2014年6月23日月曜日

Former Sox Prospect Review: Michael Kopech, RHP

今回は、今季のドラ1sでテキサンファイヤーボーラーの、Michael Kopech。理想的な投手体格と、既に90 mph後半に届く腕を持つ、大物HS右腕。傘下では稀少なエースのポテンシャルを持つ選手だし、大きく育ってもらいたいですね。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Michael Kopech (マイケル・コペク)
Full Name: Michael Talbert Kopech
Position: RHSP/RHRP
Born: April 30, 1996
Birthplace: Mount Pleasant, Texas
Height: 6-3
Weight: 195
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 1st round, 2014
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $1,500,000
High School: Mount Pleasant HS (TX)
MLB Debut: August 21, 2018 (Chicago White Sox)
How Left: Traded to Chicago White Sox with Luis Alexander Basabe, Victor Diaz, and Yoan Moncada for Chris Sale (December 2016)
Player Link: MLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

理想的な優れた長身の投手体型。腕が長く、よくしならせて投げる速球はHS時代に最速98 mphを記録し、16年のHigh-Aでは105 mphを記録して大きな話題に。MLB若手全体でもトップレベルのファイヤーボーラーとして認知されている。やや捻りの大きいフォームでボールを隠すのも上手い。投球動作に入る直前に、左を一塁側に大きく引くのが特徴的。Tim Lincecum (SF)に少し似ていると言われる。メカニクスは少し矯正が必要とも。力の入ったフォームで、コマンドはイマイチ。ストライクを積極的に投げるタイプ。ハードブレイキングボールはスライダータイプの球速だが、カーブのように大きく変化するとMLB.comのスカウティングでは書かれていたが、自分が見た動画では74~77 mphの大きなカーブを投げていた。チェンジアップはまだ発展途上。


[Background]

ドラフト前は、一時期評価が落ちていたが、Under ArmourのゲームでAlex Jackson (SEA)から、3球連続のブレイキングボールで三振を奪って以来評価が上がり、ドラ1でピックされるという噂もあった。Arizona大にコミットがあった。ドラフト時のランキングはBA #37/PG #48/MLB #41/MB #55。14年ドラ1もファーストネームがMichaelのMichael Chavisだった。


[Profile]

14' : GCLでプロデビュー。四球が多く、完璧ではないが、まずはしっかりとしたデビュー。一度腕のケガで引っ込んだ試合もあったが、大事には至っていない。

15' : Low-A Greenvilleで開幕。成績はともかく、薬物使用でシーズン途中で50試合の出場停止を受け、失望させてくれた。速球は98~99 mphを記録。やや安定感には欠けたが、同クラスの中でも比較的若い選手ながら、スタッツはいずれもしっかりしている。

16' : 開幕前のチームメイトとの乱闘で手を骨折し、出遅れと、メイクアップ的な面でかなり疑問視していたが、High-A Salem合流後は、正に別格の投球。真のTop Prospectと呼ばれる選手のみが記録できるレベルのスタッツを残した。

16' Dec. : Chris Saleのトレードで放出。夏に獲らないから結局Anderson Espinozaと二人のTop Prospectを失うことに。

17' : 今季もそのファイヤーボールで多くの話題を奪った。四球の多さはなかなか矯正できないものの、AAでも圧倒的な奪三振能力を見せつけ、Futures Gameでも100 mphを超えるボールでアピール。

18' : 序盤CWS-AAAやや不調も、制球を向上させると共に安定感を増し、8月にMLBデビュー。見る者をわくわくさせる90 mph後半の速球でさすがの印象を与えたが、いきなり球速が落ちた試合があり、その直後にTJ。

19' : TJで全休。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

21' : TJ明けということもあり、リリーフで起用されると持ち前のパワースタッフでセットアッパーとして定着。69 IPで100コを超える三振を奪った。

22' : 先発へ移り、25試合でしっかりと投げたが、やや慎重な起用。またそれでもケガでの離脱もあった。

23' : 先発二年目は制球難。さらに中盤にケガで離脱してシーズンエンド。

24' : ブルペンへ再度コンバート。CWSでまずまずの投球を見せ、夏場にはLADがトレード獲得。クローザーも務めた。


[Comment]

近年のHS右腕では、Madison YounginerやTy Buttreyがいるけど、実際他チームもドラ1で狙ってたそうだから、彼らより大物で、期待感も強い。Casey Kelly (SD)以来、HS右腕を上手く育てられていませんが、彼は順調に育ってくれるといいですね。

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