは金銭。40人枠内であることから、Vazquezを60日DLへ登録。オプション切れのため、開幕ロスターに入らなければウェーバーに掛けることになるが、現時点では、H. Quinteroとどちらが控えを務めるかわからない。控え捕手予定だったHaniganを正捕手で使い、ひとまずはLeonかQuinteroをバックアップで使うことになりそう。

投手ではないけど、捕手も投げる能力は重要だし、特に打撃よりも守備が売りのVazquezとなれば、ほぼ一年は戦力から外れることになるでしょう。Swihartはこの春しっかりとプレーしてはいたけど、まだ上で使うには早いのは明らか。もう一段上の選手を獲って来ることも考慮はしただろうが、1年後にはVazquezの復帰と、何よりSwihartの存在があるため、保有期間の残る強めの選手を獲りに行くつもりは無かったようだ。とは言え、HaniganとLeon/Quinteroでは明らかに打撃に不安はあるが。

WASと言えば、このオフにDan Butlerを売り払ったお相手。BOSのマイナーを応援する身としては、こういう事態になるなら、Butlerを残しておいてチャンスを与えたかったが。どのみちQuinteroでもLeonでも打撃に期待できないのは同じですし。Swihartがどのみち14年頭からは使えないと思っていたにも拘らず、デプスで三番手だったButlerをタダ同然で処分してしまったあたりに、いつもながらロスターのやり繰りの下手さを感じてしまう。


○ 3/31
Released RHP Felipe Paulino.

Article XX(D)に該当する選手だったため、3/31までにロスターに入れるか決める必要があり、入れるなら$100Kのボーナスを支払わないといけなかった。まぁ当然リリース。


○ 4/2
Optioned CF/RF Jackie Bradley, Jr. and CF/RF Rusney Castillo to AAA Pawtucket.
Reassigned RHP Dalier Hinojosa, C/1B Matt Spring, and SS Deven Marrero to minor league camp.

J. Bradley, Jr.、R. Castillo、H. Quinteroがマイナーに送られ、野手のロスターは確定。Bradley, Jr.とCastilloはAAAでCF/RFを交互に務めるようです。


○ 4/3
Placed RHP Joe Kelly, Jr. on the 15-day DL.
Optioned RHP Matt Barnes and RHP Brandon Workman to AAA Pawtucket.
Reassigned LHP Dana Eveland to minor league camp.

ブルペン最後の席を争っているかと思われたBarnesとWorkmanが共にAAAへオプション。合わせてDL入りが発表となったJ. Kelly, Jr.は、少し肘を痛めたことから4人でローテを回せなくなる4/11までMLBでは投げないこととなっていますが、その4/11が来て、もしKelly, Jr.が投げられないとなった場合に、代役がS. Wrightしかいない現状がある。

本来は先発のBarnesはSTでずっとリリーフで起用されていたため、いきなり100球以上投げさせることはできないし、E. Rodriguezはまだ早いという判断なのでしょう。最悪B. Johnsonを上で投げさせることも考慮しているでしょうが、オフまで40人枠に入れる必要はないため、少なくとも8月くらいまで待ってロスター枠に余裕を持たせておきたい。

そうなるとWrightしか選択肢が無いことになりますが、Wrightを今マイナーにオプションすると、4/11まで15日を切っているため、コールアップができないことになる。必然的にWrightを開幕ロスターに残さないいけない状況となった。もうちょっと前に形式だけでもマイナーにオプションしておけば良かったんじゃ?とか思うけど。


Released RHP Sergio Gomez, LHP Chris Hernandez, LHP Casey Crosby, LHP Matt Hoffman, C/RHP Joe Winterburn, 1B/OF Bryan LaHair, 1B/3B/OF Nick Moore, and IF Henry Rodriguez.

マイナー選手のリリース。Sergio Gomezは16歳でGCLの開幕投手を務めたのがキャリアのピークでしたね。全く伸びなかった。Chris Hernadnezは上手くタイミングが合えばコールアップの可能性もあったと思うけど。対左にあまり特化できず、リリーフ時の成績が良くなかったのも使いにくさがあった。

でもマイナーのスウィングマンとしてはまだ有用だったと思うけど。Nick Mooreもお気に入りだったけど、コンタクトがダメだった。Joe Winterburnは捕手で指名も投手転向を目指していたようですが、結局マイナーの実戦には出場機会無し。Casey Crosbyはわざわざ紹介投稿作ったのに...。

○ 4/5
Placed RHP Koji Uehara and LHP Edwin Escobar on the 15-day DL.
Reassigned LHP Brian Johnson, C/1B Luke Montz, C Humberto Quintero, IF Jeff Bianchi, IF Jemile Weeks, and OF Quintin Berry to minor league camp.

上原に加えてE. EscobarもDL入り。左のリリーフオプションとしてこの春監督の評価を高めた。そして最後のロスターカットが行われました。

2 件のコメント:

日本BOS さんのコメント...

バスケスが心配です、TJじゃなきゃよいけど・・・(笑)
短い期間ならスワイハートでもクインテロでよいと思うが長い期間だとちょっと考えるなー(笑)
自分が見た感じだとスワイハートのキャッチングはまだ練習が必要かなーと思ってますが(笑)
ムヒカ心配ですね(笑)しかしやってもらうしかないです(笑)

チェッキーニは3Bの守備がいまいちみたいで、長打力がないのがちょっと問題ですね(笑)
オーウェンスは打ちこまれちゃいましたね(笑)今年1年でどれだけ伸びるかですね(笑)Bジョンソンはテンポよく投げますね、バーリータイプですね(笑)
スライダーとカーブはよいです(笑)
年齢的にもメジャーデビューはオーウェンスより先ですね(笑)
ボッグス、スプライルなんかはよくなかったですね(笑)

エイケンはTJになって評価が落ちてBOSが指名するかもと書かれてましたね(笑)

ララ さんのコメント...

日本BOSさん

そうですね~、まさか正捕手がこういう事態は想像してませんでした。まぁHaniganは正捕手経験も長いし、Swihartを見たいという気もしますが。

まぁYoukilisも最初は長打力無かったけど、上に上がってちょっとずつ数字を伸ばしましたからね。

Aikenはさすがに少しは指名順位下がるでしょうね。でもカレッジのトップピッチャーも今一つなので、Top 10指名は堅いんじゃないかな~。