2025年3月28日金曜日

25' Boston Red Sox Opening Roster

長いストーブリーグが終わりいよいよ開幕。Juan Sotoを真剣に追うとか贅沢税ラインを大きく超えるのも辞さないとか言っていた割には結局大物FAはBregmanだけでしたが、Crochetのトレードに加えて、若手Big 3のプッシュなどポジティブな要素もあり、期待が持てそうなチームになりました。今季はPOを狙えると期待です。Go Sox !!


[Starter]

LHP Garrett Crochet
RHP Tanner Houck
RHP Walker Buehler
RHP Richard Fitts
LHP Sean Newcomb


Corbin BurnsやMax FriedなどのFA選手にフラれ気味の中、痛い出血はあったものの、エースとなるCrochetをトレードで獲得。実績的な部分で多少懐疑的に見ている部分もありましたが、STではかつて全盛期に同じくCWSからやってきたChris Saleのようなドミナンスを見せており、稼働率さえ十分なら申し分のない人材を手にしたことになりそう。

続くはHouck。STではやや不安の残る仕上がりだが、昨年ブレイクしたスタッフは間違いないし、今季もローテの核として期待したい。元々は先発三番手とバックエンドで期待されていた生え抜きのBelloとCrawfordは出遅れ(Belloは割とすぐに帰って来るが)。またGiolitoは2年契約で1年TJで今季もハムストリングを痛めて出遅れ。半分も稼働しないことが決まったが、戻って来た時に席があると良いが。

ひとまず開幕三番手はBuehler。ケガから全盛期のフォームを取り戻すのは簡単ではないと思うが、FittsやPriesterといった若手へのつなぎやメンターとしての価値もあるので、場合によっては夏にトレードに出せるような嬉しい悲鳴があれば。

四番手はケガ人の影響もあったとはいえ、STでは自身のパフォーマンスでしっかりその座をモノにしたFitts。オプション持ちなので、ケガ人の復帰次第では一時マイナーということもありそうだが、しっかり活躍してこのまま定着してくれるに越したことはない。

五番手のNewcombはこちらもケガ人の影響もあったが、STではすぐれたパフォーマンスで期待株のPriesterを押しのけた。とは言え、しばらく先発で実績を残せていないし、Belloもすぐに帰って来るので、場合によってはブルペンやロング枠として使うこともありそう。ドラフト時の才能をMLBで発揮し切れてはいない選手だが、地元Massachusettsに帰って来てフォームを取り戻してくれると良い。

ケガ人以外のデプス筆頭はPriesterとブルペン開幕だがCriswell。更には40人枠内のDobbinsに、昨年はケガに泣いたDrohanもこの春はよい状態。Sandovalも中盤戦~後半戦には帰って来るので、計算上は申し分のない布陣となっている。


[Reliever]

CL : Aroldis Chapman, LHP
ST : Justin Slaten, RHP
ST : Garrett Whitlock, RHP
MR : Justin Wilson, LHP
MR : Zack Kelly, RHP
MR : Greg Weissert, RHP
MR : Brennan Bernardino, LHP
LR : Cooper Criswell, RHP


クローザー候補だったHendriksは開幕前に再度離脱。一方でベテランのChapmanはSTで、リーグ全体でもトップのStuff+の数値を記録するなど衰えを見せず開幕クローザーとなったが、開幕戦は8回で投げて、9回を締めたのはSlaten。

勝ちパターンでマルチイニングも可能なWhitlockとの三人は多少流動的な順番で後ろを投げることになるのかも。近未来の主力と考えていたL. Guerreroのマイナースタートなどもあり、ミドルリリーフの面子は絶対的な顔ぶれではないが、オプション持ちも多く、まずは調子の一番良いメンバーでスタートということだろうか。


[Lineup]

C : Connor Wong, C
1B : Triston Casas, 1B
2B : Kristian Campbell, 2B-LF
3B : Alex Bregman, 3B
SS : Trevor Story, SS
LF : Jarren Duran, CF-LF
CF : Ceddanne Rafaela, CF-SS
RF : Wilyer Abreu, RF
DH : Rafael Devers, 3B


昨年は右打者の不足と、内野守備の酷さが目に付いたが、Storyの復帰とK. Campbellの昇格、Bregmanの獲得でその部分は改善されたはず。

Campbellは少し我慢が必要になるかもしれないが、Wong、Casas、Duran、Rafaela、W. Abreuなど、この1~2年レギュラーとして定着して来た選手たちがまずは引っ張って欲しいところだが、Casasは少しスローペースな印象だが。

ベテランのBregman、Storyの奮起は勿論として、やはり重要なのはDeversか。3Bを外されたことのモチベーションが不安ではあるが、まずは打つ方でしっかりと費用対効果を出した上で、練習などでアピールできれば。CoraはDHに固定する方針のようだが、数年後のこともあるし、いつ誰に何があるかわからないので。


[Bench]

C : Carlos Narvaez, C
IF : Romy Gonzalez, 1B-3B-2B
IF : David Hamilton, 2B-SS
OF : Rob Refsnyder, RF-LF


守備のデプスチャートで、プラトーン的な部分を考えると比較的バランスの良い布陣となっている。1B/3BのR. Gonzalezは小粒だが、D. Hamiltonは走力や2B守備も含めて有用。Refsnyderも昨季は安定感ではチーム上位だった。


[Injured List]

RHP Brayan Bello (15-day IL)
RHP Kutter Crawford (15-day IL)
RHP Lucas Giolito (15-day IL)
RHP Liam Hendriks (15-day IL)
LHP Chris Murphy (60-day IL)
LHP Zach Penrod (60-day IL)
LHP Patrick Sandoval (60-day IL)
OF Masataka Yoshida (10-day IL)

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