2021年2月28日日曜日

21' Today's Topics - 2/27

[Today's Topics]

COVID-19の影響なのかはわからないですが、今のところSTの話題もあまりなく。それもあってか、ドラフト関連の話題が先行しています。ESPNのPeter Gammonsさんが言うには、信頼の置いているスカウト全員がTop 3ピックはJack Leiter (So.-RHP)、Jordan Lawler (HS-SS)、Marcelo Mayer (HS-SS)になるだろうと言っているとか。

Jaden Hill (Jr.-RHP)の2度目の登板のハイライトを見ましたが、確かに球速は97~98 mphを安定して出しているようですが、変化球も含めて全体的に球が真ん中に集まっており、アンヒッタブルには見えなかった。まぁ、カレッジもHSもシーズンも始まったばかりで変動はしていくと思いますし、今の段階でどうこう言うほどのもんでもないですが。

2021年2月27日土曜日

21' Vanderbilt Commodores Game Results -2/26~3/4-

開幕ウィークは両エースの好投もあり三連勝。打線もこれまでのところ主砲Isaiah Tomas (Jr.-OF)を筆頭に、Jayson Gonzalez (Sr.-3B)、Dominic Keegan (Jr.-1B)あたりの経験のあるパワーポジションの選手がHRを放っており、まずまず機能している。前週の結果はこちら


[2/26 (vs Georgia State)] - Box

両エースは天候不順で初登板が日曜日になってしまったこともあり、4戦シリーズとなる今週の初戦は回避。明日のDHで投げるのでしょう。それもあって、昨年もリリーフで成績を残し、先発も経験したTomas Shultz (So.-RHP)が先発。4.1 IP/4 H/2 ER/2 BB/4 Kとまずまずでしたが、2-4で敗戦。

結果論ですが、4回でサクッと降ろして継投に入った方が良かったかな。打線も8安打を記録して悪くはなかったもののつながらず。やはりレベルの高いプログラム相手の2枚看板以外の日にどれだけ点数を取れるから上位進出のカギになりそうです。

2021年2月25日木曜日

21' Today's Topics - 2/24

[Today's Topics]

WaldenをDFAしてM. Gonzalezが正式発表に。Cora監督は現状で控え野手3人での開幕を有力な選択肢として考えているようで、そうなるとOFの枚数及び質の不足気味な部分を補(えるのかは微妙ですが)うために、E. HernandezをCFで起用し、両翼でCorderoとRenfroeをプラトーンで起用する場面が増えそうなことから、Gonzalezは2Bでのスタメンも多くなりそう。

ところで書き損じていましたが、今季のマイナーリーグは、COVID-19の影響で各チームの傘下球団を減らすことが決定しており、BOSはSS-AのLowellは今季は傘下チームとしては運営しないことになっています。

観戦者間の感染拡大の防止の他に、各チームの収入減に対して、育成面での環境に差が付きすぎないように、という配慮なのか、NYY等の多くの傘下チームを持っていたチームは削減数が大きく、各チーム、球団施設で教育リーグ的に行われるRkレベルを除けば、4チーム(か5チーム?)になるようで、その一環になります。

BOSはそれもあって、GCLを2チームにするようですが、Lowellがなくなるのは残念ですね。BOS傘下でいうと、AAAのPawtucket (RI)を今季Worcester (MA)へ移動。本拠地おひざ元のMassachusetts州のチーム数は維持した形ですが、隣のRhode Island州の州都Providenceからチームがなくなったのを残念がる地元の声もありそう。

BOSもLowellとの関係性は維持していくようで、機会を見て戻せるなら傘下チームに戻したいようですが、先は見通せない状況ですしどうですかね。またGreenvilleがHigh-Aチームに、SalemがLow-Aチームに交換になるようです。Salemも良い環境とは聞いていますが、Greenvilleはマイナー全体でも環境の評価が高いチームですし、そこでMLBに近い選手を育てたいという内容のムーブでしょうかね。

一時期はニューイングランドに傘下チームを集めていくようなこともしていたし、Low-AをいずれLowellにしてもいいんじゃないかとも思いますが。MiLB自体が独立組織ではなくてMLB組織の傘下に組み込まれたこともあるし、色々な思惑があるのでしょうが、育成にしわ寄せがこないようにして欲しいところです。

2021年2月23日火曜日

21' Today's Topics - 2/22

[Today's Topics]

カレッジベースボールが開幕。応援しているVandyは寒波の影響だとかで開幕が2日ほど遅れましたが、今日ダブルエースのKumar Rocker (Jr.-RHP)とJack Leiter (So.-RHP)がそろい踏み。Rockerは最速98 mphで好スタートでしたが、5回に制球を崩し、2者連続四球を与えて降板。

優れた体格と球威、決め球のスライダーの質はローテ上位の可能性を感じさせますが、やや運動能力に欠け、堅いモーションもあって、中盤で球威が落ちる傾向にあり、またサードピッチやコマンドといった、課題が言われており、今日はそれを払拭するような投球は見せられず。

一方のLeiterはTVで100 mphの速球を記録したようですが、少しガンが速かったようで、実際は98 mphが最速だったようですが、素晴らしいカーブと合わせて安定した投球。ソフモアでドラフト候補かつ、昨年のフレッシュマンシーズンは途中キャンセルということで、実績の少なさを懸念されていましたが、この投球を続ければ全体#1も見えてきそうな内容でした。

これまであまり多くのイニングを投げたことがなく、またドラフトイヤーということで飛ばしている面もあるでしょうから、少し肩や肘への負担が気になりますが、今の時点ではBOSのトップピックに彼が残っていれば最も嬉しいように思います。

もう一人、LSUのJaden Hill (Jr.-RHP)も97~98 mphを安定して記録し、昨年まではチェンジアップが良いという評価でしたが、スライダーも良い変化を見せていた。ちょっと前の記事でRockerかHS-SSのJordan Lawler、Marcelo Mayerがベストかと思っていましたが、こうなるとやっぱり投手が魅力です。

21' Vanderbilt Commodores Game Results -2/18~2/25-

昨年は途中終了で不完全燃焼だったカレッジベースボールシーズンが今年もスタートします。VandyはダブルエースのKumar Rocker (Jr.-RHP)、Jack Leiter (So.-RHP)を軸に一昨年から持ち越しのカレッジワールドシリーズ連覇を目指します。今季は全体#4指名のあるBOSにとっても、Rocker、Leiterの投げっぷりは注目。楽しみです!


[2/22 (vs Wright State, Game1)] - Box
Kumar Rockerが先発。4.0 IP/1 H/0 ER/3 BB/8 K。序盤は最速98 mphの速球に、決め球のスライダーで面白いように三振を奪いましたが、4回から少し球威が落ち、5回は2人連続四球を出して降板。サードピッチや球威の維持、コマンドといった課題は今後に持ち越しに。

引き継いだのはSam Hliboki (So.-RHP)、Chris McElvain (So.-RHP)。昨年フレッシュマンで結果を残した選手たちですし、特にHlibokiはリリーフの軸として期待できそうです。野手は、捕手がC.J. Rodriguez (So.-C)、内野が1BがDominic Keegan (Jr.-1B)、2BがTate Kolwyck (Jr.-UT)、3BにJayson Gonzalez (Sr.-3B)、SSにCarter Young (So.-SS)という布陣。

OFはLFにCooper Davis (Sr.-OF)、CFにEnrique Bradfield, Jr. (Fr.-CF)、RFにIsaiah Tomas (Jr.-OF)、そしてDHにParker Noland (So.-3B)。主砲Tomasが第1号を含む3 Hと好スタートで、一昨年不振、昨年全休のGonzalezの復活も明るい話題。ただDavisがケガか途中交代しています。14-1で快勝。開幕白星を飾りました。

2021年2月20日土曜日

21' Today's Topics - 2/19

[Today's Topics]

STが始まり、C. Saleが60日ILへ。M. Gonzalezの席が空いたのかと思いきや、DETからサイドアームのSchreiberをクレーム。昨年は散々失敗して、P. Valdezが何とかそれなりに働いた、というくらいの貢献しかなかったものと近い動きになりますが、下に書いたようにワンポイントがしにくくなった中でロスターに置いておく意味があまりないように思いますがどうか。

SP.comのロスター予想を眺めていたら、野手を12人にして投手を14人にする予想になっていました。だいぶリリーフに枠を割いている状況ですが、今の状況でもまだChaz RoeやBen Hellerなどに興味という話もあるし、確かに計算しづらい選手もいるけど、上位打線を張る選手は固まっていて、あとはUTな選手が多い野手よりも、投手の方を手厚くしておいた方が良いのかもしれない。

CはC. VazquezとPlawecki (COVID-19陽性で出遅れそうですが)。1BにDalbecとM. Gonzalez。2BにE. Hernandez、Gonzalez、Arroyo。3B、SSはDevers、X. Bogaertsがほとんどのプレータイムを占めるでしょう。OFはVerdugo、Hernandez、Renfroe、F. Cordero。あとはDHのJ.D. Martinez。確かに控え野手枠は3名でも、各ポジション2人はこなせるし、Chavis、Arauz、Y. MunozなどはSTでインプレッシブ出ない限り、無理にベンチに置くよりもマイナーで修行した方が良いかもしれない。

投手14人にして、ブルペンを9枠にすれば、勝ちパターンでBarnesとOttavinoに、D. Hernandez、J. Taylor、Brasierがセットアップになることを期待する形で、ロング枠兼6人ローテ時の先発としてAndriese+WhitlockでWhitlockがMLBレベルにないようなら、ValdezかWalden、Brewerを使う。あとのミドル2枠を沢村とBriceという感じで余剰感を解消できる形になる。まぁまだまだST次第の部分が多いですが、現時点での構想予測です。

それはそうと、楽しみにしていたカレッジベースボールが、USを襲う寒波の影響なのか、天候不順で、応援しているVandyの開幕は少なくとも2日遅れるようです。カナダでは気温-40℃で隣の家から歩いて帰ろうとしたおばあさんが凍死してしまったとか。CO2排出だけが原因なのかはともかく、極端な気温の上下が多くなっていますので、皆様お気をつけください。

2021年2月18日木曜日

21' Today's Topics - 2/17

[Today's Topics]

詳細はTransactionに書きますが、DFAしていたChris MazzaとJeffrey SpringsをTBへ放出し、2年ほど前には全体Top 100の有望株だった、R. Hernandezを獲得。結構驚きを持って受け止められたムーブになりました。

TB組織内で評価を落とし、ロスター枠整理も兼ねて放出された可能性も高いけど、捕手の層に難のあるBOSに取っては思いがけないプレゼントに。年末にウェイバーで失ったDeivy Grullonに立ち位置としては少し似ていて、パワーがあるが守備面で未完成の捕手。

既に40人枠に入っているため、カウンタームーブが注目されましたが、PlaweckiがCOVID-19で陽性だったのか、そのILに入っています。ウィンターリーグで活躍したPeredaもビザの関係で合流が遅れるようで、Plaweckiが開幕に間に合えばいいですが、控え捕手は現状少し不安ですね。

もしもの時は、WongやHernandezをぶっつけ本番に近い形でMLBで使うことになるかも。う~ん。今日からSTが始まっているはずで、明日くらいにはC. SaleをILに入れて、M. Gonzalezが発表になるのではないかと思います。Go Sox !!

2021年2月17日水曜日

21' Today's Topics - 2/16

[Today's Topics]

SpringsをDFAして沢村と正式契約。これで未発表はM. Gonzalezを残すのみ。Gonzalez分を含めてなのかわからないけど、$210Mの贅沢税ラインにはあと$2M程度のようで、Gonzalez分を未考慮ならラインを超えることになるが。こうなると、OFの補強は難しそうですね。

E. HernandezをCFで使って、2BにGonzalez。CorderoとRenfroeをプラトーン気味に使うような時期も多そうですね。契約の短さを優先したとは言え、贅沢税ラインを超過しそうな勢いでロスターを構築して、AVG .230台のHernandez、AVG .150台のRenfroe、AVG .210台のCordero、AVG .210台のGonzalezの内の3人がラインナップに名前を連ねる日が多くなりそうな状況は個人的には理解しがたいものがありますが。

ブルペンについては沢村の加入により、8人枠と考えて、Barnes、Ottavino、Andrieseの3人が確定。沢村、J. Taylor、D. Hernadnezもマイナーオプションという選択肢もありはするが、後ろを投げて欲しいという期待もある選手たちだし、状態が酷くなければ枠に入るでしょう。Brasierについても、良い状態が続くのかはより不確実な印象はあるが、こちらも良い時の彼なら枠に入るはず。

そうなると残りは1枠でこれをBrice、Whitlockがまずは争う形か。P. Valdez、Walden、Brewerの3人はマイナーオプションも残っているようなので、状態が悪くなくても、よっぽど目立つ投球をしない限り、もしくはケガ人が出ない限りはマイナースタートになりそうだ。

元々は6人ローテ等の話もあったが、E. Rodriguez、Eovaldi、Richards、M. Perezの4枠が確定。リリーフを含めた枠のやり繰りから考えると、PivettaとHouckを両方使うよりは、Pivetta/Houckで択一、残り1枠はAndriese or Whitlockをスウィングマン的に使うような形になりそう。

2021年2月16日火曜日

21' Draft Watch - Draft Order

21年のドラフトオーダーです。Comp. Pickはトレード等で移動することがあるけど、BOSの指名は#4、#40、#75、...という感じになりそうですね。Comp. Pickの制度は見直しが必要じゃないかな~。毎年特定のチームは余分に有望株獲れるのも納得いかないし、LADがTrevor Bauer獲って、ドラ2を失うだけなのもどうなのかと。


[21' Draft Order]

First Round

1. Pittsburgh
2. Texas
3. Detroit
4. Boston
5. Baltimore
6. Arizona
7. Kansas City
8. Colorado
9. Los Angeles Angels
10. New York Mets
11. Washington
12. Seattle
13. Philadelphia
14. San Francisco
xx. Houston (forfeited as the penalty)
15. Milwaukee
16. Miami
17. Cincinnati
18. St. Louis
19. Toronto
20. New York Yankees
21. Chicago Cubs
22. Chicago White Sox
23. Cleveland
24. Atlanta
25. Oakland
26. Minnesota
27. San Diego
28. Tampa Bay
29. Los Angeles Dodgers

2021年2月13日土曜日

21' Today's Topics - 2/12

[Today's Topics]

Mazzaがロスターから外れ、M. Perezが正式発表。あとは沢村拓一とM. Gonzalezが加わることになりそう。もうSTも始まるけど、OFの加入はあるのかな?それも含め、まだ少し入れ替えがあるかもですが、STのロスターカット状況を下にまとめます。

NRIだと、上層の主な選手はほとんど選ばれているかなと思いますが、ShawarynやPoynerは構想外ですかね。あとはウィンターリーグで活躍した捕手のPeredaの名前がありませんね(追記:ビザの問題のようです)。Downs、Mata、Duranを筆頭に有望株のプレーぶりも楽しみです。

2021年2月12日金曜日

21' Today's Topics - 2/11

[Today's Topics]

Andrew Benintendiのトレードが発表に。ドラフト指名時点ではカレッジの実績が少なく、オーバードラフトではないかと悲観的でしたが、マイナーで瞬く間に素晴らしい結果を出しMLBデビュー。そのオフには、各誌でマイナー全体で最高のProspectとの評価を受けていました。

17、18年とその期待に恥じないプレーを見せ、契約延長できれば向こう10年はOFの一角はオールスター級のレギュラーを張ってくれると疑いませんでしたが、19年以降ツールも含めて急降下。

復活を期待したかった反面、更に悪い状況になる可能性もあり、現時点でトレードに踏み切るのも、判断としては責められないでしょう。KCでリバウンドして再び明るいキャリアを取り戻せるよう祈っています。

そしてBOSはロスター問題を他所に、更にM. Gonzalezと1年$3M+$1Mインセンティブで合意したようです。枠と贅沢税は大丈夫なんですかね?まぁともかく、IFの方はこれで片付いた形。1BにDalbecとM. Gonzalez、2BがE. Hernandez、3B/SSはDevers、X. Bogaerts。

控えはGonzalezに、Arroyoが2B/SSの控えとして入るでしょう。現状OFはVerdugo、F. Cordero、Renfroeとなっている訳ですが、さすがにこれがレギュラーでは厳しく、恐らくまだOFの補強を狙うのではないかと思います。

レギュラー格のCFを加えて、控え込みのプラトーンでRenfroeとCorderoと組ませるのが短期的な戦力としてはバランスが取れていてよいはず。ただJackie Bradley, Jr.とのリユニオンが話題とはなるものの、向こうが求める条件を出すのは、贅沢税的な意味でも、Top ProspectのDuranをブロックしてしまうという意味でも厳しい。

Duran昇格時には、Corderoを放出して枠を空けて、対左でRenfroeにサポートさせるのはオフェンス面では良いと思うが、DuranのスピードをFenwayの左翼に持っていくのはかなり勿体ない気がする。色々考えての動きなんでしょうが、一つ埋めるとまた難しい問題が一つ出てくるような感じでどうも違和感が拭えないですが、OFがどうなるのかもう少し見守りましょう。

2021年2月11日木曜日

21' Today's Topics - 2/10

[Today's Topics]

沢村拓一と合意に近づいたようで、2年$2.4M+インセンティブというような内容になりそうと。前回書いた記事で単年$2Mくらいまでなら、と書きましたが、ほぼ同額で2年だから、40人枠のやり繰りで苦しまないなら、まぁ良いのではないかと思います。M. Perezが未だに発表になっていないですが、2/15くらいからC. Saleを60日ILへ移せるようなので、それ待ちになるかな。

ちなみに向こうのファンサイトでも取り上げられていましたが、本日のスポーツ報知では、「沢村、Red Soxと正式合意!」なんて記事が出ていたようです。USのような契約社会では、正式契約となるまでは予断を許さない訳ですが、そこに至るプロセスとして条件面の合意がある訳なので、「正式合意」という言葉に凄く違和感を感じますが。

何というか、この前のテスラ社の打ち上げ失敗の時にもパブコメなどで言われていましたが、日本はUSなどと違って、失敗を許さない風土があり、報道にしても他社に先を越されるのは失敗、という部分が強すぎる気がします。自分も気を付けたい部分でもありますが、マスメディアには特にプロとして、速さよりも正確さや、他の記事にないような部分まで掘り下げた報道をして欲しいといつも思っている。

全然話は変わりますが、今季は全体4位指名があるということで、必然的にドラフト関連のモチベーションが上がって、ちょこちょこドラフト関係について書き始めていますが、それもあって過去に自分のドラフト記事を少し見直していた際に、13年のドラフトの直後に、個人的に各ラウンドで指名して欲しかった選手をまとめた記事を見つけたのでリンクを貼っておきます(こちら)が、自分のリストは下のようなものでした(カッコ内は実際のBOSの指名選手)。

Rd.1 - Austin Meadows (Trey Ball)
Rd.2 - Devin Williams (Teddy Stankiewicz)
Rd.3 - Bobby Wahl (Jon Denney)
Rd.4 - Cody Bellinger (Myles Smith)
Rd.5 - Matt Boyd (Corey Littrell)
Rd.6 - Sam Wolff (Jordon Austin)
Rd.7 - Mitch Garver (Mike Adams)
Rd.8 - Nick Petree (Forrestt Allday)
Rd.9 - Mike Yastrzemski (Kyle Martin)
Rd.10 - Alex Haines (Taylor Grover)

13年ドラフトと言えば、数年BOSファンをやってらっしゃる方はご存じでしょうが、全体7番目指名があったにも関わらず、Trey Ballという大外れを指名し、Nick LonghiのMiLFAで今や傘下に誰も残っておらず、MLBデビュー者も、BOSではKyle Martinが数試合に投げたのみ(トレード移籍した選手を含めても、Mauricio DubonとGabe Speierくらい)。

これ一つだけでも当時のトップだったBen Cheringtonを更迭してもおかしくないくらいの失態ですが、自分の指名希望通りに行っていたら、Cody Bellinger (LAD)を筆頭に、Austin Meadows (TB)、昨年リリーフで大ブレイクしたDevin Williams (MIL)、SFで輝いているレジェンドの孫のMike Yastrzemski。

それに少しケガや成績ダウンはありますが、一時はMLB有数の選手だった、Matt Boyd (DET)、Mitch Garver (MIN)など6人のレギュラー格を輩出できていたかも(勿論BOSが同じくらいの育成ができたかは不明ですが)。今季は二の轍を踏まないよう、しっかりスカウティングして選んで欲しいですね。

(追記)記事を投稿後、Andrew BenintendiのKCへのトレードが合意のようです。NYMを含めた3-wayトレードで、KCからFranchy Cordero、NYMから投手有望株のJosh Winckowskiを得るのがメインの見返りのよう。ひとまず詳細はTransactionに書いていきます。

2021年2月9日火曜日

21' Today's Topics - 2/8

[Today's Topics]

千葉ロッテマリーンズから海外FAになっている、沢村拓一との契約のフロントランナーだそうで。もう一人くらい後ろを投げられる選手が入れば厚みが出るような状況でしたがう~ん。最速で97 mph程度まで出る球速は日本人の中では上位ですが、やはりフラットな球筋で制球・コマンドもアバウト。

また読売ジャイアンツ時代の長い選手ですが、人気チームのドラ1という精神的な甘えが散見され、過去にフィールド外で問題を起こしたこともあったし、度々調整不足でシーズン入りみたいな記事を見かけたことがある。

昨年もロッテ移籍後は、好パフォーマンスでしたが、それは立場的に追い込まれてようやく、という部分が大きかったように思う。マイナー契約なら悪くないと思うが、$3M以上の額で40人枠を保証するような形で迎えるのは不安がある。ただ90 mph近いスプリッターは間違いなくMLBでも武器になるボールだと思う。ゾーンでカウントが取れ、腰より下に投げれば手元で急激に落ちる。

速球で支配できるとまではいかなくても、四隅にある程度投げ分けてファウルも含めてカウントを稼ぐなら、スライダーも含めて空振りを奪えるボールはあるので、良い投球をできる可能性はある。まぁコスト次第というところだろう。

2021年2月6日土曜日

21' Today's Topics - 2/5

[Today's Topics]

FA市場が一気に動き、Trevor Bauerは有力と言われたNYMを蹴ってLADへ。またMarcell OsunaはATLへ戻ることに。昨年WS覇者のLADは更に独走態勢に。Bauer、Walker Buehler、Clayton Kershawの3枚看板に、Julio UriasとDavid Priceがいて、Priceはトレードしたいでしょうが、Dustin MayやTony Gonsolinが隙あらばと席を狙っている状態。

勿論MLB有数のペイロールはありますが、しっかりした生え抜きの軸を中心に、安定してPOに出られてWS優勝に近いチームの一つである点も選手にとっては魅力なのでしょう。金額やラテン気質の環境もあったのかもしれませんが、BOSと契約延長する気がさらさらなかったMookie Bettsがあっさり延長したり、Bauerも詳細は不明ですが、NYMを袖にしたりと、ブランド価値という面もある気がする。

今季は強力なチームになりそうな感触はありますが、実績でいうとようやくPOに一回出ただけのどこを評価したのかわかりませんが、契約延長を勝ち取ったA.J. PrellerのSDをしっかり叩きのめしていただきたいもんです。

そしてこれでドラフトオーダーが確定したことになるのかな?補償ピック等はありませんが、トップ3ピックは#4、#40、#75のよう。現状#4は個人的には元々投手を希望していましたが、Kumar Rockerか、HS-SSのJordan Lawler、Marcelo Mayerの3人の内の誰かが残っていたら指名して欲しいと思っている。

もしこの3人が上の3ピックになってしまった場合は、Jaden HillかJack Leiterがしっかり投げているなら指名して欲しいがそうでなければ、Andrew PainterかJames Woodあたりの上限は高いが、ランキングで言うと指名位置より若干下の選手をアンダースロットで契約するのもありかなと思っている。

2021年2月4日木曜日

21' Today's Topics - 2/3

[Today's Topics]

Richardsとの契約が正式発表に。しかしこの成績に$10Mも出しますかね。Matt MooreやCarlos Rodonがそれぞれ$3Mベースで契約しているのを見ると、経験値的な部分をどの程度重視するのかにもよりますが、直近の内容だけからすると、そのあたりの選択肢の方がコストパフォーマンスが良かったんじゃないかという気がしてならない。

あとは左打ちの控え野手はMarwin Gonzalezが優先度の高いターゲットとしている雰囲気。$2M程度しか掛けられないと思うので、折れてくれるかどうかですが。Gonzalezは実は11年オフのRule 5ドラフトでBOSが指名した選手で、直後にHOUへトレードされて開花した選手。HOUにトレードするために獲っただろうし、BOSにいて開花したかどうかは微妙ですが、10年後に晴れてBOSの選手になるなら面白い縁ですよね。

2021年2月3日水曜日

20'-21' Offseason Boston Red Sox -Feb.-

2月です。先発2枚に2Bを立て続けに契約し、先発、レギュラー陣は固まったかなという印象。Bloomさんの責任じゃない部分も多いけど、今年も贅沢税ギリギリになりそうな割には二線級の選手が多くてパッとしない。マイナー組織の軽視と、FA・トレード大盤振る舞いの爪痕はまだ残っています(前記事はこちら)。


[Transaction]

〇 2/1
2B Dustin Pedroia retired.

ついにこの時が来ましたが、Dustin Pedroiaが引退。自分がBOSファンになり始めた頃の07年のWS優勝は売り出し中の若手として、そして13年のWS優勝はチームのリーダーとして、それぞれ貢献。Theo Epsteinさんが就任直後にバンビーノの呪いを解いた04年にドラフトされた選手で、その後Epsteinさんの下、マイナー組織の充実+FAという戦略で3度のWSを勝ち取ってきた黄金時代の中心と言える選手でした。

職人的気質というイメージのある選手で、ケガした後、すぐに復帰しようとして失敗することがちょこちょこある点は気にはなりましたが、そういったファイティングスピリットがチームを頂点に導く原動力の一つだったのも間違いないでしょう。17年に引退の原因となる悪質なスライディングをしたManny Machado (SD)が未だにのうのうとプレーしているのが許しがたいし、それがなければHOFも可能性があったのかな?

とにかく、まずはお疲れ様でした、ありがとうございました。

2021年2月2日火曜日

21' Today's Topics - 2/1

[Today's Topics]

Pedroiaが引退。数年前のDavid Ortizと並んで、00年以降、4度のWS優勝を勝ち取ったチーム黄金時代の象徴とも言える選手の一人でした。とにもかくにもお疲れ様でした。指導者の方向に進むのか、第二の人生の話はまだあまり聞こえてきませんが、身体能力を努力と気持ちでカバーするような彼のプレーは、多くの選手にとって参考になるものでしょうし、いずれまた指導者としてチームに関わって欲しいと思います。