6月です。ケガ人が相変わらず多いですが、Middlebrooksに加えて、Navaが素晴らしい働きで、この2人がチームを引っ張っている。5月前半はかなり負けがこんだけど、後半はBeckett、Buchが復調傾向でかなり調子が上がってきた。5割突破とAL-East最下位脱出に成功したし、6月もガンバりましょう。あとはドラフトも楽しみです(前記事はこちら)。
[Transaction]
○ 6/1
RHP Ross Ohlendorf opted out of his minor league contract.
Ross Ohlendorfがopt outでFAに。Minor Option持ちなので、6/1までの期限に40人枠に入れればよかったが、先発でも松坂さんやCookの復帰が近づいているし、リリーフもAAAにMelancon、Mortensen、田澤が控えていてA. Baileyも投球開始している状態でデプス的にはあまり緊急の必要性はなかった。余分なお金を払うより良かったんじゃないかな。
○ 6/5
Optioned RHP Daniel Bard to AAA.
Activated OF Darnell McDonald from the DL.
直近の登板で、限度を超えたノーコン振りを見せたD. BardがとうとうMinor送りに。少しメカニクスを直したりする時間を取りたいようです。素直にクローザーにしておけばね...。GMの無能ぶりがまた1つ。Josh Reddick出して、シーズン半分休むクローザー獲って、Jed Lowrie出して、Minor落ちするリリーフ獲って...。言い訳しようがないんじゃない?ホント早く辞めてくれ。
しばらく先発5番手がほとんど必要ない休みの多い日程が続くため、いつまでもMinorに塩漬けにしても仕方ないMcDonaldをロスターに戻しています。とっくに健康は健康そうだったけど、Navaの活躍で戻しづらかった。
○ 6/9
Activated RHP Daisuke Matsuzaka from the DL.
Activated OF Ryan Kalish from the DL and optioned him to AAA.
Transferred OF Jason Repko from the 15-day DL to the 60-day DL.
Designated OF Marlon Byrd for assignment.
松坂さんが1年ぶりに復帰。D. BardがボロボロでMinor送りになったため、代わりにローテに入ります。Minorでも毎試合HRを打たれてたところからして、あまり期待はしていませんが。ロスター枠を作るためにByrdをDFA。これは言われていたけど、意外と言えば意外。
McDonaldはそこまでして置いておくべき選手なのか?守備ではByrdが勝るだろうし、打撃にしても数字ほど悪くないにしろ、差はそこまで大きくない気も。ただどのみち今の状態なら、McDonaldももうすぐKalishに取って代わられるかも。そのKalishはリハブ期間終了で、AAAに取りあえずオプション。Repkoを60日に移しています。
Signed 2012 draft picks RHP Mike Augliera, RHP Justin Haley, RHP Kyle Kraus, 1B Nathan Minnich, SS Mike Miller, and C J. T. Watkins.
ドラ5~10の選手と契約。いずれもBelow Slotを狙ったピックで大物はいない。
○ 6/10
Recalled RHP Mark Melancon from AAA.
Placed LHP Rich Hill on the DL.
HOUですでに13発を放っているJed Lowrieを見返りに出して、AAAに肥やしになっていたMelanconがHillの代わりに復帰。そのHillはDr. James Andrewsさんに肘を診てもらうそう。名前を聞くだけで不安がよぎりますが、一応TJ後なので、念のためということかもと。
○ 6/11
Placed Jason Repko in Low-A on rehab assignment.
Repkoがリハブ開始。
○ 6/12
Released OF Marlon Byrd.
DFAしていたMarlon Byrdをリリース。BOSに来て、少し打つようにはなっていたけど、パワーを全く発揮できず。それにしても、まだCF守備も悪くないし、トレードできなかったものか?
Signed 2012 draft picks RHP J. B. Wendelken and LHP Dylan Chavez.
いずれもドラ10以降のピックながら、まずまず期待度のある選手。
○ 6/15
Signed 2012 draft picks RHP Pat Light, RHP Jamie Callahan, RHP Ty Buttrey, OF Shaq Thompson, C Miguel Rodriguez, and 1B Jake Davies.
Buttreyはオーバースロットの$1.3M。これまであまり契約に関する進捗がなかったものの、割とあっさり契約。M. RodriguezとJ. Daviesも契約していたようです。
○ 6/16
Placed RHP Josh Beckett on the DL.
Recalled RHP Clayton Mortensen from AAA.
Beckettが肩のケガでDL入り。スポットスタートにロングリリーフだったF. Moralesを移し、代わりのロングにMortensenを呼んでいます。Mortensenは前回もモップアップでしっかり仕事していたし、ブルペンへの影響は小さいでしょう。何やかんやで先発上位がしっかり投げている期間に関しては、悪くない投手陣になってきた。
Placed OF Cody Ross in AAA on rehab assignment.
Rossがリハブ開始。
○ 6/17
Recalled OF Ryan Kalish from AAA.
Placed Ryan Sweeney on the DL.
Sweeneyがつま先のケガでDL入り。相変わらず体調面が不安な選手だ。代わりにAAAで素晴らしいパワーを見せているKalishがとうとうMLBに復帰。MinorではCFでほとんど出場していたので、CFかRFということになりそう。
Signed 2012 draft pick SS Deven Marrero.
ドラ1 Marreroと契約。$2.05Mとオーバースロットで、この額出してまで欲しかったかと言われれば、少し微妙ではあるけど、本来の能力的には素晴らしい選手だし、しっかり取り戻してくれることを期待。
○ 6/18
Placed RHP Aaron Cook in Pawtucket on rehab assignment.
Cookがリハブ開始。ロスター入りのボーナスをもらったのだから、少しは働いてもらいたいもんだ。
Signed undrafted free agent IF Kevin Mager.
UDFAのMagerと契約。
○ 6/19
Placed OF Scott Podsednik on the DL.
Activated OF Cody Ross from the DL.
鼠蹊部を痛めたPodsednikがDL入り。Rossが復帰しています。好調だったPodsednikは地味に痛いな。そこまで重くないと思いますが、復帰時に席があるのか微妙なところ。
Acquired the contract of RHP Nathan Striz from Washington of the Frontier League, signed him to a minor league deal, and and assigned him to the GCL.
23歳の右腕。まずまず球威はあるよう。
○ 6/20
Signed 2012 draft pick SS/OF Iseha Conklin.
ドラ19のConklinと契約。Swihartの高校時代の同期。SSとOFをこなし、GCLのロスターにはSSで登録されているけど、BOSはOFとして使うみたい。
○ 6/21
Acquired the contract of RHP Matt Nevarez from Wichita of the American Association and signed him to a minor league deal.
元TEX、HOUでプレーしていたNevarezと契約。High-Aに行くようです。
○ 6/22
Activated OF Jason Repko from the DL and outrighted him to AAA.
Placed SS Jose Iglesias in Lowell on rehab assignment.
Repkoがリハブを終え、AAAにオプション。Minor Optionは残ってないと聞いていたけどあったんですね。J. C. LinaresもAAAに上がってきたし、これ以上デプスで置いておく意味があるかは微妙ですが。またJ. Iglesiasがリハブ開始。
○ 6/23
Placed LF Carl Crawford in the GCL on rehab assignment.
Crawfordもリハブ開始。だから、ゆっくりしててくれていいって...。
Signed 2012 draft pick 2B Mike Meyers.
Released RHP Matt Nevarez.
ドラ12のM. Meyersと契約。ちょっと懐かしい名前だけど、スペル違い。2Bとして契約したみたい。あとは契約したばかりのMatt Nevarezをリリース。契約金払ったならバカみたい。
○ 6/24
Activated RHP Aaron Cook from the DL.
Placed RHP Clay Buchholz on the DL.
BuchholzがDL入り。体調不良と聞いていましたが、重いのか?スポットで先発のCookがDLから復帰しています。
Acquired RHP Zach Stewart and UT Brent Lillibridge from Chicago (AL) for 1B/3B Kevin Youkilis and cash.
Designated LF Oscar Tejeda for assignment.
"Brutal Trade"と呼ぶしかない酷い動き。昨年を含め3度のAll-Star経験者で生え抜きのKevin YoukilisをCWSに放出。今季年俸の残り約$6.6Mに対して$5.5M程度のキャッシュを付け、見返りに右腕のStewartとUTのLillibridgeを得た。何度も言いたくないが、Cherington GMはもう一刻も早く辞めて欲しい。
Middlebrooksが台頭し、ロッカールームの雰囲気も良くないとの噂もあったけど、複数の買い手がある中で、何故この程度の見返りで、近年の功労者を、しかもPOを争う同じALのチームにわざわざ放出するのか理解に苦しむ。ケガがちで、今季打てていないという面で、大きな見返りは難しい状態ではあったが、$5.5Mまで出すなら、喜んで引き取るチームは他にもあったはず。バイアウトはCWS持ちだそうだが、逆に言えば、状態を戻せれば、来季も保有期間があり、どっちに転んでもCWSはフレキシブルに対応できる。
しかも得たものは、MLBに全く適応できていない投手ProspectとMLBでのAVGが2割1分台のUT。Stewartは08年のドラ3でCINがドラフト。その後、Scott RolenのトレードでTORへ。95 mphに達するシンカーと80 mph中盤のスライダーがあり、この辺りまでは有名なProspectだったが、Edwin JacksonのパッケージでCWSに行くあたりからは平凡な選手に。
球威も落としているし、セカンドピッチ以降やコマンドもさっぱり伸びていない。Chrington GMはStewartを買っているそうだが、はっきり言ってProspectとしては賞味期限が切れていると言ってもいいだろう。AAAの先発デプスとしたいみたいだが、球威低下でリリーフでも成績を残せていない選手が何の役に立つのか?まともなGMなら、CWSがOFを欲しがっていれば、Podsednikの見返りでもこの程度の選手を連れてこれるだろう。
Lillibridgeに関して言えば、さらに酷く、体よく40人ロスターの選手を押し付けられたようにしか見えない。Youkilisを出して、元々飽和気味の40人ロスターをさらに埋めるとはどういう了見なのか?現場のニーズ?Youksを失った3Bを含めて守れるUTというのはあるかもしれないが、Lillibridgeの守備は平凡だし、AAAでよく打っているSiriacoを使う方がよっぽどマシ。
40人枠の余剰は、結果的にTejedaをDFAすることに。今のTejedaならClaimされないかもしれないが、少なくともLillibridgeを獲るために、まだ22歳で身体能力・ツールはある選手を無駄に失うリスクを負うのは正気の沙汰ではない。同じDFAするにしても、M. GomezはAAAで16 HRを放っており、難しいかもしれないが、今のOF飽和状態でRepkoを未だに40人枠に置き続ける意味はあるのか?
CWSのKenny Williams GMは個人的にトレードの下手さではMLBでもトップを争うと思っていたが、訂正します。K. Wiiliams GMにすら、明らかにWinのトレードを成立されられる、BOSのCherington GMこそ、MLBで最もトレードが下手なGMです。
Signed RHP Jason Urquidez to a minor league deal and assigned him to AA.
Ind. Leagueからまた1人。
○ 6/25
Signed 2012 draft picks 2B Keaton Briscoe and RHP Greg Larson.
どちらも下層の穴埋め契約に近い。LarsonはSeniorだし、球威も全くないけど、長身とFlorida大というところで一応わずかな期待はしている。
○ 6/26
Signed 2012 draft picks LHP Brian Johnson and RHP Austin Maddox.
College World Seriesを終えたFlorida大の2人が契約。B. Johnsonの$1.575Mは全く気に入らないが、一応これでRound 10までの契約が終了。残りはピックを失わない範囲で、$158Kを$100Kに上乗せして誰かと契約可能。
○ 6/27
Signed an international free agent SS Tzu-Wei Lin.
合意が伝えられていた、台湾人SSのT. Linと正式に契約が発表。すでにGCLのロスターに入ってます。一気に下層のSSの層が厚くなった点は評価したいが、いかんせんパワーがなさそうな選手ばかりというのが少し残念。
PIT claimed LF Oscar Tejeda off waivers.
Stewart、Lillibridgeの席を空けるためにDFAされてWaiverにかかっていたOscar TejedaがPITにクレーム。LillibridgeやRepkoを残すために切られたわけで、彼らにそこまで価値があるようには全く見えないけど、Tejeda自身はBOSではOFではほぼノーチャンスではあった。ただ今季使える予定は皆無で、ロスターの重石になることはわかっていたのだから、何かのトレードのパッケージに使うなど、少なくともノーリターンで出すような事態は避けるべきだと思うが。練習に向かう姿勢等にも少し疑問のある選手だけど、ツールはあるし、どこかのGMを見返せるよう、しっかりトレーニングに励んでください。しかしPITは割と元BOSの選手好きな気がする。
○ 6/28
Signed Andy LaRoche to a minor league deal.
Released OF/1B Josh Kroeger.
Andy LaRocheとMinor契約。かつてBOSにも所属したAdam LaRocheの弟で、かつてのTop Prospect。Manny Ramirez、Jason Bayの絡む三角トレードでLADからPITに行った過去があり、何かと縁がある。内野全般や、一応OF経験もあるけど、未だに3Bがメイン。Middlebrooksが卒業して、AAもVitekがずっとDL。上層の3Bデプスが弱くなったところにKevin Youklisのトレードもあったので厚くしておこうというところ。代わりという訳ではないですが、J. C Linaresの昇格で飽和気味のAAAのOFからJosh Kroegerがリリース。
○ 6/29
Placed CF Jacoby Ellsbury in the GCL on rehab assignment.
Jacobyがリハブ開始。Kalishも苦しんでるし、Crawfordとは違って帰ってきてもらいたい。
○ 6/30
Activated RHP Josh Beckett from the DL.
Designated OF Darnell McDonald for assignment.
BeckettがDLから復帰。リハブはなかったけど、All-Starに入ってしまうこともあるからか?素直にMortensenを再びAAAに送るかと思ったけど、取ったのはMcDonaldのDFA。現在6人ローテとなっていて、特に本来は1つのスポットを争うはずの松坂さん、F. Morales、Cookがいずれも直近で好投しており、誰かとリリーフに回すこともできないし、オプションなどの関係からもロスターから外すことはできない。リリーフの数を削らずに戻すには、いずれJacobyやCrawfordが帰ってくることを考えればOFからというのは自然。
一応OFにも対応するLillibridgeが控えているのもあるし、いざとなればAvilesも対応可能。先にオプションを残すKalishかと思ったけど、2人戻って来ることからして、どのみちMcDonaldはすぐに外れる可能性が高かった。将来を考えても、少しでもKalishには機会を与えておきたかったか。この分だと、Podsednik辺りもトレードで出されそうですね。McDonaldはWaiverを通過するんじゃないかと思うけど、今の状況ならBOSではチャンスは少ないし、FAで他の球団に行くことを選ぶんじゃないかと。
Signed international free agent LHP Luis Ramos and OF Gregori Titts.
ともに17歳のパナマ人選手。今季中にデビューしそう。
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2 件のコメント:
Marreroは今後の11以降の事を考えればちょっと契約金高くなってしまいましたね。
これだとJohnsonである程度削る
見込みが立たってないと15巡のFulmerには辿りつけないかな。
Kalishはまだ体調面不安だけどSweeneyやポドセドニックが優先して上に残されるようだとがっかりですね。
ここできっちり打撃で結果を残して欲しいです。
>マックもしかしたら理由を付けてDL送りになるかもだが。
これ普通にありそうですね。
もう何回目だって感じですが(笑)
BFさん
個人的にはもうFulmer、Bregmanは諦めてます。Lightに$1M払ったということは、B. Johnsonは削れても$1.2M程度だろうし、Maddoxも$100Kも浮くとは思えない。
B. Jonhsonに$1Mで、Maddoxが$300Kなら、本来の$100Kに上積みして、$800K弱まではなんとかなるだろうけど、あのGMがコミットが強力な本来ドラ1~1s級の高校生を$1M以下で口説き落とせるとは思えない。
個人的にはFulmer、Bregmanは元々の評価から見て、仕方ないとしても、Jamal MartinかXavier Turnerはなんとかして欲しかったけど。
Podsednikは今のところ悪くないけど、来季以降の将来構想に組み込むような選手ではないと思うし、KalishはRFでもCFでもプロジェクションできるから、何とかMLBで地位を築いて欲しいんですけどね。
Podsednikは今季限りであれば、有用性はあると思うし、Kalishが活躍して、Sweeneyも引き取り手があるのがベストでしょうね。
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