2012年12月3日月曜日

12'-13' Offseason Boston Red Sox -Dec.-

12月です。SP、1B、OFを1枚ずつ補強と言い続けていますが、噂は出れどなかなか決まらず。あとはSSもStephen Drewを狙っているようです(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 12/1
Signed LF Jonny Gomes.

40人ロスターがあき、正式に契約が発表になりました。J. Gomesと2年契約。11月の段階で、OF補強候補をC. Rossと、Gomesに絞ったという噂が出ましたが、その数時間後に合意の報が。2年$10M(13': $5M、14': $5M)だそう。これはさすがにプラトーン選手としては高いと思う。一応今のところLFのレギュラーとして考えているそうですが、対右では確実にヘルプが必要なレベルの選手。

Gomesは、典型的な左殺しで、キャリアで左投手を、.284/..382/.512と凄まじく打ちこんでいるが、対右はからっきし。守備は、LFとしても平均を大きく下回り、昨季はOAKでDHでの出場も多かった。OF補強はこれで終わりではなく、Rossを中心とした候補から、もう1枚加えるつもりのよう。もう少ししっかりしたクラスから2枚というつもりなのかと思っていたけど、Kalish、Nava、Sweeneyと、豊富な左打者(Navaは両打ちだが、左打席が良い)の選択肢があるので、プラトーンで併用して両翼の内の1枚埋めるというのはリーズナブル。

好きなタイプの選手ではないけど、左を打てる選手は必要だったし、Fenwayはこのタイプに大きくプラスになる。守備の酷さも、Fenwayなら多少は緩和されるだろう。割高という点を無視して戦力的に見れば、C-OFの選択肢が減ってきた中で、悪くはない動きに見えます。これでSweeneyはNon-tenderの可能性がさらに高まったか。もう1枚がRossなら、NavaやKalishはそちらでも少し併用できるだろうから、彼らの成長を阻害する可能性も小さめ。ただRossは一応CFを守れるけど、そうなると4枚目はKalishの方がフィットはすることになるか。


Signed RHP Terry Doyle, RHP Oscar Villareal, and UT Drew Sutton to minor league deals.

右腕のDoyleとMinor契約。Massachusetts州出身で、HSはNew Hampshire。Boston大から08年にドラ37でCWSに入団。80 mph後半から、最速90 mph前半の4シーム/2シーム。スライダー・カーブ・チェンジアップと一通り投げる。三振もまずまず獲れるし、被打率・BB率も低め。ただズバ抜けた武器がない、というAAAAタイプにありがちな選手。

11年オフのRule 5ドラフトでは、結構注目されていた選手で、SP.comでも候補に挙がっていましたが、ニューイングランドローカルボーイということもあったのかな。MINがピックしましたが、STでリターン。その後、シーズン半ばに、自らリリースを要求し、日本に渡って福岡ソフトバンクホークスで投げていました。

また、VillarealとSuttonとも契約。Suttonは一昨季BOSでプレーした選手で出戻り。De La Torre、Maierといった、既に契約が伝えられていた選手との契約も正式に発表になりました。


○ 12/3
Tampa Bay signed 1B James Loney.

FAになっていたJames Loneyが同地区TBへ。ここはあまり1Bに大物を獲らず、守備と選球眼に優れた選手を好んでいる。噂通りMichael Morseを得るなら補完性は理想的。


○ 12/4
Signed RHP Anthony Carter and C Alberto Rosario to minor league deals.

リリーフのA. Carterと契約。薄いCWS傘下ではまずまずのProspectと見なされていた選手で、11年のBAの傘下#10だった。常時95 mph、最速98 mphの速球を持つが、セカンドピッチ・制球がイマイチで、あまり結果を残していない。AAAのリリーフ枠を争うかと思います。また守備の良い捕手のA. Rosarioとも契約。


○ 12/6
Acquired RHP Kyle Kaminska from Pittsburgh as a PTBNL to complete Zach Stewart deal.

Zach StewartのトレードのPTBNLとして、KaminskaをPITから獲得。長身にまずまずの制球力が魅力だけど、支配力に欠ける平凡なリリーフ。


Selected 2B Jeff Kobernus in the MLB Phase of the Rule 5 Draft and traded him to Detroit for UT Justin Henry.
Selected LHP Jack McGeary and RHP Jon Bachanov in the Triple-A Phase of the Rule 5 Draft.

これまでの流れは、Rule 5ドラフト関連投稿参照。BOSはRule 5ドラフトで、WASからJeff Kobernusを獲得したものの、DETへトレード。Kobernusは、2BということでBOSで使える可能性は小さかった。見返りにHenryを得ています。まずまずのコンタクトスキルを持つが完全にパワーレスのUT。バッテリー以外の全ポジションを守る。別にどこにでもいそうな選手だし、わざわざ$50Kを払って獲った選手の見返りに得る選手か?

またAAAフェーズで2人の選手を獲得。McGearyはBoston生まれの超地元っ子。07年のドラフトでは、ドラ1予想にも少し名前を出す選手だったが、Stanford大のコミットによりドラ6までスリップ。WASがフルタイムの通学許可と$1.8Mのボーナスで口説き落としが、TJと制球難のコンビで既に忘れ去られた存在に。一方のBachanovも07年のドラ1sで、球威があるが、やはりTJ経験者で、昨季は制球難。


Houston selected RHP Josh Fields and Minnesota selected RHP Ryan Pressly in the MLB phase of the Rule 5 Draft.
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案の定というべきか、Josh Fieldsがピック。薄々予想していたけど、全体#1であっさりと。Rule 5ドラフトで獲りやすいリリーフの選手ではNo.1の選手だったし、当然と言えば当然。多くの識者から、プロテクトしなかったことについては疑問だと言われていた。HOUだし、ムリしてでも使うだろうから、帰ってくる可能性はほぼゼロ。この選手をプロテクトしなかったのは完全に失策。

何度も書いているけど、オプション切れのMortensenやFieldsより明らかにCeilingの低いBeatoを枠に残しておきながら、枠が無かったなんて言い訳は通じない。プロテクトする気がなかったのなら、トレードにでも使うべきだった。某GMはまたもやロスター整理能力の低さ、先を見通す力の無さを露呈。ホントに早く辞めてくれ。

さらには、Ryan Presslyも全体#4でMINへ。MLB.comのJonathan MayoのRule 5ドラフトのリスト(CelestinoがNo.2というやや微妙なものですが)でTop 20に入っていた。リリーフに移って好投しており、何よりAFLで14.0 IP/1 BB/18 Kという数字が目につく。帰ってくる可能性もあるけど、BPの記事では、"Will Most Likely Stick"に選ばれており、掘り出しもののリリーフを上手く使うMINとあっては、その可能性は少し低め。結果的には、AFLへの派遣が裏目。好成績を残しても、プロテクトしないのなら、注目度の高いAFLに派遣するのはナンセンス。


○ 12/7
Acquired RHP Graham Godfrey from Oakland as a PTBNL to complete Sandy Rosario Trade.

Sandy Rosarioの見返りに金銭ではなく、Godfreyを得ました。12年のOAKの開幕ローテに入っていましたが、5 Gに投げたところでMinorに送り返されています。既に28歳だし、速球は最速91 mph前後と平凡なシンカーボーラ―。


○ 12/10
Claimed RHP Sandy Rosario off waivers from Oakland.

MIAからクレーム後、DFAしてOAKにトレードされていたS. Rosarioを、OAKがDFAしたところを再びクレーム。そこそこ気に入っているのはわかりますが、先頃PTBNLとしてGodfreyを受け取ったばかりなのにちょっと非道。OAKはわざわざ見返りまで払ったのだから、次にDFAしたら再びクレームしてくるかも。ちなみに契約の確定した3人と合わせて、40人ロスター内に42人がいます。Beato、Rosario、MortensenあたりはDFAの候補。


○ 12/12
Chicago (NL) claimed RHP Sandy Rosario off waivers from Boston.

またもやWaiverに掛けたSandy Rosarioを今度はCHCがクレーム。今季のたらい回し選手になっています。


○ 12/13
Signed OF Shane Victorino.

Napoliに続き、Victorinoとも同額の3年$39Mで合意に達しました。Napoliでもやや高いと思ったけど、こちらは非常に高くついた。B. J. Uptonが5年$75M、Angel Paganが4年$40Mとなっており、Victorino自身も4年のオファーをもらっていたそうなので、契約するにはこれより低い額では難しかったのかもしれませんが(CLEが4年$44Mを提示していたそう)。(追記)契約がオフィシャルに発表になりました。

Victorinoは両打ちのOFで、パワーは平凡だが、それなりにボールを見るし、しっかりしたスピードがあり、加えて非常に優れた守備力を持つ。広いFenwayのRFにうってつけの選手。また現在のロスターには、Ellsburyのバックアップをこなせる選手がKalishしかいなかったので、CF控えを務められるという点も重視されたのだろうし、来オフに予想通りEllsburyが抜け、J. Bradley Jr.の準備が整いきらなかった場合にはつなぎでCFを任すこともできる。人間性にも優れているそうで、これもこのオフに重視していた部分。

ただロスターにはフィットするものの、ラインナップ的には、Nick Swisherのような、もう少し中軸に近い位置を打てる左打ち(両打ち)の選手が欲しかっただけに、両翼をJ. Gomes、Victorinoという下位打線タイプの選手で、しかもオーバーペイして埋めてしまったことはやや疑問も感じる。Victorinoはスウィッチヒッターだが、左打席の方が弱いというのも気になる。GMは、それだけの価値のある選手にはドラフトピックを出しても良いと言っていたけど、現状ではそれにやや抵抗を覚えている感がある。

これで一応OFは固まり、Swisherからも撤退が予想されているけど、一方でVictorinoの加入により、Ellsburyを放出することもできるようになった訳で、それを予想する人もいる。CFのマーケットが高騰しており、Josh Hamiltonあたりが決まったあと、場合によってはそういう動きに出るかも。Napoliは捕手もできるし、STでは実際に投手とのコンビを確立するためにも、捕手を多く守らせるなんて話も出ており、捕手の可能性を捨ててはいなそうだし、個人的にはEllsburyを出さない場合でも、5年に収まるのならSwisherを獲る可能性はまだあると思っています。


Signed IF Jonathan Diaz to minor league deals.

IFのJ. Diazを獲得。Diazは、PCLでもさほど打ててないし、あまり意味のあるようには思えないが。


Minnesota signed 1B/LF Reynaldo Rodriguez.
Oakland signed RHP Yeiper Castillo.

Reynaldo RodriguezがMINへ、Yeiper CastilloがOAKへ。どちらも元はそこそこのProspectだったし、とくにCastilloは12年は結構良かったのでやや残念。


○ 12/18
Signed RHP Koji Uehara.

1年$4.25MでTEXからFAになった上原と契約。もみあげ・ひげ面と元巨人というのが個人的にネックだけど、それを除けば疑いなくMLBでも上位のリリーフ投手。先発としてMLBに行ったものの、リリーフに転向して大成功を収めています。球速は平凡以下だが、現在MLBでも最高クラスと言える制球力とスプリッターで高い空振り率・奪三振率を残している。(追記)契約が発表になりました。

フライボーラー傾向は懸念があるものの、ムダな四球を出さないし、大きく崩れることはない。$4.25Mは、リリーフとしては多少高くは感じるものの、今オフは市場も高騰しているし、その中ではむしろ格安と言える契約。A. Baileyの健康度・パフォーマンスに不安もある状態で、守護神経験もあるセットアップということで、しっかりした獲得だと思う。SFからNon-tenderされたBrian Wilsonも似たような立ち位置で、個人的に欲しかったけど、上原なら同等以上でしょう。

古巣TEXも上原連れ戻しを考えていたみたいだし、古巣に戻りたがる傾向の強い日本人選手としては、BOS入りは少し意外な選択でした。また古巣のBALとも同地区だし、本人がBALに帰ることもまんざらではなさそうだったのもある。良い獲得だと思うけど、惜しむらくは右腕リリーフが余剰気味かつ先発が足りない現状で、まずここで動くべきだったのかと。1年契約でこういった即戦力投手を獲るということは、13年はリビルドではなく、POを目指して戦うことを意味するはずだが、一方でまだ先発は大きな穴が開いているし、ラインナップも理想には遠い。

またこれでオプション切れのMortensenなどがロスターに残る可能性はゼロだし、AcevesやD. Bardなど成績が読めない選手もますます扱いづらくなった。リリーフは確実にだぶついている。今オフの契約を見ていても、個々の契約は、額としてはともかく、方向性としては悪くないのだけど、それぞれの契約が、理想の形に向かう一つの流れをなしていないように感じる。要は場当たり的だと言うこと。自分的には、BaileyやAceves、Bard、Melanconなどまで含めて、しっかり余剰を整理し、先発なりのアップグレードにつなげるまでは、この契約が真のGreat Moveとは思いません。


○ 12/19
Signed RHP Ryan Dempster.
Designated RHP Pedro Beato for assignment.

Dempsterと2年$26.5Mで契約に合意しました。35歳のベテランだが今でも安定してイニングは稼げる。BOSはLester、Buchholz、Lackeyまでは確定で、Doubrontもよっぽどのことがない限りローテを任されるだろう。あとは一応F. Moralesがいたが、先発の実績は浅く、基本的には1枚加えることが確定していた。(追記)契約がオフィシャルになりました。ロスター枠を作るためにBeatoがDFA。

Anibal Sanchezなども少し追ってはいたが、今オフは4年以上の契約を極力回避する方向で決まっていたようだし、SanchezやZack Greinkeは手が出なかった。Kyle Lohseもドラフトピックを消費するし、その中でしっかり実績のある選手と2年以内に収められたのはまずまずかと思う。2年ということで、BarnesやWebsterへバトンを渡すには理想的。

Dempsterは速球は徐々に球速が落ちており、12年は平均で90 mphを割るところまで来ている。12年は少しカッターを交えるようになったよう。先発投手としては非常にスライダーの比率が高く、3割程度を占める。サードピッチはスプリッターとなっているが、球速は遅めで、チェンジアップとの間のようなボールに見える。

そこそこゴロも打たせるし、比較的健康な、そこそこの3~4番手だが、球速の低下に比例してLD%も上がっており、AL-East初挑戦ということもあって、投球内容的な不安が大きい。最悪Lackeyと似たり寄ったりのパフォーマンスに留まることも考えられるし、そうなれば非常に高いということになる。


○ 12/20
Arizona signed RHP Nelson Figueroa.

Nelson FigueroaがARIへ。来季はこういうベテランをできるだけ置かなくて済むようにProspect陣にガンバってもらいたい。


○ 12/22
Outrighted RHP Pedro Beato to AAA.

BeatoがWaiverを通過。


Arizona signed OF Cody Ross.

Cody RossがARIと3年$26Mで契約。Rossのほぼ要求通り。ホントに高騰していますね。残り半年のCarlos Beltranを売って、Zack Wheelerを手に入れたNYMと、残り半年のC. Rossにただ給料を払い続けたBOS。これはもっと大々的に批判されてしかるべきBad Move(というか動かなかった訳ですが)だと思う。


○ 12/26
Acquired RHP Joel Hanrahan and 2B/SS Brock Holt from Pittsburgh for RHP Mark Melancon, RHP Stolmy Pimentel, 1B/OF Jerry Sands, and IF Ivan De Jesus Jr.

クリスマスをまたいでHanrahanのトレードが確定。噂になっていたStolmy Pimentel、Jerry Sandsに加えて、Mark MelanconとIvan De Jesus Jr.がPITへ。BOSはM-IFのHoltも受け取る。残りのパッケージの名前がわかっていなかった時点でも、あまり好ましいとも思っていなかったけど、確定した情報を見て、個人的な印象はさらに良くない。

HoltとDe Jesus Jr.はお互いにそれぞれわずかにメリットを見出しているのかもしれないが、基本的に等価と思える。HoltはMinorではSSメインだったが、MLBでは2Bと見られている。その点ではDe Jesus Jr.と大差ない。De Jesus Jr.の方がやや守備で勝っているが、Holtの方がややオフェンスでは上と見られる。MLBでも少し結果を出しているし、加えて左打ちである点や、守備に優れたCiriacoとの補完性でもやや勝る。ただ40人ロスター内の選手というのは、その他のメリットを打ち消すほどのデメリット。De Jesus Jr.はWinter Leagueで好調だったし、自分的にはこの2人の収支はわずかにマイナス。

残りの3人とHanrahanの交換という形では、この前Today's Topicsにも少し書いたが、やはりHanrahanが残り1年で高額(調停で$7M近くになる予定)というのがイマイチ感を受ける。確かにHanrahanは2年連続でNLのAll-Starに選ばれているクローザーだが、個人的にはあまりNLのリリーフに良い印象がないし、特に常勝チームで結果を残してきた訳でもない。

BB%の急上昇も不安材料。これからPOを目指す戦いに切り替えようとしているPITが延長ではなく、放出を目指したところから見ても、そういった宣伝文句ほどの力は感じない。NLのPO圏外チームのクローザーで言えば、たった1年で放出されたMelanconを見れば窺い知れるというものでは?

PimentelとSandsの放出は個人的にはさほど痛いとは思わない。Pimentelは球威も伸び、チェンジアップが良いということで、今でも先発の可能性を持っているし、上限は高めだけど、やはり残りオプションが1つとなった今に及んでもメカニクスで苦しんでいるということで使いにくい。Sandsは高く評価する人もいるけど、自分的にはPCLに支えられただけの選手に見える。

本質的にはMelanconとHanrahanの交換ということになるだろう。Melanconは昨年の獲得時から良い印象が全くなかったし、最近の多少のスタッフの改善があっても、良いとこ7回セットアップ程度の選手だと思う。ただこの選手をわざわざ獲った理由は唯一「保有期間が長くて安い」ということだったはず。それを1年で再び残り1年のリリーフの見返りに出すというのは、あのトレードは失敗だったと宣言しているようなもの。

13年だけを見ればミドルリリーフクラスとの交換で名目上ではクローザークラスを手に入れたのだから戦力アップだと思うが、現状の先発陣を考えれば、多少リリーフを上積みしたところで、TORが大補強し、さらに厳しくなりそうなAL-EastでPOが十分狙えるレベルではないと思う。そういう状況で、わざわざ残り年数の短い選手にリプレースする意味がわからない。

今季の調停オファーを受けたFAの状況を見れば、来オフにドラフトピックを得るのも不可能に近い。早々にPO争いから脱落した場合は、フラッグディールで売りに出せれば良いけど、Cody Rossを売りそこなったGMにそれを期待するのは難しい。結局ロスター枠も1つ空いただけ。金満チームは、お金を使って勝てば良いとは思うけど、今オフのお金使い方は、微妙なレベルの選手にオーバーペイしているカンジで、戦力的な上積みもあまりできているような気がしない。


Signed SS Stephen Drew.

OAKからFAになっていたS. Drewと単年$9.5M、インセンティブ$500Kで合意に達しました。自動的にJ. IglesiasはAAAで開幕を迎えることになりそう。Drewは近年守備を改善していたし、SSとしてはしっかりしたパワーがあり、好守にオールラウンドなSSだが、以前BOSに所属していた兄のJ. D.と同様、どこか才能を生かし切ることに貪欲でないようなイメージがある。11年まではMLB全体でも上位のSSだったが、12年は好守に急落し、ARIからOAKへトレードされていた。(追記)ロスター枠が空き、契約がオフィシャルに。あとはNapoliだけ。

まだ年齢的にもそこまで衰える年でもないはずだし、リバウンドも期待はできるが、それも確実とは言いづらい状態。12年の打撃であれば、Iglesiasの守備の方がメリットが大きいだろうし、それでは困るのだが。一応リバウンドすれば、Scott Borasクライアントということで、14年のドラフトピックの保障も期待できるし、単年にまとめたのは良かったが、なんせこれまた非常に高い。方向性としては悪くないけど、一方でやや分の悪い賭けに大金をつぎ込んでいるイメージも拭えない。


Released UT Aly Gonzalez.

下層のUTのAly Gonzalezをリリース。7月の契約のInt. FAだった捕手だけど、プロデビュー数試合で捕手からは外れて、1B/3Bなどでプレーしていた。12年は全休。

2 件のコメント:

BF さんのコメント...

Chavezはかなりフィットするけど今年の成績考えるとずいぶん贅沢な控えになりそう(笑)とりあえず今の状態だと
Sandsになかなか出番は回ってきそうにないですね。


でもラバーンウェイで行く前提なら
失敗したらナポリと1B出場をシェアすることも結構出てくるもしれませんね。
全く出番が無くなる可能性も否定できませんが。

個人的にはスウィッシャーは最大4年ですね。

投手はどうすっかなあ・・・。
まず本当にこのまま現状の4人をそのまま確保するのかどうか気になるところです。


ララ さんのコメント...

BFさん

ChavezあっさりARIに獲られましたね。Chavezに1年$3Mなのに、J. Gomesに2年$10Mかぁ...。

Sandsはオプションもあるし、取りあえず1Bのデプスも薄いんで下に置いておけば良いと思うんですが、左打ちの1Bバックアップを入れるなら、SandsかM. Gomezのどちらかは余剰になりそうですね。

投手はどうなんでしょうね。BuchholzとLesterの復活を完全に信じているわけじゃないけど、この2人を出して、この2人に元々期待していた数字を残せる先発を2人いれるとなると、相当の金銭的・Prospect的出血は避けられないですしね。