2022年8月29日月曜日

22' Minor League Stats - FCL Red Sox (Rk)

Rk-FCLのスタッツです。チームはW35-L20。プレイオフではNYY-FCLに敗れて準決勝で敗退。投手はPerales、E. Rodriguez-Cruzを筆頭に、楽しみな選手が目白押しですが、野手はBleisを除き海外FAの選手は期待外れ気味な選手が多かった。ドラフト指名選手は良い出足の選手が多かったし、来季も継続して成長に期待したい。


[Pitchers]

Jedixon Paez, RHSP (21'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : W5-L2/3.63 ERA/13 G/10 GS/0 CG/0 SV/57.0 IP/52 H/26 R/23 ER/2 HR/13 BB/49 K/1.14 WHIP/1.15 GO/AO

評価:B。18歳。完成度で知られる選手で、今季も順調にUSへ適応。昨年は80 mph中盤だった速球も少し成長を見せている模様。成績は問題ないので、スタッフが伸びれば。

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Yordanny Monegro, RHSP/RP (20'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : W1-L2/7.36 ERA/9 G/6 GS/0 CG/0 SV/25.2 IP/34 H/24 R/21 ER/7 HR/14 BB/24 K/1.87 WHIP/0.81 GO/AO

評価:C。19歳。契約時は無名な選手だが、昨年のDSLの開幕投手で、先発としてしっかり投げてUS上陸。体格が非常に良いということで期待していたが、被打率、被HR率が高く、相手に捉えられている感じ。レポートがあまりないのでまだ何とも言えないが、向上は必要となりそう。

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Francis Hernandez, RHRP/SP (19'-Int. FA) : 19歳。同じクラスの中では少し年齢が高い選手だが、昨季のDSLではトップクラスの成績を残してUSへ。ローテの人数の関係でほとんど2番手のPiggy-Backで投げたが、PeralesがLow-Aに行った最後の試合では先発。出足の数試合は炎上したが、その後は落ち着きを取り戻し好投。伸びしろは凄く大きくは無さそうだが、結果は残している。

Henry Nunez, RHRP (20'-UDFA) : 21歳。UDFAだが、プエルトリコからの獲得なので、HS選手に近い。やや荒れ球気味だが、被打率が低く、Rkレベルでは相手に付け入る隙を与えない投球。上のクラスでも結果を残せれば。

Railin Perez, RHRP (18'-Int. FA) : 20歳。先発タイプの選手が多い中で、H. Nunez、R. Perez、Feliz、Valera、Tellier、Barbaro Pinero (最後にリリース)といった選手たちは連投も辞さず、チームに貢献。その中でも被打率、奪三振率と素晴らしい活躍。リリーフの有望株に名乗りをあげられるか。

Johnny Felix, RHRP (21'-UDFA) : 23歳。フル回転したブルペンの一人だが、制球難でやや安定感を欠いた。カレッジ時代は二刀流選手だった。

Nathan Landry, LHRP (22'-15th) : 23歳の今季のドラ15。終盤顔見せでデビュー。

Jonathan Brand, RHRP (22'-8th) : 22歳の今季のドラ8。以下同上。

Jaret Godman, RHRP (22'-19th) : 22歳の今季のドラ19。以下同上。

Dalton Rogers, LHRP (21'-19th) : 21歳の今季のドラ3。指名位置と評価からもリリーフでモノになって欲しいが、来年は先発で育てるかも。

Isaac Coffey, RHRP (20'-MiLFA) : 22歳の今季のドラ10。ドラ2のC. Coffeyと紛らわしく、FCLのボックススコアも最初取り違えていた。

Caleb Bolden, RHRP (22'-7th) : 23歳の今季のドラ7。やはり終盤顔見せでデビュー。

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[Hitters]

Enderso Lira, C (21'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : 21 G/62 AB/4 R/8 H/1 2B/0 3B/0 HR/6 RBI/7 BB/20 SO/0 SB/0 CS/.129 AVG/.239 OBP/.145 SLG/.384 OPS

評価:F。18歳。昨年DSLでは打撃も良く、期待していたのだが、今季はあまりに酷い打撃。捕手が多すぎて出場機会が安定しなかったのも影響したのかもだが。最近海外FAで毎年捕手を獲っているが、ほとんど当たっていない。来季は向上して欲しいが。

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Brooks Brannon, C (22'-9th)

22' Stats (FCL) : 5 G/13 AB/6 R/6 H/1 2B/2 3B/0 HR/5 RBI/2 BB/5 SO/0 SB/0 CS/.462 AVG/.533 OBP/.846 SLG/1.379 OPS

評価:-。18歳。サンプルが少ないが、良い打撃を見せた上に、三塁打を2本放つなど、運動能力も示した。傘下の捕手は薄いだけに非常に期待している。

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Lyonell James, 3B/1B (19'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : 34 G/100 AB/19 R/34 H/7 2B/1 3B/0 HR/19 RBI/17 BB/17 SO/2 SB/1 CS/.340 AVG/.442 OBP/.430 SLG/.872 OPS

評価:B。19歳。海外FA出身選手の多くがUSへのトランジッションに苦戦する中で、優れたバットコントロールを見せ、アベレージの見た目だけでなく、BB/SOがほぼ1と、簡単に空振りしない確かな才能を見せた。Liendo、Salazar、Raveloと共存のために1Bが多くなったが、3Bを守る力はある。気になるのはパワー面の向上。ポジションと打率に反して、下位を打つことが多く、チームからC-IFとしての上限を疑問視されているのでは、と気にしているが。

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Cutter Coffey, SS/2B/3B (22'-2nd)

22' Stats (FCL) : 11 G/32 AB/7 R/4 H/1 2B/0 3B/0 HR/0 RBI/7 BB/11 SO/1 SB/0 CS/.125 AVG/.300 OBP/.156 SLG/.456 OPS

評価:D。18歳。期待度の高い高卒4人組の中では最も心配な出足。三振が多く、コンタクトに苦しんだ。SS/2B/3Bを等分に守っているが、指名時はSS専門で育てると言っていただけに、攻守ともにスカウティングほどのパフォーマンスを見せられていない印象。ポジション争いが激しく、スタートの躓きは痛い。

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Jhostynxon Garcia, LF/RF (19'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : 31 G/108 AB/18 R/19 H/5 2B/2 3B/3 HR/17 RBI/18 BB/31 SO/4 SB/2 CS/.188 AVG/.328 OBP/.366 SLG/.694 OPS

評価:D。19歳。LFのレギュラーとして開幕を迎えたが、不調が後半戦は出番があまり無し。当たれば長打は出ており、序盤はBleis、Chaconの出場機会を優先したチーム事情で、A. Castro、F. Valdez、Vaughanらと機会を分け合わないといけなかったのも影響しているのかも。才能はあると思うのでリバウンドに期待。

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Miguel Bleis, CF/RF (21'-Int. FA)

22' Stats (FCL) : 40 G/153 AB/28 R/46 H/14 2B/4 3B/5 HR/27 RBI/10 BB/45 SO/18 SB/3 CS/.301 AVG/.353 OBP/.542 SLG/.895 OPS

評価:A。18歳。スロースタートだったが、中盤以降期待に違わぬプレーぶり。非常に若いが既にパワー、スピードを見せつけており、守備もポテンシャルが高い。今季のFCL全チームの中で、最も良い選手だったとの評も。傘下でも上限はMayerと双璧だろう。一方で早打ち気味で三振が多い点と、マイナーなケガが比較的多い点は改善が必要だろう。

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Freddy Valdez, RF/LF (21'-Acquired from NYM)

22' Stats (FCL) : 22 G/52 AB/7 R/10 H/2 2B/0 3B/1 HR/9 RBI/6 BB/14 SO/0 SB/0 CS/.192 AVG/.286 OBP/.288 SLG/.574 OPS

評価:E。Andrew Benintendiの見返りのメインピースだったはずだが、完全に失敗。Winckowskiが大当たりだったので救われているが、本当にスカウティングした上で獲得したのか疑問。

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Ronald Rosario, C/1B (19'-Int. FA) : 17歳。契約時はほぼ無名で、非常に若いながら、昨年はDSLの正捕手を奪い、開幕から打ちまくったが、数試合でケガでシーズンエンド。今季はUSに連れて来るなど、有望視されている感じだが、起用法はまだ慎重。今季も良い出足だったが、ケガなのか出場機会が安定せず、後半戦はイマイチ。

Juan Montero, C/1B (20'-UDFA) : 20歳。控え捕手だが、得られた出番の中では結果を残している。ただそもそも機会のシェアに困っているだけに、マイナーの控えで終わる可能性の高い選手に多くプレーイングタイムを与えるのはどうかと思うが。

Naysbel Marcano, C/1B (18'-Int. FA) : 20歳。$350Kを費やした選手だが、完全に控え扱いに。パワーはありそうだが、攻守に未熟なまま経験を積めていない。

Diego Viloria, C (19'-Int. FA) : 19歳。昨年は控えながら好成績だったが、今季は限られた機会で打てず。DSLの捕手が足りない時にそっちに送ればよかったような。

Alexis Hernandez, 1B/RF (19'-Int. FA) : 19歳。昨年のDSLでのデビューはまずまずで、今季も薄い1Bで序盤がんばっていたが、L. Jamesが1Bが多くなると機会が減り、成績も下降。1Bを守るのは他の選手の兼ね合いと思うが、守備に特長のある選手ではなさそうなので、打撃の向上は必須。

Albert Feliz, 1B/RF/LF (18'-Int. FA) : 20歳。$400Kで契約した選手だが、この2年はFCLでパートタイマーで時折起用される程度と有望株と言えない扱い。ボールは見ているし、パワーは十分なので、もう少しチャンスがあっても良さそうなのだが。

B.J. Vela, 2B/3B (21'-16th) : 有望株がひしめき、出場機会が少ない中で、与えられた機会では結果を残した。

Alex Zapete, 3B/2B/1B (18'-Int. FA) : 20歳。DSLで2年間結果を残し、USへ。今季も出場機会がまちまちの中ではそこそこ打っている。守備は昨年1試合守った捕手に移るという情報もあったが、2Bで開幕を迎え、最終的には昨年までのC-IFがメインに。

Eduardo Vaughan, RF/CF/LF (18'-Int. FA) : 20歳。序盤Low-Aの控えOFでプレーし、E. Lopezの合流でFCLへ。しかし全く打てていない。身体ツールはSP.comでかなり高く評価されているが、ゲームでそれを示したことがほとんどない。

2 件のコメント:

フェンウェイパーク さんのコメント...


過去映像や本やネット情報等を見ると、Grove、Young、Ruth等の古代は置いといてwww、BOSの歴代エース級といえば、60年代後半から50年以上追って探しても、Lonborg、Tiant、Lee、Torres、Eckersley、Hurst、Stanley、Boyd、Clemens、Viola、Martinez、Wakefield、Lowe、Schilling、Becket、Lester、Buchholz、Porcello、Sale、Price、Rodríguez等が挙げられます。
しかしよく考えると、マイナーから上がってきてエース級に育った投手の少ないこと、少ないこと。
トレードが活発なMLBで生え抜きエースに拘るのは無理があるかと思いますが、こういうマイナー層から少しでもローテーションに入ってほしいですね。
Crawfordはもがいてますが、Belloはチェンジアップの割合を増やして好投し始めてる気がします。
Mata、Walter、Murphy、Song.....期待せずにはいられない。

ララ さんのコメント...

フェンウェイパークさん

Clemensより前の選手はあまりよくわからないですが、Clemensはケチがつきましたが、最高の生え抜きなんですかね。

自分はやっぱりLesterですね。トレードした時は悲しかったな~。

Crawfordは一時期良かったけど、上位に打たれてちょっと崩れましたね。自信を持って投げるのも来年の課題でしょうか。

Belloは2シーム/シンカーとチェンジアップの曲がりがほぼ同じで球速差があるので、コマンド・投球術がつけば必ずローテ上位になると思います。

あとはやっぱりMataかな。速球の球威はBello以上なので、上限に達して欲しい。