2009年1月29日木曜日

08'-09' Copa del Rey Quater Finals 2nd leg Sevilla FC-Valencia CF



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
GK: César, Guaita
DF: Marchena, Maduro, Miguel, Moretti, Carleto
MF: Albelda, Baraja, Edu, Fernandez, Joaquín, Pablo H., Mata, Vicente
FW: Morientes, Angulo, Silva

久しぶりに招集メンバーを試合前にアップすることができました(汗)。ベンチ入りは16人なんで2人外れますが、Joaquínはギリギリまで出場できるか様子を見るそうなので、Pabloか彼のどちらかはケガ次第で2択でしょうか。

FWの層が薄いのでAnguloは入ると思いますが。DFのバックアップを無視してCarletoを削るか中盤センターから誰か(Edu?)を外すのかな?VillaとAlbiolはケガで離脱中。


☆ 個人的予想スタメン
GK: César
DF: Miguel, Marchena, Maduro, Moretti
MF: Albelda, Baraja
MF: Joaquín, Silva, Vicente
FW: Morientes

GKはGuaitaは信用度が低いようです...DFはほとんどイジリようがないですね。Albeldaは確定で相方はやはり経験を買ってBarajaか?守備を重視するならFernandezの方が良さげですが。右はJoaquínはEmery政権下のキーマンの1人ですし、使えるなら多少無理しても使いそう。左はMataが日曜にフル出場しているのでVicenteか?
大穴でJoaquínが出れないなら、Fernandezを加えた3センターの4-3-3(Silvaが右FW)の可能性もあるかもしれません。


☆ 見所

1st legはやや不可解な判定もあり、勝ってはいるもののSevillaのAwayゴールは2つ。現実的には引き分け以上を狙って行かなくてはなりません。Awayですし、基本的には守備を固めてカウンター狙いでしょう。

このところ失点がかさむ守備陣ですが、先制点を奪われると非常に不利なだけに、とにもかくにも鉄壁の守備を見せて欲しいです。ボランチとの連携で、Jesús Navas、Diego Capel、Renatoといった2列目を止めていきたいところです。


[-Game-]

スイマセン、先週末はスキーに行ってまして、更新できずでした。
負けてしまったし、あっさりと。国王杯準々決勝のSevilla戦の2nd legは敵地で1-2の敗戦。1st legは3-2で勝っていたものの、Awayゴール差で敗退が決定いたしました。
CésarはValenciaでのデビュー。負けはしましたが、ベテランらしく素早くチームに溶け込んで落ち着いたプレーを見せてくれたようです。

結果的には、1st legでの審判のヒドい判定ミスが響きました。先制点は奪ったものの、防戦一方の展開。結果だけを見ればわずかに守りきれずでしたけど、まぁ妥当な結果でしょうね。失点を減らしていかない限り、カップ戦で勝ち抜くのはキツいです。ただ正直、ケガ人と過密日程が重なってギリギリでしたので、嬉しいって訳ではないですが、ちょっとホッとしている部分も。国王杯は昨季獲っているし、なんと言っても今季は絶対にCL圏内に入ってもらいたいので。UEFA杯は残しますが、今後はリーガに集中してもらいましょう。


[-Result-]
Sevilla FC 2-1 Valencia CF

Goal: Marchena (min. 7), Kanouté (min. 35), Squillaci (min. 89)

GK: César
DF: Miguel, Marchena, Maduro, Moretti
MF: Albelda, Baraja (Fernandez, min. 58)
MF: Joaquín, Silva (Edu, min. 69), Vicente (Morientes, min. 58)
FW: Mata

09' BOS Prospect Ranking by Baseball Prospectus

大きなところでは最後となるBP (Baseball Prospectus)のProspect Rankingです(元記事はこちら)。
筆者はKevin Goldsteinさん。Prospectの有望度により最高5つ星までに分けてくれるので、評価が分かりやすくて個人的には好きです。
ちなみに他のサイトの評価はこちら(by SPby BAby JSby ESPN


[09' BOS Top11 Prospects]

Five-Star Prospects
1. Lars Anderson, 1B
2. Michael Bowden, RHP
Four-Star Prospects
3. Josh Reddick, RF
4. Daniel Bard, RHP
Three-Star Prospects
5. Ryan Westmoreland, CF
6. Casey Kelly, RHP/SS
7. Michael Almanzar, 3B
8. Nick Hagadone, LHP
9. Junichi Tazawa, RHP
10. Bryan Price, RHP
11. Ryan Kalish, CF

Just Missed: Derrik Gibson, SS; Yamaico Navarro, SS; Stolmy Pimentel, RHP

Ranking Challenges: Andersonは明らかにリストのトップだ。BowdenはFour-Starの2人と非常に接近している。それに続く選手のリストアップは難しかった。若く、ポテンシャルがあるが、経験不足かケガがあった選手達(Westmoreland、Hagadone、Kalish(彼はケガの影響があったと思う)など)も多かった。田澤の状況は複雑で、まだMLBの準備はできていないし、正確に判断するのが難しい記録を残して来た(リーグ的に信用できないからでしょう)。最後から5人に関しては、成績よりスカウティングレポートに大きく基づいている。


[Comment about Top11]

Bowdenがどうなるかに注目してましたがFive-Starで嬉しかったです。Reddickは他のサイトより高めについていますね。AAとAFLでの不振から、やや疑問の目で見られつつありますが、来季は文句なしの成績を期待したいです。

田澤は9位。まぁ、こんなものかなと思います(ESPNの4位は高すぎ)。10位のPriceはBP以外ではここまではランクされてなかっただけに驚き。Kalishはケガの後遺症で成績がパッとしなかっただけで、実力はあるだろうという評価。現状でも心配ではないですが、パワーが付くか付かないかで評価は大きく違ってきそうです。Just MissedにWeilandは入れて欲しかった。

Five-Star2人は良かったけど、Four-Starが2人がちょっと物足りないかな。来年はNo.6くらいまでFour-Starで占めるくらいになると嬉しいです。No.11までThree-Starで埋めたのは素晴らしい!デプスはやっぱりいいですね。


[09' Top100 Prospects]

各チームのTop11につづいて、全体のTop100も出てきました(元記事はこちら)。全体No.1はWieters。MLBでどれくらいやれるか、楽しみです。あとのTop10はまぁ順当ですが、No.4 Pedro Alvarezはデビュー前の選手にはさすがに高すぎるんではとも思いますが。
Top100を全部リストアップしようかとも思ったんですが、他チームの選手は結局名前だけになっちゃいますので、記事はリンクしていますし、全体のTop10とBOS関連のProspectsだけで。

1. Matt Wieters, C (BAL)
2. David Price, LHP (TB)
3. Madison Bumgerner, LHP (SF)
4. Pedro Alvarez, 3B (PIT)
5. Travis Snider, OF (TOR)
6. Neftali Feliz, RHP (TEX)
7. Rick Porcello, RHP (DET)
8. Colby Rasmus, OF (STL)
9. Buster Posey, C (SF)
10. Jason Heyward, OF (ATL)

17. Lars Anderson, 1B (BOS)
31. Michael Bowden, RHP (BOS)
87. Josh Reddick, OF (BOS)
97. Daniel Bard, RHP (BOS)

BOSからは4人がランクイン。TEXが6人でやはりトップ。5人ランクインがTB、BAL、ATL、FLA、OAK、MIL、LADの7チーム。多くの卒業生を出してこれならまずまずかな。

AndersonのNo.17は少し低いと思いますけど。昨季も全体でNo.100だったから、Goldsteinさんの好みではないのかも。対してBowdenは少し上にランクされている印象です(チームのTop11でもFive-Starだったし)。個人的にはこのぐらいでもおかしくはない成績を残してると思うけど、色んなところの評価ではNo.50前後というものが多いです。

あとはReddickとBardの2人。入るとしたら妥当なあたりですかね。ESPN.comのランクからは田澤とHagadoneが抜けてReddickが入っています。Reddickは資質を信じればTop100以内でもいいと思います。Hagadoneはケガがなければ間違いなかったでしょうけど。

2009年1月26日月曜日

Cooking Recipe 7

最近、お料理紹介コーナーを作って今回で7回目になる訳ですが、意外とコメントをいただいたりしてて、びっくりしてます(^_^;) 結構、うまく写真を撮れてたりするからなのかなぁ?とか思ったり(とか言って、今回は失敗写真気味ですが)。調子に乗って、今後も色々新しい料理に挑戦して、続けていきたいなと思います(笑)



〜挽き肉と黄ニラのナシゴレン〜

ナシゴレンはインドネシアの炒飯のようなもので、本当はもっと野菜を添えたり、味付けも伝統のソースがあったりするんですが、市販のナシゴレンの素というのがどんなもんか興味があったので使って作ってみました。
感想としては、まぁ普通の炒飯としてはそこそこ美味しいけど、スパイシーさとかが足りないかなぁと。東南アジアのエスニック料理は結構ハマると美味しいですが、調味料とかが特殊なんでお店で出てくるように味に仕上げるのはムズカしいです。色々材料は工夫できるし、機会があれば、また再挑戦してみたい一品です(^ー^)

①調理
フライパンにゴマ油をひき(大さじ2杯くらい)、桜えび(干した小さいエビ)を炒めて香りを出します。挽き肉200gを加えてしばらく炒めたら、黄ニラ(日を当てずに育てた黄色いニラ)一束をざっくり切って加えます。
しんなりしてきたらご飯(本当はタイ米みたいな長粒種の方が炒め物には向いてます)をお茶碗に3杯くらい(2人前の目安)加え、さらにナシゴレンの素一袋を加えてざっと炒めます。
実は目玉焼き(特に白身)が若干苦手なので、黄身だけを半熟に焼いたものをのせて(写真ではつぶれちゃってますが)、ライムをしぼっていただきました。




〜牛肉と空芯菜の炒め物〜

空芯菜はその名の通り、中央が空洞になっていて炒め物なんかにするとシャキシャキしてておいしいです。今回は牛肉と炒めて、ガーリックとオイスターソースで味付けしてみました。これも東南アジア風の味付けで以前食べたものを再現しようとしましたが、調味料が違うのか別物の中華風に...ナムプラーとかを使うもんなんですかね?

①調理
ゴマ油をフライパンにしき、ニンニク2粒ほどを炒めて香りを出したら、軽く塩胡椒を振りながら牛肉を炒めます。火が通ってきたら空芯菜を加え、調味料(鶏ガラだしにお酒と砂糖少々にオイスターソース大さじ1杯)をざっとかけて炒めて出来上がり。

08'-09' VCF Mestalla Results -Jan.-

Valencia CFのBチーム VCF Mestallaの1月度の成績です。(12月度分はこちら
勝ったり負けたりでなかなか順位が伸びませんね。大量得点の試合もあって得失点差的には、ほぼイーブンになりましたが。第20節のLleida戦から後半戦となります。
ちなみに第21節の相手 AlziraはValenciaの下部組織出身選手が多く、この日もÁlex VaqueroやDaniel Quintanaといった元Valencia選手が出場していました。


[第19節 -09/01/04-]
CF Gavá 0-4 VCF Mestalla

Goal: Toledo (3, min. 16), Toledo (4, min. 38), Riau (2, min. 60), Riau (3, min. 71)

GK: Garabato
DF: Alexis, C. David, Arturo, Jaume (Olcina, min. 67)
MF: Timor, Carles, Ángel, Riau
FW: Toledo (X. Forner, min. 76), Michel (Iago, min. 72)


[第20節 -09/01/10-]
VCF Mestalla 1-2 UE Lleida

Goal: Riau (4, min. 13)

GK: Garabato
DF: Alexis (Iago, min. 80), C. David, Ángel, Arturo (X. Navarro, min. 46)
MF: Olcina, Timor (Calderón, min. 74), Carles, Riau
FW: Toledo, Michel


[第21節 -09/01/18-]
Alzira UD 1-1 VCF Mestalla

Goal: Carles (4, min. 20)

GK: Garabato
DF: X. Navarro, Ángel, Arturo, Jaume
MF: Alexis (Olcina, min. 72), Timor (Pita, min. 66), Carles, Riau
FW: Toledo, Iago (Calderón, min. 80)


[第22節 -09/01/24-]
VCF Mestalla 0-0 Ontinyent CF

Goal: -

GK: Salva
DF: X. Navarro, C. David, Arturo, Jaume
MF: Calderón (Olcina, min. 71), Carles, Pita (Timor, min. 75), Riau (Iago, min. 86)
FW: Toledo, Michel


[Classification]

13位 VCF Mestalla 勝ち点27 7勝9敗6分 33得点34失点

2009年1月24日土曜日

08'-09' Liga Jornada 20a RCD Mallorca - Valencia CF



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
明日はPCをつけないと思うので、今日のうちにアップしておきます。Previewもすることにしたはいいものの、メンバー発表を見れない(と言うか見たあとアップできない)ことが多くてあんまし意味がないかもと思い始めましたけど(^_^;)

Villaはミッドウィークの国王杯で負傷しており、メンバー入りしないかもしれません(何度も驚異の回復を見せてきた選手ではありますが)。Alexisはもう少しかかるかもしれませんね。Césarは呼ばれるんじゃないかと思います。

GK: César, Guaita
DF: Albiol, Marchena, Maduro, Miguel, Moretti, Del Horno, Carleto
MF: Albelda, Baraja, Edu, Pablo H., Mata, Vicente
FW: Morientes, Angulo, Silva

Carletoがとうとう初招集。Césarも招集メンバー入りしています。LSB多っ。VillaとJoaquínはやっぱり招集外。ミッドウィークの国王杯もあるからですかね。Fernandezはどうしたのかな?累積?


☆ 個人的予想スタメン
GK: Guaita
DF: Miguel, Albiol, Marchena, Moretti
MF: Maduro, Edu
MF: Pablo H., Silva, Mata
FW: Morientes

ちょっと適当なカンジもしますが、来週の国王杯2nd legを見据えて少しメンバーを落とすとすればこんなところか?なんかあんまし当たりそうにない予想ですが。

GKはもう1回ぐらいはGuaitaにチャンスが欲しいという希望も込めて。DFはMaduroが調子の上がらないMarchenaからレギュラーを奪いつつあるカンジではありますが、Albeldaをそろそろ休ませたいので、MaduroをDH起用?Eduもここらでそろそろスタメンで出そうかなと思ったので。

RSHはJoaquínも国王杯で少し負傷したようなのでPabloで。FWはVillaが出れないならCFタイプはMorientesしかいません。彼も肩の負傷があるので心配は心配なんですけどね。


☆ 見所
Mallorcaは現在19位。ここはしっかり勝ってもらわなければ困ります。とは言えこういう試合をよく落としているのがValenciaでもあるので油断は禁物なんですが。去年の10月26日のEspanyol戦以来勝ちのないチームで、目下3連敗中。得点・失点ともに下から2番目なんで、ちゃんと戦えば勝てるとは思いますけど。

やっぱり先制点が欲しいですね。Awayですし、得点を取れない時間帯が長引くと焦りも出て来そうです。Mataは疲れもあったらしく(そりゃそうですよね)しばらくリーガでの得点がありませんでしたが、国王杯の決勝ゴールでまた調子も上がってくるんじゃないかと期待しています。


[-Game-]

あががが...なんとなくこうなる予感はしてたんですよね...こういう勝たなくてはいけない試合を落としてしまうのが、Valenciaの悪いところ。Emeryさんもモチベーションのコントロールが出来なかったと語っていますが...そりゃケガ人も多いし、週2試合でローテーションを組まなきゃいけないし、Awayだし...はぁ。
まぁ乗り越えて進むしかないです。悪い時期はやってくるもの。幸いなんとかCL圏内には留まっていますし、今がそうなんだと割り切って、来週末こそは勝利の美酒に酔いましょう。

Del Hornoの起用と、Marchenaの方をDHで使ってきた(これは現状なら納得できる選択肢だけど)ことを除けば、意外とスタメン予想が当たったんですがMarchenaが良くないですねぇ。カピタンでもあるし、ずっと控えというのもしにくいのはわかるんですけど...中盤が機能しなければ前線の得点力は引き出せません。多少能力に陰りが見られるとよく言われているAlbeldaではありますが、今季に限って言えば、やや前掛かりのチームの中でDHをきっちり務められる彼の代役不在に悩まされている気がします。


[-Result-]
RCD Mallorca 3-1 Valencia CF

Goal: Jurado (min. 7), Martí (PK, min. 41), Jurado (min. 42), Vicente (min. 73)

GK: Guaita
DF: Miguel, Albiol (Moretti, min. 46), Maduro, (Baraja, min. 46), Del Horno
MF: Marchena, Edu
MF: Pablo H. (Vicente, min. 46), Silva, Mata
FW: Morientes

2009年1月23日金曜日

09' BOS Prospect Ranking by ESPN

ESPN.comからもProspect Rankingが出ていました(元記事はこちらこちら)。
ライターはKeith Lawさんで、名前はよく知られていますが信頼度は少し低め?全体のTop100と各チームのTop10、そしてマイナー組織のRankingです。
ちなみに他のサイトの評価はこちら(by SPby BAby JS




[09' BOS Top10 Prospects]


1. Lars Anderson, 1B
2. Michael Bowden, RHP
3. Nick Hagadone, LHP
4. Junichi Tazawa, RHP
5. Daniel Bard, RHP
6. Josh Reddick, RF
7. Casey Kelly, RHP/SS
8. Stolmy Pimentel, RHP
9. Ryan Westmoreland, CF
10. Michael Almanzar, 3B


LawさんもHagadoneを3位にしていますね。田沢とPimentelの評価が高いのが目を引きます。個人的には田沢はここまで上ではないと思っていますがどうなるでしょうね?あとはほぼ順当かな。




[09' Top100 Prospect]


1. Matt Wieters, C, BAL
2. David Price, LHP, TB
3. Jason Heyward, RF, ATL
4. Neftali Feliz, RHP, TEX
5. Travis Snider, OF, TOR
6. Madison Bumgarner, LHP, SF


7. Lars Anderson, 1B, BOS ; Andersonはとてもディープな1BのProspect層の中でもベストであり、若さと優れたアプローチ(?)で抜きん出ている。彼は彼の年齢にしては突出した選球眼を持っている(彼よりも上の年齢の選手と比較しても優れているが、この若さでというのが素晴らしい)。彼のキャリアOBPは.404で、とても印象的だ。ヒッティングでは高く構え、大きく素早い初動をする。短い距離でコンタクトし(大振りしない)、強く打って良いバックスピンをかける。彼のスウィングと身体的なポテンシャルからいずれ30本以上打つようになるだろう。しかし、どの球を引っぱり、どの球を逆方向に打ち返すかを見極めるようになる必要がある。平均を下回るランナーだろうが、1Bとしての守備は及第点だ。AAで印象的な活躍をしてなお、高いOBPとパワーナンバーを同時に残せるスターになるのはあと数年かかるだろうが、時間があればそこに到達できるだけのものは持っている。


8. Buster Posey, C, SF
9. Tommy Hanson, RHP, ATL
10. Rick Porcello, RHP, DET


52. Michael Bowden, RHP, BOS ; ストライクを投げれる。半年後には(MLBでの)戦力となるだろう。彼の持ち球は88-91 mphのファストボール(最速は93 mphだが速く投げると球筋がフラットになる)、とても良いチェンジアップ、縦に落ちるカーブ、スラーブのようなスライダーだ。フライボールピッチャーでホームランを打たれるかも。彼のフォームは球の出所が見づらいが、そのフォームのせいでプレートのサイドへ投げ分けられないし、スライダーが良くない。スタッフは平凡だが、コントロールと見づらいフォームがあるので4番手にはなれる。


81. Nick Hagadone, LHP, BOS ; ファストボールは大学では普通だったが、ケガの前は97 mphまで投げれるようになった。完全に回復しそうだし、4月に戻ってくるのも不可能ではない。スタッフが回復すると仮定すると、92-95 mphのファストボールに平均以上のスライダーの2ピッチがあり、圧倒的なレフティリリーバーになれるし、制球向上させるか、チェンジアップを磨けば2番手から3番手のスターターになれる。健康だったらTop40には入っていた。


90. Junichi Tazawa, RHP, BOS ; MLBの準備はまだできていないが、AAではスタートできるだろうし、シーズン終わりには上がってこれるかも。90 mph前半のファストボールとスプリッターがあり、現状ではリリーバー向きに見える。ファストボールのコマンドは向上させないといけないし、スライダーは良くてギリギリ平均だろう。スピードを落として、ピンポイントの制球を付けるのは上手いが、日本人投手の多くにとってよくあるが、ゾーンの高めに投げる際にはよりコントロールを磨かないといけない。コマンドが向上するか、スライダーもしくはカーブが良くなれば、ローテの中位になれる。それによってこのリストの上に行くか下に行くかが決まるだろう。


94. Daniel Bard, RHP, BOS ; ドラフト後の悲惨だった2007年の落ち込みから2008年のストーリーが始まった。95-98 mphのファストボールは伸びがあって少し沈む。80 mph中盤のスライダーは典型的な見せ球だ。消極的な部分が懸念される。打者に向かっていくよりも、起こった悪いことに反応してしまう。MLBでエースリリーバーになるにはより成熟しなくてはならない。


OverallのランキングからTop10とTop100に入ったBOSの選手をピックアップしました。BOSの選手はコメントを訳しましたが、他のチームの選手まではちょっと手が回りません(時間があればTop10ぐらいはなんとか...)。BOSからはNo.5のBardまでがランクイン。Reddickはわずかに圏外。単純に100÷30は3とちょい、なんで5人ランクインは多くの卒業者(Buchholtz、Ellsbury、Masterson、Lowrie)があったことを考えれば上出来です。




[09' Top10 Minor Systems]


1. Texas Rangers
2. Tampa Bay Rays
3. Oakland Athletics
4. Atlanta Braves
5. Cleaveland indians
6. St. Louis Cardinals


7. Boston Red Sox ; 少しアグレッシブなランキングかもしれない。だが08年のドラフトクラスはMLBでベストになるかもしれない。オーバースロットでいい選手を獲るし、IFAにも積極的だ。TEX を除けば、08年のショートシーズンのロスターのデプスはベストだった。


8. Florida Marlines
9. San Francisco Giants
10. Baltimore Oriols


BOSは7位。BAでは13位と言われていてLawさんもちょっと上につけたと言っており、現状では10位前後の組織というカンジでしょう。昨年はTBに次ぐ2位という評価が強く、多くの卒業生がいたのとHagadoneの故障があったりで07年組が伸び悩んだのが大きかったです。来季は上がるという大方の予想ですし、是非そうなって欲しいです。

César Sánchezを獲得



正守護神 Renanが4〜8週間の離脱となったことを受けて、昨季はZaragozaに所属し2部落ち、今季はプレミアリーグのTottenham FCに所属していた37歳の元スペイン代表GK César Sánchezを獲得いたしました。今季終了までの契約。Renan復帰までの期間を若いGuaitaと争うことになります。

Césarと言えば、やはりReal Madrid時代の印象が強いです。00年にRealに加入したものの、すぐにÍker Casillasが台頭、レギュラーを奪われてしまいました。それでも地味ながら安定したGKであり、時折Casillasから先発を奪った時期もありますが、それもわずかな期間で奪い返されました。結構長い間Realにいたんですが、さすがに相手が悪かったか。もう少し早くRealを出ていれば、日の目をみた選手なのかも。Zaragoza時代もチームのディフェンスに足を引っ張られることが多かったものの、彼自身はしっかりとした働きはしていたと思います。今季のTottenhamでは出番なし。Emeryさんの評価は高いみたいですし、早ければMallorca戦で見れるかもしれません。

2009年1月20日火曜日

08'-09' Copa del Rey Quater Finals 1st leg Valencia CF - Sevilla FC



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
とっくに発表になってるはずなんですが、何故か公式にアップされていません。まったく...GKはRenanが離脱でGuaitaに加えて恐らくBチームからSalvaを招集すると思います。Carletoもそろそろ呼ばれそう。DF陣に加えて、FW陣にもケガが相次いでますがどうか。

GK: Guaita, Salva
DF: Albiol, Marchena, Maduro, Miguel, Moretti
MF: Albelda, Baraja, Edu, Joaquín, Mata, Vicente
FW: Villa, Morientes, Silva

Salvaがトップチームに初招集。自分の予想に反して、現時点で考えられる限りのベストメンバーを選んできました。週末のMallorca戦よりもこの試合を重視したのかもしれません。Fernandezは前節の退場により出場停止。Albiol、Edu、Silvaらが復帰してきています。


☆ 個人的予想スタメン
GK: Guaita
DF: Miguel, Albiol, Marchena, Del Horno
MF: Pablo H., Albelda, Baraja, Vicente
FW: Villa, Michel

Renanの離脱したGKはGuaitaが務めます。DFラインではMiguelは出場停止があけます。CBはAlbiolが復帰するのならこうでしょうか?LSBはローテでDel Hornoかなと思いますが、Carletoがそろそろベンチには入ってくるかもしれません。

Albeldaはそろそろ休ませたい気もしますが相手が相手だけに...CHの一角はBarajaでしょうね。両翼は間違いないでしょう。FWはVilla、Morientesともに前節で軽いケガを負ったので再びMichelの出番か?コパでの前試合ではいい働きを見せたし、再び抜擢してもいいと思います。


☆ 見所
国王杯の準々決勝でSevillaと当たるなんて...ケガ人も多いし、週2試合の過密日程が続く中ではかなりキツいものがあります。とは言え昨季王者でもあり、決勝がMestallaで行われるため、簡単には負けられないのも辛いところ。対するSevillaは元々苦手な上に、UEFA杯から敗退しており日程的にも余裕のあるところ。後半戦に向けても、ここらで苦手意識を払拭しておきたいところですが...

Daniel AlvesはBarcaへ去ったものの、Jesús Navas、Diego Capelの両翼を生かしたサイドアタックはSevillaの得意とする形で、前線にはFrédéric Kanouté、Luís Fabianoと空中戦にも強いFWがおり、前節Bilbaoの高さに痛い目を見たValenciaとしては怖い相手です。
Valenciaもサイドからの崩しを得意とするチームではありますし、どちらがサイドで主導権を握れるかが重要になってきそうですね。

あとはGKのGuaitaにも注目です。正GK Renanが4〜6週間ほど離脱するようで、クラブの財政と相談した結果、今季はTottenham FCに所属していたGK César Sánchezを獲得することがほぼ決定しています。Emeryさんは会見ではGuaitaをはじめとする下部組織出身のGKを信頼しているとは言ったものの、Guaitaに全幅の信頼を置いていないのは明らかですが、何とかこの試合でいいパフォーマンスを見せて、争いに打ち勝ってもらいたいと思います。


[-Game-]

予想は全くあたりませんでしたが、なんとか勝利(^_^;) SevillaにAwayゴールを二つ与えてしまったものの、第2戦は引き分けでOKにはなりました。Sevillaはやはり強敵でしたが、Sevillaの2点目が完全にオフサイドだったらしく、ビハインドの苦しい展開で苦手Sevillaに勝てたのは大きいと思います。

Césarの獲得が正式に決まりましたが、注目のGuaitaもまずまずだったようです。Mallorca戦で再び先発の座をつかみ取れるか、期待したいですね。


[-Result-]
Valencia CF 3-2 Sevilla FC

Goal: Villa (min. 5), L. Fabiano (min. 53), Adriano (min. 67), Baraja (min. 82), Mata (min. 87)

GK: Guaita
DF: Miguel, Albiol, Maduro, Moretti
MF: Albelda (Edu, min. 76), Baraja
MF: Joaquín, Silva, Vicente (Mata, min. 70)
FW: Villa (Morientes, min. 19)

2009年1月16日金曜日

08'-09' Liga Jornada 19a Athletic Club de Bilbao - Valencia CF



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
またも招集メンバーの発表を見ないうちに予想しております。軽い(?)ケガ人が結構いますが(Edu、Silva、Maduro、Albiol)、何人かは呼ばざるをえないかも。Carletoが呼ばれるかも注目ですね。

GK: Renan, Guaita
DF: Marchena, Maduro, C. Torres, Moretti, Del Horno
MF: Albelda, Fernandez, H. Viana, Joaquín, Pablo H., Mata, Vicente
FW: Villa, Morientes, Angulo, Michel

結局、Maduroはなんとか招集メンバー入りしたものの、Albiol、Silva、Eduは招集外。C. TorresとVianaは人数合わせに見えちゃいますね...


☆ 個人的予想スタメン
GK: Renan
DF: Angulo, Marchena, Moretti, Del Horno
MF: Albelda, Fernandez
MF: Joaquín, Mata, Vicente
FW: Villa

Miguelがこの試合までおりません。RSBはボランチもやり繰りがキビしいのでコパで起用したAnguloかな?CBはAlbeldaをDHに使うならこうしかないけど...頑健なAlbiolのことだから、戻ってくるかもしれないですね。

ボランチはBarajaが出場停止でEduがケガのようなので、Albeldaをここで使うことになると思います。トップ下はSilvaが出れないなら、MorientesをVillaと組ませるかもしれないけど、どちらかと言うと、コパで良かったVicenteをLSHで使ってMataをスライド?Michelはコパで良かったみたいだけど、リーガでさすがに先発はないかな(そもそも呼ばれるかはわかりませんが)。


☆ 見所
ケガ人、出場停止が多くて、正直苦しいです。Awayだし。ただ、こういう試合でしっかり勝ち点(できれば3)を奪えるかがこの先、(優勝まではキビしいけど)CL出場権などを争っていく上で重要です。5位 Atléticoとは勝ち点で4の差があるけど、3差以上は保っておきたいですし。

ディフェンスが不安だらけですし、やっぱり攻撃陣に期待がかかりますね。なかでもこういう時にはやっぱりエースに期待したいところ。酷使もされてるし仕方ないとは言え、シーズン開始当初に比べて少し決定力に陰りが見えるVillaですが、今季からはカピタンにもなりましたし、チームを勝利に導いてくれることに期待です。


[-Game-]

Albiolを欠いたDFラインはやはり脆かったですね...特に空中戦はJavi Martinez、Fernando Llorenteといった長身選手にことごとく競り負けました。Alexisが早く帰ってきてくれればいいんですが...
San Mámezでの試合でしたし、Albiol、Miguel、Silvaらが欠場。そしてRenanまで負傷退場という災難続きではこの結果も仕方ないのかもしれませんし、こんな試合もあるってことで切り替えて行くしかないです。

Renanの負傷というアクシデントのせいではありましたが、Guaitaが嬉しいリーガデビュー(^ー^) 敗れてしまったのは残念だし、まだまだ経験不足ですが、この試合でもいくつかナイスセーブを見せましたし、自信をつけて欲しいですね!
あとは遅ればせながらMorientesが今季リーガ初ゴール。これで少し肩の力が抜けてくれるでしょうか?Villaにかかる負担が大きくなっている今ですから、彼の力は重要です。


[-Result-]
Athletic Club de Bilbao 3-2 Valencia CF

Goal: Villa (min. 3), Gabilondo (min. 17), Morientes (min. 29), J. Martinez (min. 41), Llorente (min. 91)

GK: Renan (Guaita, min. 40)
DF: Angulo, Maduro, Marchena, Morreti
MF: Joaquín (Vicente, min. 76), Albelda, Fernandez, Mata
FW: Morientes, Villa (Michel, min. 65)

2009年1月14日水曜日

08'-09' Copa del Rey Round5 2nd leg Valencia CF - Rácing CF



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
GK: Renan, Guaita
DF: Marchena, Maduro, Moretti, Del Horno
MF: Albelda, Fernandez, Baraja, Joaquín, Pablo H., Mata, Vicente
FW: Villa, Morientes, Angulo, Silva, Michel

Miguelは引き続き出場停止、Albiolは負傷、Eduは休養かな?BチームからMichelが呼ばれていますが、ベンチ入りは16人で、2人外されるので、使って欲しいけどどうでしょうか。C. Torresはまたも招集もされず。


☆ 個人的予想スタメン
GK: Renan
DF: Albelda, Maduro, Marchena, Del Horno
MF: Pablo H., Fernandez, Baraja, Vicente
FW: Angulo, Morientes

先週と異なり、週末がBilbao戦ということで、どこまで温存するかはわかりません。予想はかなり難しいです。RSBはAlbeldaで決まりのようです。同時にCBコンビやボランチのところはこう組むしかないでしょう。
LSBは難しいですが、Carletoがチームに加わりつつあるので、最終的な見極めのためにDel Hornoか?Morettiはほぼ唯一の(AnguloやPabloをRSBで使うならAlbeldaをCBというオプションもあるけど)CBの控えですし、ベンチに置いておきたいかも。でもはっきり言ってよくわかりません。
両翼はPabloやVicenteの働きも悪くないんで、まずこう来るはず(MataとJoaquínのどちらか、または両方はベンチ外と思います)。FWも読めませんが、一応1st legの結果はValencia有利なんで、取りあえずVillaはベンチスタートかなと思います。


☆ 見所
1st legはAwayで1-1でしたが、これは2nd legの戦い方を少し難しくしています。基本的には現状有利で、守りながらカウンターを狙っていけばいいですが、1点を奪われると途端に不利になるため、1点は欲しいというスコア。カウンターの鋭いRácing相手に、守りを重視しながら、点も取りたいというどっちつかずな戦い方はかなり怖いです。しかも優秀な防波堤であるAlbeldaを中央に置かない布陣をしく可能性が高いですし。

今のValenciaは以前と異なり、守って守って逃げ切るという戦い方は向いていないと思いますし、カウンターを警戒しながらも、得点を奪いにいくことを目指した方がいいような気もします。両翼と前線の4人の内、レギュラー(Villa、Silva、Mata、Joaquín)が何人出るかはわかりませんが、逆に控えに甘んじているPabloあたりはかなりモチベーションを高めているようですのでそこに期待したいです。
あとはレンタル中のZigicが出てくるかにも注目ですね。わずかとは言え、違約金を払って出て来た場合は力を見せようと意気込んでくると思いますし、Zigic-Munitisのコンビの悪夢がよぎりますね...


[-Game-]

ベンチを外れたのはSilvaとMata?懸案だったRSBは結局Anguloでした。練習ではこの形だったそうですが、前試合でRSBをきっちり務めたとは言え、AlbeldaをDHで使うのは正しい判断だったと思います。あとはMichelが驚き(ではないのかもしれませんが)の先発フル出場!この度、X. Navarroと共に、無事プロ契約を2013年まで結んだこともあり、今後も期待したいですね(^ー^)

試合では1点を奪ったものの、すぐに追いつかれて1st legのアドバンテージがなくなるイヤな展開でしたが、Vicenteがやってくれました!今季はリーガではMataにレギュラーを奪われているため、先発はカップ戦が多いですが、そこでの活躍は素晴らしいと思います(^ー^)
Emeryさんは前線は3人(基本的には1トップ+2サイドアタッカー)がバランスがいいと考えているらしく、サイドアタッカーの得点力は戦術の軸と言ってもいいぐらいですし、今季は得点力をコンスタントに発揮しているVicenteの存在は後半戦のキーになってくるかもしれません。

しかし、苦手のRácing相手に、よく勝ちきりましたね!延長戦でも1点先取したとは言え、1点返されれば、Awayゴールの差で敗退になるところでしたが...
Emeryさんはベテランの扱い方はちょっと疑問もありますが、個人的に良くやっていると思います。リーガにしてもBarcaがここまでぶっちぎっていなければ、もうちょっと面白いんですけどね(^_^;)


[-Result-]
Valencia CF 3-1 (EX. 2-0) Rácing CF

Goal: Vicente (PK, min. 17), Colsa (min. 20), Vicente (min. 102), Joaquín (min. 112)

GK: Renan
DF: Angulo, Maduro (Fernandez, min. 67), Marchena, Del Horno
MF: Pablo H. (Joaquín, min. 67), Albelda, Baraja, Vicente
FW: Michel, Morientes (Villa, min. 60)

2009年1月10日土曜日

08'-09' Liga Jornada 18a Valencia CF - Villareal CF



[-Preview-]

☆ 招集メンバー
これを書いている時点で未発表ですが、Miguelは出場停止の模様。

GK: Renan, Guaita
DF: Albiol, Marchena, Moretti, Del Horno
MF: Albelda, Fernandez, Baraja, Edu, Joaquín, Pablo H., Mata, Maduro
FW: Villa, Morientes, Angulo, Silva

すでに試合は終わっていますが、一応アップしておきます。RSBのC. Torresは招集もされず。Alexis, Vicenteはケガ。


☆ 個人的予想スタメン
GK: Renan
DF: C. Torres, Albiol, Marchena, Moretti
MF: Albelda, Baraja
MF: Joaquín, Silva, Mata
FW: Villa

招集メンバーが出てない時点で書いてますが、国王杯で休養を与えられたメンバーはスタメンで使うだろうと思います。前節のAtlético戦を踏まえても、悩むところはあまりないと思いますが、RSBはMiguelが出場停止ですので誰を使ってくるかと、CBの一角がどうなるか。
CBはカピタンでもあるしMarchenaを予想で、RSBは本職C. Torresと予想していますが、以前RSBでの出来は悪かったものの、最近調子を上げてきたMaduroの可能性も結構あるかと思います。

☆ 見所
何といっても上位をを争う直接対決で、バレンシア州ダービーということもあり必見です。多少Villarealが調子を落とし気味なのと、ホームMestallaということでValencia有利とは思いますが、Miguelを欠く右サイドがRobert Pires、Juan Capdevillaを擁するVillarealの左サイドを止められるかという点がキーになりそうです(って普通すぎですね...)。


[-Game-]

結果以外は満点と言ってもいいぐらいのサッカーはしたんですけどねぇ...CL出場権を争うライバルVillarealとのバレンシアダービーはお互いの攻撃力を存分に発揮した試合で惜しくも引き分け。
Albiol、Morettiと、DFラインの軸が立て続けに試合中に途中交代せざるを得ず、少しディフェンスはバタバタしてしまいましたね。まぁそれでもVillarealの攻撃力を褒めるしかないのかもしれませんが。

Miguelが出場停止をくらったRSBは結局Albeldaを起用。Emeryさんは試合前の記者会見でRSBの代役としてC. Torresの名前を挙げていただけにちょっと不可解でもありますが、Emeryさんいわく、「このポジションを務めたいという意志」の差だそうでして、要はAlbeldaがチームのことを考えて「RSBで出たい」と言ったのかも。
RSBをこなしたことがあるという経験値もあったことも理由のようですが。Miguelの出場停止期間中はAlbeldaが代役の一番手なのは間違いないようです。

個人的な感想で言えば、AlbeldaのRSB自体はいいと思うんですが、FernandezのDH起用には依然、少し懐疑的でして、Albeldaを中盤の底から動かしてもいい結果はあまり得られないんでは?
どちらかと言えば、昨季もちょっと思っていたんですがFernandezのSB起用も面白いんではないかなぁと。走力、スタミナがあって、闘争心あふれるディフェンスができるし、クロス精度は微妙かもしれませんが、足元のテクニックもありますし。まぁ、フリーランニングを頻繁に見せる選手ではないので、攻撃面は今イチかもしれませんが、取りあえず守れはすると思うし。
Baraja、Eduと同じポジションの選手が今は比較的好調ですし、ここでオプションを増やしとくのも悪くはないんじゃないかなぁ?

ちょっと、試合内容から逸れてしまいましたが、オフェンスはSilvaの復帰でVilla、Silva、Mata、Joaquínが素晴らしい攻撃陣を形勢しており、カウンターの切れ味が増してきているので、Barajaが言っていたように、なんとかリードを保って試合を終えるというミッションをきっちり達成できるようにしていきたいところです(もちろんこれが簡単にできれば苦労はしないんだけど)。


[-Result-]
Valencia CF 3-3 Villareal CF

Goal: Baraja (min. 1), Villa (min. 10), Fuentes (min. 45), Llorente (min. 76), Edu (min. 79), Rossi (PK, min. 84)

GK: Renan
DF: Albelda, Albiol (Edu, min. 73), Marchena, Moretti (Del Horno, min. 62)
MF: Fernandez (Maduro, min. 56), Baraja
MF: Joaquín, Silva, Mata
FW: Villa

2009年1月9日金曜日

08'-09' Offseason Boston Red Sox -Part3-

BOSのストーブリーグでの動きが加速し始めましたので、オフシーズンメモのPart3を作りました。Part2はこちら
*赤字は確定した契約およびロスターの動きです。


◯ RF/CF Rocco Baldelli -FA in-
08シーズン成績:28G/80AB/AVG.263/OBP.344/SLG.475/4HR/13RBI/0SB

才能はトップクラスですが、ずっとケガがちで、昨季もミトコンドリアの異常でシーズンのほとんどを棒に振っています。TBはずっと出した方がいいと言われていたものの、結局出しどきを誤ってFAになりました。ケガで多少能力を落としており、守備に関してもCFよりRFがいいと言われるようにはなっていますが、打撃に関しては未だに出ていればなかなかのレベルで、指名権譲渡のないType CのFAとしては相当おいしい存在です。

ロードアイランド州の出身の点もあってBOSも獲得に積極的。上記したようにBOSにとって4th OFとして右打ちのOFが欲しいという点に素晴らしくフィットします。状態が良ければCFも守れるかもしれないし、打力を完全に戻せれば、Bayとエクステンションできなかった際にもLFとして使える可能性がありますす。あとはシーズンにどのくらい出場できるかが最大の問題点で、額に関しては4th OFとしてはやや高くなると思いますが、Jacoby, Bayが安めなので問題なく出せるはずで、契約年数が最大の焦点になりそうです。BOSとしては2-3年でまとめたいところでしょう。

1/7追記(契約が確定したのでPart2から移動)
Baldelliとの1年契約がほぼ確定したようです。金額は$0.5Mにロスターに残ることで+$1.75M、打席数で最大で総額$7.5Mになるようなインセンティブが付くようです。市場を見渡してもこれほどベストフィットな存在はおらず、ずっと早く決まって欲しいとやきもきしていたので、かなり嬉しいです。これで外野はLF Bay、CF Jacoby、RF/CF Drew、RF/CF Baldelliで確定。以前のRamirezのような圧倒的な攻撃力を持った選手はいませんが、バランスが取れているしこの獲得は大きいですね!


◯ RHSP/RP John Smoltz -FA in-
08シーズン成績:6G/28.0IP/W3/L2/SV0/ERA2.57/36K/8BB

ATL一筋で、将来の殿堂入り候補の名投手ですが、昨季はケガに見舞われており、オプションを破棄されてました。ATLも低額で契約を結び直したがっていたようですが、BOSの方が良い条件を提示した模様。1年契約で$5.5M+ロスターへの登録日数によるインセンティブ$5Mという契約のようです。既に最低6月くらいまで投げられないと言われており、ローリスクハイリターンのいい契約だけど、復帰してある程度投げてくれないと、ちょっともったいないかも。

昨季のColonに近い感覚の契約と言われており、PennyやWake、Buchholzがローテを守れないときに備えた契約だと言われています。年齢的にも完全な状態に戻ることはないにしても、そこそこ投げるようであれば、彼らを上回る力を持っていると思います。一時期クローザーに転向していた選手で、ブルペンでも使えるかもしれないけど、PennyとWakeが投げられるのであれば枚数オーバーになってしまうような?まぁ、この辺はその場その場で考えていくつもりなんでしょうね。


◯ 1/7現在の戦力状況

投手はやや左が少し弱いのと、いくつか不確定な要素があるものの、低額でローリスクハイリターンになる可能性のある契約をいくつかして、アップグレードの可能性はギリギリまであるとしても、とりあえずほぼ陣容は確定。野手でも最大の補強ポイントであるCを除けば、一通りの顔ぶれは揃ったカンジです。

UTには現状で出せる見込みがなくなってきたLugoが残る気がしてきましたが、来年はもう少し出しやすくなると思うし、最悪これでもいいかも。控え1BはBaileyやCarterがいて、彼らは一応LF or RFもこなすので最低限の候補はすでにいます。ただ、3BのLowellとDrew、Baldelliの故障リスクがやや高いので、1Bの控えはOFもこなせてしっかり打てる(出来れば左打ち)の選手を別に得たい気もします。守備は悪いですがAdam Dunn、もしくはTBでそこそこ打ったEric Hinskeなども、それほど高くならないのであれば考えてみてもいいのかも。


◯ RF/1B Mark Kotsay -Re-sign-
08シーズン成績@ATL:88G/318AB/AVG.289/OBP.340/SLG.418/6HR/37RBI/2SB
08シーズン成績@BOS:22G/84AB/AVG.226/OBP.286/SLG.345/0HR/12RBI/0SB

ここ数日で陣容が一気に固まってきたBOSですが、今季途中にATLから移ってきてDrewやLowell離脱の穴埋めとしてRFと1Bを務め、昨季終了後FAとなっていたKotsayと再契約するようです。元々は強肩で守備力を中心にバランスの良いCFでしたが、ケガが多く多少守備範囲が狭まっているものの、RFとしてはまずまずのディフェンサーで、控え1Bとしてはやや打力に不安がありますが、POでは1Bとしての守備も良いところを見せました。

ケガが不安なBaldelliを4th OFとして得たことで、しっかりと外野も守れるKotsayを得るのはポジションバランス的には素晴らしくフィットしていると思います。ケガが多いプレイヤーですが、フルタイムで出るわけでもないし、取りあえず.270/.340/.400くらいを残してくれるならまずまずか。ただLowellの状態が悪いと、Youksを3Bで使う機会も結構でてくるので、打てないとちょっとマズいかも。

1/10追記
1年$1.5M+打席数でのインセンティブ$1Mで再契約が決定したようです。上記したようにロスター的にはフィット。打力が不安だけど、昨季のATLでの成績ぐらいを残してくれれば控えとしては十分です。Drew、Papi、Lowellあたりの離脱した際は、昨季AAAでよく打ち、MLBでもまずまずの適応を見せたBailey、Carterあたりと併用でしのいでいくことになると思います。取りあえずこれで正捕手以外の野手はほぼ確定(IF控えのLugoを置換できればするかもしれませんが)。


◯ 40-man Roster Move

来季の戦力構成の見通しがよくなったので、少し追記を(前回までの大きな動きはPart2に記載)。前回のロスターからはRHP Dewon Day、RHP Virgil Vazquez、RHP Charlie Zinkの3人がDFA。Day、Vazquezは昨季終了後Waiverで得た選手でデプスと見られていましたが、ロスター整理のためにWaiverにかけており、それぞれTBとSDにクレームされました。Zinkは昨季AAAで印象的な投球をしたナックルボーラーで昨季のMLBでの登板内容、投球スタイルなどから、通過すると見てWaiverにかけたようです。無事通過してAAAにアサイン。スポットスターターのデプスとして残したかっただけに良かったです。

これで現状39人が埋まっており、それに加えてSmoltz、Kotsayの加入があるので41人。あとは正捕手との契約が予想されますので2人はDFAが必要(正捕手獲得の際にBuchholtz、Bowdenなどを出すのであれば別ですが、Varitekとの再契約の可能性が高そうなので)。
まず考えられるのはOut of Option勢(Littleton、Pauley、Aardsma、Kottaras)。このうちKottarasはナックルを受けられ、Bard次第で残す必要があるため、可能性は低そう。Littletonは代償を払って取っただけにもったいないですが、ロスターに残れるだけの働きができるかは疑問も。PauleyやAardsmaはWaiverを通過する可能性はあまりなさそうですが、フロントがあまり評価をしていないならDFAされるかも。
あとは、Rule 5で奪ったGonzalezか。こちらもどれだけフロントが評価しているのか次第であっさり返却されるかも。OF Van Everyも可能性あり。AAAではパワーを見せたけどMLBでは未知数。CFのデプスですが、CFのレギュラーは若くて故障リスクの少ないJacobyだし、Drew、Baldelli、Kotsayなど故障リスクはあるが一応CFも守れる可能性のある選手もいる。AAAにはそこそこ打てて守備も良いとされるBellが上がってくるでしょうし。


◯ RHRP Takashi Saito - FA in-
08シーズン成績:45G/47.0IP/W4/L4/SV18/ERA2.49/60K/16BB

昨季ケガがあってLADからNon-tenderされFAになっていたRPの注目株、斎藤隆を1年$1.5M+インセンティブ$5.5M+1年のオプション($3M+インセンティブ?)で確保。ミドル〜セットアップの層をさらに加えました。ケガの心配はあるものの、基本額は低額で最近力を入れてきたローリスクハイリターンの契約の一つとなりました。

ここ3年ほどLADのクローザーとしてMLBの全リリーバーの中でもトップを争う成績、パフォーマンスを見せてきた選手で、MLBに進出した日本人プレイヤーの中でも最も成功している選手の一人です。ファストボールは日本人としてはまずまず球威があり、90 mhp台前半から中盤くらいまで出る。MLBのリリーバーとしては速球派とまではいかないものの、制球力も高くそこそこのレベルですが、それ以上にスライダーの評価は高く、これは素晴らしく三振を奪える球種です。カーブも持っている。

昨季はケガから復帰後ややパフォーマンスが落ちており、肩のケガの後遺症を不安視したLADがリリースしていますが、復活すればセットアップとして戦力になります。BOSは岡島、Masterson、Delcarmen、Ramirezら7回セットアップとしては十分だが、8回でしっかりとしたセットアップかと言われると微妙(Mastersonは昨季の出来であればいいですが、2年目で多少成績を落とす可能性があるので)といったぐらいのリリーバーが多く、ギャンブルとしては悪くないですが、これでさらにロスターのやりくりがキビしくなるかも。
ただ一応マイナーリーグオプションをまだ持っているようなので、スプリングトレーニングで見極めて、状態が戻っていないようであれば、しばらくマイナーで調整というのも出来るので、そういった意味でもいい契約だと思います。


◯ Catcher Candidates

BOSは現状で、しっかりとした正捕手の候補がいません。これはオフシーズンに入る前から言われてきたことで、かなり噂も出ているんですが、Non-tender FAでBardを獲りはしたものの、彼は正捕手としては弱いと言われており、BOSは未だに正妻探しに明け暮れています。
ここ数日の契約で捕手以外はほぼ確定したため、ずっとサボっていた正捕手候補についての記事も少しまとめて書いちゃおうかと思います。

① Jason Varitek -FA in ?-
08シーズン成績:131G/423AB/AVG.220/OBP.313/SLG.359/13HR/43RBI/0SB

97年のデビュー以来BOS一筋の名捕手でBOSの主将でもあります。守備能力に関しては、肩が強くないものの、全般的に見て素晴らしいし、リードはMLBでもNo.1との呼び声が高く、投手陣から絶大な信頼を集めていますが、昨季は打撃が不振で、これは捕手という負担の大きいポジションでもあることから、一時的なものではなく衰えだと思われており、BOSとしてもそろそろ後継者を探さなければいけない時期に来ていると言われています。

BOSは彼の功績や投手陣への影響は評価しているものの、さすがに代理人Borasの求める4年契約は提示できないと考えており、2年程度で打診しているものの、同時に他の候補も視野に入れて動いています。BOS側が、年数はともかく金額面でも条件を引き上げないのは、VaritekがType A FAになった上で、BOSの調停を断っており、彼を得た場合にドラフトピックの譲渡が必要になるため、尻込みをする球団が多く、現状の要求額を考えれば、すぐに行き先は決まらないであろうと考えているからだと思います。BOSとしては、他の候補を吟味した上で、いい候補が得られなければ、要求が下がったところで契約できると見ているはず。

彼を得るなら、多少候補が弱くて、ドラフトピックを諦めてでも、ある程度本気で優勝を狙うチームだろうと思われていて、可能性がありそうなのはNYMか?K-Rodを得て、既に1巡目指名権を失っているのでType A FAを取っても痛手が少ないと見られてはいますが、資金面やBrian Schneider、Ramon Castroのどちらかを出す必要があり微妙。
彼が他のチームでプレーするというのは想像しづらいですし、2年契約を受け入れてくれて、その間に正捕手の育成を行い、引退してコーチに、というのがファン心理としてはありますが。

1/20追記
数日前、VaritekがBOSのオーナーであるJohn Henryさんと代理人Scott Boras抜きで会談を行いました。その席でTekはBOSに残留し、ここで引退したいと伝えたそうです。契約に関しては金額よりも複数年を希望しており、あともう少し(2〜4年になると思いますが)プレーして引退、ゆくゆくはコーチ・監督にと。BOS側は単年契約を希望しているため、すぐに契約は決まらないと思いますが、金額次第(控えとして許容できる額+多少の功労的な金額というカンジ)では3年くらいもありかなと思います。守備は全体的にまだいい捕手ですから、来季は正捕手として働いてもらい、それ以降は次の正捕手候補と併用しながら、指導役とバックアップを兼ねて数年というイメージですね。

② Jarrod Saltalamacchia -Trade in from TEX ?-
08シーズン成績:61G/198AB/AVG.253/OBP.352/SLG.364/3HR/26RBI/0SB

元々はATLのTop Prospectでしたが、Brian McCannにブロックされ、Mark TeixeiraのトレードでTEXへ移籍。素質は高く評価されるものの、なかなかMLBに適応できず、ここまで来ており、昨季はTaylor Teagarden、Max RamirezといったCのProspectが台頭したため、TEXはいい話があれば、彼らのうち一人は出すだろうと言われています。打撃面での才能は彼らの中でもNo.1ですが、守備面は元々は才能があると言われていたものの、あまり成長してはいません。

BOSは結構彼を気に入っており、何度かTEXと話をしてはいるようですが、即戦力に関してはやや投手陣の薄いTEXが喉から手が出るほど欲しがっているBuchholzを要求されており、トレードは成立していません。個人的にも素質はあるとは言え、マイナーの上のクラスからMLBでは実績を残せていない彼に未来のエース候補であるBuchholzを出すべきとは思いません。確かにここ数日の契約でBuchholzの席はなくなりつつありますが、これが彼のトレードにつながるかと言うとそうでもないんではないかと。Penny、Smoltzらはいずれも1年契約ですので2010年開始時にはBeckett、Lester、松坂に続く先発としてBuchholzはいてもらわないと困りますし、フロントもそう考えているはず。逆にポテンシャルでやや落ちると言われているBowdenを中心としたパッケージでTEXが納得するならトレードはあるかも。

またMastersonに関しては、先発、ブルペンを高いレベルでこなすことから出さないだろうと思っていましたが、彼の価値は優れたリリーバーでありながら、いざとなれば先発も可能という点にあると思うので、先発をここまで重ねてしまうと、ブルペンの1枚というのはもったいない使い方だと思いますし、トレードバイトとして高い価値がある彼を使って捕手を得るというのもあながちない話ではなくなってきたかなと。

③ Taylor Teagarden -Trade in from TEX ?-
08シーズン成績:16G/47AB/AVG.319/OBP.396/SLG.809/6HR/17RBI/0SB

Saltyと同じくTEXのCで、Saltyとは違い、元々守備面での評価が高いCですが、昨季はマイナーで今イチだったもののMLB昇格後、素晴らしい打撃成績を残し、期待度と価値を激増させて来ました。守備面では肩の評価が高く、捕球なども良い。ただ、打撃に関してはパワー面こそ評価されるものの、コンタクトに関しては、元々そこまで高い評価はされておらず、昨シーズンの成績が信用できるかは微妙。それでもしっかりした守備力を持っていることから、MLBレベルで妥当なCになれる可能性は十分と思われます。

BOSはSaltyと共に、Teagardenに関してもTEXとコンタクトを取ってはいるようですが、TEXは守備力で勝るTeagardenをチームに残して、トレードバイトにするならSaltyかMax Ramirezと考えているようで、要求としてもSaltyを得るのと同等以上の代償が必要で、恐らくBuchholzを含めないと得ることは難しいと思います。BOSがどちらかと言うとSaltyを買っていることもあり可能性は低そう。個人的にも昨季の成績はあまりにサンプル数が少なくて信用できないし、今はトレードバイトとしての価値がかなり高騰していて、オーバーペイになってしまう可能性が高いため、あまり好ましくは感じません。

④ Kelly Shoppach -Trade in from CLE ?-
08シーズン成績:112G/352AB/AVG.261/OBP.348/SLG.517/21HR/55RBI/0SB

01年のドラ2でBOSに指名されて入団した長打力のある捕手。Coco CrispのトレードでCLEに出されてしまい、そこではVictor Martinezという壁にぶつかるものの、Martinezの守備の悪さやケガにより少しずつ出場機会を増やし、昨季は捕手としてはなかなかの打撃を見せました。守備に関しても、守備の悪いMartinezを時折1Bで使って、CにはShoppachというような使われ方をしていたように、全体的に良好。元々評価されていた打撃力をMLBで披露できるようになり、現在はMLBの正捕手として十分なレベルと思われています。

CLEは未だ打撃では上回るMartinezの存在に加えて、LADからトレードで得たCarlos Santanaがこちらも守備はともかく、CLEのTop Prospectと言われるほど打ったため、出せなくはないはずといった存在になっています。SaltyやTeagardenといったProspectに近い選手と比較すれば伸びしろは少ないものの、MLBでしっかりとした実績があるという点は大きいです。しっかりとした中期・長期候補となりますし、獲れるなら是非とも欲しい存在です。見返りはかなりのものを要求されるでしょう。ただ、それ以前にCLE側が出す意志をあまり見せてはいません。昨季は序盤の躓きで主力放出に走ったものの、再建というわけではなく、今季もある程度優勝の可能性を見ていくためにも彼は戦力としてひとまず残したいと考えているのかも。Martinezが昨季故障に苦しんだこともありますし。夏にはまた放出候補になるかもしれませんが、現時点では可能性は低めかも。

⑤ Miguel Montero -Trade in from ARI ?-
08シーズン成績:70G/184AB/AVG.255/OBP.330/SLG.435/5HR/18RBI/0SB

ここ数日、正捕手候補として情報が聞こえてくる選手です。攻守にそこそこ評価の高いProspectでしたが、MLBへの適応にやや苦しみ、併用されていたChris Snyderにレギュラーを奪われてしまい、このオフにSnyderが3年の契約延長を行ったためブロックされた存在となっています。打撃も素質は評価されるものの、打者有利の本拠を持つARIでこの成績ではレギュラーとしては少し弱いです。その分要求は多少低めになっており、ARIの要求はBowden。ただBOSはこれでもオーバーペイと考えているらしく、昨季終了後の交渉ではこれを拒否しています。

Snyderの延長が決まったのが最近であり、浮いた存在になることが確定したため、BOSは要求が下がると見たのか、再オファーをしたという噂で、内容は明らかになってはいませんが、RHP Daniel Bardをメインとしたパッケージではないかと言われています。
個人的にはこれでもオーバーペイかと。Bardは100 mphの速球を持つ速球派で制球力などには難がありますが、RPとしてはかなりポテンシャルは高いです。K. Johnsonくらいを中心にしたパッケージならありかな?ただBOSのレギュラーにMonteroと言われてもピンとこないのが現実ではありますね。


◯ Extension

契約の延長もまとめて、書いちゃいます。BOSは2BのDustin Pedroiaと6年$40.5M+1年のオプションで、1B/3B Kevin Youkilisと4年$41.25M+1年のオプションで契約延長しました。またLF Jason Bayとも契約延長の交渉を行うようです。

Pedroiaの契約の詳細は、09年$1.5M、10年$3.5M、11年5.5M、12年$8M、13年$10M、14年$10M、15年$11Mクラブオプション(バイアウト$0.5M)でFAの3年間を捕まえられることになります。今季はMVP、ゴールドグラブ、シルバースラッガーを獲得しており、名実共にBOSの顔になりつつある選手ですし、額的にも妥当だと思います。咋季は元々のツールからすれば多少出来過ぎと見る人もいますが、守備も良い選手ですし昨季までとはいかなくても、07年くらいの成績でも十分満足できるでしょう。

Youkilisの契約は09年$6M、10年$9M、11年$12M、12年$12M、13年$14Mクラブオプション(バイアウト$1.25M)でこちらもフランチャイズディスカウントを多少感じる妥当な契約です。1Bとしてはズバ抜けた長打力はありませんが、打撃は年々向上していて昨季はManny Ramirez放出後4番をしっかり務めました。1BにはLars Andersonがいて、3Bの若手はまだAクラスですから、10年くらいには3Bに移ることが考えられ、3Bでこの打撃ならかなりの割安契約となります。

1/21追記
調停権を持つ選手のうち、Youkilisとはすでに複数年で契約延長していましたので、調停する可能性があったのは、RHRP Jonathan PapelbonとLHRP Javier Lopezの2人でしたが、いずれも1年契約がまとまり、調停を回避できました。Theo EpsteinさんがGMになって以来、調停までもつれ込んだ選手がいないというのは喜ばしいことです。

Papelbonは1年$6.25Mで、Lopezは1年$1.35Mで契約。PapelbonはMLB屈指のクローザーですし、妥当な額でしょうね。FAまであと3年で、2回の調停を残しており、さっさと複数年契約したいですが、本人は今のところFA市場に出る気のようです(ちょうどNYYのMariano Riveraの契約が切れる年だったような気がするし、ちょっと不安です)。
Lopezは昨季はERAが良かったのでこんなもんかもしれませんが、対左でワンポイントで出て来ては四球というのもよくあったし、もうちょいしっかりとした左殺しとリプレースしたいところなんですけどね。


◯ 40-man Roster Move

斎藤、Kotsay、Smoltzと正式にサインを行ったため、40人ロスターからRHRP David AardsmaとRHSP David PauleyがDFAされました。いずれもまずまずMLBで投げうるレベルの選手ですが、Out of Optionでしたので仕方がないのかも。PauleyはBALへトレードが決まっています。代わりに得たのはRHRP Randor Bierd。Aardsmaの方も相手が見つかればトレードになると思います。

PauleyはSDからDave Robertsとのトレードで得ていた右腕。MLBの実績こそあまりないものの、昨季はAAAで素晴らしい成績を残しています。先発の厚いBOSではともかく、先発の薄いチームには魅力的な存在で、実際にWaiver順位が5位と高順位のBALが少なくない代償を払って獲ったことからもわかるように、先発下位を争わせるには十分な力があると見られています。球威、変化球と支配的ではないもののまずまず優れていますが、低めに集める細かい制球力に欠けていると言われています。結構BOSのロスターに長く在籍した選手ですし、思い入れがあったりもするんですが、BALであれば先発の座を得る可能性も低くはありませんし、これが本人のためでもあるんだろうと思います。

Bierdは07年のRule5ドラフトでかなり注目された選手でBALがDETから奪い、昨季はMLBで29Gに投げています。球威は最速でも90 mphちょっとと速くはありませんが、制球力が高く、スライダーやチェンジアップを合わせてMiLBでは三振を奪っています。元々の期待度もそこそこ高いし、まだ24歳とそれなりに若い。BALでDFAされているため40人ロスター外に置ける上に、オプションをフルに残しており、あと3年はAAAで育成できる点が非常に大きいです。

1/21追記
AardsmaのSEAへのトレードも決定したようです。SEAからはRk~AクラスのLHP Fabian Williamsonを受け取ります。Aardsmaは元々SFのドラ1で素質は高かったですが、伸び悩んでいます。健康度があまり良くないのが大きな原因。球威はあり、スライダーやスプリッターを交えて、いい時は三振を奪えるんですが、やや制球力を欠いており、ケガなどで球威が落ちると打たれることが多かったです。
Out of Optionであり、BOSではロスター枠の関係で弾き出されましたが、健康を保って、球威が戻ればミドル〜セットアップとして十分なリリーバーになることから人気はあったようで、Waiver順位が2位のSEAが代償を払ってまで獲ることに。大きく育つ可能性もまだ残されている選手ですし、Loseになる可能性もなくはないですが、元々CWSをDFAされたところを、響かないレベルの若手2枚と引き換えに得ていた選手ですし、見返りもまずまずのものが得られましたので基本的にはWin-Winのトレードかなと思います。

Williamsonは来季20歳と若い左腕。球威は80 mph後半と平凡で、カーブとチェンジアップを持ちます。チェンジアップは出所が見にくいらしく、MiLBを通じて高い奪三振率を誇っています。そこまで素晴らしいポテンシャルというほどではないですが、左腕だしうまく育てば面白いと思います。