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2012年11月27日火曜日

13' Draft Watch - Team Needs Analysis

13年のドラフトに向けた、各チームのニーズ分析です。BAのProspect Rankingや将来布陣等を見ながら、個人的に各チームの現状を把握したいという目的もあります。BOS中心に追っているので、間違えているところも多いと思いますが、他チームのファンの方はご容赦ください。チームの順番は、ピックの補償等を無視して、リバーススタンディングにしています。


[13' Team Needs Analysis]

1. Houston Astros : 投手は立て直しは進んでいるが、まだまだだろう。Lucas Harrellが昨季ブレイクし、Bud Norrisもそこそこやっているが、Norrisは既に調停に入ってきており、この夏に放出される可能性が高い。Jordan Lylesも一応MLBに定着したが今一つだし、上位ローテ候補には欠ける。後続もMike Foltynewiczは最近98~100 mphを投げたそうで期待度が上がっているが、まだHigh-Aでどうなるかわからない。Nick Tropeano、Ross Seatonあたりも平凡。COLから得たAlex Whiteには成長を期待したい。Lance McCullers Jr.やJarred Cosartは100 mph近い速球を持っているが、特に後者はリリーフとの見方も強い。

野手は多くのポジションで、トレードなどで掻き集めた選手がレギュラーを務めている状態。捕手はJason Castroの向上に期待か。後続はTORから来たCarlos Perezがいるが弱い。1BはBrett Wallaceが伸び悩んでいるが、13年中頃にはJonathan Singletonが上がってくるだろう。薬物で出場停止があったし、個人的にはまだ疑問もあるが、現時点での期待度的には、しばらくレギュラー候補筆頭。

2Bは生え抜きAll-StarのJose Altuveは非常にコンタクトが良く、しばらくはレギュラーを務めそう。昨季はBilly Hamiltonの陰に隠れたものの、100 SB/10 HRと素晴らしい成績を残したDelino DeShields Jr.もいて盤石。DeShieldsは元々OFだが、CFにはGeorge Springerもいるし、場合によってはトレードバイトになるかも。3Bは、Matt DominguezがMIAから移籍後ガンバっており、元々守備の評価も高いが、打力に関しては疑問も強い。下層にはRio Ruizもいるが、時間もかかるだろうし、Dominguezがやはり打てないとなれば、即戦力は欲しいところ。

SSは、開花し始めたJed Lowrieをトレード。11年のRule 5ドラフトでBOSが指名後トレードしたMarwin Gonzalezでつないでいる。いずれはCarlos Correaが上がってくるだろうし、そこまでのつなぎで考えるなら、元ドラ1のJiovanni Mierが12年は復調したし、評価を落としたが、Jonathan Villarや、守備と選球眼が良く、即戦力になりそうな、Nolan Fontanaなどもいるし、内部の選択肢で対応のきくポジションか?

CFは強め。Springerは、三振は多いが、パワー・スピード・ディフェンスと、スケールの大きい選手だし、前述したように、DeShieldsを移すこともできる。SpringerはMLBでも一応はCFを務められるかもしれないが、基本的にはRFで考えた方が無難そうだが。両翼としてはDomingo Santanaは打てる選手だが、California Leagueでの成績なので、やや判断が難しい。1枚は何とかなるとしても、きっちりした中軸候補が1枚欲しいところ。ALに移って、DHが必要となるし、打てる選手ならポジションはあまり考えなくても良い。


2. Chicago Cubs : Theo Epstein-Jed Hoyer新体制のもと、完全にリビルドに切り替えている。今季もMatt Garza、Alfonso Sorianoを始めとして、長期構想に含まれない選手は放出される可能性が高い。一方で、Starling Castroと19年まで、Anthony Rizzoと最長21年までの延長。FAのEdwin Jacksonと16年まで契約したように、次代の中核となる選手を少しずつ選定しているところ。Jeff Samardzijaあたりも長期契約を狙っているようだ。

投手では、Jackson、それにSamardzijaが最短でも16年までいる。傘下では野手の層は厚くなってきたが、投手は薄い。Arodys VizcainoはTJ等がありながらなお評価が高い。ただ相次ぐケガもあり、リリーフが有力か。12年ドラ1のPierce Johnsonは上限は高くはないが、即戦力の期待がかかる。まだ最低2枚は足りないし、投手のニーズは非常に高い。リリーフでは、健康面も考慮して、Vizcainoをリリーフで使えば、クローザー級に育つ可能性が高いが、そうでなければそのクラスはいない。年齢の高いJuan Carlos Paniagua辺りは、リリーフで早く上げてもいいかもしれない。

捕手はまだ経験が浅いが、強肩のWelington Castilloはしばらく使ってみるだろう。出塁に関しては期待できないが、そこそこのコンタクトとパワーを持つ。1BはMLB全体でも屈指の若手1Bへと成長しつつあるRizzoがいる。さらに1BのProspectとしてはMLB全体でも上位に入るDan Vogelbachもいるし、Jeimer Candelarioも1Bの可能性が高い。

2B/3B/SSはCastroにJavier Baezの2人はほぼ確定。BaezはSS守備の評価を高めていて、SSで使えなくもないないかもしれないし、2B-Castro、SS-Baezというのも考えられる。Castroの守備はあまり評価が高くない。この場合では3Bが必要となる。多少守備は疑問があるが、まずはCandelarioが候補。逆にSS Castroで、Banezを3Bに移すなら、2Bはツールは平凡だがDarwin Barneyはまだ安いし、本格的にWSを狙ったりする状態になるまでは彼でも良い気もする。SSのJunior Lake、2BのGioskar Amayaなど他の候補もあるし、基本的にはニーズは小さい。

OFでは、Sorianoの契約がようやく14年で終わる。ある程度を負担すれば、そろそろ出せるかもしれない。David DeJesusも14年で終了。その後の候補としては、まずはオークションで競り勝ったJorge Solerがいて、RFは彼になるだろう。CFは、Brett Jackson、Matt Szczurはやや評価を落としているが、12年のドラ1でAlbert Almoraを獲得。高卒だが、比較的成熟した選手で、14年後半から15年辺りには昇格が期待される。LFはJacksonやSzczurあたりが評価を戻してこれば使ってもいいが、どちらもCF/RFタイプだし、典型的なLFタイプはいても良い。


3. Colorado Rockies : 極端に打者有利なホームの影響もあるが、やはり投手陣がなかなか盤石にならない。Top ProspectのDrew Pomerantzも未だに期待ほどのレベルではない上に、Jhourys Chacinも昨季は故障。Eddie Butlerが多くの予想を大きく上回りLow-Aで素晴らしい投球を見せているが、枚数は足りていない。Greg Reynolds、Casey Weathers、Christian Friedrich、Tyler Matzekと過去数年のドラ1投手ことごとく失敗しているのも響いている。11年のTyler Andersonもカレッジ卒ながら12年はLow-Aで平凡とイマイチ。Juan Nicasioらと併せて、先発5番手を埋める程度か?

リリーフに関しては、Rex Brothersは次代のクローザー候補だし、Chad Bettisらもリリーフ向きな気がする。何よりも先発だろう。捕手は、強肩のWilin Rosarioが今後数年のレギュラーを務めるだろう。1Bは未だにTodd Heltonが一番手というのが厳しい。Michael Cudyerを併用しようにも、こちらも14年まで。後続もいないが、この点ではTop 3確実と言われるKris Bryantが全体#3に残るならベストフィットと言える。SSでTrevor Storyは好守にスケールの大きい選手で、ひょっとするとケガに見舞われ続けているTroy Tulowitzkiをコンバートすることも考えられなくはないが。

SSは前述のようにTulowitzkiの健康次第でStoryかどちらか。3Bは12年はやや足踏みとなったが、守備も良いNolan Arenadoがいる。2Bはどうにでもなるだろうが、一応現状ではJosh Rutledge。理想を言うなら、健康を取り戻したTulowitzkiがSSに入り、Storyを2Bに、というカンジだろうか。Arenadoは多少パワー面の押しが弱いし、パワーのある1B/3Bタイプはよくフィットする。

OFでは、CFはDexter Fowlerと2年契約している。長期契約の噂も出てはくるが、今のとことまとまっていない。ただ12年ドラ1のDavid Dahlは素晴らしいデビューを飾っており、いずれは彼を使いたい。両翼の一枠は、17年まで契約の残るCarlos Gonzalezが占める。あとはKyle Parkerが上がってこれば両翼は問題なし。Fowlerとの延長ができずにDahlが間に合うかどうかが少し気になるが大きな問題のないセクションだろう。


4. Minnesota Twins : 12年は、元Rule 5ドラフトピックのScott Diamondがローテの中心を担ったがスタッツ的には平凡で、今後数年に渡って計算できる選手なのかは疑問。元々軟投派を多く抱えるチームで、支配力に欠ける選手が多い。12年のドラフトでは投手へのニーズが非常に大きかったが、タレント重視でByron Buxtonをピック。しかし1年が過ぎ、投手デプスチャートの状況はやや上向いている。

即戦力の予定だったKyle Gibsonは、TJを経て昨季後半に復帰。AFLでは常時93~94 mphと球威が戻っており、近未来の軸として期待したいが、復帰後間もないためか、スタッツ的にはバラついている。Ben Revereを出し、PHIからVance WorleyとTrevor Mayをトレードで獲得。いずれも13年はローテを争うだろう。あとはローテ下位になるだろうが、Liam HendriksもMinorでは文句なしで、一枠を任せたいところ。

Minorでは、12年ドラ1sのJ. O. Berriosは、身長は低めながら、体格的に成熟しており、優れた球威で早めの昇格を期待したい。またDenard Spanを出して、WASからAlex Meyerを獲得した。少し時間はかかるだろうが、上位ローテにもなりうる大器。多くの識者から、全体Top 5に入る投手なら、もう一枚加える意味は大きいだろうが、投手へのニーズは12年に比べれば下がっていると見られている。リリーフに関しては、Matt Cappsは13年までだが、Glen Perkinsはリリーフとして完全開花したし、Mason Melotakisなども早く上がってくるだろう。

捕手はJoe Mauer次第。12年は久しぶりに健康で、打撃では本来の姿を見せたが、それでも捕手での出場は半分程度の70 G強。数年はRyan Doumitがいるし、Josmil Pintoがブレイクしているが、全体4位では多少オーバードラフトになるだろうが、No.1高校生捕手のReese McGuireを考えているという噂も。1BはChris Parmeleeが終盤ようやく少し向上を見せたが、元々パワーに欠け、伸びしろは小さい。ただMiguel Sanoが1Bに移ってくることは確実視されるし、基本的には彼が将来の1B最有力。Travis Harrisonも将来的には移ってくることも考えられるし、1Bよりはピュアな3Bの方がフィットはする。

3Bは現状ではSanoとHarrisonがいるが、Sanoは1B転向が有力だし、Harrsonも1BやOF向き。13年はTrevor Plouffeもまずまずガンバっているし、選択肢はいくつかあるが、打力があって、ディフェンスにも優れた選手がいても良いか。M-IFは、SSは薄い。11年のドラ1のLevi Michaelは期待外れだし、そもそもSSとして厳しいかも。傘下には2BになりそうなM-IFが多く、こちらは厚い。Eddie Rosarioは一応2Bとしてまずまず守っているよう。まだ先は長いが、OFは厚いので、まずはこちらで期待したいところ。

OFはチームでも最も優れたセクションになる。Span、Revereを放出しやや整理したが、Josh Willinghamがまだ数年残るし、Oswaldo ArciaはMLB昇格後、期待より上のパフォーマンスを見せている。Aaron HicksもさすがにMLB適応に時間はかかりそうだが、13年のSTで開幕CFを勝ち取る活躍を見せた。下層には、12年のドラフトNo.1タレントのByron Buxtonがおり、13年は開幕から素晴らしい活躍で、Minor全体でもトップクラスのタレントという評価を不動にしつつある。典型的な両翼タイプはやや少ないし、CFにしても飽和というほどではなくなったが、現時点ではしっかりとした層がありニーズは小さい。


5. Cleveland Indians : 先発投手陣が深刻に不足している。13年はJustin Mastersonが開幕からエースに相応しい投球を見せており、Zach McAllisterも予想以上の活躍を見せているが、Ubaldo Jimenezのトレードは詐欺にあったようなもので全くピリッとしない。Jimenezのトレードで、Drew Pomerantz、Alex Whiteを失ったこともあり、12年のドラフトでは投手を欲しかったところだが、ドラ1を野手のTyler Naquinに費やした。Mitch Brownはまだ先は長いし、投手は非常に大きなニーズ。残り契約期間の短いShin-Soo Chooを出して、Trevor Bauerを得られたのは良かったが、もう何人かは必要だろう。

リリーフはChris Perezと契約延長できていないが、Cody AllenやNick Hagadone等、若いのもいるし、先発タイプが絶対的に必要。捕手はCarlos Santanaがいる。AVGでは多少苦しんでいるが、パワー・選球眼と申し分ない。負担を減らすために1Bでも使い、捕手でLou Marsonを起用することも多いが、Marsonは貧打。今後この体制がどうなるかはわからないが、しばらくのニーズとしては小さいと思う。

1BはMatt LaPortaに長らく期待してきたが、とうとう諦めたのか、Nick Swisherとの契約に踏み切った。Swisherは両翼も務められるが、現在の状況を考えれば、1Bメインで考え、Santanaを1Bで起用する際にOFという形か?3Bは期待のLonnie Chisehallが、懸念されていたパワー不足がもろに的中。それでも13年は再建に当てるだろうし、適応を待つしかない。1Bは2人の選手がフレキシブルに対応できるので、ロスター的には組めるが、Chisenhallを信頼しきるのは難しく、3Bは欲しいところ。

M-IFは強いセクションだ。2BのJason Kipnisはカレッジ時代からOF経験が深く、Cord Phelpsもいるので、場合によってはコンバートもあり得るが、ひとまずは2Bで使うだろう。SSのAsdurbal Cabreraは多少成績を落としたが、あと2年それなりの金額で雇える。引く手もあるし、出すとも言われているが、出した場合でも、Top ProspectのFrancisco Lindorが控えているので、つなぎの選手を探せばいい。再建期なら、PhelpsやJason Donaldで凌ぐのもありかもしれない。また下層には高いポテンシャルを持つ、Dorssys Paulinoもいる。他のポジションを優先すべきだろう。

OFは、RFのChooがトレードされた。CFは、一応Michael Brantleyがいたが、ドラフト指名権を必要とするFAは同じ年に獲った方が良いという戦略に従い、Michael Bournを獲得。NaquinはCFとしてはやや不足気味とも言われているし、CFが足りている状況なら、RFに持っていく可能性が高い。Brantley、Drew Stubbsなども併せて、ピュアな両翼タイプに欠ける。Kipnisも両翼で使えなくもないが、パワーヒッタータイプのC-OFが欲しいところ。Chooが抜けたので尚更だ。


6. Miami Marlins : 12年は少し戦うかのような姿勢を見せてみたが、結局は再びファイヤーセール。Jose Reyes等の売り払われた選手の年俸構成を見ても、いつでも売りに回ることを想定していたように見える。傘下はMinor全体でもTop 10近辺の評価を受けるJose Fernandez、Christian Yelichを筆頭に、ファイヤーセールもあって、比較的充実しているが、現在のフロントの元では、Giancarlo Stantonなどの中心選手を引き留めることは困難だろう。

投手は、現エースのRicky Nolascoも延長でないだろうし、13年限りだろう。将来のエース有力候補のFernandezは比較的体格も完成しているとは言え、さすがに13年頭から使うとは思わなかったが、ここまでのところしっかり投げている。12年ドラ1のAndrew Heaneyも早めに昇格を期待したいところだし、Jacob TurnerもDETの早上げのせいもあり、かつてのような上位ローテ候補とは言いづらいが、取りあえずイニングを稼ぐことはできる。あとは、TORから来たJustin Nicolinoも先発3~5番手で期待できるが、Fernandezと並ぶフロントライン候補が欲しいところ。

クローザーはSteve Cisekはまだ保有年数は長いが、欲を言えばもう一段上の選手が欲しい。まぁ再建中だし、ここを他のポジションより優先することはないだろうが。捕手はTurnerにくっ付いてDETからやってきたRob Brantleyがまずまずだし、J. T, Realmutoもソリッドだが、強いレギュラー候補はいない。08年ドラ1のKyle SkipworthはBust確定的。

1Bは、何度か放出の噂も出ているLogan Morrisonは一応まだ4年雇えるし、選球眼・パワーとまずまずだが、根本的に打てていない。再建中とあって、まだブレイクを待つだろうが、そろそろ新たな候補は欲しいところ。3Bにしても、やはり育たなかったドラ1のMatt Dominguezを諦めたが、これと言った候補もない。C-IFは有力なニーズとなる。

M-IFでは、SSにReyesとのトレードで、Adeiny Hechavarriaを獲得。同じくReyesのトレードで獲ったYunel EscobarもTBに出して、Derek Dietrichの交換している。Hechavarriaはオフェンス、Dietrichはディフェンスに難があるが、まずはこの2人に期待するところ。2Bは、12年に上がってきたDonovan Solanoがまずまず。まだ信用できるかはわからないが、Chris CoughlanやDietrichなどの誰かを併せて凌ぐだろう。

OFはStantonと延長さえできればかなりの長期間盤石になりそうだがどうか?Yelichは元々高く評価されるコンタクト能力に、パワー・走力と5ツールいずれも見せている。元々はLFと見られていたし、CF守備の評価が非常に高いJake Marisnickが伸びればLFだろうし、そうでないならCFだろう。その場合は、RFのStantonにブロックされているMarcell OsunaをLFに持ってくるか?少なくともStantonが抜けるまではOFのニーズは低そう。


7. Boston Red Sox : 投手は数は揃っているし、今季はClay Buchholzがエースとして申し分のない投球を見せている。傘下でもAllen Webster、Matt Barnesらが、先発三番手以上のポテンシャルを見せており、ここ数年と比較すれば、投手の需要は少し小さくなった。ポジション別で言えば、絶対的に足りていないのは、Adrian Gonzalezを放出したこともあり1Bだろう。即戦力で主軸を打てる1Bがいれば申し分ないが、将来を見据えてもパワーヒッターの可能性を少なくとも1人は得ておきたい。

OF両翼も、それなりに数はいるが、Bryce Brentzなどを含め、まだどうなるかわからない。リスクの高めな選手が多い。左打ちのパワーヒッターや、5ツールタイプの上限の高い選手が欲しいところ。3BはWill Middlebrooksに、Xander Bogaerts、Garin Cecchiniと十分。SSもJose Iglesiasを筆頭に、Deven Marreroなど多く補充した。CFは守備の良い、Jackie Bradley Jr.がおり、緊急のニーズではないが、下層はやや薄くなっている。


8. Kansas City Royals : 一時期は、投手・野手のどちらにも、素晴らしい評価をされるProspectを抱えていて、ここ数年で最強のMinor組織と言われていたが、野手が順調に育っていったのに対し、Mike Montgomery、John Lamb、Chris Dwyerといった選手が上手く伸びず苦しんでいることもあり、投手陣はなかなかローテが揃わなかった。業を煮やしたのか、Wil Myersなどを出して、James Shieldsの獲得に走った。Shieldsはさすがだが、まとめて獲得したWade Davisは、リリーフで良くなってきたので、再び先発期待したものの今一つ。Ervin Santanaは狙い通り復活したが13年限り。Shieldsも14年のオフにFA。取りあえずこの2年に焦点を絞った形で、それ以降に関しては別途候補を揃えていく必要がある。

Minorの先発では、Jake Odorizziを出したが、Kyle ZimmerはNo.3スターター以上になれる可能性が高いし、比較的投手としてのキャリアが浅く、それ以上になる伸びしろも十分に残す。Danny Duffyは制球難だが、まだ可能性を残す。それ以降は確実と言える選手がいない。投手のニーズは高い。即戦力の先発は欲しいところだし、地元出身のRyne Stanekなどはよくフィットしそう。Yordano Ventutaはパワーアームだが、リリーフの可能性もある。リリーフに関しては、Greg Holland、Kelvin Herrera、Aaron Crow、Louis Coleman、Tim Collinsと若手が非常に豊富で充実している。Sam Selmanもすぐに加わるだろう。

捕手はSalvador Perezは早打ちだが、安定してAVGを残しており、格安でしばらく雇える。後続は、Cameron Gallagherはいるが薄く、獲っても良いポジションにはなりそうだがドラ2以降か?1Bは、Eric Hosmerが昨季の不振に加えて、今季もパワーを発揮できていない。さすがに現時点で諦めることはないだろうし、一応Billy Butlerを1Bで使うこともできなくはないけど、やや不安も強くなってきている。3BはMike Moustakasの開花待ち。傘下にはCheslor Cuthbartもいるが、Moustakasの失敗に備えて、場合によっては1B/3B両睨みで早めに動いてもおかしくはない。

M-IFでは、SSはAlcides Escobarが、2年ほどの低迷から脱出。打撃に関しては不安もなくはないが、元々素晴らしい守備が売りの選手で、許容を超えなければ問題ないだろう。Escobarは17年まで雇えるし、下層だがAdalberto Mondesiもいる。2BはJohnny Giavotellaは思ったより適応に苦しんでいるが、Christian Colonもいるし、M-IFトータルでしっかりとした構想が描けている。

OFもAlex GordonはすっかりLFに定着した。CFがBubba Starlingが上がってくるまでのつなぎが必要。一応Lorenzo Cainがいるし、どうしても必要ということはないが、Starlingは身体能力は申し分ないものの、ややコンタクトのツールに疑問もあるし、CFでHigh Ceilingな選手は獲っても良い。RFは、Myersを出した。これは多少もったいない感が強く、将来的には、Jorge Bonifacioや、Elier Hernandezのような若い選手もいるが、直近でRF候補がいなくなってしまった。とは言え、Myersを出してまで勝負モードに切り替えたので、ここはトレードやFAでの補強を考えることになりそう。


9. Pittsburgh Pirates : 長いこと低迷期間が続きながらも、ドラフトで指名した選手が失敗続きで、なかなかチーム力が上向かなかったが、いよいよ少しずつ整ってきた感。投手陣はまだ弱いが、13年後半にはGerrit Cole、Jameson Taillonが上がってくるのは織り込み済み。この2人でフロントラインを確立できるだろうから、あとはNo.3~5スターターを埋めればいいということで割と動きやすくはある。No.3は、Luis Herediaは先が長いが、上手くいけば強力な上位3枚が完成する。

ベテランが1枚欲しいところで、13年限りのA. J. Burnettか、14年までのWandy Rodriguezのどちらかと3年程度の延長ができれば。最悪の場合は、あと3年残るJames McDonaldでも良いが、調子を崩すことも多い。あとの1、2枚はJeff Lockeや短期契約などで埋められなくはないが、即戦力でHigh Floorな先発候補は1枚欲しいところ。

リリーフではJoel Hanrahanを放出。昨季開花したJason Grilliと2年延長したが、将来のクローザー候補はやや弱い。Kyle McPhersonか、球威のあるVictor Blackが成長すれば可能性はあるが、カレッジの選手を好むチームだし、Corey Knebelなどのカレッジの即戦力リリーフが比較的フィットするチームではある。捕手は、09年全体#4のTony Sanchezがイマイチだったが、13年は開幕からAAAでまずまず。Russell Martinと契約したし、Michael McKenryも悪くない。McKenryはまだ保有期間も長く、さほど困っているポジションではなさそう。Wyatt Mathisenも才能のある選手。

1Bは、Garrett Jonesはそこそこだし、あと3年残るが、スーパー2でやや割高。Gaby Sanchezもプラトーンのレベルだろう。傘下の1BでトップはAlex Dickersonだが、こちらも育ってプラトーンというところに見える。3BはPedro Alvarezはパワーはさすがだが、元々の期待通りには行っていない。守備は常に疑問を呈される選手だし、場合によっては3Bの選手を加えて、Alvarezを守備の負担の少ない1Bに持っていくことも考慮したい。そういった意味で、元々3B Prospectも薄いし、ここはニーズの1つだろう。

2Bは地元出身のNeil Walkerがいて、延長を考えているだろう。SSはAllen Hansonがブレイクしたが、まだMLBまでは少しかかる。守備位置的にもどちらかというと2Bの方がナチュラルとも。即戦力のSSがいれば是非欲しいところだが、13年ドラフトはカレッジのSSは弱い。ドラフトでここのニーズに合わせるよりは、他の補強手段を考慮すべきか。

OFは、Andrew McCutchenが大黒柱。よりCF守備に優れる選手が上がってこれば両翼に移るかもしれないが、チームの顔でもあるし、ひとまずはCFで使い続けそう。Jose Tabataは不良債権化し、Starling Marteにレギュラーを奪われた。どちらも選球眼が弱点の選手で、今後も向上がないようであれば、常にリプレースの可能性はある。11年に$6Mを積んで獲ったJosh Bellは、将来のLFの有力候補だが、1年目はケガに悩まされた。TORから移って、再ブレイクを期すTravis Sniderや、Hanson以上の評価を受けるGregory Polancoなどもおり、割と候補は豊富。あまりニーズは大きくないセクションだろう。


10. Toronto Blue Jays : 傘下の、特に投手層は素晴らしい組織だったが、NYY、BOSが力を落とした13年を勝負の年と見て、まだ戦力化に数年掛かるProspect達に賭ける代わりに、即戦力と引き換える道を選んだ。ただそうして得たJosh JohnsonやMark Buehrleらが今一つなのは残念。Aaron Sanchezはまだ残るが、Roberto OsunaはTJの可能性で、Noah Syndergaard、Justin Nicolinoなども放出してしまった。Daniel Norrisも失敗気味。Marcus StromanやJohn Stilsonは早く昇格するだろうが、リリーフの可能性が高い。しばらくは戦い続ける必要があるし、すぐに上の戦力となる訳ではないが、将来を見据えても、近未来のトレードバイトとしても、投手へのニーズは強くなっている。

野手では、捕手ProspectではMinor全体でもトップを争っていたTravis d'ArnaudをR. A. Dickeyの見返りとして放出。TORはd'Arnaudのポテンシャルよりも、J. P. Arencibiaのこれまでの実績を重視しているという話も聞こえてきてもいたし、こうなればArencibiaとの延長を目指すのが良い気はする。一方で傘下の捕手層は薄くなったし、若い選手を獲得しておくのは悪くない。

IFでは、1BはEdwin Encarnacionがブレイクを果たし、契約延長したが、年齢的には若くはない。3BもBrett Lawrieがいるが、Minorにはめぼしい選手はおらず、C-IFは大きなニーズとなりそう。M-IFは、Reyesの加入により、SSはしばらくブロックされることに。ただ2Bも薄いので、オフェンスに優れたM-IFはいても良い。

OFでは、CFは豊富。ツールの評価の高いJake Marisnickを出したが、Colby Rasmusに、12年にMLBにデビューした、好守のAnthony Goseもいる。12年ドラフト上位指名の、D. J. DavisやAnthony Alfordと、上位ProspectはいずれもCFタイプで、特にGoseやDavisは両翼としてはパワー的に不足の可能性も高い。Jose Bautistaも、年齢はそれなりに高いし、打ててパワーのある典型的な両翼タイプも欲しいところ。内外野両翼のどこでも良いので、しっかりしたパワーの可能性を得ておきたい。


11. New York Mets : チームの顔であるDavid Wrightとは延長したが、基本的には再建期で、現レギュラーの多くはつなぎの存在。ただいくつかのトレードでせしめたProspectを含めて、次代の核は育ってきており、その筆頭は今季MLBデビュー後、MLB全体でもトップクラスの支配的投球を続けるMatt Harvey。それに今季中には昇格するであろうZack Wheelerの2枚は強力なフロントラインを形成するだろう。

今季はJon NieseやDillon Geeは今一つだが、R. A. Dickeyのトレードで得たNoah SyndergaardもHarvey、Wheelerに加わって右腕エーストリオになるだけのポテンシャルがあるし、Luis Mateo、Rafael Monteroらの第2陣Prospectもまずまずの層を持っている。リリーフに関しては、クローザーはBobby Parnellと延長したい様子だがまだできていない。Jenrry Mejia等、比較的リリーフ向きと見られる選手も多く、先発からのコンバートで後ろリリーフを輩出することもできそうだし優先度は低いだろう。

捕手はDickeyのトレードのセンターピースである、Travis d'Arnaudはややケガが多いが、Minor全体でもトップクラスの捕手Prospectであり、当然13年後半にはレギュラー定着を見込んでいるだろう。Kevin Plaweckiも13年開幕から好調。捕手はニーズは低めだろう。1BはIke Davisが昨季から打てていない。MLBでの実績も十分ではなく、そろそろ後釜の候補が欲しい。場合によっては長期契約の残るWrightをそちらに持っていくこともありうるのかもしれないし、計算しづらいが、Wilmer Floresもいる。3Bは20年までWrightがいるはず。しばらくは3Bでプレーするだろうし、緊急のニーズではない。

M-IFはまずは12年のドラ1のGavin Cecchiniがいて、基本的には将来のSSとして期待したいが、13年もショートシーズンでプレーするようで、しばらく時間がかかりそう。Ruben TejedaやDaniel MurphyもPOを目指すチームの主力というには頼りない。OFはBrandon Nimmoが開花の気配。CFかLF辺りで期待するだろう。Lucas Dudaはパワーもあり、1B/OFで使えるので、計算に入れやすいが、パワーのある典型的なRFは欲しいところ。


12. Seattle Mariners : PO争いに絡めない時期が続き、Felix HernandezもFAに出るかと思っていたけど、最長20年までで、しかもHernandez級の選手として比較的リーズナブルな契約で引き留めることに成功。昨季評価の高かった3人(Taijuan Walker、Danny Hultzen、James Paxton)がMinorに控えている上に、その3人を追い越して開幕ローテを掴んだBrandon Maurerや、ベテランらしい投球を見せる岩隈久志やJoe Saundersらもいる。昨オフにはHultzenあたりを絡めてJustin Uptonを狙ったように、投手はTop Prospectをトレードバイトにする余裕すらある。

リリーフに関しても、三振の獲れるCarter Capps、Stephen Pryorが上がってきたし、Tom Wilhelmsenなどと合わせてまずまず。左でも先発から移ったCharlie Furbushがガンバっている。捕手に関しては、12年全体#3のMike Zuninoは昨季の凄まじいデビューから一転、今季はPCLのAAAでも苦しんでいるが、近い将来にはJesus Monteroを打撃に専念させるようになるだろう。

1BはJustin Smoakがやはり開花の気配がない。業を煮やして、Kendrys MoralesにMichael Morseと獲ってみたが、いずれも13年オフにFA。Monteroを1Bで試したりを真剣に考えた方が良さそうだけど、それはそれとしても1BやC-OFタイプは強いニーズとなる。3Bは、12年に引き続きKyle Seagerがガンバっているし、まだしばらく安く使えるので、当面はレギュラーを務めるはず。ただ本来のパワーポテンシャルからすれば、これ以上の上積みは厳しいだろうし、1Bの状況と打者不利の本拠地も考えれば、打てるC-IFの需要はありそう。

2Bは強固。Ackleyは、12年に数字を落としたが、元ドラフト全体#2として、復活してもらうのは当然と思われているはず。ただAckleyがこのまま沈んだり、コンバートしたとしても、既にAAで素晴らしい成績を残しているStefen Romeroがいるし、Nick Franklinも最近はSS守備の評価を上げているものの、元々2Bが適性との声が強い選手だ。一方SSは、打撃での貢献がゼロに等しいBrendan Ryanは、いくら守備面のアドバンテージがあるとは言え、リプレースは常に探っていくだろう。こちらも昨季AAで素晴らしかったBrad Millerは以前は2Bだろうと言われていたが、ここ数年でSSで使えると言われるように。

FranklinとどちらをSSで使うかはわからないが、取りあえず先にMLBに辿り着いたFranklinの様子を見て考えるか?守備の良いRyanを控えに置き、FranklinかMillerのどちらかへと徐々にシフトできれば言うことなし。OFは、Franklin Gutierrezは相変わらずケガがち。Michael SaundersもCFとしてはスケールは大きいが、AVGがついてきていない。両翼もこれといった候補すらいない。2Bで重なっているAckley、Franklin、Romeroの内の誰かをOFにコンバートして1枠はなんとかできるかもしれないが、それでも。最低2枚は足りないだろう。投手が比較的豊富でもあるし、今季はOFを中心にドラフトに臨む可能性が高そうだ。


13. San Diego Padres : 全組織中でもトップクラスの分厚いMinor層を持ち、そこから選手を輩出するなり、トレードで消費するなりして、そろそろ14年あたりからPOを目指した戦いに切り替えても良さそうなチーム。その中心になるはずの選手としては、何と言っても昨季ブレイクしたChase Headleyだろう。ただ14年オフにはFAが迫る選手で、延長がまとまらないのであれば、放出も考慮するだろう。

投手の層は非常に厚い。Casey KellyはTJで全休となったし、Edinson Volquezは13年オフに抜けるが、今季はAndrew Cashnerが、遅ればせながらその素質を見せ始めている。MLBに近い位置にBurch Smith、Joe Wieland、Robbie Erlinなどがおり、下層にもClayton Kershaw以来のHS左腕と言われるMax Friedを筆頭に、12年のドラフトでは若い投手を大量に蓄えた。ただMLBにすぐに適応して、ローテ上位になれる選手はおらず、FAや豊富なProspectを生かしてトレードを行う必要がありそう。本拠地が投手有利で、そこまで圧倒的なスタッフがなくても活躍できるということもあり、比較的トレードでは動きやすいはず。

リリーフはHuston Streetが最長15年まで、Luke Gregorsonがあと2年でFA。Gregorsonとは延長を狙いそうだが、14年あたりから戦うなら、即戦力リリーフもそれなりにフィットするタイプのチームだろう。捕手はYasmani Grandalが14年からレギュラーに定着するはずだったが、薬物違反で出場停止。とは言え、やはり近未来の軸にはGrandalを据えるだろうし、Nick Hundleyも15年まで契約が残る。さらに11年にAustin Hedgesをオーバースロットで射止め、12年は同じく11年のトップHS捕手だったBlake Swihart以上の活躍を見せた。全く不安のないポジションだろう。

1BはYonder Alonsoがおり、パワーは今一つだけど、そこそこのレギュラークラス。3BにはHeadleyがいる。Headleyと延長できるか次第だが、そうなれば短期的には大きな不安はなさそう。M-IFに関しては、3BをHeadleyにブロックされているJedd Gyorkoが2Bでプレー。守備面で若干不安もあるが、この方がオフェンス面のプラスは大きい。Headleyを引き留められなければ、Gyorkoを3Bに戻す可能性が高そう。2BにはAlexi Amaristaに加えて、11年全体#10のCory Spangenbergもいるが、期待外れ気味。Gyorkoを3Bに戻すことになるなら、このどちらかには戦力になってもらいたいところだが。

SSはJace Petersonがいるが、比較的薄いポジションだ。CFはCameron Maybinを最長17年まで抑えているが、攻守にもう一歩。09年全体#3だったDonavan Tateは完全に失敗だった。Carlos Quentinも16年まで雇えるし、両翼タイプではRymer Lirianoもいるが、OFはニーズは高めだろう。


14. Arizona Diamondbacks : 精神面から、その偉大なポテンシャルを安定して発揮できなかったJustin UptonをATLへ放出。大物感の薄いチームとなっているが、当初疑問に思われていたTrevor BauerとDidi Gredoriusの交換も良い結果となっており、Kevin Towers GMの手腕はなかなかのものがある。Minorもここ数年強く、レギュラークラスやその期待の掛かるProspectを多く抱え、特に投手陣は、全MinorでもトップクラスだったBauerを規律面の理由で放出できるほど充実している。

投手に関しては、昨季ブレイクしたDaniel HudsonをTJで失ったが、やはり昨季ブレイクしたWade Mileyを筆頭に、実績のあるIan Kennedy、Trevor Cahillも最低3年は残る。そして今季上がってくると見られていたフロントライン候補のTyler Skaggsを抑えて開幕からローテを張るPat Corbinなど層は完璧。さらに期待度の高いArchie Bradleyが今季は開幕から素晴らしく、来年後半には昇格、そして豪華な投手陣のエースとなっていくはず。David Holmberg、Andrew Chafinなどその下の層も分厚い。

リリーフに関してはさほど大物を抱えていないが、トレードするなり、余剰の先発候補を回すなり、どうにでもできるだろう。捕手はリーグ屈指の捕手に成長したMiguel Monteroと17年まで延長。先は長いが、素質のあるStryker Trahanを昨季のドラフトで手に入れており問題なし。1Bも最近では珍しくなった、クラシカルなパワーヒッターのPaul Goldscmidtときっちり延長している。1B/3BのMatt Davidsonは個人的なお気に入りの選手で、使わないなら譲ってもらいたいくらい。

3BはUptonの見返りとして、地味ながらも貢献度の高いMartin Pradoをセンターピースとして受け取り、さっそく16年まで延長。今季はやや打てていないし、Aaron Hillの故障で2Bに回っているが、レギュラーの選手としては珍しく、どこでも守れる選手で、汎用性が高い。Davidsonあたりを絡めていけば十分そう。2BもHillと16年まで延長。ケガ後、多少成績を落としても、Pradoを併用したり、SSでブロックされるかもしれないChris Owingsを持っていけばよいだろう。SSは前述のようにGregoriusが素晴らしいMLBデビュー。ただMinorでの成績はイマイチで、まだ完全に計算できるとは言い難いか。守備への才能は高いし、ポジション柄ある程度成績を落としても、守備で期待できるうちは使いそうだが。後続はOwingsもいる。

OFは、元々Uptonがいて、守備の良いGerald Parra、打てるJason Kubel。さらにAdam Eaton、A. J. Pollockという2人が起用可能になったことから、Kubelあたりの放出を目論んでいると見られていたが、結果的にはUptonの放出となり、それを見越してCody Rossと契約。Rossは最短でも15年まではいるので、そこまでは基本的に使わざるを得ないし、そうなると最低でも、Kubel、Parra、Eaton、Pollockの誰かが余剰となる。年齢から言えばKubelは長期構想にはからめ辛いし、出してもよいかもしれないが、残りの3人は基本的にCFタイプ。噂が立ちながらもKubelをここまで出していないのは、純粋に打撃面を見た場合に、CFタイプのみで固めるのはやや弱いという判断か?現状を見る限り、EatonとPollockをオーディションにかけていて、敗れた方はトレードバイトというカンジになるかも。両翼タイプのパワーヒッターは加えておいても良いかもしれない。


15. Philadelphia Phillies : 完成に近づいたチームだったが、昨季はPOを逃し、Michael Youngなどのつぎはぎをして、再びPOを目指した今季も下位に低迷。ついにこの夏はCliff LeeやJonathan Papelbonなどの高額契約者をファイヤーセールに出し、真剣に再建期に入りそう。投手陣では、Roy Halladayは現状で出せないだろうけど、14年までなので、出せる機会が来れば出すだろう。Leeもこの夏に売却されるだろう。一方19年まで契約の残るCole Hamelsは残すだろうが、できるだけ早く再建期を終えて、意味のある契約期間の割合を増やしたい。

その他では、Kyle Kendrickはまずまずだがあと2年。ここもトレードの駒になりそう。最近上がってきたJonathan Pettiboneはローテ下位で期待。傘下では今季はJesse Biddleが素晴らしく、地元出身でもあるし、Hamelsと並ぶ次代の投手陣の顔になるはず。一方他は目立つ候補いない。再建期とあっては、まずは投手の補強が最重要になりそう。リリーフでは、Papelbonは良い話が来れば出すだろうが、球威のあるEthan Martinなどはクローザー候補として面白いかも。

捕手はCarlos Ruizは頼れる選手だったが、今オフにFA。本来ならば延長しておく選手だったが、チーム状況に加えて、薬物使用での出場停止があったし、このまま見送りか?後続はTommy Josephがいるがまだ遠い。とは言え、再建期ならしばらくつなぎの選手を使うだろう。下層にも候補はおらず、加えても良いが、優先順で考えれば低そう。1Bは今のRyan Howardを引き取ってくれるところはないだろう。成績を戻して欲しいが、ダメなら昨季ブレイクしたDarin Ruffを併用するなどして対応か。

3BはオフにYoungが抜けたあとはCody Acheがいる。しばらく適応期間が必要だろうが、リビルド期間を終えるまでに定着してもらえれば。とは言え後続はいないし、1Bの状況もあるので、C-IFで1枚得ておいても悪くない。2Bは長らくチームの顔だったChase UtleyがオフにFA。近年のケガの多さを考えれば、長期契約はもちろんないだろうが、今も出ている限りはまずまずのレギュラークラスだし、安めの額でオファーはしそう。将来の候補は必要だが、ポジションがら優先度は低い。

SSはJimmy Rollinsは最長で15年まで。そこまでは出し時を見ながら使う形か。後継者としてはRoman Quinnがいる。まだ少しかかるし、元々は素晴らしいスピードを生かしてCFに転向するかと見られていたが、守備の方もまずまずやっているようだ。OFはTorevor Mayなどを出して得たBen Revereがイマイチ。まだ5年近く雇える選手だし、取りあえずは使うだろうが、打撃の上限も低いし、次の候補も欲しいところ。両翼もDomonic Brownが今に至るまで開花できていない。OF全般は大きなニーズとなりそう。


16. Milwaukee Brewers : 一時期非常に投手が薄かったが、現在では枚数はまずまずになってきている。ただYovani Gallardoはイマイチ開花しきれておらず、Marco Estrada、Wily Peraltaらも、元々身長が低めで、リリーフ向きと言われていた選手たち。昨季開花したMichael Fiersも昨季はフロックだった感が強い。値下がりしたところを抑えた戦略は良かったと思うが、Kyle Lohseも今のところ平凡。

Tyler Thornberg、Jimmy Nelson、Johnny Hellwegなどもリリーフという意見が多いし、Tayler Jungmann、Jed Bradley、Eric Arnettらの過去数年のセーフティーなはずのドラ1カレッジ投手がイマイチなのも痛い。上記の選手たちやMark Rogersなど、リリーフなら使えるかもしれない選手は多いが、先発はまだ必要だろう。

一方野手は全体的に生え抜きを中心にしっかりした構成。捕手はJonathan Lucroyを最長17年まで抑えた。昨季のドラ1の若いClint Coulterをじっくり次代に向けて育成したい。1BはCorey HartがオフにFA。短めの年数で延長したいような素振りを見せていたが、Hunter Morrisも控えており、絶対に必要というほどではないか。Morrisもまだ不安はあるし、3B候補がいないので、1B/3Bの選手を獲る選択肢はあり得るが、将来的には12年ドラフトNo.1パワーヒッターのVictor Roacheを1Bに回すこともできるし、Morrisの状況を見ながら、Hartと延長するか考えるくらいで良さそう。

一方3Bは弱い。一応Aramis Ramirezを15年まで残すことはできるが、3Bは将来の候補を探しておきたい。2BはRickie Weeksが今季不調。Scooter Gennettもいるが、SSはJean Seguraで目途が立ったし、SSの保険も兼ねて早めに昇格できるカレッジのM-IFを獲っても良いかも。SSは元々は2Bが有力と言われていたSeguraが攻守に期待以上。延長を考えるだろう。

OFはCFはCarlos Gomezが17年まで、LFはRyan Braunが最低でも20年までいる。RFはパワーのあるRoacheをいずれ使いたいが、1Bなどに回す場合でも、現在ガンバっている青木宣親に、Mitch HanigerやLogan Schaferなどいくつか選択肢がある。ニーズとしてはそれほど高くはなさそう。


17. Chicago White Sox : Chris Saleの先発転向は予想以上に上手くいったが、以降は若手の突き上げがなく、John Danks、Jake Peavyと延長して何とか形をつないでいる状態。Jose QuintanaやHector Santiagoは今季ガンバっているが、長期間安定してローテを張れるだろうか?Simon Castroや、Nestor Molinaはトレードでの見極めがやはり今一つだったか、というカンジでイマイチ。

Erik Johnson、Scott Snodgress、Andre Rienzoらも、所属クラスの割には年齢が高く、通常の組織ならミッドレベルという程度に見える。リリーフでは、Addison Reedを筆頭に、それなりに若手もいるが、やはり先発のニーズが非常に大きい。即戦力も欲しいが、そこだけを重視せず、しっかりとしたCeilingを持つ選手が欲しいところ。

捕手はTyler Flowersの適応が見られず。09年ドラ1のJosh Phegleyが今季少しガンバっているが、ここもニーズにはなるだろう。1BはAdam Dunn、Paul Konerkoがまだいるし、将来的にはDayan Viciedoを移しても良い。下層にはKeon Barnumもいるから、取りあえずは他のポジションの方を優先したい。

3Bは昨季は悲惨な状況だったが、今季はタダ同然でSFから獲得したConnor Gillaspieがよく打っている。パワーはさほどないが、守備への評価はまずまずで、ひとまずはレギュラーで使いそう。傘下では、Carlos Sanchezは、AAでも無難に打っており、一応IFの3ポジションを務めるが、3Bとしては体格・パワーが全くない。M-IFはAlexei Ramirezは毎年成績が落ちている。2BはGordon Beckhamをまだ残してはいるが、期待度は完全に失い、Jeff Keppingerを補強。本質的にはIF-UTだが、2Bとしてはまずまずだし、ひとまずはしばらく彼で凌ぐか。Sanchezあたりが打てるなら、やや高いが控えとしても有用。

OF両翼では傘下最大のProspect、Courtney Hawkinsは、12年の高卒ながら既にHigh-Aまで来ており、打撃はズバ抜けている。CFもTrayce Thompsonがやや粗いながら、ツールを見せている。1年なら、Jordan DanksやAlejandro De Azaでつなげるだろう。近年の上位指名が投手がOFに集中していたこともあり、他にも11年のドラ1、Keenyn Walkerや、09年ドラ1のJared Mitchellなどもいるし、13年はもう少しニーズの強いポジションを補強したいところ。


18. Los Angeles Dodgers : オーナー交代により、西の悪の帝国となっただけあり、各ポジションに大物を大型契約で抱えている。特に先発とOFはそう。先発はZack Greinkeが17年まで。ただまだ判断するには早いが、ここまでところではケガもあり、早速不安が的中している。BOSから大型契約を引き取ったJosh Beckettもイマイチ。本人が引退を考えているという話も出ていたけど、残りの契約の一部を買い取って引退してもらうのが一番被害が少ないかも。

エースのClayton Kershawはオフに調停があり、このままで行けば14年オフにFA。当然今オフには延長を持ち掛けるだろう。そのためにもBeckettにはペイロールを空けてもらいたいところだが。もう1人の生え抜きのChad Billingsleyも今季はTJ。最長15年まで残るが、近年はケガが相次いでおり、このままバーンアウトの可能性も。Hyun-Jim Ryuはここまで期待以上。Kershawには残ってもらうとして、上3枚は何とか。Chris ReedやZach Leeではやや弱い気もするが、一応下位ローテなら何とか埋めるだろう。Ross Striplingも個人的に好きなProspectだ。ただKershawが抜けるなら補填は困難。

リリーフはKenley Jansenをクローザーに抜擢しない理由がわからないが、左はPaco Rodriguezがいるし、後ろはそれなり。捕手はA. J. Ellisは開花したカンジで、今年もまずまずソリッドに打っている。他のポジションの年俸が嵩んでいることを考えれば、捕手はしばらく彼でいくだろう。控えも守備の良いTim Federowiczはまだ若くて安いので、控えで使っても構わない。

1BはAdrian Gonzalezの18年までの巨大契約をやはりBOSから引き受けた。パワー・選球眼というところで、もう一歩期待されたレベルには届いていないが、コンタクトと守備からしても十分リーグの平均以上。COLのTodd Heltonのようにパワーが落ちて行かないかだけが気にはなるが。IFの残りはやや弱い。あと2年Hanley Ramirezがいて、SSか3Bを務めるはずだけど、あと2年ならSSで考えるか?

3BにはCorey Seager、2BにはJesmuel Valentin-Diazという12年のドラ1コンビがいるが、さすがにまだ先は長い。余剰気味のAndre Ethierなどで上手くこのあたりにハマる即戦力を獲れれば良いけどどうか?しばらくは戦い続けるチームだけにFAに頼ることにならざるを得ないかも。OFは鉄板を通り越してがんじがらめ状態。Matt Kempが19年、Carl Crawfordが17年、Ethierが最短で17年まで契約が残る。いずれも年俸に見合った働きはできておらず、しかもOFのTop ProspectのYasiel Puigもそろそろ使える。Joc Pedersonも悪くないし、1枚はどうにか動かしたいが、額的に最も動かしやすいEthierが今季は良くない。身動きが取れない状態がしばらく続きそう。


19. St. Louis Cardinals : リリーフのやり繰りに少し苦労しているが、30球団中でMLBから傘下Minorまでのトータルの状態が最も良いチームだろう。ちょっと前まで薄かったMinorはオフには全チーム中No.1のMinor組織と言われるように。分厚い投手層を含めて、ほとんどのポジションに死角がない。特に先発では、Chris CarpenterにJaime GarciaまでをTJで欠きながらも下から次々と選手を供給している。Shelby Millerは既に上位ローテに近い働きをしているし、Adam Wainright、Lance Lynnといったところもさすがの安定感。

Jake Westbrookまでが離脱したが、昨季のドラフト後から評価がうなぎ上りのMichael Wachaが順調なMLBデビューを飾っている。リリーフにしても、昨季ブレイクしたTrevor RosenthalやJoe KellyにチームのTop Prospectの1人のCarlos Martinezが先発の枠がなくてリリーフに回っている贅沢な状態。WainrightやLynnなどもリリーフで実績を積ませて先発にしっかり定着させているチームだし、そういった現在のリリーフ陣も含めて、投手陣は盤石だろう。クローザーに関してもJason Motteと延長できなくても、先発から漏れた選手を回すことでどうにかなりそう。

捕手はYadier Molinaが全盛期を謳歌している。守備でも衰える兆候すらなく、18年までしっかり延長にも成功している。C-IFも昨季ブレイクしたMatt Carpenter、Matt Adamsという2人は今季も開幕から好調ながら、Allen Craig、David Freeseという実績のある2人にブロックされて、出場機会が足りないような状態。M. Carpenterの方は2Bで機会を与えているが、そこも遠からずKolten Wongが付き上げて来るだろう。

SSは唯一の弱点。とは言うものの、Rafael Furcalを欠きながらも、Pete Kozmaはまずまずやっている。攻守にそこそこバランスの良いRyan Jacksonもいるが、やや大物感には欠けており、ニーズという面では相対的には最も高いか?他球団に比べれば緊急度合は全くないのだが。OFは16年までは最低残るMatt Hollidayがやや不調。実績のある選手だし、戻してくるとは思うが。CFはJon Jayはスーパースターではないが、守備面を含めてソリッドなレギュラークラス。

今季もさすがに打っているCarlos BeltranはオフにFA。何と言っても、RFはMinor全体でもトップを争うSuper ProspectのOscar Taverasがいるし、直近で言えばCraigや、M. Carpenterを使えなくもない。ただパワー面・実績から言って、計算できる選手だし、残す方向も考えそうだが。Stephen PiscottyやJames Ramseyなどすぐに上がって来れる選手も豊富で、需要よりも供給の方が多いくらいだ。ただオフェンス面でJayに勝るCFはリスクが高い選手でもうまく行けばアップグレードになるので良いかも。


20. Detroit Tigers : Justin Verlander、Doug Fister、Max Scherzer、Rick Porcello、Drew Smylyと5人のローテが揃っていた上にAnibal Sanchezとの再契約に成功。Smylyをリリーフに回している。絶対的エースVerlanderを中心に、全員比較的健康でイニングを稼げるし、強力打線と相まって、ALでもトップクラスの戦力を維持している。ただ、Adam Wilkは平凡、Casey Crosbyも制球に苦しんでおり、先発の可能性のある上層のProspectはほとんどいない。

延長の可能性もあるとは言え、Verlander、Scherzerは14年まで、Porcello、Fisterは15年までとなっている。元々じっくり育成した自前の選手を使うよりも、トレードやFAでの強化を好んできたチームだ。Sanchezと再契約したため、まだ若いSmylyやPorcelloで動いてきそう。Porcelloは、早上げで大成しなかった、元超有名Prospectの放出の最新の例になるかも。

リリーフに関しても、あまり育成には頼らないチームだが、今季は剛腕Bruce Rondonにクローザーを任せようとした。たださすがにMLB経験無しからのいきなりクローザー抜擢はムリが過ぎた。リリーフ補強の噂も多いし、既にJose Valverdeを呼び戻してはいるが、ドラフト上位で即戦力のリリーフを獲りそうなチームだ。久しぶりのドラ1はもう少しHigh Ceilingな選手を狙いたいところだけど。捕手はAlex Avilaがあと3年残る。予想以上の活躍を見せたデビューからの3年から、多少落ち着いてきてはいるが、選球眼も良く、悪くないレギュラー捕手と言える。今のところパワーはさっぱりだが、James McCannも控えくらいには育つかも。

C-IFは、DETの象徴とも言える充実のセクションだろう。1BはPrice Fielderが20年までおり、3Bには12年のAL MVPのMiguel Cabreraが。14年まで残る、Victor Martinezも、放出するつもりはないようで、取りあえずはDHでの出場がメインになりそう。ただ後続はいないし、このチーム唯一のPremium ProspectのNick Castellanosも既にOFに移っている、M-IFは、Jhonny Peralta、Omar Infanteが13年限り。Prospectも、下層にEugenio Suarezがいる程度で、非常に薄い。チームのニーズ的には最も強いポジションだろう。

OFは、Austin Jacksonを筆頭に、キャリア終盤のTrii Hunterを含めて、大物はいないにせよ、層は厚い。中軸を打てるような選手がいないのが難点だが、強力な内野陣がそれを十二分にカバーしている。Avisail Garciaなど、上層の選手を調子次第で使って行けば十分だし、完成される前に使うチームということで、不安も大きいが、CastellanosもOFに移った限りには13年後半くらいには上で使い始めるんじゃないかな?


21. Los Angeles Angels : 核となる選手の多くが15~16年までの契約で、Minorは弱く、それ以降に関しては全く目途は立っていないが、ひとまずはそこまではMinorをトレード等で消費しながらも戦うのだろう。投手陣は、エースJered WeaverにC. J. Wilsonと上位ローテはしっかりしている。一方、オフにZack Greinke、Dan Haren、Ervin Santanaを放出して、Tommy HansonやJason Vargasに置換してみたが、やや平凡感は拭えない。Weaver、Wilsonが16年まで、Hansonが15年までで、Minorにも先発の人材は少なく、投手Prospectの補充は急務と言える。昨季先発で期待していたGarrett Richardsは、まだMinorでもやることがあるように見える選手だし、現状はリリーフで使っている。Nick MarondeもMinorで先発をやらせてきたし、上でも先発で試してみるようだが、カレッジ時代からリリーフだったし、耐久力・サードピッチ等で不安も大きい。

リリーフに関しては、元クローザーのJordan Waldenを出したが、Ryan Madsonと1年契約し、12年にクローザーを務めたErnesto Frieriに、Kevin Jepsenといった速球派が残り、12年ドラフトでのチームのトップピックR. J. Alvarezも早く上がってくるだろう。左があと1年のScott Downsのみ、とやや弱いが、できれば先発候補を増やして、Marondeをリリーフに回したいところ。捕手は、Chris Iannettaと3年延長していて、13年こそはHank Congerも真剣に使うだろう。Congerはまだ伸びしろがあるし、ショートタームでは大きな問題はないが、この2人が許容外に打てなかった場合は、傘下の選択肢はないに等しいし、即戦力捕手のニーズはある。


1Bは厚い層を誇る。Kendrys Moralesを放出したが、Albert Pujolsは、やや衰えを見せ始めているが、まだまだリーグ平均より上の打者だし、Mark Trumboもしっかりした1Bだ。傘下には11年ドラ1のC. J. Cronもいる。ニーズは薄い。3Bは、Alberto Callaspoは典型的な3Bではないが、Top ProspectのKaleb Cowartがあと1年ちょっとのところまで来ているので、13年はCallaspoに、Trumboあたりを併用して凌ぎ、Cowartに引き継いでいくのが自然。

2Bは、Howie Kendrickと15年まで延長し、期待度の高かったJean Seguraを出した。後続にも好打でパワーもあるTaylor Lindsey、即戦力のAlex Yarbroughとおり、厚いポジションだ。Kendrickは打てるが早打ちだし、Lindseyが使えると判断すれば、場合によっては価値の高い時を見計らって売りに出すかも。SSは、守備の良いEric Ayberと16年まで延長して落ち着いた。早打ちだが、SS守備も良いし、しばらくはAyberに任せておけるだろう。

OFは、Mike Troutは文句のつけようがない。5ツール全て、選球眼、健康度、プレーへの取り組み方など、全ての点で申し分なく、10年契約を提示してでも早めに囲い込むべきだろう。Vernon Wellsの放出に成功し、CF守備ではTroutを凌ぐPeter BourjosをCFで使って、TroutをLFに回している。これは賛否両論があるし、少なくともオフェンス重視で行きたい場合はTroutをCFに持っていくオプションを考慮しても良いと思う。RFは、Josh Hamiltonが加入。TEXではCFも守っていたが、年齢や健康を考えて、LAAではC-OFに固定されそう。Pujolsがいることもあり、Trumboも両翼で機会を与えても良いし、現時点ではOFはまずまずだろう。Randal GrichukもTroutにだいぶ遅れたが、一応使えそうな雰囲気。


22. Tampa Bay Rays : 投手はMLB全体でも最高クラス。質の高いMinor組織から、自前でローテのほぼ100%を輩出している。Ceilingという面でも、David Price、Matt Mooreに加え、将来的にはフロントライン候補のTaylor Guerrieriがおり申し分ない。Jeremy HelicksonやAlex Cobbも他チームからは喉が手が出るほどの、若くて安い安定したローテ投手だ。上層はリリーフに追いやられそうなAlex Colomeなどを含めやや小粒感があったが、James Shieldsを出し、そろそろ上で使えるJake Odorizziを手に入れたのは大きい。

リリーフはFernando Rodneyが昨季の安定感がないし、期待度の高いJake McGeeも良くなく、今季はやや不安定だが、将来的にはAlex TorresやColome、場合によってはArcherなどもリリーフに回る可能性があり、自前で輩出しようと思えばさほど難しくないだろう。球威のあるJesse Hahnも年齢から言って、そちらに回るかも。野手ではCが薄く、傘下最大のニーズか?Justin O'Connerは苦戦しているし、12年のInt. FAで獲ったDavid Rodriguezも先は長い。

1Bは長らくMinorの弱点だったが、12年ドラフトで、全体Top 10候補と言われたRichie Shafferがスリップしてきて幸運だった。即戦力の期待がかかる。また大物選手をトレードで獲得するだけの余裕はあるし、次に先発を出すことになればそのあたりはターゲットになりそう。3BはもちろんLongoriaで固定。M-IFは、2Bは現状は貢献度の高いBen Zobristだが、ユーティリティーな選手でどこでも使える。ただ貧打に悩むチームだし、OFをグレードアップして、2Bで使うのが良さそうだ。

SSはオフにYunel Escobarを獲得して、最長15年までいるが、年々パフォーマンスを落としており、そろそろ次の候補を探しておきたい。Hak-Ju Leeがやや伸び悩みで、すぐにレギュラーを任せるのは厳しそう。守備・スピードと素晴らしく、最低控えにはなれるだろう。Tim Beckhamは、やや向上はしているが、全体1位の面影はない。下層では、Brandon Martinは、パワーもあって、やや小粒なTrevor Story (COL)と評価が高いが、M-IFはできれば少し補充しても良いかも。

OFは、B. J. Uptonが抜け、Desmond JenningsがCFへ。両翼では、Mikie Mahtook、Drew Vettlesonなどはまずまずだが、Vettelesonは規律面でやや問題を抱えているよう。Matt Joyceもまだ数年は残る。ピュアなパワーヒッターを欠いていたのが難だったが、ShieldsのトレードでWil Myersを得たのは非常に大きい。Josh Sale、Todd Glaesmannなどが伸びてくれば、パワーのある両翼も不安はなくなるが、1Bも薄めだし、OF/1Bタイプなどはいても良いか。


23. Baltimore Oriols : 12年は久しぶりのPO進出を果たしたが、先発投手に関して言えば、目を見張るほどではなかった。とは言え、Super ProspectのDylan Bundyは、あと1、2年で現在のチームに足りない、トップクラスのエースになると見られており、13年ドラ1のKevin Gausmanもエース級の期待が掛かるし、最低でもNo.3スターターにはなるだろうと見られる。これにChris Tilman、Jake Arietta、予想外の掘り出し物だったMiguel Gonzalez、Wei-Yi Chenはローテ下位を争う候補として十分。

リリーフは、12年はやや出来過ぎだった気もするが、Jim Johnsonとは延長を狙うかもしれないし、Branden Klineなどもリリーフなら早めに上がってきそう。しばらくPOを争うなら、投手はいらないということはないだろうが、比較的数は揃っているチームだと思う。野手の方は、CはMatt Wietersがいる。そろそろ延長をまとめたい。1Bは今季はChris Davisが絶好調。3BのManny Machadoも素晴らしく、J. J. Hardyが抜けた後、SSに戻すのかはわからないがひとまずは3Bで使い続けるよう。

2Bはやや不確定だが、基本優先度の低いポジションだし、一応Jonathan SchoopやNicky Delmonicoがいる。SSは14年まではHardyで行きそう。Machadoの存在はあるが、即戦力のM-IFは加えても良いかも。CFはAdam Jonesと18年まで延長。RFはNick Markakisがいるが、一時期期待されていたような打撃面での貢献はなく、現状ではDHタイプもいないことから、LF/DHのパワーヒッターが欲しいところ。L. J. HoesやXavier Averyなども中軸タイプではない。


24. Texas Rangers : 近年は、大物FAを引き留めずに流出させているが、傘下からの輩出を含めまだまだ強豪チームとして君臨しそう。ドラフトやInt. FAではニーズに拘らず、若くてHigh Ceilingな選手を多く指名して、遠目の将来にも目を向けている。投手はダルビッシュ有が素晴らしい奪三振率でエースに。少しスライダーを投げ過ぎている印象もあるが、それで成功している以上文句はない。Derek Hollandも今季は復調。Colby LewisやNeftali Felizを長期離脱で失っているが、先発・リリーフのどちらでもしっかり働くAlexi Ogandoに加え、Nick TepeschやJustin GrimmのようなややLow Ceilingな選手もうまく使っている。

Martin Perezも不調で、フロントライン候補が減っているし、ここはいつでも若い投手を積極的に獲る。クローザーはJoe Nathanが来季がオプション。Tanner ScheppersやRobbie Rossなどもリリーフで良い仕事をしているが、高くなり過ぎなけば、経験を買って延長を目指すかも。FelizもTJがあったので、リリーフに戻しそうだ。捕手はA. J. Pierzynskiは1年契約。傘下には期待度の高いJorge Alfaroがいるが、2年ほどの延長を希望するかも。

1BはMitch Morelandが今季はガンバっている。Mike Oltが少し株を下げたし、アップグレードを狙っても良いが、将来候補もJoey Gallo、Ronald Guzmanなどもいるし、ひとまずはしばらくMorelandで行きそう。3BはAdrian Beltreが最長16年まで。Galloは守備がどうかな、という気もするがひとまずは後継者候補だろう。

M-IFは非常に強固。13年の全体#1 ProspectだったJurickson Profarを抱えながらも、Elvin Andrusと22年まで契約延長。2BにもIan Kinslerがいて、これでProfarを使うには、Kinslerを1B/3BやOFに移して、Profarを2Bで使うしかなくなった。Andrusの守備はもちろん素晴らしいけど、オフェンス面のアップサイドも考えて、素直にProfarをSSに据えれば良いのにとは思うのだが。後続もLuis Sardinasを筆頭に、Leury Garcia、2BのRougned Odorなど豊富。

OFはやや小粒に。Nelson CruzはオフにFAなのかな?David Murphyもそうかも。パワーのあるCruzは延長しても良いと思うが、どちらかと言うとMurphyと延長しそうな雰囲気。CFもJosh Hamiltonが抜けたが、Craig Gentleyがガンバっており、Leonys Martinもパワーはないが、しっかりしたCF。Andrusと延長した以上、Kinsleyを両翼に持っていく可能性はあるし、Nomar Mazara、Lewis Brinson、Nick Willams、Jairo Berasなど若くてツールのある選手は多いが、即戦力のC-OFはいてもいいかも。


25. Oakland Athletics : 12年は若い力の爆発による最後の追い込みで、中盤戦まではMLB最強チームとの呼び声も高かったTEXを追い落として地区優勝。ここしばらく、ファイヤーセールとリビルドを続けてきただけあって、保有期間の残る若い選手が多い。投手はJarrod Parkerは評判通りのスタッフを見せているし、Brett Andersonも復帰した。A. J. Griffin、Tom Miloneらもソリッドに投げているし、12年にMinorの奪三振王に輝いてブレイクしたDan Strailyもローテに入ってきた。先発に育つのか疑問もあるが、Sonny Grayもいる。ただParkerやAndersonもやや健康面に不安があるし、ローテ中位になれる、ワークホースタイプの即戦力はいても良さそう。

リリーフは、Ryan Cookがブレイク。ただ他のカードは、上手く発掘して使っている選手が多く、Sean Doolittleなど、左の層は厚めだが、後ろを任せるような右の本格派は少ない。Grayはリリーフでも対応できそうだが、せっかく戦えるチームになってきたのだし、リリーフの即戦力はフィットする気もするが、GMがBilly Beaneだけにリリーフは安く獲ってくるだろう。捕手は、John Jaso、Derrek Norrisを使っている。A. J. Coleを出してJasoを得たのはどうかなとも思ったけど、出塁能力はさすがで悪くないトレードだった。まだあと3年は使えるし、緊急のニーズはない。

1Bは、元BOSのBrandon Mossが昨季ブレイクしたが、今季はまだイマイチ。Miles HeadはAAまで来ており、下層には若いMatt Olsonがいるが、まだまだ先は長い。が、Chris Carterを出してしまい、即戦力の代替候補には欠けるが、これはドラフトでどうにかできるものではないか。最近は志向も変わっているが、以前はパワーはなくても好守・高出塁率の1Bを好んでいたし、そういったタイプならドラ2~5でも手に入るだろうから狙ってみても良いかも。3BはJosh Donaldsonがガンバっている。計算するにはまだ早いだろうが、若いDaniel Robertsonも期待度は高い。

2Bは、Jemile Weeksが2年目のジンクスに沈み、13年もMinorに送られる始末。こうなればGrant Greenは2Bで期待か?一方、SSはCliff Penningtonを放出し、Stephen DrewもFAで抜けた。数年後にはTop ProspectのAddison Russellが上がってくるかもしれないが、Jed Lowrieが抜ける時に間に合うかは微妙。ケガがちという点を突いて、安めで少し延長しても良いかも。

OFは非常に強力で、既に若干余剰気味となっているポジションだ。Yoenis Cespedesは今季庁が上がらないが、12年に見せたポテンシャルは間違いなさそう。Josh Reddickもケガに悩まされているし、確実性に欠けるが、パワーとディフェンスは素晴らしい。これにあと2年残るCoco Crispで確定かと思いきや、ARIからChris Youngを獲得。Crispは機を見て出すのか?Seth SmithやCollin Cowgillなどの併用カードも豊富で、Michael Choiceも13年には上がってくるはず。加えるよりもむしろトレードで少し整理が必要に見える。


26. San Francisco Giants : しばらく投手陣の非常に良い組織で、近年は良くないがTim Lincecumにエース級に育ったMatt Cain、Madison Bumgarnerを中心として強力なローテを形成。Cainも今季は今一つだが、Cain、Bumgarnerのエースコンビは長期契約で囲っている。オプションを行使しなければ長期契約のBarry Zitoもようやく今季末で契約終了。昨季ブレイクしたRyan Vogelsongもイマイチな中で、近年はローテ下位でしっかり働いてくれており、安めの契約ならあと2年ほど残しても良いかも。

LincecumはオフにFA。年俸も上がっており、今の状態だと延長することはなさそう。傘下はローテ上位の可能性があるKyle Crickに、即戦力の期待が掛かるChris Stratton、それにMike Kickhamとまずまずの層があるが、現時点ですぐに使える選手は少なく、今オフの動き方は少し難しい。将来を考えても、もう1枚ほど確実な選手を加えても良いかも。リリーフはJavier LopezがオフにFA、Sergio Romoがあと2年だが、Santiago Casillaが最長16年まで、Jeremy Affeldtが15年まで残り、Heath HembreeなどのProspectもいることから、即戦力へのニーズは高くない。

捕手はBuster Boseyを21年まで囲った。11年のカレッジNo.1捕手だったAndrew Susacもブロックされてしまった。1BはBrandon BeltがMLBへの適応に苦労している。Poseyの負担を考えてたまに使ったりしているが、Beltの適応をまだ少し待つかもしれないとは言え、1B将来候補は探しても良いかも。3BはPablo Sandovalが14年まで。このところ少し伸び悩んでいる感もあるが、一応延長を試みるだろう。それでも1Bの状況もあるし、C-IFとして1人加えておいた方が良さそう。

2BはベテランのMarco Scutaroが、SSは守備の良いBrandon Crawfordが、それぞれ今季はオフェンスでもガンバっている。Joe Panikもそれほど掛からずに上がって来るだろうし、ひとまずの候補は問題ない。ただB. Crawfordが安定して許容範囲内で打てるかはまだ疑問もあるが。OFはAngel Paganは16年まで残るが、Hunter PenceがオフにFAで、パワー面の不安が大きい。CFにはGary Brownもいるし、Andres Torresなどを併せて候補はいるが、両翼はかなり不安。内外野共に、コーナーポジションのパワーヒッターへのニーズが非常に大きい。


27. Atlanta Braves : ここ数年来、傘下の投手層は非常に強く、Tommy Hanson、Randall Delgado、Arodys Vizcainoなどを放出したものの、Kris Medlenの成長もあり、生え抜きのスターターを複数抱えている。Mike Minor、Julio TeheranもようやくMLBにアジャストし、Brandon Beachyももうそろそろ帰ってくるはず。Tim Hudson、Paul MaholmはオフにFAだが、12年ドラフトから早いペースで上がってきたAlex Woodに、11年ドラ1のSean Gilmartinなど後続の選択肢もある。欲を言えば、Medlenがパワーピッチャータイプではなく、本格派エースがいないことだが、Medlenは非常に安定しているし、Lucas Simmsもスケールの大きな投手。

リリーフはCraig Kimbrelが圧倒的な仕事を続けている。Jonny Ventersに続き、Eric O'Flahertyも故障に倒れたが、Luis Avilan、Corey Gearrinなど生え抜き若手が埋めている。Woodもリリーフならかなりの上限がある。捕手は今季序盤Brian McCannの穴を埋めたEvan Gattisの評価がうなぎ上り。McCannはケガも増えてきたし、力を示したGattisが今後数年レギュラーとなりそう。1BはFreddie Freemanがあと4年。長打力はもう一歩だが、悪くないレギュラーだろう。

3BはChipper Jonesの時代が終了。Juan Franciscoはさっぱりだったが、今季はChris Johnsonがガンバっている。元々さほどパワーはないし、選球眼も平凡で、次代のC. Jonesを探し始めておきたい感はある。2BはDan Ugglaは15年まで残るが、今季は不調。利便性の高いMartin Pradoが抜けたのが少し響いている。SSのAndrelton Simmonsは今季は打撃は今一つだが、元々抜群の守備が売り。しばらくはレギュラー当確だろう。OFはLFのJuston Uptonが15年まで、CFのB. J. Uptonが17年まで、RFのJason Heywardが16年までとなる。特に後ろの2人は今季不調だが、しばらくはレギュラーとして使い、復調を期待するしかない。ただそれとしても、そろそろOFは獲っておいても良いだろう。


28. New York Yankees : 投手はThree B'sと言われたかつてのTop ProspectのManny Banuelos、Dellin Betances、Andrew Brackmanがいずれも物になっていないが、昨季活躍したIvan Novaに、今季はDavid Phelps、Adam Warrenなどが戦力となっている。近年はHigh Ceilingなタイプより、こういった比較的ミッドレベルの選手をローテ下位やリリーフでうまく使っている。ただ上位ローテで近未来に渡って絶対的に計算が立つのは、現時点ではC. C. Sabathiaだけ。Phi HughesはオフにFA。Andy Pettiteもそろそろだろうか?Michael Pinedaも目途が立たず、黒田博樹とはまた延長を考えるかも。

下層には、Jose Campos、Ty Hensley、さらに今季大ブレイクのRafael DePaula等のHigh Ceilingな選手はいるが、さすがにまだ少しかかるだろうし、即戦力のニーズは相変わらずある。動かせない大型契約を多く抱える中で、なんとかLuxury Taxのボーダーを切るには、下位ローテ等も自前で輩出するしかない。今季優勝を逃した場合は、Mariano Riveraもまたもう1年とか言いそうな気もするが、David Robertsonはクローザーを務めるに十分だろう。リリーフよりは先発だろう。

捕手はJesus Monteroを放出し、Russell Martinでつないできたが、オフにMartinも引き留めなかった。弱いが、一応Francisco CervelliやAustin Romineで凌いでいる。Gary Sanchezを待つつもりなのかな?捕手はJ. R. Murphyなどもいるし、ニーズは薄め。内野では、1BはMark Teixeiraが16年まで埋める。守備は良いし、DHに移すというのは考えなくても良いが、12年は成績下降したし、ケガがちになってきた。3BのAlex Rodriguezと共に、巨額の契約が残り、頭の痛いところだろう。

A. Rodriguezに関しては、12年オフはとうとう真剣に放出の可能性を探ったが、当然引き取り手は無し。チームドクター以外のドクターに無断でかかったことを理由に契約破棄しようともしたが成功していない。BAでは、1BにTyler Austin、3BにRobinson Canoをプロジェクションしているが、どちらも本職ではなく、可能性は低い。ニーズは大きい箇所に見える。M-IFに関しては、Derek Jeterは未だに健康ならレギュラーだし、CanoはMLBでNo.1の2B。

Canoは13年オフにFA予定だが、再契約するはず。ただまたも強烈な額になることは間違いないし、延長するにしても、他の高額契約者の誰かを動かしたいところ。Jeterも14年まではオプションがあるが、その後まだキャリアを続けるとなれば、延長をオファーせざるを得ない。一応SSには、Eduardo Nunezが、2Bには、Angelo Gumbsがいるが、スター性では比べるべくもない。地元New York州出身のCito Culverも、Jeterの後釜になるような器ではなさそう。High Ceilingな選手が欲しいところ。

OFに関しては候補は割と豊富だが、取捨選択は悩ましい。Curtis Grandersonは粗さが目立ってきており、13年限りの可能性もあるが、パワー面では他の候補を大きく凌ぐ。ただよっぽどのことがない限り、額的に延長は辛いところだろう。Brett Gardnerはあと2年。便利な選手だが、LFとしてはパワーがない。Prospect陣では、Mason Williams、Tyler Austin、Slade Heathcottといる。Austinはしっかりとしたパワーがあるし、Williamsと2人は、トレードがなければソリッドなレギュラーにはなりそう。Williamsはやや精神面が問題ありのようだが。ただ内野陣が高齢化で成績を落とすようなら、主軸を打てるようなパワーを持つ選手が欲しいところ。


29. Cincinnati Reds : 今が近年の最盛期で、一昨季は予想外に下位に沈んだが、12年、13年と安定したチーム力を示している。Matt Latosのトレードなど、必要な際には出し惜しみせずProspectを放出してきたが、現在でもかなり良いMinorだ。昨季はダブルヘッダーの1試合を除いて、ローテの5人全員がローテを守りきるという偉業を達成したが、今季もJohnny Cuetoが一時期戦列を離れたものの、Latos、Homer Bailey、Mike Leake、Bronson Arroyoの4人は安定して試合を作り続けている。AroyyoはオフにFAで、Latos、Cueto、Leakeがあと3年、H. Baileyがあと2年だが、1人2人は延長するだろうし、後続も即戦力のTony Cingraniに、本格派のRobert Stephenson、Daniel Corcino、先は長いが昨季のドラ1のNick Traviesoと死角無し。ただ誰とも延長できないなら投手も必要にはなるが。

クローザーも本人の希望もあったが、Aroldys Chapmanは先発としては疑問もあり、素直にクローザーで起用するのが英断だった。J. J. Hooverや場合によってはCorcinoなども後ろの方を任せられるリリーバーになるかも。捕手はYasmani GrandalをSDに放出し、Devin Mesoracoに賭けたが未だにRyan Haniganからレギュラーを奪えていない。ただHaniganもあと2年は残るし、Mesoracoの成長を待ちながら、しばらく現体制を維持か。1Bは23年までJoey Vottoで確定。契約後期はやや不安だが、もうあと5年は一線級の働きを見込んでいるだろう。

3BはTodd Frazierがもう一歩。他のポジションの強さもあり、真剣なリプレースは考えていないようだが、そろそろ後継者候補を物色しても良いだろう。2BはBrandon Phillipsが17年まで。2Bとしては未だにトップクラスの実力者だ。SSはBilly HamiltonをCFへ。Zack Cozartはオフェンスのポテンシャルに期待されて起用されているが、もう一歩適応できていない。Didi Gregoriusを出してしまったし、急務ではないが、若いSSを加えておきたい。

OFは、RFのJay Bruceは最短でも16年まで残る。CFはトレードで獲得したShin-Soo ChooがオフにFAで、Hamiltonへと引き継ぐ予定だが、AAAでも苦しんでおり、適応期間は見込む必要がある。LFもRyan Ludwickがあと2年はいるが、これと言った他の候補もなく、Jesse Winkerも先は長いので、ChooをCF/LF要員で延長を狙うかも。Scott Borasクライアントで、今季の成績から言ってオーバーペイにはなるだろうが、しばらくWSを狙い続けるチームだし仕方ないだろう。


30. Washington Nationals : 傘下は現在のロスターを組み上げるのに多くのProspectを消費してため、Minorや控えのデプスは若干薄い。先発投手は、Stephen StrasburgがTJの影響からか、今季は若干ピリッとしない。ただそれでもリーグの平均以上の投手だし、元の姿に戻るように期待するしかない。今季はJordan Zimmermannがエースの働き。オフには契約延長に勤しむだろう。Gio Gonzalezもオフの騒動で少し出足が悪かったが、さすがの力を見せている。Ross Detwilerもようやくポテンシャルを開花しつつある。まだ脆さも見せるが、上手くいけばNo.3~4スターターとしては文句なしの投手になれる。

Alex Meyerの放出はもったいなかったが、ケガの影響が懸念されるLucas Giolito、Matt Purkeらはポテンシャル自体は非常に高い。Nate Karnes、A. J. Coleもまずまず上限は高め。ソリッドな即戦力イニングイータータイプを1枚加えればかなり安心できる。リリーフはRafael Sorianoはやや蛇足だった感もあるが、Drew Storen、Tyler Clippardはまだしばらく雇えるし、大きな問題はない。

捕手はWilson Ramosがまだしばらくいる。後続を探すよりも、延長を狙った方が良さそう。1BはAdam LaRocheがいるが、次の候補は探しておいた方が良さそう。2Bや3Bの候補もいるので、ケガの多いAnthony Rendonを回すこともできるが、若干もったいない感はある。3BはRyan Zimmerman、2BはDanny Espinoza、SSはIan Desmondと現状のレギュラーでしばらく戦えるし、Espinozaはやや粗いが、2BのSteve Lombardozziは悪くない併用カード。毎日SSを守らせるのはムリだろうが、IF全般で弱いポジションにRendonを持っていけばよく、層は薄いが、取りあえずの不安は小さい。

OFはBryce HarperはScott Borasとも仲が良いチームだし、今後10年以上チーム顔にする予定だろう。今オフくらいから延長の話が出そう。CFにはMeyerを出して、Denard Spanを獲得。オフェンス面は元々上限が低いがスピードとディフェンスは良い。FAになるまでにはBrian Goodwinが上がって来るだろうし、場合によっては安めの額で残しても有用だろう。LFのJayson Werthが費用対効果が悪く、ややチームの難点となっている。R. Zimmermanはともかく、他ではしっかりした中軸タイプがおらず、ポジション柄もう少しパワーや出塁を上げてもらわないと困るが。LF/1Bタイプの強打者が残っていればニーズは高め。

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