2017年11月26日日曜日

17'-18' Offseason By Position Outlook - Outfielder

続いてOF編です。黒字は基本的に枠確定しているメンバー。青字は25人枠にはほぼ確定しているけど、ポジション・起用法が決まっていない選手。赤字はトレードやノンテンダー等で、流出の可能性あり。緑字はマイナースタートの可能性もある選手。灰色はFAなど再契約しなければ流出予定の選手。*は40人ロスター外の選手。


[17' Outfielder's Contract Review]

RF Mookie Betts (18': arb.1)
LF/CF Andrew Benintendi (18': min.)
LF/RF Bryce Brentz (18': min., MiL option: 0)

CF Jackie Bradley, Jr. (18': arb.2)
UT Brock Holt (18': arb.2)
C/UT Blake Swihart (18': min., MiL option: 0)

1B/LF Sam Travis (18': min., MiL option: 2)
UT Tzu-Wei Lin (18': min., MiL option: 2)
*OF Rusney Castillo (under MiL contract, Rule 5)
*OF Jeremy Barfield (under MiL contract, Rule 5)
*OF Aneury Tavarez (under MiL contract, Rule 5)

OF Chris Young (FA)
OF Rajai Davis (FA)
*UT Steve Selsky (MiLFA)


17年の主なOFの来季の契約状況まとめです。基本的にはM. Betts、J. Bradley, Jr.、Benintendiの生え抜きキラーB'sが残留し、さらに控えとしてFAで抜けたChris Youngの穴を4人目のBであるBrentzが埋める形。

ただ、ここにJ.D. Martinezを獲るとなると、Bradleyを放出し、BenintendiをCFへスライド、という形もあるかもしれない。確かにBradleyはスーパー2の調停者で、残りの3年で調停でかなり値上がりすることと、Scott Borasクライアントで、チームフレンドリーな契約延長が不可能という点は頭が痛いところ。

契約延長ということに関しては、そもそもX. BogaertsやM. Bettsはとっくにしておかなくてはいけなかったし、Benintendiもするとしたら今オフが最後のチャンス。しかしフロントは、戦力補強に躍起で、見境なく若手を放出して、高コストのレギュラーを特に投手に揃えて来た結果、ペイロールのフレキシビリティーが全くなく、延長まで手が届かない状態。

こういうのが、まさしく目先しか考えないチーム作りにしか見えない。確かに17年は生え抜き野手陣が16年から大きくダウンしたし、大きな補強無しではPOを勝ち取れていたかは不明だが、せっかく生え抜き戦力が充実しているにも関わらず、それを引き留めることができずに、再来年以降、6年でチームを去っていく選手が出て来そうなのは残念。

デプスはほぼ無い。贅沢税のペナルティーを気にしないのであれば、R. Castilloは使ってみたいところだが。まぁどうせ18年は大きくリミットを超えるのだし、むしろ積極的に使って、トレードに出せた方が良いのかもしれない。


[Depth Chart (MLB)]

Starter (LF) : LF/CF Andrew Benintendi*
Starter (CF) : CF Jackie Bradley, Jr.*
Starter (RF) : RF Mookie Betts*
Backup : LF J.D. Martinez*, C/UT Blake Swihart*, UT Brock Holt*
Depth : 1B/LF Sam Travis*, UT Tzu-Wei Lin*, OF Rusney Castillo

MLBの状況は上に書いた通り。

(2/21追記)J.D. Martinezと契約。
(2/21追記)Bryce BrentzをPITへトレード。


[Depth Chart (AAA)]

Starter (LF) : OF Aneury Tavarez
Starter (CF) : OF Rusney Castillo
Starter (RF) : OF Jeremy Barfield
Backup :1B/LF Sam Travis*, OF Cole Sturgeon


Castilloの他は、A. TavarezとBarfieldとマイナー契約で再契約した選手が務めそう。Barfieldは17年途中加入後、AAながら驚異的なペースでHRを打っていたので、少し興味がある。


[Depth Chart (AA)]

Starter (LF) : OF Luke Tendler
Starter (CF) : OF Tate Matheny
Starter (RF) : OF Danny Mars
Backup : OF Victor Acosta, OF Joseph Monge


いずれも、昔ならリリースされていてもおかしくないレベルので成績しか残せていない。

(12/14追記)Rule 5ドラフトでTendlerを指名。
(1/5追記)Bryan Hudson、Mike Meyersをリリース。
(2/26追記)Justin Pacchioliが引退。


[Depth Chart (High-A)]

Starter (LF) : OF Tyler Hill
Starter (CF) : CF Lorenzo Cedrola
Starter (RF) : OF Trenton Kemp
Backup : OF Kyri Washington, OF Ryan Scott


AAとは逆に、特にT. HillとT. Kempは、昇格ペースは今一つだが、3人とも傘下のOFの中ではガンバっている方。特にT. Kempはパワーもあり、面白いが、いずれも上のクラスでのコンタクトに不安が。


[Depth Chart (Low-A)]

Starter (LF) : OF Nicholos Hamilton
Starter (CF) : OF Yoan Aybar
Starter (RF) : OF Ramfis Berroa
Backup : 1B/OF Pedro Castellanos, OF Jagger Rusconi, OF Matt McLean or OF Granger Studdard


Brannenは17年を見る限りは、まだLow-Aでのプレーは早そう。あまり期待度の高い選手がプレーすることはないかも。

(1/26追記)David Durdenが引退。


[Depth Chart (XST)]

CF Cole Brannen (SS-A), OF Juan Barriento (SS-A), OF Juan Carlos Abreu (SS-A), OF Jordan Wren (SS-A), OF Marino Campana (SS-A), OF Alexander Martinez (SS-A), OF Juan Hernandez (SS-A), OF Tyler Esplin (SS-A/GCL), OF Tyler Dearden (SS-A/GCL), OF Willis Figueroa (GCL), OF Chad Hardy (GCL), OF Angel Gonzalez (GCL/DSL), OF Luis Torres (GCL/DSL), OF Jose Mejias (DSL), OF Lewis Baez (DSL), OF Gabriel Perez (DSL), OF Yordin Lazano (DSL), OF Ruben Hernadnez (DSL), OF Carlos Martinnez (DSL), OF Gabriel Quintero (DSL), OF Gilberto Jimenez (DSL)

2 件のコメント:

赤とんぼ さんのコメント...

おはばんは、今年は、去年にも増して動きが遅いですね。大谷とStantonが決まらないと各チーム共に動きずらいってことなんでしょうね~?

BOSも噂話さえ、あまり聞こえて来ませんが、DD得意の水面下を深く潜航して、ある日、突然、急浮上ってやつでしょうかね。

HOFの件ですが、既に何人かのグレーな選手が入っていてJoe Morganの書簡、時期を逸した感はありますが、ここ数年、例の二人の票がじりじりと上昇してることに対しての危機感の現れかと思います。さすがに「もうこれ以上は」の想いは、私も同様です。
今回の書簡に呼応してか著名なライターのJeff PassanがHOFの投票権を放棄してますね。
今年のHOFでこの二人の票がどうなるかチョット楽しみ(笑)


ララ さんのコメント...

赤とんぼさん

おはばんは、ウィンターミーティングからが本番とは言え、例年一つや二つは動きがあるんですがね。どこのチームもFAやトレードよりも、自前のコアを育てて囲って行くのが中心の戦略になっているのを示しているんじゃないかな~。

細かい得票は見ていませんがそうなんですね。Clemensはともかく、Bondsの方は、同じステロイド時代の選手の中でも飛び抜けているので、投票する人も結構いるのかもしれませね。