[Outlook]
さすがに多くのProspectが集まるポジションだけに人材豊富です。ただ5ツールタイプは多いですが、特にパワー面でポテンシャルがある選手はそれほど多くないです。また左打ちの割合が多く、右打ちはPlace、Linくらいしか目立つ選手がいません。その意味ではBayとはエクステンションをしたいところです(健康度合いと成績によってはBaldelliもありですが)。Bayとエクステンションできれば、EllsburyがMLBに定着したところだし、あとはDrewからReddickにうまくバトンが渡れば十分でしょう。
[ST Invited]
Jason Bay, J. D. Drew, Jacoby Ellsbury, Rocco Baldelli, Mark Kotsay, Jeff Bailey, Chris Carter, Jonathan Van Every, Brad Wilkerson, Paul McAnulty, Chip Ambres, Zach Daeges, Josh Reddick
[MLB]
Starter (LF): LF Jason Bay
Starter (CF): OF Jacoby Ellsbury
Starter (RF): RF/CF J. D. Drew
Back-up: OF Rocco Baldelli, OF/1B Mark Kotsay (DL), OF/1B Brad Wilkerson, 1B/LF/RF Jeff Bailey, LF/1B/DH Chris Carter, OF Jonathan Van Every
MLBの構想は比較的わかりやすくなる予定でした。LFにBay、CFにEllsbury、RFにDrewで、まだ完全に独り立ちしていないEllsburyとケガが不安なDrewが共に左打ちなので、ここに4th OFとして右打ちのBaldelliを加え、彼は健康面にやや難があるので1B控えとしてOFをしっかり守れるKotsayを加えるというものです。しかし、結局Kotsayは腰の手術で離脱。Drewもまだヘルニアが完治していないということで少し構想は狂い気味。BaldelliがOFで出場できるならいいですが、守備につかせたくないということなら控えは攻守どちらかで多少弱い選手が多いです。
Bayはやや地味ですが、残している成績はスター選手級で、.300前後に30HR、100RBIを期待できます。ややSOが多く、もう少し出塁を上げて欲しいですが、今のBOSにとってそのパワーは貴重です。足も比較的速く、守備は優れているわけではないですが、無難には守ります。傘下にやや欠ける右打ちのパワーヒッターということで、BOSもエクステンションを考えているようです。今オフにはFAの予定で、同じ市場にOAKのMatt Holidayが出て来ますが、Boras物件で高くて長くなりそうなことを考えれば、Bayとさっさとまとめてしまってもいいかと思います。ただ今まで格安で働いてきただけに、簡単にはまとまらないでしょうが。
Ellsburyは今季も1番の期待がかかります。なんと言っても走塁が素晴らしく、昨季の盗塁王。守備面でも肩は弱めですが、俊足を生かした守備はCFとしても上位に入ります。ただ鮮烈な印象を与えた一昨季から一転して、昨季は出だしこそよかったものの、少しずつ成績を落とし、夏以降は選球眼も失ってしまいました。
今季は筋肉をつけてパワーアップしてきたようですが、1番打者としては元々最低限のパワーは見せていたし、俊足で二塁打も稼げるだけに、コンタクトや選球眼を磨くことが重要ですね。できれば今年中に不動の1番になって欲しいですが、特に対左ではLugoやLowrieと併用されることもありそう。
RFはDrew。BOSに来て以来、比較的健康が安定していたんですが、昨季は少しケガに悩まされ、腰のヘルニアは完治していないそうです。度重なる故障で多少能力を失ってきており、パワー、守備範囲などの低下が見えますが、選球眼に非常に優れており、まだまだ5〜7番や1、2番では使い勝手のある選手です。Baldelliがしっかり守れる健康状態ならあまり問題はないんですが、そうでなければ彼の離脱は響きそうです。Lowellと共に、ある程度健康を維持して欲しい選手。
控えの1番手はBaldelli。こちらも故障で伸び悩んでいる選手ですが、出ていれば打撃はまだ十分な力があります。コンタクト、パワー面に優れ、選球眼も多少改善してきています。彼に関しては結局何試合出られるか、そしてどれくらい守れるかということに尽きます。基本的には対左を中心に、Ellsbury、Drew、Papiらと併用されることになりますが、守れないPapiがいるだけに、ある程度守備につけるかは重要です。STで次第に情報が入ってくるのを待ちたいです。
あとはKotsayがいて、DLスタートで5月に復帰となるようです。打撃は1Bとしては弱めというくらいになってきていますが、1BとOFの控えをこなせ、守備がいいことからBaldelliと組ませるにはいいカードだったんですが、しばらく離脱ということで、特にシーズン開始直後の外野守備は多少不安が。
一応同じくOF/1BをこなせるWilkersonを代役として確保し、Bailey、Carterらと争わせることになります。現在のWilkersonの打力ならBaileyが奪う可能性の方が高いか?Carterは守備が悪いので、ここをAAAでもう少し改善させるかなと思います。Van EveryはCFのデプスです。
[AAA]
Starter (LF): LF/1B Paul McAnulty or LF/RF Zach Daeges
Starter (CF): OF Jonathan Van Every
Starter (RF): LF/RF Zach Daeges or OF/1B Brad Wilkerson
Back-up: OF Jeff Corsaletti, 1B/LF/DH Chris Carter, 1B/LF/RF Jeff Bailey, OF Chip Ambres or OF Sean Danielson
現状ではBailey、Carter、McAnultyでAAAの1B、DH、LFを埋めると考えられていて、誰かがKotsayの代役の座をWilkersonから奪うなら代わりにWilkersonがAAAでプレーすることになりそう。Ambresなども加えて結構カード的には多いですが、Bell、Daeges、Corsalettiと昨季AAで結果を残した選手がいるだけにミッドシーズンにはトレードを含めて少し整理したいところかも。
McAnultyはMLBでやるだけに力はなさそうでAAAのLFか。MiLBレベルではよく打っているけどツール的には不足気味です。BaileyがMLBでプレーするなら、Wilkersonを両翼にしてMcAnultyは1Bとなるかなと思います。
CFはVan Every。両翼兼1Bというタイプは多くいるけどCFをこなせる選手は多くないため、デプスとしてAAAでプレーすることになりそう。昨季はBOS傘下で最多の26発を放った選手ですが、SOも多くて打撃はかなり粗いです。MLBではあまり打てなさそうですが、強肩で守備もいいため今のBOSにとって置いておく価値はあります。
個人的に両翼の一角としてDaegesを上げてくるかなと思っています。AAでは完璧に打ち込んでおり、選球眼は傘下でも1、2を争うという評価で、STにも参加しているし、ある程度セプテンバーコールアップを睨んでいるのかなと。守備が基本的に悪く、もう少しパワーを磨きたい選手でAAスタートの可能性もありますが。
あとは昨季中にAAAに上がって、少しずつ適応して来たCorsalettiがBack-upを務めそう。典型的な4th OFタイプで、選球眼に優れ、外野3ポジションを守ります。多少RFやCFとしては肩や守備範囲に難がありますが、AAではパワーを見せただけにもう少し見てみたい選手でしょう。
あとはBaileyやCarterが多少機会を得るのと、枠があるならAmbresやDanielsonらが争うところか。そろそろAAAに引き上げたい選手も多いですが、MLBで即使える選手を開幕時にAAAに置いておきたいのか、ややロスター枠が飽和気味です。
[AA]
Starter (LF): RF/LF Daniel Nava or LF/RF Zach Daeges
Starter (CF): CF Bubba Bell
Starter (RF): RF/CF Josh Reddick
Back-up: OF Sean Danielson or OF Bryan Pritz or OF Jay Johnson, 2B/OF Chih-Hsien Chiang
Likely will be released: OF Matt Sheely, OF Yahmed Yema
DaegesがAAAとAAのどちらかで変わりますが、CFのBellとRFのReddickは確定か。NavaもHi-Aを支配しておりAAに上がってくるでしょう。
LFはDaegesがAAスタートなら彼で、Navaが控えにまわります。AAAスタートならNava。独立リーグでプレーしていた選手で、多少年齢は高めですが、コンタクト、パワー、選球眼、守備といずれも良かった。AAにすんなりアジャストできるなら少し面白い選手になってきます。
CFはBell。昨季、ケガで離脱したのが痛かったです。順調ならシーズン半ばにAAAに行っていたはず。CFとしてはパワー、選球眼に優れており、コンタクトも悪くはないです。早めにAAAに上がって、Van EveryあたりからCFの椅子を奪いたいところ。
ReddickはOFで最大のProspect。パワーとコンタクトを兼ね備えた打撃もいいですが、傘下No.1の肩を含めた守備面の評価高いです。順調にいけばDrewの後釜になるはず。選球眼に問題があり、AAとAFLで苦しんだことから多少評価を引き下げましたが、いずれアジャストするだろうと見る人が多いです。STにも参加しており、できれば今季中にAAAへの昇格とMLB経験を多少積ませたい選手です。
控えはDaegesがいるならNava。そうでないならDanielson、Jay Johnson、Pritzらが争うところか。いずれもMiLBで控えクラスで、Hi-AからPlaceあたりが上がってくるまでのつなぎと言ったところ。Sheely、Yemaあたりはリリースの可能性が高そうです。
[Hi-A]
Starter (LF): LF David Mailman or CF Jason Place
Starter (CF): CF Che-Hsuan Lin
Starter (RF): CF/RF Ryan Kalish
Starter (DH): CF Jason Place or 1B/LF Jered Stanley
Back-up: LF Reid Engel
Likely will be released: OF David Marks
Lin、Kalish、PlaceとCFのProspectの多いクラスです。守備力の関係でLinをCFとしていますが、守備位置はローテーションしていきそうです。MailmanはLo-Aに行く可能性もありそうです。
Mailmanは元1Bですが、今は外野3ポジションを守っています。打撃面に期待がかかる選手ですが、まだ期待ほどには打てていせん。それでも昨季後半戦はかなりアジャストしてきており、今季のブレイク候補。まだLo-Aで多少育てるのであれば、PlaceやEngelらが務めることになりそうです。
Linは守備・走塁が素晴らしいCF。肩も正確性で多少Reddickに劣りますが、傘下のOFで1、2を争う強肩で守備力総合では傘下No.1のディフェンサーです。まだ20歳で、打撃は多少コンタクトに苦しんでますが、選球眼やパワーもまずまずで今季の飛躍が期待されます。
Kalishも5ツールタイプのProspectで今季はケガもあって、多少評価を落としたもののそれでもNo.10~15程度にはランクされています。コンタクトや選球眼が素晴らしく、リードオフとして素晴らしい選手になると言われています。守備面もLinやReddickほどではないですが、肩、守備範囲とも優秀。現状でも悪くないですが、もう少しSBを増やすのとパワーを見せることが期待されています。
Placeはツール面のポテンシャルが凄まじく高い、06年のドラ1。特にパワーでは傘下でもトップクラスです。傘下にやや少ない右打ちということもあり、期待したいところですが、全体的に荒削りで、ブレイキングボールのコンタクトに苦しみ、評価を下げて来ています。パワーがあるだけに、ブレイクを期待され続けていますが、今季改善を見せられないようだと少しキビしくなってきそう。取りあえずDHとしていますが、守備面のポテンシャルも高く、他の選手と交代で守備についていくでしょう。
Back-upはEngel。パワーを中心に打撃面で比較的高いポテンシャルを持つ若手で、昨季序盤は素晴らしかったですが、序々に調子を崩しました。もう一度Hi-Aでやり直しとなりますが、まだ比較的若い選手ですし、期待したいところです。
あとはStanleyがいますが、1Bに移行しており今季はそちらがメインになります。彼が外野を守るよりはOFの誰かに守らせてDHに入れることにはなるでしょう。Marksはリリースか。
[Lo-A]
Starter (LF): RF/LF Mitch Dening or LF David Mailman
Starter (CF): OF Pete Hissey or CF Ryan Westmoreland
Starter (RF): RF Bryan Peterson or RF/LF Mitch Dening or OF Pete Hissey
Back-up: OF Kade Keowen, OF Ronald Bermudez or OF Rafael Cabrera
DeningはGCL、SS-Aと順調に階段を上がっていよいよフルシーズンデビューです。現時点でもまずまず悪くないProspectですが多少年齢が高めでもあるので、今季は爆発に期待したいです。パワーが付くなら理想的。MailmanがこちらにいるならRFだと思います。
CFはHissey、Westmorelandといった昨季のドラフト組か。どちらもSS-Aに行く可能性がありで、特にプロデビューがまだな上に肩のケガで出遅れが決定的なWestmorelandはその可能性が高いですが、BOSがLo-Aで打てると判断するならこちらに来るかも。
HisseyはEllsburyやKalishに似たリードオフタイプ。アスレティックな5ツールで高卒のデビューイヤーとしては悪くない成績を残しています。パワー面が弱そうですが、特に選球眼が目立っており、走塁も良さそう。
Westmorelandはポテンシャルの評価でHisseyのさらに上をいく5ツール。KalishやHisseyよりもパワー面で期待できそう。デビューが待ち遠しい選手です。
RFはPetersonがLo-Aに来るなら彼か。MailmanがLo-Aなら彼はSS-Aに行きそうですが。長打力はまださほど見せてはいないものの、高卒1年目にしてはGCLでしっかり打ちました。選球眼もあり、今季のダークホースにも上げられる選手です。
控えはKeowen、Bermudez、Rafael Cabreraあたりで争うことになるか。いずれもまずまずの期待度を持っていた選手達ですが、昨季の打撃成績では少しキビしいです。全員はここに置けそうにないので、下手すればカットの可能性もあり。
[SS-A]
Starter (LF): LF Roberto Feliz or 1B/LF Tyler Yockey or OF Ronald Bermudez
Starter (CF): CF Ryan Westmoreland or OF Wilfred Pichardo
Starter (RF): OF Wilfred Pichardo or RF Bryan Peterson or RF Juan Bonifacio
Back-up: A draftee
取りあえずはこんなカンジか。Pichardo、Feliz、Yockeyあたりは間違いなさそうです。あとはWestmoreland、Peterson、BermudezがLo-Aかこちらかで、Bonifacioがひょっとするとこちらかというところ。
LFはFelizか。07年のDSLでは活躍したものの、クラスが上がると苦しんでおり、昇格ペースはかなり遅いです。パワー面に多少期待はあるものの、今季は瀬戸際になりそう。Yockeyは1Bがメインだと思いますが、多少こちらでも出番があるかも。
あとはBermudezが昨季、ここで苦しんだのでもう1年ここで過ごすならCFかLFに入るでしょう。守備がまずまず良く、DSLの2年目はよく打って少し期待されましたが昨季は酷い数字。
CFはWestmorelandがここなら彼で決まり。あとは昨季結構打ったPichardoか。傘下でも1、2を争う俊足で、2BからOFに移っています。パワーは全くないですが、コンタクト面でこれくらいを残していけるならまずまず価値はあるかも。
RFはPetersonがいるなら彼でしょう。BonifacioはGCLが有力か。PichardoはRFタイプではないですが、消去法的にこちらに入るかもしれませんね。あとはドラフト組でどんな選手が入ってくるかにもよります。昨季のように、カレッジ出が上位にいないようだと控えに絡むくらいでしょう。
[GCL]
Starter (LF): A draftee
Starter (CF): A draftee
Starter (RF): RF Juan Bonifacio
Back-up: 2B/SS/OF Roberto Ramos or a draftee
多くが未定で、高卒ドラフト組はもちろん、下位指名のカレッジ出選手もこちらに来そうです。昨季のDSLは打者が今イチであまり多くは上がって来そうにないですが、EscobarやLoraと並んでそこそこ打ったBonifacioはここに来そう。DSLで2年かかった選手ですが、昨季は打撃や選球眼を大きく改善して来ました。そこまで大きな可能性というほどではないですが、守備などもまずまず評価はされています。
[DSL]
Starter (LF): OF Javier Gutierrez
Starter (CF): A signee
Starter (RF): OF Felix Sanchez
Back-up: UT Heiker Meneses, Luis Urena
Gone: OF Chris De La Rosa
Gutierres、Meneses、、Urena、Felix Sanchezら、アメリカデビューできずに2年目に突入しそうな選手を取りあえずProjectionしています。Chris De La Rosaは薬物使用で出場停止を受けリリースされています。Int. FAで新たにいい選手を獲得することに期待したいです。
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