2017年1月6日金曜日

17' Draft Watch - Draft Board 3 (College-LHP)

カレッジのLHPです。Brendan McKayは今季打者としても素晴らしく、ドラフト全体のトップタレントの一人。一方その後は素行不良気味のSeth Romeroと上限がやや低めのDavid Petersonくらいで少し層が薄い。むしろJuCo組のBrendon LittleやDaniel Tilloの上限が魅力かも。Romeroはスリップするなら、上手く教育できれば良いのでしょうが。


[17' Draft Board (College-LHP)]

Brendan McKay, LHP/1B, Louisville (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 210
Last Drafted: 34th round (14') by SD
Ranking: BA #3/MLB #2
Projection: Possibly #1, at Least Top 5

Comments: 二年前から、カレッジ全体でも指折りの2way選手で、野手としてでも現状今クラスでJeren Kendall (Jr.-OF)に次ぐ選手とも言われるが、投手として好んでいるチームの方が多いかも。どちらでドラフトされてもおかしくない選手。カレッジレフティーとしてはスタッフも十分。速球は90~94 mph。リリーフで投げればもう少し出る時もあり、投手に集中すれば、一回り上の球速を持てるかも。非常にコマンドが良く、80 mph台のボールでも打者を打ち取ることができる。カーブがセカンドピッチ。あまり先発歴が長くないため、チェンジアップは多く投げてこなかった。野手としてはスピードに欠け、1Bが適性だが、スムーズなスウィングで高いコンタクトと選球眼を誇る。パワーも平均レベルにはなりそう。17年は投手としても勿論、打者としても、1試合4 HRを記録するなど、トップクラスの活躍を見せたが、最近少しマウンドでのパフォーマンスが落ち、全体#1の最有力をKyle Wright (Jr.-RHP)に譲っている。


David Peterson, LHP, Oregon (Jr.)

Comments: BOS関連選手編を参照。


Seth Romero, LHP, Houston (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-3
Weight: 240
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #27/MLB #24
Projection: Mid 1st round to Supplemental 1st round

Comments: HS時代はさほど有名な選手ではなく、Houston大というビッグプログラムではないカレッジに進学。しかし、ここ数年でスタッフを伸ばし、ドラ1候補になってきている。速球は90~95 mph、リリーフでは常時94~96 mphを投げる。大柄な体格で投げるが、少し力の入った投げ方。スライダーはタイトで優れたセカンドピッチ。チェンジアップはこれまで、あまり必要でなかった。体重の重さにも表れているが、ややコンディション意識が甘く、ソフモアのシーズンはそれで出遅れた。更にジュニアーの今年は、チームの規律を破り、開幕から出遅れ、更に数試合に投げた後、同じ問題でチームを追放となっている。才能的にはTop 10級と言われるが、コンディショニングやメイクアップの点でやや敬遠するチームもあるだろう。


Luke Heimlich, LHP, Oregon State (Jr.)

B/T: L-L
Height: 6-0
Weight: 190
Last Drafted: Never Drafted
Ranking: BA #43/MLB #101
Projection: Likely Being Unpicked

Comments: 全米トップクラスの強豪Oregon州立大のエース。体格も平均的で、速球は90 mph前後から最速でも93 mph程度。カーブとチェンジアップを投げるが飛び抜けたボールではない。ただカレッジ左腕らしく、優れたコマンドと制球力で、スタッツ的にはトップクラス。ドラフト直前になって、少女に対する性的暴行の疑いが出ており、恐らく指名されないだろうと。


Brendon Little, LHP, State College of Florida-Manatee-Sarasota (JC-So.)

B/T: L-L
Height: 6-2
Weight: 195
Last Drafted: 36th round (15') by SF
Ranking: BA #36/MLB #36
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 北東部Pennsylvania州出身。HS時代も有名な選手だったが、North Carolina大のコミットもありスリップ。Cape Cod Leagueでの活躍もあり、一年早くドラフトに出るために、この秋からJuCoへとトランスファーした。速球は、Capeや、この秋は多少短めのイニングながら、93~96 mph、最速97 mphを記録。カレッジレフティーとしては非常に優れたスタッフを持つ。ただ投げおろすアングルはイマイチで、少しフラット気味とも。12-to-6のハードカーブも良く、チェンジアップも向上している。メカニクスも含め、磨かれていない選手だが、上限は高い。


Daniel Tillo, LHP, Iowa Western CC (JC-So.)

B/T: L-L
Height: 6-5
Weight: 215
Last Drafted: 39th round (15') by MIN
Commitment: Arkansas
Ranking: BA #94/MLB #81
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: HS時代はIowa州でNo.1のバスケットボール選手だった。2スポーツコミットでKentucky大に進学するも、フレッシュマンの昨季はあまり出番が無く、今季はJuCoへトランスファー。非常に優れた体格から、常時92~95 mph、最速97 mphと素晴らしい球威を誇る。スライダーも素晴らしいボールで、本人は投げるのを好んでいるが、速球ほどコンスタントではないとも。チェンジアップはあまり投げて来なかった。運動能力も高く、面白そうな選手。

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