2022年8月1日月曜日

22' Draft Results

22年のドラフトの最終契約結果です。太字が契約者。( )内は契約額で、+/-は-がスロットより浮いた分、+がオーバースロット分の額です。デッドラインまであと数日ありますが、もうそこまでは動きはないと思います。


[22' Draft Signing Result]

1 (#24). Mikey Romero, SS ($2.3M (-$676.4K))
2 (#41). Cutter Coffey, SS ($1.8475M (-$59K))
2C (#79). Roman Anthony, OF ($2.5M (+1.6796M))
3 (#99). Dalton Rogers, LHP ($447.5K (-$170K))
4. Chase Meidroth, SS ($272.5K (-$188.7K))
5. Noah Dean, LHP ($325K (-$21.5K))
6. Alex Hoppe, RHP ($32.25K (-$234.15K))
7. Caleb Bolden, RHP ($7.5K (-$201.3K))
8. Jonathan Brand, RHP ($7.5K (-$165.7K))
9. Brooks Brannon, C ($712.5K (+$554.3K))
10. Isaac Coffey, RHP ($7.5K (-$142.5K))
11. Marques Johnson, RHP ($122.5K (+$0K))
12. Hayden Mullins, LHP ($97.5K (+$0K))
13. Gavin Kilen, SS
14. Travis Sanders, SS
15. Nathan Landry, LHP ($112.5K (+$0K))
16. Garrett Ramsey, RHP ($97.5K (+$0K))
17. Deundre Jones, OF ($122.5K (+$0K))
18. Austin Enlicher, RHP ($200K (+$0K))
19. Jaret Godman, RHP ($122.5K (+$0K))
20. Connor Butler, LHP ($72.5K (+$0K))
UD. Matt Donlan, C ($50K (+$0K))
UD. Bryant Zayas, SS ($47.5K (+$0K))

Total Bonus Spending - $8,457,250 (+$374.65K)
Total Bonus Cap - $8,078,300
Cap +5% overage - $8,482,215


[22' Draft Summary]

HS投手を除けば、スリップと言えるほどの上位ランカーの指名候補がいなかった中、元々予想されていたようなOFのカレッジバットからは選ばず、2年前のYorkeの時と同様、ランキングのやや低い選手(Mikey Romero)を選んでスロットを削り、その後ろのラウンドでオーバースロット、という戦略を取ることに。

Cutter Coffeyはほぼスロット通りだったが、Roman Anthony、Brooks BrannonというHSの有望株2人に大きくオーバースロットし、ボーナスプールを使い切ることとなった。基本的にはこの4人がどう育つか、というのが成否を分けることになるでしょう。

HS選手のボーナスが高いのはカレッジ進学の選択肢があることが大きいですが、期待値からの上振れ幅が大きいことで、つり合いが取れているとも言えると思うし、そちらに転ぶことを祈るのみ。特に後ろの2人は、傘下でやや薄いOFと捕手だし、期待したいところ。

Chase Meidrothは悪い指名ではないと思いますが、上限は控えUTタイプ。Deundre Jonesは無名ですが、額も安く、良いロッタリー指名。下位ラウンドのHS指名選手は基本ほとんどが進学になりますが、Brannonを世間の評価より低い額で下位で捕まえたり、UDFAでBryant Zayasと契約できたり、このあたりはBOSのスカウティング活動において褒められる部分と思います。

その他は全員がカレッジ投手。評価高めのNoah Dean、Dalton Rogers、Alex Hoppeあたりは先発転向も含め悪くない選手だと思いますが、海外FAを含め、投手への大型投資を避ける傾向が強く、マイナー下層を見ている限りでは今のところ上手く行っているものの、戦略として正しいかどうかはまだ未知数の部分も。

未契約はDraft and FollowのAustin Enlicher以外は、HS-SSの2人(Gavin Kilen、Travis Sanders)のみ。契約しないといけないところはしっかり契約できたという点では評価できるでしょう。ただ大物HS選手4人と契約できなかった場合のバックアッププランだったと思われる未契約の2人を含め、Romero、C. CoffeyとSSへのこだわりがかなり強い点はやや疑問はある。

何度も書いていますが、SS-A Lowellが無くなったこともあり、下層は出場機会の奪い合いが顕著。CoffeyはSSで育てると言っている時点で、Romero、Coffeyは既によくて年間の半分しかSSでプレーできないことになるのですが。

デッドラインでバイヤーに回ることを多少計算に入れていたのかもしれませんが、育成に支障がないと良いのですが。現時点で明確に良いとも悪いとも判断しづらいドラフトにはなりましたが、可能性は多く持っているので、楽しみにしましょう。

6 件のコメント:

赤とんぼ さんのコメント...

おはばんは、
昨日のMILとの試合
Hunter Renfroe said 'Hello' to to Bloom
4 for 4 1HR 2RBI  

今日午後Cristian VazquezがHOUにトレードの報道、偶然でしょうが今日からHOUでの3戦シリーズ、ダイアモンドを、跨いでDugoutを移る事に、しかし試合前の練習では、RedsoxのTシャツをまま... 多くの報道陣に囲まれながらも言葉少なに必死に何かを、堪えているように、私には見えました。
流石に、今日はHOUの監督の温情でしょう、Lineupから外れてます。



フェンウェイパーク さんのコメント...


長年所属してきたチームを(自分の意志ではなく)去るのはショックでしょうね.....

VazquezとのトレードでHOUから来るうちの一人Enmanuel・Valdezは、ドミニカ出身で左打ちの二塁手(23歳)。三塁手と左翼もやるようです。
今季はAAとAAA合計82試合で、OPS1.016、0.327、21本77打点、昨年もA+とAA合計98試合で、OPS.860、0.255、26本90打点と、マイナーでは長打力は悪くないですね。

redsoxboy さんのコメント...

CVQお別れはいざとなると悲しいですね。
Eovaldi, JDは明日動くかもしれないのでしょうか。

Wiler Abreu、Enmanuel Valdezどうでしょうか。
Valdezは、そこそこ打てるutilityとして良いオプションになるかもしれませんね。
Abreuは三振が多くまだまだ粗いようで、Jeter Downsで痛い目を見ているので正直contactがいまいちな選手は懐疑的になってしまいますね。

ララ さんのコメント...

赤とんぼさん

おはばんは、C. Vazquezはここ数試合一人でチームを引っ張っていたように見えたし、契約延長も希望している選手だっただけに、チームの判断は失敗だったような気がします。

どうしても華やかな選手や先発投手に重きを置きがちですが、2010年台からここまでチームを支えた功労者を軽視したような扱いには遺憾です。

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

Valdezはここ2年パワー面で開花したようですし、希少な左打のIFなので、悪くないと思いますが、SSを守れないのでちょっと使いどころが難しいかな~。

理想的にはBogaertsを引き留めて、StoryにSSを再度少しプレーしてもらってSSバックアップも兼ねてもらい、今季打撃でやや苦しんだStoryと2Bで少し併用で使えればよいですが。

ララ さんのコメント...

redsoxboyさん

VazquezよりもEovaldiやJDMの方が残すメリットが薄いので、これでそのあたりを動かさないなら本末転倒な気がします。

EovaldiはまだQO+やや割安で再契約狙いというパターンも可能性はあるでしょうが、JDMにQOはなかなか難しい選択肢になりそうですし、今季の贅沢税の部分で見返りが大きくなくても負担額次第では出した方がメリットが出そうですしね。

放出に失敗するようだとますます手腕に疑問符が付きそうです。

確かにキャリアのどこかでコンタクトで躓いている選手は不安はありますが、WongやR. Hernandezは心配していたけど、割と良い感じだし、本人の成長次第の部分もあると思うので、良い方に転ぶことを祈りましょう。