今回は、14年ドラフトからトップを切って、Michael Chavis。まだ正式に契約は発表されていませんが、本日合意が伝えられています。個人的にドラ1#26で指名を希望していた選手で、優れた打撃力を持つ若き高卒選手。身長は低めながら、パンチ力もありそうだし、リーダーシップも期待できそう。本人が憧れの選手というDustin Pedroiaのように、将来のチームの顔になってもらいたいと思います。
Photo from The Athletic
[Player Data]
Name: Michael Chavis (マイケル・チェイビス)
Full Name: Michael Scott Chavis
Position: 3B/1B/2B/SS/LF/RF/(CF)
Born: August 11, 1995
Birthplace: Marietta, Georgia
Height: 5-10
Weight: 215
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,870,500
High School: Sprayberry Senior HS (GA)
MLB Debut: April 20, 2019 (Boston)
How Lest: Traded to Pittsburgh for Austin Davis (July 2021)
Player Link:
MLB.com,
Fan Graphs,
Baseball Reference,
SP.com,
Youtube
[Scouting Report]
身長は低めだが、自信に溢れ、ゲームで自分のツールを生かす術をよく知っている。ややオープン気味のスタンス。プラスのバットスピードで平均以上からプラスのパワーポテンシャルを持つし、スピード、肩も平均以上。オールラウンドな選手。基本的にはラインドライブヒッターだが、PGのホームランダービーで優勝するなど、それ以上に成長する可能性もある。現状で下半身にはしっかり筋肉が付いており、今後体格が大きく伸びることは無さそう。フィールド上でもクィックな動きで、HSではSSでプレーしてきたが、将来的には3Bがナチュラルポジションになるだろう。2Bもソツなくこなすし、OFやCでのプレー経験もある。
[Background]
ドラフト時のランキングはBA #26/PG #20/MLB #21/MB #7。Clemson大にコミットを持っていた。14年ドラフトの1日目会場に招待された選手の中で、1人だけ蝶ネクタイで現れ、注目を浴びていた。好きな選手はPedroia。
[Profile]
14' : GCLでプロデビュー。序盤全く打てず、ちょっと焦ったが、後半戦はさすがに才能の違いを見せた。それなりに四球も選んでいるし、パワーもありそう。序盤はプロに慣れることを考慮してか、SSでの出場ばかりだったが、後半は3Bを務めることが多くなった。
15' : Low-A Greenvilleで開幕し、3B/DHをRafael Deversと分け合った。16 HRで傘下のHR王に輝いたが、残念ながらコンタクト面で期待を裏切った。7月以降で10 HRとある程度進歩も見られたが、それでも後半戦でもAVG .250前後。かなりフリースウィンガー気味なのも若干印象が悪い。
16' : Low-A 2年目で絶好調のスタートを切り、High-A SalemのDeversに再び追いつくかと思ったが、不運な親指のケガでしばらく離脱。復帰後はどんどん調子を落とし、昨年を思わせる早打ち三振マシーンと化した。最終盤にHigh-Aで少しだけプレー。
17' : 正念場かも、と見ていたが、大きくその予想を覆してくれた。多くの選手がHR数を削られてきたHigh-A Salemではシーズン半分で早くもチームのHR記録を更新。AA昇格後は少しずつ成績を下げたが、打席数と三振数、四球数、HR数とほぼ同じ水準を保っている。シーズン終了後にPEDで出場停止処分。
18' : 故意にせよ不注意にせよ、大事な時期にPEDでの出場停止は厳しく批判せざるを得ないが、AAでの復帰後は、ブランク明けにも関わらず、少ないサンプル数ながらTop Prospectとして恥ずかしくない打撃を見せた。
19' : 開幕からAAA Pawtucketで70打席で7 HR。起爆剤としてMLBに呼ばれると、その直後は素晴らしいパワーでチームを一時期好調な時期に導く原動力となった。中盤戦以降は昇格直後の粘り強さがなくなり、さすがに苦しんだ。守備面では昇格直後はedroia、リリースされたEduardo Nunezの代役として2Bが多く、なかなかの守備を見せたが、後半戦はBrock Holtに2Bを譲り、Mitch Morelandらがケガで不在だった1Bを多く務めた。
20' : COVID-19で短縮シーズンとなり、チームもリビルド期間ということもあり、飛躍が期待されたが、打撃不振のJose Perazaからレギュラーを奪えず、またRule 5ピックのJonathan Arauzとやや立場が被ったり、後半戦はBobby Dalbecの昇格もあり、鳴かず飛ばず。
21' : UTな選手が多く加入したこともあり、厳しい立場に。中盤戦にある程度の機会をもらったものの、悪球に手を出しては三振を繰り返した。
21' July : フラッグディールでBen CheringtonのPITへ。
21' : 環境の変化がプラスに働き、PIT-AAAでは、100 AB足らずで8 HRと好調。MLBに戻った後も良い打撃を見せた。
22' : PITの正1Bとしてプレーし、一時期中軸を打つなど14 HRも全体的には合格点と言えない内容で終盤にDFA。
23' : リビルド中のWASで序盤は4番を打つなどしたが、内容が上がらず48試合の出場に終わった。
24' : SEA-AAAでは良い打撃を見せていたが、MLBのチャンス無くリリース。CWSと契約してAAAでプレー。
[Comment]
コンタクトに難がある選手ではないので、BOSが育成を苦手とするタイプではないと思います。ポジションは違うけど、Blake Swihartに似ていそう。近年のドラ1の中で、もっともわくわくしています。