2015年11月16日月曜日

16' Draft Watch - Boston's Strategy ver.1

15年のMLBシーズンが終了しました。ドラフトまでまだ時間はありますが、まずは16年ドラフトクラスを真剣に追い始める段階の、個人的なドラフト展開の希望などを。


[16' Boston's Strategy ver.1]

1st round (#12)
Ideally - Ian Anderson (HS-RHP)
Other Favorite - Alec Hansen (Jr.-RHP), A.J. Puk (Jr.-LHP), Austin Bergner (HS-RHP), Jason Groome (HS-LHP)
Realistically - Kyle Funkhouser (Sr.-RHP), Cal Quantrill (Jr.-RHP), Joshua Lowe (HS-3B/RHP)

一時は全体#5あたりのピックが入るかと期待していましたが、後半戦の若手の活躍で指名順位がどんどん下がり、最終的にはプロテクトすらされない#12に。これまでで、FA補償によって失われた最も高いドラ1指名順位は全体#13だったそうですが、Craig Kimbrelをトレードで獲得したこともあり、先発投手はFAで補強しそうと言われていることから、このピックを失う可能性も比較的高い。

David Price (前TOR)、Johnny Cueto (前KC)と、Zack Greinke (前LAD)を除けば、そこそこ有力な先発にはQO権が無いので、確実に失う、という感じではないですが、Dave Dombrowskiさんの性格からすれば、必要と思えば、全体#12とは言え、失うことを躊躇はしないでしょう。近年、某前GMのおかげで比較的ドラ1順位が高いのですが、13年と15年はやや不作のドラフト(そんな中では、Andrew Benintendiは今のところ当たりではありますが)。

逆にややラッキー気味に好成績を残した13年の次の14年ドラフトでは、指名順位の低かったところに、Sean Newcomb (LAA to ATL)、Tyler Beede (SF)のような自分の熱望した選手が上位にいた。16年は特に投手が豊作なようですが、これでドラ1を喪失するようなら、某前GMには何か悪いものが憑いていたんじゃないかと疑いたくなるレベルです。

とにかく話は戻しますが、16年は今のところ全体#12とまずまずの高順位。現時点でのランキングはあまり意味を成しませんが、かなりの上限を持つ大物投手が5人を超える人数いるということで、今後の展開次第ではそういった選手を指名できる可能性が無くはない。

現状で、そういった上限を持つ選手としては、カレッジでAlec Hansen、Robert Tyler (Jr.-RHP)、A.J. Puk、HSでRiley Pint (HS-RHP)、Jason Groome、Austin Bergner、Ian Andersonの7人の名前が挙がる。投手で行くなら、Joshua Loweも候補かも。

現状で、野手がやや弱い年で、Top 10確実と思われるのがBlake Rutherford (HS-OF)くらいであることから、現時点でこれらの誰かが落ちてくる可能性は半々以下かもしれないが、もし誰かが残っているなら、誰でもいいから指名して欲しい。特に好みはやっぱりスケールの大きさでHansenだが、Pukもやや素行面の不安はあるがかなり好きな選手だし、HS投手の4人はいずれも上限が非常に魅力的。

まぁHansenやPint、Puk、Groomeは現状でTop 5有力だし、かなり夢物語に近いですが、個人的にはこの中ではAndersonが好みです。元々北東部New York州出身ということもあって、注目していたのですが、地元NYYファンではなく、BOSファンという話を聞き、さらに好きになりました。最近動画もチェックしたのですが、投げ方に関してもPintやBergnerよりもルーズで良く見える。

現時点でのスタッフでは他の選手に一歩劣るかもしれませんが、北東部の選手だけに伸びしろは他の選手より大きいと思うし。現状だと、彼が獲れればベストという気でいます。上記の7人が既に指名されているなら、個人的にはLoweか、Cal Quantrillが今のところ好みです。

Quantrillは父のPaulがBOSでもプレーしてたし、上限はわずかに他の選手に劣るかもしれませんが、そこそこのレベルにはあると思う。先発二番手くらいまで伸びる可能性はあるでしょう。一方上限を求めるならLoweが魅力的。野手としても有望視されていますが、大柄な身体と超強肩(IFで100 mphも)を考えると投手として育てたい。BOSはHS野手の育成が苦手というのもあるし。

もう一人、昨年のこの段階でドラ1候補で最有力と思っていた、Kyle Funkhouserの名前も挙げておきます。15年は評価を落とし、LADに指名されるも結局契約せずにシニアーイヤーに戻った。この一年間を見ていて、エースはおろか、No.2スターターも難しいように思いますが、ソリッドNo.3スターターは十分に狙えるし、シニアーということで、ボーナスを浮かせられる可能性も含めて、他にあまり選択肢が無い場合の候補にしたい。


2nd round or Later
Favorite - Ben Bowden (Jr.-LHP), Zack Collins (Jr.-C/1B), Drew Mendoza (HS-SS), Bryan Reynolds (Jr.-OF)

例年この時期はドラ1候補の選手くらいしか調べきれていないので、気になった名前を何人か。まずは応援するVandy関連で、Ben BowdenとBryan Reynolds。BowdenはMassachusetts州出身のローカルボーイ。左腕で奪三振率が非常に高い。15年シーズン次第ですが、ドラ3か4くらいで、即戦力リリーフ候補で狙いたい。

Reynoldsは高い打撃センスを持ち、名門Vandyでフレッシュマンからチームトップクラスの打撃を見せていた点を推します。守備センスも高いですが、生来のスピードは平凡で、カレッジレベルならともかく、MLBではCFは厳しそうな一方、C-OFとしてはややパワーに欠け、Tweenerタイプなことで、ドラ1より少し下と見られていますが、もう少し下で獲れるなら面白い選手だと思う。

他では、ドラ2候補として、Zack CollinsとDrew Mendozaあたりに注目しています。Collinsはカレッジトップクラスのパワーを誇り、左打ちな点も魅力。大砲候補の少ないBOSにフィットする選手だと思います。一方Mendozaは、薄い今季のM-IFでは現時点でNo.1の選手。

そのプロフィールからすればドラ1下位から、ドラ1sくらいで消えそうですが、例年のHSのトップSSと比べるとやや弱く、もう少しスリップするかも。Javier Guerraをトレードで出してしまったところだし、ここ数年海外FAでもドラフトでも3Bに移ったMichael Chavisを除いて、有力なSSを獲っていない。MendozaはIFとしては貴重な左打ちの選手だし、もしドラ2で残っていれば指名しても面白いかと。

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