2018年4月22日日曜日

18' Draft Watch - My Mock Draft ver.1

今シーズンが始まった直後に、Greg HollandがSTLと契約し、ドラフトオーダーが確定。それにしても、QOを受けたFAの補償ピックのシステムが難解すぎて理解できていません。まぁ取りあえず、一回目のモックドラフトを。


[18' My Mock Draft ver.1]

1. Detroit - Casey Mize, RHP : 今季のカレッジシーズンが始まり、元々高かった評価を更に上げて来た選手。球威も十分だが、変化球の良さに加え、制球力が抜群の完成度の高い選手。最近の各誌の評価ではコンセンサスな#1の選手となっている。


2. San Francisco - Shane McClanahan, LHP : 野手を欲しがっているという話もあり、カレッジ野手のTravis Swaggerty、Nick Madrigal、Alec Bohm、Joey Bartなどが評価を上げているし、HS野手でもSSのBrice TurangやOFのJarred Kelenicなどは候補か。投手なら、Brady SingerやEthan Hankinsが評価を少し落とし気味で、左腕のMcClanahan、Matthew Liberatoreあたりが候補になるか。投手よりも野手の方が層の厚いドラフトだし、有望な投手を先に抑えておく方が良い気もする。


3. Philadelphia - Brady Singer, RHP : リビルドに多くの時間を費やし、ようやく若手も充実してきた。ここは即戦力選手を加えて、一気にコンテンダーを目指したい。MizeやMcClanahanが残っていれば指名したいのではないかと思うが、このモックでは既にピックされている。SwaggertyやMadrigalといった野手も悪くない気もするが、Swaggertyは昨年ドラ1のAdam Haseleyとタイプ的に似ている気がするし、一昨年もトップピックは、OFのMickey Moniakだった。Madrigalも悪い選択肢ではないと思うが、カレッジ投手に絞るなら、少し評価を落としたが、Singerがベストか。


4. Chicago White Sox : Travis Swaggerty, OF : 全マイナーでもトップクラスの組織があり、そろそろこの1、2年でコンテンダーに舵を切り始めるチームだろうが、傘下の若手はバランス良く揃っている。基本的にはベストアベイラブルになると思う。同じChicagoのCHCのようなチーム作りを参考にしている印象もあり、打てる野手を重視している気もする。Chris Saleのトレードの際に、Andrew Benintendiを欲しがっていたようだし、Swaggertyは申し分のない選択肢だろう。


5. Cincinnati - Matthew Liberatore, LHP : 傘下の投手も育ってきたが、まだリビルド期間真っ最中だし、若く上限の高い選手が欲しい。Hankins、Liberatore、Turang、Kelenic、Nolan Gormanあたりが候補になるか。Liberatoreはこの中で現状ベストだし、比較的フロアーも高そう。左腕投手で、昨年ドラ1のHunter Greeneと良い1-2パンチになり得る。


6. New York Mets - Alec Bohm, 3B : ここ数年コンテンダーだったし、今季も好調なスタートを切っているが、ピック位置はかなり良く、良い選手を取るチャンス。チーム状況からも即戦力選手が欲しい。Bohmは評価上昇中で、3Bということで、David Wrightの後釜になり得る。トップクラスのパワーで、New Yorkのライバル、NYYのAaron Judgeのような存在になり得る。


7. San Diego - Ethan Hankins, RHP : HS選手好きは一貫している。ニーズどうこうよりも、とにかく若くてポテンシャルの高そうな選手を獲っておけば将来構想が魅力的に見える、とか考えている気がする。既にピックされていることになっているが、Liberatore、Hankins、Carter Stewart、ケガがあってちょっと読めないが、Mason Denaburg、それに野手のKelenic、Gorman、Turangあたりの誰かになりそう。少し評価を落としているが、Hankinsの上限はやはり魅力的で、ピックする理由が立ちやすそう。


8. Atlanta - Nolan Gorman, 3B : 投手を集めに集めており、野手の良いのが欲しい。Madrigalのような打てる選手も魅力だが、HS選手を好むチームでもある。Gorman、Kelenic、Turangあたりが有力か。傘下にはパワーの可能性は少ない一方で、SSやCFはDansby SwansonやOzzie Albies、Ronald Acunaなど、将来のレギュラー候補がいるし、希少なパワーヒッターのGormanが良いか。


9. Oakland - Joey Bart, C : 近年の指名や育成で比較的バランスの取れた傘下の組織となっており、TJ中のA.J. Pukの復帰に合わせて、POを目指して行けそうな雰囲気。Bart、Madrigal、Ryan Rolisonなど、カレッジの選手がニーズに合いそうだが、中でもBartは捕手に人材を欠いていることもあり、ベストな選択肢だろう。


10. Pittsburgh - Ryan Rolison, LHP : ここ数年、HS選手中心の指名だったが、そろそろコンテンダーになりそうだし、即戦力アームは価値がある。RolisonやLogan Gilbert、Jackson Kowar、Tristan Beckなどが有力か。伝統的に左腕の先発が活躍しやすいイメージで、Rolisonが良いだろうか。


11. Baltimore - Jarred Kelenic, OF : あんまり高額な選手は選ばないイメージだが、高順位だけにフロアーと上限の両立できそうな選手を選びそう。Kelenic、Madrigalなどが良いか。KelenicはHS-OFでベストの選手と見られており、コンタクト能力が高い。


12. Toronto - Nick Madrigal, 2B/SS : ここまでスリップするなら、Madrigalを抑えておくのがベストだろう。昨年ドラ1もM-IFのLogan Warmothで、しかも傘下だけでなく、全マイナーでもトップクラスの1-2パンチの、Vladimir Guerrero, Jr.、Bo Bichetteがいるが、彼らに加えて、2BにMadrigalが入れば、素晴らしい内野の布陣になりそう。ポジション的にはOFの方が少し薄い感じなので、Trevor Larnachなども捨てがたいが。


13. Miami - Nander de Sedas, SS : Derek Jeterらがオーナーになり、初めてのドラフトだけに傾向が読みづらいが、先の長いプランに合わせた指名にはなりそう。かつての自身のようなチームの主軸になり得るSSはうってつけだし、de Sedasはそのポテンシャルがある。


14. Seattle - Carter Stewart, RHP : なかなか生え抜きの野手が育たず、Kyle Seager以外はほぼ他チームから得たり、FAで契約した選手。昨年のトップピックは、野手のEvan Whiteだが、あまり生え抜き野手に重きを置かなくなった印象。Stewart、Kowar、Gilbert、Beck、Kumar Rocker、Ryan Weathersあたりの投手が有力か。


15. Texas - Kumar Rocker, RHP : HS選手好きの印象が強い。近年の投手ピックは、比較的整ったタイプが多かったので、フィジカルなパワーアームが欲しいか。DenaburgやWeathersよりも、Rocker、もしくはカレッジ投手だが、Kowarのようなタイプを選びそう。Rockerがベストだろう。


16. Tampa Bay - Brice Turang, SS : HS選手好きなチームで、このところあまりドラフトで良い当たりを引けておらず、フロアーのある選手も欲しいところ。HS選手だが、安定したコンタクトが売りのTurangはフィットしているかと。


17. Los Angeles Angels - Tristan Beck, RHP : 投手かOF以外あまり選択肢の無いピック位置になっている。近年はHS選手を重視しているが、OFはJo AdellやJahmai Jonesなど、近年の上位ピックで多く指名している。となると、Connor ScottやGriffin ConineなどのOFよりも、Gilbert、Beck、Weathers、Denaburg、Cole Wilcox、Cole Winnあたりの投手になりそう。西海岸のチームで投げるBeckは比較的完成度も高く、Mike Troutの全盛期かつ、大谷翔平の加入があり、これからが重要な数年になるチームにフィットしてそう。


18. Kansas City - Connor Scott, OF :ここもHS選手好きの傾向が強い。Denaburg、Weathers、Scott、Conine、Will Banfieldなどが有力候補か。ベストアベイラブルなら、評価が上がっているScottか。


19. St. Louis - Trevor Larnach, OF : 育成の良いチームだが、野手の生え抜きの輩出が少し止まってきている。特にパワーのある中軸タイプが傘下に少ない。カレッジの打者だと、Larnach、Greyson Jenista、Jeremy Eiermanなどがフィットする。今ならLarnachがベストだろうか。Seth Beerもパワーが魅力だが、もう少し下でも獲れる可能性がある。


20. Minnesota - Mason Denaburg, RHP/C : 運動能力のあるHS選手が好きなチーム。捕手なんかも欲しいところだが、Banfieldは少し評価を落としているよう。となるとやはり投手か。Weathersが筆頭かもしれないが、Denaburgは、ケガをする前は、Top 10に近いあたりまで評価を上げていた。捕手でもプレー経験があるので、そちらの可能性も面白いと思うかも。


21. Milwaukee - Ryan Weathers, LHP : WeathersはTop 20の有力候補だし、ここで獲れるなら申し分ないだろう。傘下はやや左腕の有力候補を欠いている。比較的完成度の高いタイプなのもフィットしている。


22. Colorado - Logan Gilbert, RHP : 近年は、生え抜き野手の台頭が著しい一方、本拠地の影響もあり、依然生え抜き投手の柱を欠いている。13年ドラフトで#1 Prospectと言われていた、Jon Grayですら苦労している有様で、近年は投手はHS選手に狙いを絞っているが、パワーピッチャーで押すよりも、完成度の高い選手は比較的貢献している。Gilbertなどは良いフィットになるのでは。


23. New York Yankees - Jackson Kowar, RHP : 近年はカレッジ選手の育成で成功しており、トップピックはフロアーのある選手を選ぶことが多い。Kowarはその点から言うと、少しずれている印象だが、全米トップクラスのメジャープログラムのFlorida大の実績と確かなスタッフは魅力では?


24. Chicago Cubs - Jeremy Eierman, SS : 近年は、野手の生え抜きが育って、チームの基盤ができたため、投手中心のセレクトになっているが、傘下の有望株を多く放出してしまっており、そろそろ野手でも悪くない。Eiermanは打てる選手だし、フルタイムのSSに留まるかは分からないが、パートタイムなら守れるだろう。マルチロールの多いチームにフィットしているんじゃないかと。


25. Arizona - Mike Vasil, RHP : BOSのフロントは、地元選手だから獲った、と言われたくないのか、近年あまりニューイングランドの選手を獲っていないが、BOSを抜けた後は、コネクションなのか、割と北東部の選手を獲る印象がある。VasilはMassachusetts州の選手で、最近評価が上がっている。Mike Hazen GMが選んでもおかしくない。


26. Boston - Greyson Jenista, 1B/OF : Beck、Kowar、Vasilなど、残っていたら欲しいかも、という感じの投手が消えているモックになる。Team USA経験者で、Brian JohnsonやAustin Maddox、Bobby Poynerなど、チームに多いFlorida大出身選手のKowarは個人的にも好きな選手だが。残った中でベストはJenistaだろうか。パワーのある選手はニーズではあるし、Jenista、Beer、Triston Casasなど、パワーのある選手が多いので、どこかで誰かは獲っても良いかも。


27. Washington - Seth Beer, 1B/OF : 残った中でベストアベイラブルならSean Hjelle、WinnかWilcox、Grayson Rodriguezあたりの投手になるか。多少評価が落ち気味でも、大物が落ちて来るなら手を出すチームで、Beckなんかが残っていたらピックするだろう。こちらもパワー一辺倒と言われ、評価を落としているが、ネームバリューや実績的にはBeerは魅力。


28. Houston - Sean Hjelle, RHP : チーム状況からすると、即戦力投手は獲って損はない。HjelleやTim Cateなどが有力だろうか。


29. Cleveland - Griffin Conine, OF : HS選手を選ぶことになりそう。Winn、Wilcox、Rodriguez、Conine、Banfield、Xavier Edwardsなどか。少し評価を落としたみたいだが、Conineが実績的にはベストか。


30. Los Angeles Dodgers - Will Banfield, C : 比較的余裕のあるチーム状況なので、投手もしくは、ポジション的に希少性のある選手などを優先的に狙って行っても良いチーム。近年はVandyの選手をよく獲っているが、今季は有力候補無し。少し打撃の評価を落としているが、守備に優れた捕手のBanfieldはどうか。

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