昨季の全体#1指名だったBrady AikenがTJ。右腕のMichael Matuellaと合わせて、上位指名を難しくしている。また実績豊富なNathan Kirbyもやや不振の上、背中のケガでドラフトまで投げられず。カレッジ右腕も大概だが、それ以上に薄いクラスとなっている。
[15' Draft Board (College-LHP)]
☆ Brady Aiken, LHP, IMG Academy
B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 205
Last Drafted: 1st round (14') by HOU
Ranking: BA #22/MLB #24/MB #28
Projection: 1st round
Comments: 14年のドラフト全体#1でHOUに指名され、数日後には契約合意してHOUのユニフォームを着てHOUの試合の始球式も行ったが、フィジカルの結果に関してHOUと揉めて結局契約せず。元々UCLAにコミットがあったが、進学せずに同じくHOUと契約がこじれたJacob Nixと同じIMG Adad.に所属している。最速97 mph、常時93~95 mphと左腕にしては素晴らしい球威になっているし、カーブの変化、チェンジアップの球速差も理想的と言われる。コマンドが素晴らしく、上限の高さだけでなく、現状の完成度とフロアーの高さもズバ抜けている。ただ、IMGでの初登板で肘を痛めてTJ。結果的にはHOUのメディカルの危惧が当たった形に。ドラ1では指名されそうだが、ボーナス要求の問題もあり、どこで指名されるか不透明に。
☆ Nathan Kirby, LHP, Virginia (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 185
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #26/MLB #26/MB #17
Projection: Mid 1st round to Late 1st round
Comments: HS時代もまずまず名前の知れた左腕で、12年ドラフトでは、個人的に下位でギャンブルして欲しい選手だった。ただドラフトに向けた薬物テスト等も受けず、プロ入りする気は無かったよう。最速94 mphの速球は利き手側にムーブする。アウトピッチはスライダーが素晴らしい。左腕ながら87 mphに届くスライダーは、カレッジ全体でもトップクラスのボール。アームスピードが良いため、チェンジアップも効果的。制球面に関しては時折乱すことも。フレッシュマン時は主にリリーフとして登板。13年夏のサマーリーグで活躍し、評価を上げると、14年は右肩のケガで少し出遅れたが、復帰後はチームのエースとしてフル稼働。カレッジワールドシリーズのファイナルに進出したチームを引っ張った。15年もエースとして期待されたが、やや低調なスタートの上、背中のケガで6~8週間の離脱。株を下げている。
☆ Alex Young, LHP, Texas Christian (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 190
Last Drafted: 32nd round (12') by TEX
Ranking: BA #32/MLB #37/MB #60
Projection: Late 1st round to 2nd round
Comments: 14年のBrandon Finneganに続き、二年連続でTCUの左腕が上位指名を受けそう。ソフモアまではブルペンで投げていたが、14年のCape Cod Leagueで先発の可能性を見せた。速球は大体89~93 mph。78~84 mphのブレイキングボールは、球速のそれぞれレンジでやや変化が変わる。ブルペンではチェンジアップはあまり投げていなかったが、まずまずの落差がある。15年は強力なTCUの投手陣の中で日曜日の先発としてしっかり投げている。
☆ Andrew Suarez, LHP, Miami (Sr.)
B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 205
Last Drafted: 2nd round (14') by WAS
Ranking: BA #73/MLB #75/MB #85
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 14年はドラ2と高順位で指名されたものの契約せず。13年夏のサマーリーグで球速が最速95 mphと一気に伸び、一躍スポットライトを浴びるように。チェンジアップ、スライダー、カーブのいずれもストライクを奪え、平均以上になる可能性を持つ。ケガでフレッシュマンの時はほとんど投げられず、カレッジの選手としてはやや完成度が低いが、伸びしろも比較的あるタイプ。シニアーサインとしては比較的注目されそう。
☆ Brett Lilek, LHP, Arizona State (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 195
Last Drafted: 37th round (12') by SEA
Ranking: BA #119/MLB #84/MB #130
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 優れた体格の左腕で、スリークォーターから最速93~94 mphの速球をプレートの両側に投げ込む。タイトなスライダーがセカンドピッチ。14年はASUの先発としてしっかり投げたが、15年も開幕はフライデースターターだったものの、あまり印象的な投球を見せられず、その座を失っている。NYYファンだそう。
☆ Mac Marshall, LHP, Chipola JC (JC-Fr.)
B/T: R-L
Height: 6-2
Weight: 185
Last Drafted: 21st round (14') by HOU
Ranking: BA #86/MLB #118/MB #146
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 14年も名門Parkview HSに所属し、HS-LHPとしてはかなり上位の選手だったが、LSUコミットもあってスリップ。HOUがドラ21で指名し、Brady Aikenのメディカルの問題が発生した際に、ボーナスを減額し、Jacob Nixに加えて、Marshallまで契約しようという皮算用を立てたものの、結果的にはAikenとこじれて、NixとMarshallは契約できず。Nixに至っては、一旦合意していたことから、$1.5Mを支払う羽目になった。速球は常時90~92 mph、最速93~94 mph。飛び抜けてはいないが左腕としてはまずまず。ただ体格も悪くないにしては、このところあまり球速的には伸びていない。セカンドピッチはチェンジアップが素晴らしい。カーブは発展途上。上限よりも完成度の方が魅力的な選手。
☆ Kyle Twomey, LHP, Southern California (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 165
Last Drafted: 3rd round (12') by OAK
Ranking: BA #172/MB #186
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: まだ非常に細いが、イージーな腕の振りから、既に91~94 mphに達するボールを投げる。球威が伸びる可能性は高い。チェンジアップはプラスの可能性で、カーブも平均レベルに進歩している。14年夏のCape Cod Leagueで活躍。15年も安定した投球を見せている。
☆ Ryan Kellogg, LHP, Arizona State (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 220
Last Drafted: 12th round (12') by TOR
Ranking: BA #131/MLB #171/MB #335
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: カナダ出身の大柄な左腕。12年のカナダNo.1 Prospectで、コミットを敬遠されスリップしたところを、地元TORがピック。本人ももちろんカナダ唯一のチームであるTORのファンで、契約できるかなと思っていたが、進学を選んだ。13年に当時ナショナルランキングでNo.3だったOregon State大を相手にノーヒッターを演じるなど、光るものを見せたが、14年は先発ローテこそ守っているものの、同期で同じ左腕のBrett Lilekには内容で見劣りする。15年も平凡な投球。
☆ Colin Poche, LHP, Dallas Baptist (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 220
Last Drafted: 5th round (12') by BAL
Ranking: MB #191
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 12年は現行CBAでは珍しく、ドラ10以内に指名されたが、進学を選んでいる。支配的なスタッフは無いが、制球と投球術で相手を打ち取る。14年は先発とリリーフの両方で投げた。
☆ Brandon Waddell, LHP, Virginia (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 180
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #343/MLB #163/MB #346
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 87~91 mphの速球に平均的なカーブとチェンジアップ。スタッフ面では同期左腕のNathan Kirbyに劣るが、カレッジの左腕らしく投球術に優れ、安定感のある点が売り。13年はチームのエースを務め、14年も出遅れたKirbyに代わり、開幕戦に登板。Kirby復帰後は、2番手として強力な左腕コンビを組んでいる。
☆ Cole Irvin, LHP, Oregon (rSo.)
B/T: L-L
Height: 6-4
Weight: 185
Last Drafted: 29th round (12') by TOR
Ranking: BA #337/MLB #173/MB #113
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 左腕としては優れた体格が売り。速球は86~91 mphと球威は平凡。良いチェンジアップを持つ。奪三振率はイマイチだが、制球力も良く、打たせて取るピッチングもできる。Oregon大でフレッシュマンの13年からローテで投げている。TJで14年シーズン全休。15年は復帰してローテで投げているが平凡。
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