2016年5月16日月曜日

16' Draft Watch - My Mock Draft ver.2

すっごく今更ですが、モックドラフトのver. 2を投稿します。本来なら、FAの去就が決まった3月末にはアップしたかったのですが。しかもサプリメンタルピック無し。今週末はドラフト上位候補の選手紹介をアップデートしようと思っていましたが、カレッジ右腕を書いてるだけで終わってしまいました。今週は、他のポジションもアップデートしていきます。


[16' My Mock Draft ver.2]

1. Philadelphia Phillies - A.J. Puk, LHP : 全体#1ピックは少し難しい年になりそう。良い選手は多いけど、クリアーなNo.1候補には欠ける。Puk、Riley Pint、Corey Ray、Kyle Lewisあたりの名前が挙がるが。Jason Groomeは転校に関するサスペンションで短期間だが出場停止。Corey Rayはパワー・スピードのコンビネーションに優れるが、両翼中心でプレーしているし、Kyle Lewisはスモールプログラムでプレーしている点が評価を難しくする。トータルで考えれば、Pukのスタッフ・上限と、Florida大というビッグプログラムの安心感がモノを言うのではないかと。


2. Cincinnati Reds - Kyle Lewis, OF : BAの記事によると、カレッジバットをターゲットにしているそう。Ray、Lewisのどちらかは確実に残っている訳だし、その狙いが本当なら選択は容易だろう。どちらも選べる状況であれば、どちらかと言えば、CFとしての上限を持つLewisが少し上か。


3. Atlanta Braves - Corey Ray, OF : 再建期に入り、売れるところを売ってはProspectをかき集めている。投手は明確なエース候補はともかく、ARIから手に入れたTouki Touissaintなど層には優れている。また内野の要のSSにはOzzie Albiesに加えて、これもARIから15年全体#1指名のDansby Swansonをドラフトの半年後には手中に。欲しいのはパワーバットだろう。Groome、PintなどのHSアームも魅力だが、即戦力度合も含め、Rayに傾くのではないかと。


4. Colorado Rockies - Jason Groome, LHP : Trevor Storyが開幕からブレイクしたSSはTroy Tulowitzkiの放出があってなお、将来構想に大きな支障のないポジションだ。昨年もランキングでは#1の評価を各誌で受けていたBrendan Rodgersを全体#1で指名したばかり。投手かOFが上位に名を連ねる今年は更にチャンス。LewisやRayが残っているなら勿論候補だし、Pint、Groome、Pukの上位投手いずれでも納得はいくだろう。今回のモックドラフトであればGroomeかPintから選べる。環境的に速球の力で押せるGroomeの方が若干上か?


5. Milwaukee Brewers - Riley Pint, RHP : このあたりは上が誰を指名するかにも大きく依存するだろう。基本的には残った中でベストの選手を選びに行くはず。Pintが残っているなら彼で決まりかな。近年ハイリスクな高校生の野手を多く選んでいるし、傘下はエースの素材には欠ける。Pintはうってつけだろう。


6. Oakland Athletics - Delvin Perez, SS : 指名の読めないチームだが、ここまで上位の指名順になれば、何としても予想を当てたくなる。あまりカレッジ、HSの好みは無いチームだが、素材型よりも、比較的成熟した選手を好む印象はある。ポジション的には最適を欠くがとにかく打てるNick Senzelなどもありそうだが、数年前のAddison Russellの指名はスマッシュヒットだったし、二匹目のどじょうではないが、D. Perezはどうか?


7. Miami Marlins - Nick Senzel, 3B : 例年割と上位ピックを持っているが、最高の選手というよりは、契約金などを含めてコストパフォーマンスに優れた選手を選ぶ傾向にある。そういう意味では、打撃の安定感に優れ、またカレッジ選手ということで法外なボーナスを要求されそうにないSenzelはフィットしそう。13年に#6で指名したColin Moran (現HOU)とも少しイメージが被るし。


8. San Diego Padres - Mickey Moniak, OF : 戦うのかリビルドなのか、イマイチはっきりしないチーム方針だが、そのような状態であれば、ドラフト的には時間は掛かるが、上限の高い選手を獲っておきたいところ。MoniakかBlake Rutherfordの二人のHS-OFが浮かぶが、Hunter Renfroeがいることを考えれば、CFとしての可能性を多く持ったMoniakを選ぶだろう。


9. Detroit Tigers - Blake Rutherford, OF : Dave DombroskiがBOSのトップへと転身したが、チームの立ち位置としては大きくは変わっていない。ただ、やはり多少は未来へと目を向けることになりそう。今までの路線を踏襲するなら、Dakota Hudsonなどが有力だが、将来の伸びしろでHS選手を選ぶなら、Braxton Garrett、Matt Manning、Forrest Whitley、Ian AndersonなどのHS投手かRutherfordになる。これまでの実績の確かさも含めれば、Rutherfordが最有力かと。


10. Chicago White Sox - Dakota Hudson, RHP : Hudsonを除けば、HS選手が候補に並ぶが、今季の好調を考えれば、即戦力に目が行くか。どちらかと言えば、LewisやRayのようなカレッジバットが魅力だが、現状では残っていないだろう。そうであればHudsonか。リリーフで早上げして、次年度以降先発に戻すなどもできそうな点も魅力。


11. Seattle Mariners - Matt Manning, RHP : HS好きのチームだし、ここまでモックのように来るなら、HSアーム以外の選択肢はあまりない。カレッジでは強いて言えば、Jordan SheffieldかZack Collinsか。Taylor TrammellやAlex KirilloffのようなHS-OFも候補だが、2年前にAlex Jacksonを獲ったばかり。Manning、Anderson、Whitleyの誰かかと思う。


12. Boston Red Sox - Ian Anderson, RHP : BAのモックは二回連続でCollinsだが、個人的には絶対投手と考えている。Hudson、Manning、Anderson、Whitley、Joey Wentzの誰かは残っているだろうし、その中から選びたい。この中で個人的な好みはAndersonかWhitley。北東部New York州出身で、伸びしろの大きさとBOSファンというところを含めて一推しのAndersonを予想。


13. Tampa Bay Rays - Zack Collins, C/1B : 割とHS選手の指名が多いチームだが、厳しい財政事情もあるし、比較的上位の指名ということも含めて、計算できる選手が欲しい。Florida州なので、あまりローカルボーイ的な意味合いは薄いが、CollinsやBuddy Reedなどはチームのニーズにも合うし、地元Florida州のビッグプログラム育ちでもある。パワーヒッターをずっと欠いているチームだし、Collinsは理想的だろう。


14. Cleveland Indians - Joey Wentz, LHP : Whitley、Wentz、Garrett、などHSアームの候補が魅力的。右の本格派が多く並ぶチームだし、左腕が魅力的だろう。昨年Brady Aikenを指名したが、WentzかGarrettを更に加えれば、バランスの良い投手王国を築けそう。


15. Minnesota Twins - Josh Lowe, 3B : HS選手を好むチームだし、WhitleyやGarrett,OFのTrammellやKirilloffも魅力だが、CFには何と言ってもByron Buxtonがいるし、近年稀少なパワーの可能性は貴重。そうなるとLoweか。Miguel SanoもOFで使っているし、3Bは悪くないかと。


16. Los Angeles Angels - Jordan Sheffield, RHP : ずっとPOを目指して戦い続けているが、今季はGarrett Richards、Andew Heaneyの左右両輪が肘を痛めて離脱など、投手陣のやり繰りに苦心している。Sheffieldのような、スタッフとビッグプログラムでの実績を兼ね備えた選手はのどから手が出るだろう。


17. Houston Astros - Forrest Whitley, RHP : 昨年後半の良い流れに乗れるかと思いきや、今年はイマイチ状態が上がらず。それでも数年に渡って蓄えた若手を軸にしていく方針はしばらく変わらないだろう。まだしばらくは上限の高いHS選手をターゲットにするはず。昨年はKyle Tucker、Daz CameronとHS-OFを獲ったし、こう来ればHS投手か。GarrettかWhitleyになりそう。


18. New York Yankees - Buddy Reed, OF : 近年はリリーフでも使えるカレッジ投手か、ハイリスクハイリターンなHS野手を多く指名してきたが、停滞感を感じるチームで、そろそろ計算できる選手が欲しい。老朽化が進むOFにReedは、完成度の高さから言っても申し分ないだろう。


19. New York Mets - Braxton Garrett, LHP : 良いチーム状況だけに、売りである生え抜き若手投手陣の系譜を続けて行きたいだろう。Garrettはプレゼントスタッフに優れ、HS選手ながら、比較的早めの戦力化が期待できる。


20. Los Angeles Dodgers - Nolan Jones, 3B/SS : あまりポジションの制約は受けないチーム。基本的には上限重視となるだろう。TrammellやKirilloffのOFやJared Horn、N. Jonesあたりが候補か。3B向きと言われたCorey SeagerをSSで育てて成功しているチームだし、Jonesを選ぶかも。


21. Toronto Blue Jays - Taylor Trammell, OF : HS選手好きで、上昇株好き。となれば、Trammellはベストフィットだろう。クリアーなCFの候補を欠いているし、良いのでは?


22. Pittsburgh Pirates - Alex Kirilloff, OF : ドラ1中旬から下位が予想される選手の中で、KirilloffとT.J. Zeuchは地元Pennsylvania州ゆかりの選手。勿論ベストアベイラブルが基本だが、タレントの薄い北東部のチームだけに気になるのは間違いない。Zeuchも悪くないが、KirilloffはTop 15クラスの選手。残っているなら是非指名したいところ。


23. St. Louis Cardinals - Connor Jones, RHP : Drew Mendozaなども悪くないが、こう来れば、C. Jonesは魅力だろう。上限には欠けるが、強豪UVaでの実績を含め、Top 15で指名されてもおかしくない選手。

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