2009年1月23日金曜日

09' BOS Prospect Ranking by ESPN

ESPN.comからもProspect Rankingが出ていました(元記事はこちらこちら)。
ライターはKeith Lawさんで、名前はよく知られていますが信頼度は少し低め?全体のTop100と各チームのTop10、そしてマイナー組織のRankingです。
ちなみに他のサイトの評価はこちら(by SPby BAby JS




[09' BOS Top10 Prospects]


1. Lars Anderson, 1B
2. Michael Bowden, RHP
3. Nick Hagadone, LHP
4. Junichi Tazawa, RHP
5. Daniel Bard, RHP
6. Josh Reddick, RF
7. Casey Kelly, RHP/SS
8. Stolmy Pimentel, RHP
9. Ryan Westmoreland, CF
10. Michael Almanzar, 3B


LawさんもHagadoneを3位にしていますね。田沢とPimentelの評価が高いのが目を引きます。個人的には田沢はここまで上ではないと思っていますがどうなるでしょうね?あとはほぼ順当かな。




[09' Top100 Prospect]


1. Matt Wieters, C, BAL
2. David Price, LHP, TB
3. Jason Heyward, RF, ATL
4. Neftali Feliz, RHP, TEX
5. Travis Snider, OF, TOR
6. Madison Bumgarner, LHP, SF


7. Lars Anderson, 1B, BOS ; Andersonはとてもディープな1BのProspect層の中でもベストであり、若さと優れたアプローチ(?)で抜きん出ている。彼は彼の年齢にしては突出した選球眼を持っている(彼よりも上の年齢の選手と比較しても優れているが、この若さでというのが素晴らしい)。彼のキャリアOBPは.404で、とても印象的だ。ヒッティングでは高く構え、大きく素早い初動をする。短い距離でコンタクトし(大振りしない)、強く打って良いバックスピンをかける。彼のスウィングと身体的なポテンシャルからいずれ30本以上打つようになるだろう。しかし、どの球を引っぱり、どの球を逆方向に打ち返すかを見極めるようになる必要がある。平均を下回るランナーだろうが、1Bとしての守備は及第点だ。AAで印象的な活躍をしてなお、高いOBPとパワーナンバーを同時に残せるスターになるのはあと数年かかるだろうが、時間があればそこに到達できるだけのものは持っている。


8. Buster Posey, C, SF
9. Tommy Hanson, RHP, ATL
10. Rick Porcello, RHP, DET


52. Michael Bowden, RHP, BOS ; ストライクを投げれる。半年後には(MLBでの)戦力となるだろう。彼の持ち球は88-91 mphのファストボール(最速は93 mphだが速く投げると球筋がフラットになる)、とても良いチェンジアップ、縦に落ちるカーブ、スラーブのようなスライダーだ。フライボールピッチャーでホームランを打たれるかも。彼のフォームは球の出所が見づらいが、そのフォームのせいでプレートのサイドへ投げ分けられないし、スライダーが良くない。スタッフは平凡だが、コントロールと見づらいフォームがあるので4番手にはなれる。


81. Nick Hagadone, LHP, BOS ; ファストボールは大学では普通だったが、ケガの前は97 mphまで投げれるようになった。完全に回復しそうだし、4月に戻ってくるのも不可能ではない。スタッフが回復すると仮定すると、92-95 mphのファストボールに平均以上のスライダーの2ピッチがあり、圧倒的なレフティリリーバーになれるし、制球向上させるか、チェンジアップを磨けば2番手から3番手のスターターになれる。健康だったらTop40には入っていた。


90. Junichi Tazawa, RHP, BOS ; MLBの準備はまだできていないが、AAではスタートできるだろうし、シーズン終わりには上がってこれるかも。90 mph前半のファストボールとスプリッターがあり、現状ではリリーバー向きに見える。ファストボールのコマンドは向上させないといけないし、スライダーは良くてギリギリ平均だろう。スピードを落として、ピンポイントの制球を付けるのは上手いが、日本人投手の多くにとってよくあるが、ゾーンの高めに投げる際にはよりコントロールを磨かないといけない。コマンドが向上するか、スライダーもしくはカーブが良くなれば、ローテの中位になれる。それによってこのリストの上に行くか下に行くかが決まるだろう。


94. Daniel Bard, RHP, BOS ; ドラフト後の悲惨だった2007年の落ち込みから2008年のストーリーが始まった。95-98 mphのファストボールは伸びがあって少し沈む。80 mph中盤のスライダーは典型的な見せ球だ。消極的な部分が懸念される。打者に向かっていくよりも、起こった悪いことに反応してしまう。MLBでエースリリーバーになるにはより成熟しなくてはならない。


OverallのランキングからTop10とTop100に入ったBOSの選手をピックアップしました。BOSの選手はコメントを訳しましたが、他のチームの選手まではちょっと手が回りません(時間があればTop10ぐらいはなんとか...)。BOSからはNo.5のBardまでがランクイン。Reddickはわずかに圏外。単純に100÷30は3とちょい、なんで5人ランクインは多くの卒業者(Buchholtz、Ellsbury、Masterson、Lowrie)があったことを考えれば上出来です。




[09' Top10 Minor Systems]


1. Texas Rangers
2. Tampa Bay Rays
3. Oakland Athletics
4. Atlanta Braves
5. Cleaveland indians
6. St. Louis Cardinals


7. Boston Red Sox ; 少しアグレッシブなランキングかもしれない。だが08年のドラフトクラスはMLBでベストになるかもしれない。オーバースロットでいい選手を獲るし、IFAにも積極的だ。TEX を除けば、08年のショートシーズンのロスターのデプスはベストだった。


8. Florida Marlines
9. San Francisco Giants
10. Baltimore Oriols


BOSは7位。BAでは13位と言われていてLawさんもちょっと上につけたと言っており、現状では10位前後の組織というカンジでしょう。昨年はTBに次ぐ2位という評価が強く、多くの卒業生がいたのとHagadoneの故障があったりで07年組が伸び悩んだのが大きかったです。来季は上がるという大方の予想ですし、是非そうなって欲しいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

田沢が4位はちょっとびっくりしました。
ハガドンはこちらでも評価高いですね。
アンダーソンは他の有力候補を抑えて
1B部門でトップとはすごいです。
これだけメジャーに上がっても
この位置をキープしてるというのは
やっぱり全体的に層が厚いってことですよね。ポジション的にもキャッチャー
以外は満遍なく人材がいるという感じ。

バンガーナーは末恐ろしい投手になりそうですね。SFGは生え抜きだけですごい投手陣
出来そうです。
ピメンテルは2年後には全体20位以内には入っててもらいたいですね。

ララ さんのコメント...

ボストンフィーバーさん

こんにちは〜!

田沢は日本でも昨年1年で先発として上がってきただけに、これが本来の実力かどうかよくわかりません。日本では球威で抑えられたけど、向こうじゃそうもいかないですし。ハガドンは左腕で球威があるってのがいいですよね!回復に期待です。

アンダーソンはBAではKCのホスマーに次ぐ2位でしたけど、それも外野手にもなれるとか打撃以外の理由なようでしたから、マイナーの1Bで最高の選手なのは間違いないと思います。

ピメンテルは変化球なども良くてバランスが良い投手ですよね!現状8位はちょっと上過ぎかなと思いますが、球威がもう少し伸びて、奪三振率が上がればかなり上位に来そうですね(^ー^)

今季は卒業が多かったのもあって、ズバ抜けた選手が少なかったんで組織のランクは下がっちゃいましたけど、ブレイクするだけの才能持った選手の人数は全組織中でもトップを争うと思います。OAKやFLAのように選手を売って集めている訳でもないですし、毎年ドラフト順位が低い中で相当ガンバっているってことですね(^ー^)

SFはいい選手も増えたけど、ちょっと足りないかなぁ?OFにあまり目立った選手がいないですよね。バンガーナーは今年は素晴らしかったですね。来年もいい成績を残せるかに注目したいです。