2017年1月11日水曜日

17' Draft Watch - Draft Board 6 (C)

捕手です。J.J. Schwarzは、フレッシュマンのシーズンが終わった15年の頃は、全体#1最有力と見られていた選手でしたが、不調のソフモアイヤーのあと、今季も最近少し調子を上げているものの、全体的にはイマイチな上に、今季は捕手をあまり守っていない。ドラ1で呼ばれる捕手はいないんじゃないかというくらい不作。


[17' Draft Board (C)]

J.J. Schwarz, C/1B, Florida (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-2
Weight: 215
Last Drafted: 17th round (14') by MIL
Ranking: BA #375/MLB #172
Projection: 3rd round or Later

Comments: 元メジャーリーガーの投手、Jeff Schwarzの息子。素晴らしいフレッシュマンイヤーでの打撃成績で、攻撃型捕手として注目された。パワー面に非常に優れている。守備の方も、攻撃型捕手としてやっていけるだけのツールは持っている。しっかりしたムーブに平均からそれを上回る肩。最大の問題は、むしろチーム環境にある。同じFlorida大の同期に、Mike Riveraがいること。Riveraは守備型で、オフェンスでは比べるべくもないが、ソフモアイヤーまでは、同時起用の際は、Riveraの方が、2:1程度の割合で捕手を守り、SchwarzはDHに回ることが多かった。現BOS傘下のAustin MaddoxもFlorida大時代、元々捕手として有望視されながらも、Mike Zuninoの存在で、1Bやリリーフに回っていたし、全米でもトップを争うチームの宿命かも。今季は更に捕手としての出番が激減。打席でも冴えない試合が続いており、Top 100圏外に。


M.J. Melendez, C, Westminster Christian HS, FL (HS)

B/T: L-R
Height: 6-1
Weight: 175
Commitment: Florida International
Ranking: BA #53/MLB #72
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 父はコミットのあるFIUのヘッドコーチ。昨年まではAlabama州のHSに通っていたが、今季から父の近くでプレーする。オールラウンダータイプだが、特に守備面に優れる。優れた運動能力に、捕球・送球のスキルはプラスとも。膝をついたままでも十分な送球ができるほどにバランスと肩力に優れる。ツール型だけに、コンタクトはまだ穴があるが、素晴らしいバットスピードを誇り、パワーも十分に付いてくるだろう。


Luis Campusano, C, Cross Creek HS, GA (HS)

B/T: R-R
Height: 6-0
Weight: 200
Commitment: South Carolina
Ranking: BA #42/MLB #64
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 父のGenaro CampusanoはPIT傘下でプレーしていた選手。05年のBOSのドラ2指名だったJon Eganと同じHS。ややずんぐりした体格だが、プラスのパワーと肩という肉体的ツールに優れる。ややスウィングは大きいのでリファインが必要そう。捕球や送球のスキルもしっかりしており、捕手に留まれる選手。


Riley Adams, C, San Diego (Jr.)

B/T: R-R
Height: 6-5
Weight: 215
Last Drafted: 37th round (14') by CHC
Ranking: BA #73/MLB #73
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: 非常に長身の捕手ながら、比較的高い運動能力がある。近年パワー面で成長を見せている。カレッジの先輩であるKris Bryant (CHC)を意識しているのか、非常に広めのスタンスで構える。肩・捕球とツール自体は悪くないが、捕手としてのスキルはあまり高く評価されていない。空手の黒帯を取得しているそう。


Evan Skoug, C, Texas Christian (Jr.)

B/T: L-R
Height: 5-11
Weight: 200
Last Drafted: 34th round (14') by WAS
Ranking: BA #79/MLB #48
Projection: 2nd round to 5th round

Comments: HS時代も、名前の知られた選手だったがスリップして進学。フレッシュマン時から、強豪TCUでクリーンナップを務める。オフェンス型の選手で、素晴らしバットスピードから、広角に長打を放つ。コンタクトも優れているが、パワーがよりインプレッシブ。捕手スキルやリーダーシップにも定評があるが、守備面でのツールは今一つで、肩は平均以下。運動能力も高くない。オフェンス型捕手としてやっていけなくはないだろうが、1B等へ移った方がオフェンスを生かせる可能性は高い。今季はパワーは相変わらず見せているものの、三振が多く、少し評価を落としている。

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