2012年11月30日金曜日

Former Sox Prospect Review: Manny Margot, CF

今回は、来季USデビューしそうなProspectの中でも、最も期待度の高い、Manuel Margot。まだ17歳ですが、優れた守備能力を持つ選手。気が早いですが、Scott Borasクライアントである、Jackie Bradley, Jr.がFAで抜けた後のCF候補として期待しています。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Manny Margot (マニー・マーゴー)
Full Name: Manuel Gomez Margot
Position: CF/RF/LF
Born: September 28, 1994
Birthplace: Villa Alta Gracia, Dominican Republic
Height: 5-11
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: Not drafted
How Acquired: International free agent (July 2011)
Signing Bonus: $800,000
MLB Debut: September 21, 2016 (Sam Diego)
How Left: Traded to San Diego with Logan Allen, Carlos Asuaje, and Javier Guerra for Craig Kimbrel (November 2015)
Player Link: MLB.com, Fan GraphsBaseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

CFとして平均的でバランスの取れたアスリート体型。現状でまずまず筋肉が付いており、今後大きくスピードや運動能力を制限するほどには体重は増えないだろう。構えた際にあまりバットをムダに動かさない。スウィングは速く、滑らかだ。比較的レベルスウィングで、現状では多くHRを打つタイプではないが、成長と共に平均レベルのパワーが付く可能性はある。まだ比較的早打ちだが、ある程度ボールを見ることを苦にしない。プラスプラスとも言われるスピードがあり、打席からの飛び出しも良いし、ベースランニングの加速も良い。肩は平均的だが、スピードを生かしたプラスのレンジに加え、若いにも関わらず、優れた打球の読みと、非常に正確なルート取りが出来る。確実にCFに留まれるだろうし、平均以上のディフェンダーになれるだろう。


[Background]

7/2のProspect RankingではBA #16。当時は、Manuel Marcosと表記されていたけど、入団後にMargotと判明。


[Profile]

12' : DSLでプロデビュー。開幕から素晴らしいスタートダッシュを見せ、数試合で3本のHRを放ったが、HRに関しては以降は伸びず。中盤やや不調に陥ったが、終盤調子を戻し、チームのトップヒッターとなった。リーグのAll-Starゲームに出場した他、BOSから組織のLatin Program Player of the Yearに選出。秋のFILでもインプレッシブなプレーを見せた。

13' : 途中ケガで離脱したが、GCLをスキップした上で、SS-Aでしっかり成績を残した。パワー、選球眼、走塁ともう少しずつ全体的に磨いて欲しいカンジは受けるけど、まずは順調なUSデビューだった。

14' : Low-A Greenvilleで序盤やや低調気味で、1歳下のWendell Rijoに遅れを取っていたが、All-Star以降調子を上げ、文句なしの成績に到達すると、19歳でのHigh-A Salem昇格後も少ないサンプル数ながら、よく打った。10 HR/40 SBも達成。

15' : High-Aでの開幕直後は80打席ほど無三振を続けたが、その後ケガで一旦DLに入り、その前後でやや調子を落としたのが悔やまれる。守備・スピードは文句なし。AAのオールスターゲームとFutures Gameに出場。

15' Nov. : Craig Kimbrel獲得の見返りでSDへトレード。

16' : SDのAAAで、PCLにしては少しHR数が物足りないが、足で稼ぐ長打を含め、打撃でもしっかり結果を残した。スーパー2関連か、9月に入ってしばらくしてからやっとコールアップ。守備を含め、MLBでも可能性を見せた。

17' : 序盤あまり打てていなかったが、次第に調子を上げ、SDのレギュラーをしっかり獲得。パワーもまずまず発揮しており、守備も良い。Bradley, Jr.に似たタイプの選手に成長している。

18' : 前年同様にCFのレギュラーを務めるが、各数字が成長よりもむしろやや低下。停滞気味の一年となった。

19' : 守備では良いプレーを見せるも、打撃は鳴かず飛ばず。SDでなければレギュラー落ちしてもおかしくない内容。オフにMookie Bettsのトレード先にSDが挙がった際に、交換でOFを埋める選手の候補として取りざたされた。

20' : Emilio Paganのトレードの見返りでTBへ。パワーレスも、コンタクトと守備でレギュラーOFとしてプレー。

21' : アベレージは下がったが、少しパワーが向上。ALDSでは古巣BOSと対戦。

22' : オフェンスは少し向上も最低限だが、ディフェンスもありTBで半レギュラー格としてプレー。

23' : CF/RFの併用カードとして前年を少し上回るソリッドな貢献。


[Comment]

もちろん上限への期待度も非常に高いが、どちらかというと、個人的には体格・守備などの完成度の高い、ハイフロアーな選手と見ています。13年は、GCLよりもSS-A、もしかしたらXander Bogaertsのように、2クラススキップもあり得るかも。

(15年追記)Kimbrelのトレードで放出。残念だけど、Mookie Betts、Jackie Bradley, Jr.に、15年のドラフトでAndrew Benintendiまで加わったのでトレードバイトになるのも致し方ないか。守備が素晴らしく、5ツールいずれも揃っており評価は高いが、マイナー上層・MLBで結果を残すには、もう一歩打席での成長が求められる。

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