2008年10月20日月曜日

08'-09' Offseason Boston Red Sox -Part1-

さてBOSはシーズンも終わっちゃったことですし、来季のロスターを少し考察してみたいと思います。一応今後の予定としては、FAのランク付けが発表され、FA申請→調停申し入れがあって、FA契約とウィンターミーティングあたりからのトレードで戦力を整えていくことになります(Rule 5 ドラフトもありますね)。未熟者ですので、間違った知識で書いている部分もあるかとは思いますのでご容赦を。


[-FA-]
先発陣と控え野手にFAで抜ける可能性のある選手が多いです。FAのType~はドラフト指名権に関連するもので、Eliasという会社がランク付けをしています(正式発表はまだ)。

RHSP Curt Schilling (TypeC FA), RHSP Bartlo Colon (TypeC FA), RHSP Paul Byrd (Likely TypeB FA), RHSP Tim Wakefield ($4M Club Option, Likely TypeB FA)
RHRP Mike Timlin (Likely TypeC FA)
C Jason Varitek (Likely TypeA FA), C David Ross (TypeC FA)
1B Sean Casey (Likely TypeC FA), 1B/OF Mark Kotsay (TypeC FA), UT Alex Cora (TypeC FA)

Schillingは昨シーズンならTypeAだったし、年棒$8Mも丸々どぶに捨てたことになってしまいました。どうやら引退ではないようだし、今季のColonのような先発の保険として低額で確保できればなぁとも思いますが、しっかりケガが治っていれば、そこそこの条件を出してくるチームはあるだろうし、出て行く気がします。

Colonは問題も起こしたし、恐らく放出。ただ彼のような立場のベテラン先発を一人は確保したいところです。

ByrdはかなりボーダーラインですがTypeBになるというプロジェクションのようで、ここは多分調停をしかけるでしょう。Buchholzがどうなるかわからず、BOSとしてはNo.5 Starterがいてもいいので調停を受けられても問題ない。ただ、BOSでは先発の座が保証されるかは微妙で、指名権引き渡しのないTypeBなら手を挙げる球団も多くありそうで、どこかで適当な契約を手にすると思います。

Wakeは格安のOptionがあり、行使は間違いと思われていましたが、ここ2シーズンでフルに働ける投手ではなくなってきていますし、特に疲労とケガでシーズン後半に崩れているので、行使は確実とは言い難くなってきました。
やはり問題となるのは専属捕手が必要なこと。正捕手が盤石ではなくなったBOSがナックルを受けれることよりも、正捕手を補える能力(特に打撃で)を持つことを重視してもおかしくはないです。ただ年棒と今季も途中までしっかり投げていたことを考えれば行使の確率の方が高いとは思いますが。

Timlinは恐らく放出でしょう。TypeBになる可能性も少しありますが、なっても受けられる可能性を考えて調停を申し込まない可能性が高いと思います。POで敗戦になった試合ではそこそこ球速もでていたし、判定が辛かったせいで負け投手になりましたが、状態的には上がってきてはいると思いますが、残さずにしっかりしたのを取る方向だと思います。

捕手はRossは特に問題もなく流出だと思いますが、正捕手Tekの状況は非常に難しいです。守備では阻止率以外は相変わらず良い。最高かと言われれば意見が分かれるところでしょうが、ML上がりの若手などにとって信頼できるリードをしてくれることは重要だし、緊迫した場面で落ち着いた守備ができる点ではやはり未だMLB屈指の存在です。
ただ今季はやはり打撃が悪すぎた。ファストボールに完全に振り遅れており、打てる気がしません。年齢を考えても今後向上するとは考えられない。普通の年であれば放出して新たなレギュラーをという流れだと思いますが、今季の捕手市場があまりにも良くない(特にFA)のも動き方を難しくしています。
TradeでTEXあたりから若いのを取れ、という声も多いですが彼らの名前を見てBOSのレギュラーとして十分かと言われればそれもどうかと思いますし、個人的にはやはり残留の線の方が強いかなと思います。調停してはという意見もありますが、Scott Borasがついているとは言え、今のTekを獲得するのににドラフト権を譲渡したいチームがあるかなとも思うし、受けられるとむしろ割り高になりそうで、どちらかと言えば2年くらいのエクステンションの方が濃厚なのではないかと思います。あとはBorasの出方次第ですかね。

控え1BのCaseyはまずまず打ちましたが、前半に比べて後半はさっぱりで、POではYouksが3Bに回ったにも関わらず、先発を本来OFのKotsayに奪われてほとんど出番なし。守備位置的にも1Bオンリーで昨シーズンのErik HinskeやKotsayのような1B/OFタイプの方が使い勝手が良いこともあり放出が濃厚です。代役を捜す必要はありますが、BaileyやCarterのような今季ある程度結果を残した選手もいますし、特に残す理由はない。やっかいなのは恐らくTypeBにはならないと見られていますが、現状ボーダーラインでありTypeBになったとき調停をしかけるかどうかですね。まぁ、多分受けないと思いますし、その時は仕掛けると思いますけど。

Kotsayは残せと言う意見も結構ありますね。元々しっかりしたCFで、現状でもRFはしっかりこなせるし、1Bとしても優れた守備者です。まだCFも守れない訳ではないし、優れた人格者でもあります。しかし、移籍直後は打ちましたが、序々にトーンダウン。元々控えタイプでもないこともあるのかもしれません。本来OFで打撃よりも守備より、これがBOSの控え1Bのニーズに合うかと言われれば疑問ではあります。1BではなくOFの控えとして見た場合はむしろ欲しいのは右打ちですし。以上を考えれば、残らない可能性の方が高そうですね。調停自体も高めになりそうですし、格安でエクステンションできればOF/1Bの控え候補にはなりますがどうでしょうか。

Coraは流出でしょうかね。しっかりした守備力を持つSSの控えで、これはBOSのニーズには合っている。BOSは3Bの控えを1BのYouksで賄えるため、UTに打力を求める必要性が薄く、更にSSのレギュラーにある程度打力があって3BもこなせるLowrieがいる。UT自体は必要で、それがCoraであっても問題はないんですが、やっかいなのはむしろ不良債権となったLugoで、こちらは出したいですが、出せる保証がなく最悪の場合割高なUTになってしまう可能性があるため、先にCoraを引き止める可能性は低そう。UT自体はそれほど代役を捜すのは難しい訳でもないですしね。ただ本人は残留希望だそうで、無事にLugoを出せた場合は再びCoraを迎え入れる可能性もありそうですね。


[-Minor Leaguers-]
下では、来季のBOSのロスターに絡む可能性のある選手を挙げています。
BOSのMinorは一般的に優れていると言われるし、AAAでしっかりとした結果を残し、MLBへの準備ができている選手は多いです。しかし、BOSという強豪チームで未知数の若手を起用するのは簡単ではないですし、特にポテンシャル的にトップクラスではないと言われる選手を控えでも計算に入れてロスターを組むかと言うと、それはなかなかできないチームです。
何人かはトレードバイトになるかもしれないし、特にオプションが切れている選手はBOSに残る可能性は低そうです。

RHSP Clay Buchholz (MLB, AAA, AA), RHSP Michael Bowden (AAA), RHSP Chalie Zink (AAA), RHSP/RP David Pauley (AAA), RHSP/RP Devern Hansack (AAA), LHSP Kris Johnson (AA)
RHRP Chris Smith (AAA, MLFA, DFA), LHRP Hunter Jones (AAA), RHRP Jose Vaquedano (AAA), RHRP Daniel Bard (AA), RHRP Richie Lentz (AA), LHRP/SP Dustin Richardson (AA)
C George Kottaras (AAA), C Dusty Brown (AAA), C Mark Wagner (AA)
1B/LF Jeff Bailey (AAA), LF/1B Chris Carter (AAA), 1B Aaron Bates (AA), 1B Lars Anderson (AA), IF Gil Velazquez (AAA, MLFA), SS Argenis Diaz (AA)
CF Jonathan Van Every (AAA), LF/CF Jeff Corsaletti (AAA), CF Bubba Bell (AA), LF/RF Zach Daeges (AA), RF/CF Josh Reddick (AA)

先発はBuchholzをどうするかですね。スプリングトレーニングの内容次第ですが、ローテーションの枠を一つ与えられるのでしょうか?Bowdenは頭からは恐らくなくてAAAで上の様子を見ながら修行でしょう。ZinkとHansackはトレードされなければAAAのデプスかな。PauleyはOptionがないので難しいですね。トレードバイトかモップアップか、どちらにしろ先発はないでしょう。JohnsonはAAAに昇格して良ければ、秋にはMLBで見れるかも。

リリーフはAardsmaを外しそうですが、一人は外から取ってきそうで、1枚枠があるかどうか。モップアップを下から賄う可能性はありますが。SmithがDFA。今季の上の出来も今ひとつでしたから、あまり計算には入っていないか。JonesやVaquedanoらは上では未知数で、スプリングトレーニング次第か。Pauley, HansackらはAAAでは先発でモップアップ/ロングリリーフにハマってくれれば取ってくる手間が省けます。BardとLentzは球威があり期待度が高めのタイプでAAAで良ければ途中で試してくるでしょう。Richardsonはリリーフに転向中の左腕。良いスターターになれる可能性はそれほどないと見られているので、今イチ頼りないLopezの代わりに左殺しとしてハマって欲しいです。

CではWagnerはまだまだで、AAAの二人を控えCとして使うかどうかという選択になります。Brownの方はオプションが残っており、AAAで打撃自体は悪くなかったけど、なんせBOSですし、いきなりMLBのロスターに入れることはない気がします。Kottarasも現状の打撃成績ではMLBでいきなり使いづらい。しかし、オプションが切れており、Waiverにかければかなりの確率で取られてしまうでしょう。一応ナックルを受けれるし、正捕手がしっかり決まり、Wakeが残るのであれば可能性はないこともないですが、現時点ではトレードバイトに入れることを検討しているんではないかと思います。

IFでは1B控え、UTのどちらも必要ですがUTの方は下からの選択肢はない。Velazquezで満足するようなチームではないし、Diazは守備は良くても打撃はまだMLBで使えるレベルには達していない。

1BではBailey, Carterの二人を使うという選択肢も考慮には入れているでしょう。BaileyはMLBですでにしっかりしたパワーと選球眼を示したし、最低限ですがLFもこなす点は有利。ただ最大のネックはYouksと同じ右打ちであること。適当な選択肢がなければこちらで妥協するかも。Carterは逆に左打ちな点は有利ですが、Bailey以上に守備が良くない。今季はほとんどLFかDHでしたが、MLBでLFを守れるレベルではなく1Bとしても微妙。OrtizがいるBOSで守れない選手をロスターに置くのは難しいです。
BatesはAAAで、LarsはAAでしばらく修行でしょうが、1Bの状況次第で昇格の可能性もあるでしょうね。特に傘下最大のProspectのLarsはOrtizに衰えが見られるので、来季中にはMLBを経験させておきたいです。上記の2人も含めて、少し重なっていますし、BatesやCarterはトレードバイトにもなってくるでしょう。

OFでは、Bell, Corsaletti, Daegesあたりは昨季AAが主で、来季はAAAでの成績が良ければ上で試されることもありそう。Reddickは期待度が高いけど、AAで苦しんだし来季中はさすがに期待薄かも。Bailey, CarterもAAAではOFを守ったけど、MLBで4th OFとしてはどうか?


[-Starter-]
枠は5枚でMinorにある程度デプスがあるBOSでは5枚埋めきる必要は必ずしもなさそうですが、今季はBeckettがケガで状態が悪く、更に上を目指すために大物を一枚とるかもなんて話もあります。

とりあえず、確定しているのはNo.1 Beckett, No.2 Lester, No.3 松坂というカンジです。大物を一枚取れば、これらのメンツでNo.4までを確定することになりますが、現状でもこの3枚はなかなかに強いと思う。Beckettの健康面、多少疲労がたまっているであろうし、研究もさせるだろうLester、四球減と被打率を抑えることの両立がなかなかできなそうな松坂と各々多少の不安はあるにせよ、健康度もそれほど悪くないし、今季からの上積みも十分期待できます。

問題はNo.4以降で、理想的には今季BuchholzがNo.4でしっかり投げて来季のローテーション枠を確定させた上でNo.5にWakeという形だったのですが、Buchholzの低迷で確実とは言えないシナリオになってしまいました。現状ではBuchholzはローテ入ってたとしても期待値としてはNo.5のものを求めるわけにはいかず、彼が伸びればいいんですが、そうでなかった場合Wakeと二人をローテに入れると少し弱いと言うカンジ。

大物で噂があがるのはFAの目玉、LHP CC Sabathia, RHP Ben Sheets, RHP AJ Barnettの3人とSDがトレードに出すと言われているRHP Jake Peavyです。
中でもSabathiaの実力はMLBでもNo.1かもしれないほどで、BOSとしても欲しいのは間違いないですが、SPの駒不足が深刻なNYYが当然絡んできますし、膨大な額の契約になりますので、そこまでSPが緊急課題と言えないBOSがそこまでの金銭リスクを負うとは考えづらいです。今のところ健康度も優れていますけど、体重を不安視される選手でもあります。この辺を考えればBOSが彼を得る可能性は低そうですね。
残りの3人は実力的には大差はないです。近年の働きではPeavyですが、本拠地恩恵を考える必要はあります。Sheetsは本来の実力はPeavyを上回ると思いますが、健康度が最低クラスです。Barnettは素晴らしい速球派ですが、ケガが多いのもあって成績の上下が激しいタイプでもあります。

他の選択肢も傘下内での選択肢としては、Byrdを残す、Schillingを残す、Bowdenの抜擢、Mastersonの転向などもなくはないですが、いずれもNo.5ぐらいの期待度でしかないでしょう。この辺の問題点がWakeのOptionを行使するかどうかに疑問を持たれる理由でもあります。
個人的には今季前半を見てもWakeは体調が万全であればNo.4でもギリギリ合格点の投球ができると思っているし、Buchholzの成長もポテンシャルを考えれば、そう悲観するものでもない気がしていますし、いざとなればシーズン中に動くこともできなくはないのであまり大物獲得の必要性は感じてはいません。特にFAではなくトレードで大物獲得となればBuchholzらの流出は間違いないですし、それくらいなら捕手を補強するのに使いたいという気がします。


[-Reliever-]
RPも今季ほとんど貢献できなかったTimlinが抜け、あとは途中までミドルリリーフでそこそこ投げたAardsmaが抜ける可能性があるくらいで戦力的にはほとんど維持されていますし、Bardらの昇格も期待できます。岡島も復調したし、MastersonがこのままRPに留まるなら昨年の開幕時より戦力的には上がっているかもしれません。それでも、一枚強化したい思いがあるのは、今季中盤にかなり崩れたこともありますし、最高クラスのブルペンと呼ぶには少し遠いカンジがするからでしょう。

7枚の内訳は、クローザー1枚、セットアップ2枚(できれば左右1枚ずつ)、ミドルリリーフ3枚(対左1枚)、モップアップ1枚くらいの感覚だと思います。
クローザーはPapelbonで確定。素晴らしいクローザーですし、エクステンションをそろそろして欲しいです。あとは今季、多少酷使気味だったのでセットアップをしっかりさせたいです。

セットアップは現状Masterson, 岡島で2枚。POを見ていると岡島の調子が戻ってきたし、この2枚で悪くはないかもしれません。Mastersonは回の途中からでもある程度投げれますし、多少左に弱い点は岡島で補える。ただ、鉄壁の2人とも言えないので、良い話があればしっかりしたセットアップを取りたい気もします。TORのScott Downsなんて左だし欲しいですねぇ。

ミドルリリーフではDelcarmen, Lopezの2人がいて、Lopezは対左も兼ねます。Delcarmenは今季一時期セットアップも務めた速球派で、PO終盤の崩れからセットアップとして計算はできませんが、ミドルとしてであれば一応頭数には数えてもいいかと。
Lopezは一応左ですが、モップアップに近い役割でしっかり抑えたので今季のERAは良かったですが、肝心の対左ワンポイントではさっぱり役立たずで、リプレースできればベストではあります。Downsのような左のセットアップをとり、岡島を対左を兼ねたミドルで使えれば、かなり強いブルペンになると思うんですが。まぁLopezでしばらく我慢して、JonesやRichardsonが伸びればリプレースという可能性が強そうですね。
一応、枚数的にセットアップかここで1枚は取ることになるかと思います。強い駒であればベストですが、今季のAardsmaぐらいのレベルで、下からの突き上げを待つ可能性の方が強いか?100 mphのファストボールを誇るBardが早いうちにハマってくれると嬉しいんですけどね。

あとはモップアップも必要です。ここを外から取らなくちゃいけないってのはあんまし嬉しい事態ではないですけど、ここで使えそうな人材がいないのも確か。
本来はAAAでしっかり投げてるけどMLBでは少し不安というぐらいのSPをここで使って良ければ先発やミドルにっていう使い方が多いですけど、Pauley, Hansackあたりがうまく適応できていません。今のところHansackの方がマシだけど、PauleyはOption切れで、ここでハマらなければ、Waiverかトレードで確実に持っていかれます。
とは言え、BowdenらもいるBOSに取っては、あまりSPをこなせるかどうかは重要ではないですし、ある程度長いイニングに対応できるしっかりしたRPであればいいので取ってきそうな気もします。


[-Catcher-]
今季はここが本当に打てなかったです。Tek, RossがFAで正捕手、控え捕手ともに今のところ未定です。上記したけどやはり今季は市場が悪いだけに、Tekとの2年程度のエクステンションも考えているよう。

今季は捕手を含む7番からの下位打線が打てず、1番のJacobyも途中から不振に陥ったため、打線の弱さが目立ちました。Lowellが健康を取り戻せばPedroia, Ortiz, Youkilis, Bay, Drew, Lowellなどで2番から7番にしっかりとした打者を並べられるし、確実な期待値はないけど1番Jacoby、8番Lowrieも適応すれば十分な打者になりうる。例えTekが打てなくても穴が9番1つならなんとか戦えます。ただ、当然これはベストシナリオでワーストも考えなくてはならないです。

今季でなければ...という印象は強くあります。正直なところ、どう動いても理想的な選択肢は得られそうにない。MLBで活躍するJoe Mauerなどの攻守に優れた捕手は、どこも出すはずがないですし、MLBの準備ができている有望株もそう。
中堅どころにしても、攻撃だけの捕手はBOSに合わないし、守備だけならTekをそうそう上回れない。
実力があって、デプス的に少し浮いた存在と言えるのもCLEのKelly Shoppach、TEXのJarrod Saltalamacchiaくらいですが、これらも強いレギュラーかと言われると疑問で、要求されそうな対価を考えると微妙感がなくもないです。

Tekが残るのなら、打率と長打の両方は望まないので、バットを軽くする、バットを短く持つ、スウィングを小さくする、なんかで少しでも出塁率を上げる方向に調整して欲しいなと思います。

控え捕手はWakeの去就次第ですが、ナックルを受けれる捕手かレギュラーと出番を分け合えるくらいの捕手といった選択になると思います。
前者ならKottarasかBrown、後者ならFAは枯渇しているのでトレードで取ってくるかなぁと思います。


[-Infielders-]
13-2(C)-4(OF) = 7がIFの枠で7枚の内、1枚はDH、3枚が2B/SS、3枚が1B/3B(/OF)となり、DH Ortiz, 1B/3B Youks, 2B Pedroia, SS/UT Jed Lowrieまでは確定で、あとは3B, UT, (控え)1B。BOSの強みの一つはきっちりとした打力があって、1B/3Bをしっかり守れるYouksの存在であり、ロスターの柔軟性の点でDH専門のPapiがいるのを補っています。

3BはまずLowellだけど、ケガが不安なのもあるし、Mannyの放出、Papiの衰えなどの懸念があり、またYouks, Bay, Drewなどでは本当な中軸というには少し物足りないこともあって、例えば1BでMark Teixeiraのような大物を取って、Youksを3Bに回すと言う意見も。

3枚の1B/3B(/OF)の組み合わせは、①レギュラー1B/控え3B Youks、レギュラー3B Lowell、控え1B?か、②レギュラー1B?、レギュラー3B/控え1B Youks、控え3B Lowellか、③レギュラー1B?、レギュラー3B Youks、控え1B?の形になると思います。
①はほぼ現状維持でLowellが健康であればいいけど、離脱すると苦しい。ある程度実力のある控え1Bが見つかればいいですけど。②は戦力的には最高だけど、Teixeiraなどで長期高額契約する必要があって、Larsをブロックすることにもなる。Lowellも少しもったいない。③はフルタイム3Bを務めたことはないYouksが3Bでフル稼働しなくてはいけないのがネックですね。

GMも今季だけ見ての動きはしないと言ってますし、個人的にはLowellはFenway適応型で多少状態が悪くても、出ていればそこそこ打てると思ってますので、①でLowellやYouksにそう引けを取らない今季のCaseyよりも少し上の1Bを取れればいいかなと思います。Larsがいるので、長期契約は避けたいなど、条件的にはキツめですが、Ortizの保険にもなるし、ここに多少力を入れてもいいのではないでしょうか。

UTは傘下にすぐ使える対案はなく外部から取ってきたいが、まずはLugoをきちっと出さないといけない。最悪の可能性としてはLugoを出せずに彼がUTとなる。ニーズとしては3Bがどうなろうが現状でYouks, Lowrieと2人こなせる選手がいるため、UTに打力は必要なく、きっちりSSを守れるIFが欲しい。Lugoを出せればCoraか似たような守備型のUTを取ってくるはず。
傘下では守備の良いDiazもいて、こちらはまだAAクラスだが今季AAでまずまず打っており、守備はすでに完成しているし、40人ロスターに入っていることから、UTであれば今季中に上がってきてもおかしくはなく、長期的に見てもさほど重視する必要はないポジションです。


[-Outfielders-]
OFは4枚で、LF Bay, RF/CF Drew, CF/LF/RF Jacobyとレギュラーはほぼ確定的。一応Jacobyが今季後半良くなかったのでリプレースというのもなくはありませんが、Crispも抱えているのでCFを新たに獲得することはないでしょうし、CrispとJacobyならJacobyを選ぶのも自然です。

問題は4th OF。右打ちのBayは今季途中で加入して、活躍したのでほぼフルタイムLFで出るでしょう。それに対して、健康度に不安のあるDrew、やや左を苦手とし、今季後半不調のJacobyが共に左打ちであることを考えれば、ニーズは右打ちのOF。現状スイッチのCrispがいるが、一応CFを守れるDrewがいることを考えれば、控えはCFを守れるほどの守備力は必須ではない。逆にJacobyの不振やDrewのケガに対するリスク回避という意味で打撃よりのOFが欲しく、守備のよいCFのCrispは理想的な4th OFのタイプとは言い難いです。
ただDrewのCFはできればあまりやりたくないし、ラインナップに1番タイプが少ないことを考えれば、Crispでもいい気もします。POの活躍もあったし、どちらかと言えば積極的に売りに出すというよりは、BOSとCrispの双方にとって良い話がくれば考慮するというようなスタンスなんでしょうか?

0 件のコメント: