今季はカレッジの先発が薄いだけに、リリーフ選手が目立つ。Riley FerrellやRyan Burrなど長らく有名な選手に、最近はTyler Jayが急上昇している。いずれもTeam USAでも実績もあり、他の候補が弱いこともあって、即戦力を求めるチームには選択肢となりそう。
[15' Draft Board (College-RP)]
☆ Tyler Jay, LHP, Illinois (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-1
Weight: 175
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #13/MLB #9/MB #15
Projection: Likely Top 10
Comments: 急上昇中の左腕。カレッジリリーフとしては現在No.1の選手であるのは確実。体格は平均的だが、アスレティックで常時93~95 mph、最速98 mphとエレクトリックなスタッフを持つ。現時点では先発・リリーフを合わせても、ドラフト全体でNo.1の左腕かも。プラスのスライダーに、カーブとチェンジアップもしっかりしている。身長はさほどでもないが、シンプルなメカニクスとレパートリーの多さ、連投しても球威の落ちない点から、先発として使えると見ているチームも多い。昨夏のTeam USAでも活躍。
☆ Riley Ferrell, RHP, Texas Christian (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 200
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #59/MLB #45/MB #36
Projection: Late 1st round to 2nd round
Comments: 13年夏のTeam USAで活躍。身長は低めだが、がっしりとして下半身で、非常に腕が強い。速球は常時95~98 mphと凄まじい球威がある。スライダーも最速87 mphと非常に球速がある。先発経験が無い選手ながら、そのスタッフから14年シーズン開始時で、15年クラスでNo.1のカレッジ投手と見られている。MLBでもクローザーになり得る器の持ち主で、そのスタッフから、プロでも一旦は先発で試させるかもしれないが、チェンジアップはまだ未完成なボールで、その進歩が無ければリリーフになりそう。
☆ Ryan Burr, RHP, Arizona State (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 215
Last Drafted: 33rd round (12') by TEX
Ranking: BA #72/MLB #76/MB #81
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 12年のHS時代も体格があって、割と好きなHS-Pだったけど、カレッジでもよく伸びている。最速90 mph中盤の速球はバットブレイカーとなる、よく沈むピッチ。リリーフでは常時96~97 mphという試合も。13年はASUでフレッシュマンながらクローザーを務めた後、夏のTeam USAでもクローザーを任された。14年は開幕から先発に移っていたが、あまり結果を残せず、再びクローザーへ配置転換されている。その際のツィートでもリリーフに戻ることを喜んでおり、毎日のように投げて、試合を締めくくるクローザーの役割が好きなよう。15年もクローザーとしてドミナントな投球を見せている。
☆ Alex Robinson, LHP, Maryland (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 205
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #74/MLB #124/MB #149
Projection: 2nd round to 5th round
Comments: 北東部New York州出身で、昨季躍進を遂げた北東部のスモールプログラムMaryland大でプレーする。以前はローテを務めていたが、14年の中盤からリリーフへ。それに伴い速球が94~96 mphと球威が出るようになり、評価を上げている。まだ制球は良い方ではないが、しっかりストライクを奪えるようになり、安定感が増した。スライダーもスペシャルではないが、威力のある速球と合わせて三振を奪う。
☆ Josh Sborz, RHP, Virginia (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-3
Weight: 225
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #153/MLB #114/MB #143
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 14年はUVaでNo.3先発を務めたが、同期のNathan Kirby、Brandon Waddellの存在に加えて、スタッフに優れるConnor Jonesの台頭もあり、15年はブルペンへ。優れた体格から繰り出す速球は96 mphに達し、ナスティーなスライダーも投げる。チェンジアップもソリッド。マウンドでの存在感がある。制球・コマンドはやや難あり。
☆ Cody Poteet, RHP, UCLA (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Last Drafted: 27th round (12') by WAS
Ranking: BA #190/MB #129
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: 12年のドラフトでは、比較的上位のHS-RHPだったが、UCLAコミットがありスリップ。下位で指名されたものの、UCLAへと進学している。13年は、UCLAのリリーフでスタートしたが、途中からミッドウィークの先発に。ソリッドな成績を残した。90~93 mphの速球に、空振りを奪える優れたパワーカーブが良い。スライダーとチェンジアップも投げるようだ。15年はローテで開幕したものの、途中からリリーフへ。しっかりと投げてはいるものの、それに伴い評価は下降気味。
☆ Garrett Cleavinger, LHP, Oregon (Jr.)
B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 220
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #185/MLB #178/MB #180
Projection: 3rd round to 10th round
Comments: それほど上背は無いが、リリーフで常時91~94 mph。セカンドピッチはカーブで、チェンジアップは発展途上。14年は、Oregon大のブルペンで、32.1 IPで49 Kと驚異的な奪三振率を残した。
☆ Jameis Winston, RHP/OF, Florida State (Jr.)
B/T: R-R
Height: 6-4
Weight: 235
Last Drafted: 15th round (12') by TEX
Ranking: None
Projection: Likely Won't Be Drafted
Comments: HS時代からフットボールのスターQBとして知られ、そちらの評価が高かったが、ベースボーラーとしても評価を上げている。HS時代はOFとして有名だったが、FSUではベースボールに集中していない環境もあるのかもしれないが、リリーフとしてのプレーが多くなっている。90 mph中盤の速球にスライダー。OFとしては強肩を生かしてRFとしてプレーする。パワーポテンシャルも高いが、打つ方はかなり荒削り。女性暴行事件を起こすなど、素行は問題あり。15年はフットボールに専念しており、恐らくドラフトでも指名されないか、下位で一応指名という程度になりそう。
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