2013年7月30日火曜日

13' Minor League Season Memo -7/29~8/4-

今季ドラ1のBallがとうとう今週プロデビューを飾ります。まだまだ顔見せ段階ではありますが、今季のドラフト組も今のところロケットスタートを切るような選手はおらず。Ballにはそう期待したいですね。前週の結果はこちら


○ 7/29

[AAA] : LHP Franklin Moralesがリハブアサイン。
[AAA] : LHP Ryan Rowland-SmithがDLから復帰。
[A] : C Jordan WeemsがDL入り。
[GCL] : LHP Christian PerdomoがDLから復帰。
[DSL] : 3B Rafael OliverasがGCL (Rk)から移動。

[AAA] - Box
R. De La Rosaが4.2 IP/4 H/6 ER/4 BB/3 K。この前までの支配的な姿はどこへ...。Holtが3 H、J. Bradley, Jr.、X. Bogaertsが2 H。Bogaertsはここ1週間で3度も3B守備に就いている。MiddlebrooksのトレードとBogaertsの3BでのMLB昇格が近づいている気配。

[AA] - Offday

[A+] - Box
M. Penaが6.0 IP/5 H/3 ER/4 BB/2 K。K. De La Cruzが2 H。

[A] - Box
Haleyが6.0 IP/3 H//1 ER/1 BB/2 K。M. Martinezが2 H。

[A-] - Box
Littrellが2.1 IP/1 H/0 ER/2 BB/4 K。相手の先発はBobby Wahl。ボーナスがどうせ余るなら、Littrellの代わりに欲しかったな~なんて。Mercedesが5.1 IP/5 H/2 ER/2 BB/7 K。King、Londonが2 H。

[GCL] - Box
ドラ1のBallがプロデビュー。味方の守備にも足を引っ張られましたが、0.2 IP/1 H/0 ER/1 BB/1 K。D. Romeroが2.1 IP/1 H/1 ER/3 BB/2 K。M. Meyersが3 H、A. Suarez、J. Daviesが2 H。

[DSL] - Box
Almonteが3.1 IP/3 H/3 ER/4 BB/3 K。序盤から少し調子が落ちてる。J. Guerraが2 H。

2013年7月25日木曜日

13' Weekly Topics -7/22~7/28

[7/23]

☆ Today's Game (Game 102 vs TB)

TBとのAL-East首位攻防戦は昨日の第1戦を落とし、とうとう0.5ゲーム差に詰め寄られて迎えた第2戦。色々な絡みがあったとは言え、All-Star明けローテ順を5番目まで下げられたLesterが6.1 IP/7 H/2 ER/0 BB/8 Kと元エースの面目躍如。後半戦はこの調子でお願いしたいですね。田澤も復調傾向かな?

Result : BOS 6 - 2 TB (W61-L41)

2013年7月23日火曜日

13' Minor League Season Memo -7/22~7/28-

いよいよ夏真っ盛り。Prospectたちは夏休みも無く、特に投手にとっては辛い季節になってきますが、Barnes、Owens、Kukukらの最近パフォーマンスが上がってきた選手は調子を維持して欲しいですね。WebsterやRanaudoらのパフォーマンス低下組は、体力的にも辛いところですが、踏ん張って持ち直して欲しい。前週の結果はこちら


○ 7/22

[AA] : OF Ronald BermudezがPawtucket (AAA)から移動。
[A+] : RHP Madison YounginerがDLから復帰。
[A] : OF Kevin HellerがPortland (AA)から移動。

[AAA] - Postponed (Rain)

[AA (Game1)] - Box
Couchが6.0 IP/8 H/4 ER/2 BB/1 K。Cecchini、C. Vazquez、Menesesが2 H。T. Thomasに第11号。

[AA (Game2)] - Box
Kehrtが6.0 IP/3 H/3 ER/0 BB/5 K。Bermudezが3 H。Springが2 H/2 HR (7,8)。Cecchiniが2 H。Dentに第3号。

[A+] - Box
Owensが5.0 IP/0 H/0 ER/3 BB/9 K。前回に続き、またもノーヒッター。Roberson (2)、Welch (4)が2 H/1 HR。H. Ramosが途中交代しています。

[A] - Box
Kukukが4.0 IP/4 H/3 ER/3 BB/4 K。Gragnaniが2 H。

[A-] - Postponed (Rain)

[GCL] - Box
D. Romeroが5.0 IP/1 H/0 ER/0 BB/3 K。今日はコマンドも良く、96 mphを何度も出していたそうです。D. Lopezが2 H。しかし長打が出ないですね。未だにチーム全体で0 HRとか...。

[DSL (Suspended Game@7/4)] - Box
C. Garciaが2.0 IP/3 H/3 ER/1 BB/1 K。D. Penaが3 H、Acosta、F. Guzman、J. Nunezが2 H。

[DSL] - Box
D. Jimenezが4.0 IP/2 H/0 ER/1 BB/6 K。Lucena、P. Urena、Ju. Hernandezが2 H。

2013年7月21日日曜日

13' Weekly Topics -7/15~7/21

[7/17]

☆ Today's Game (All-Star Break)

昨日のAll-StarゲームはALが3-0でNLを下しました。WSのホームアドバンテージはAL側に与えられます。BOSが低迷していた、ここ3年はNLに連敗していましたが、BOSのWS制覇に向けて舞台は整いました。

何人か、まともに見るのは初めての選手がいたけど、やっぱりMatt Harvey (NYM)は凄いですね。球威が凄まじいし、チェンジアップも意外と整っていて驚いた。コマンドはまだ多少アバウトだけど、ホントに凄みのある投球をしてました。 あとはChris Sale (CWS)のスライダーやClayton Kershaw (LAD)のカーブの曲りは半端ない。Aroldis Chapman (CIN)は最後の数球は良かったけど、ちょっとインパクトが落ちましたね。投手はやっぱり全般的に凄い選手が揃ってましたね。

Result : NL 0 - 3 AL

2013年7月16日火曜日

13' Draft Results

13年のドラフトの最終契約結果です。太字が契約者。( )内は契約額で、+/-は-がスロットより浮いた分、+がオーバースロット分の額です。Denneyをドラ3で捕まえたのは大きいけど、他は全体的にスロットよりやや安めに契約できる選手ばかり。しかもそれもあってスロットから比較的大きくボーナスが浮いたにも関わらず、下位指名とはLonghiと契約できただけで、持ち越すことのできないボーナスを余らせる始末。今季もコンサーバティブという印象の強いドラフトでした。


[13' Draft Signing Information]

1 (#7). Trey Ball, LHP ($2.75M (-$496K))
2 (#45). Teddy Stankiewicz, RHP ($915K (-$314.6K ))
3 (#81). Jon Denney, C ($875K (+$203.8K))
4. Myles Smith, RHP ($400K (-$54.8K))
5. Corey Littrell, LHP ($300K (-$40.5K))
6. Jordon Austin, OF ($254.9K)
7. Mike Adams, LHP ($150K (-$41.1K))
8. Forrestt Allday, CF ($10K (-$147.5K))
9. Kyle Martin, RHP ($10K (-$137.2K))
10. Taylor Grover, RHP ($10K (-$127.4K))
11. Carlos Asuaje, SS ($60K)
12. Jake Drehoff, LHP ($175K (+$75K))
13. Jordan Sheffield, RHP
14. Jake Romanski, C
15. Bryan Hudson, OF
16. Jalen Williams, RHP ($150K (+$50K))
17. Joseph Monge, RF
18. Joe Gunkel, RHP
19. Gabe Speier, LHP ($200K (+$100K))
20. Derek Burkamper, RHP
21. Reed Gragnani, 2B
22. Ryan Boldt, CF
23. Jimmy Allen, 2B
24. Jantzen Witte, 3B
25. Derik Beauprez, RHP
26. Mauricio Dubon, SS ($75K)
27. Marc Nowaczewski, RHP
28. Nick Zammarelli, 3B
29. Jeff Driskel, OF
30. Nick Longhi, OF ($440K (+$340K))
31. Ryan Rippee, 1B
32. Matt Thaiss, C
33. Andrew Rosa, SS
34. Danny Bethea, C
35. Rafael Oliveras, 3B
36. Pat Goetze, RHP
37. Max Watt, RHP
38. Trever Morrison, SS
39. K. J. Trader, RHP
40. Ryan Lidge, C
UD. Rob Smorol, LHP
UD. Simon Gravel, C
UD. Jervenski Johnson, OF ($85K)

Total Bonus Spending - $6.2399M ($590.3K under budget)

13' Minor League Season Memo -7/15~7/21-

ドラフト契約期限が終了。Jordan Sheffield (Rd. 13)、Ryan Boldt (Rd. 22)の2人の大物とは契約できませんが、Longhiなどとは契約成功。シーズンも残りが少しずつ短くなってきましたが、プロデビューする選手たちの溌剌とした活躍が見たいですね。前週の結果はこちら


○ 7/15

[AA] : UT Ryan DentがPawtucket (AAA)から移動。
[A+] : RHP Kyle StroupがDL入り。
[A+] : C Leonel EscobarがPortland (AA)から移動。
[A] : OF Kevin HellerがPortland (AA)から移動。
[GCL] : OF Jesus Loyaがリハブアサイン。

[AAA] - All-Star Break

[AA] - Box
M. McCarthyが5.0 IP/5 H/5 ER/1 BB/1 K。Gibsonが3 for 3。このところ好調ですね。

[A+] - Box
Auglieraが3.1 IP/8 H/5 ER/3 BB/0 K。う~ん、完全にオーバーマッチされているような。Bettsが3 H、H. Ramos、M. Johnsonが2 H。BettsはHigh-A昇格後もなかなか良いカンジですね。

[A (Suspended Game@7/13)] - Box
L. Diazが5.0 IP/3 H/0 ER/0 BB/5 K。Montasが4.0 IP/3 H/0 ER/0 BB/4 K。A. Tavarezが2 H/1 2B/1 3B。

[A] - Box
Kukukが5.1 IP/2 H/2 ER/3 BB/6 K。Weemsが3 H。

[A-] - Box
S. Gomezが4.2 IP/7 H/2 ER/1 BB/5 K。やっぱりドミナントなスタッフではないのかな。A. King、Alldayが2 H。

[GCL] - Box
B. Johnsonが3.0 IP/0 H/0 ER/0 BB/4 K。Mongeが2 H。

[DSL] - Box
D. Jimenezが6.0 IP/3 H/1 ER/1 BB/7 K。マルチ無し。

Former Sox Prospect Review: Jon Denney, C

今回は、13年ドラフト組のトリを飾ってもらう、Jon Denney。一時期はTop 10の噂も強かった、トップクラスの超大物HS-Cで、ドラ1後半の噂が強かった選手。Blake Swihartと共に、将来のBOSのホームプレートを守ってくれる有力候補です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jon Denney (ジョン・デニー)
Full Name: Jon David Denney
Position: C/(1B)
Born: September 28, 1994
Birthplace: Yukon, Oklahoma
Height: 6-2
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 3rd round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $875,000
High School: Yukon HS (OK)
How Left: Released (October 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

バランスの良い捕手体格と運動能力に優れ、攻守共に素晴らしいツールを持つ。特にプラスと言われるパワーを持ち、オフェンス面で期待度が高い。優れたバットスピードでコンタクト能力も平均以上になるかも。一方守備は強肩を中心に、平均以上の守備者になれるだけのツールは持つが、グラブ捌き・送球と磨く必要がある。


[Background]

13年開始前は、Reese McGuire (PIT)を上回る評価を受け、Top 10の有力候補とも言われていたが、13年の春はやや不調で株を下げた。ツールはあるが、守備面で思っていたほどに伸びず、捕手に留まるか疑問を持たれているのもスリップの原因の1つ。それでも、Nick Ciuffo (TB)と並び、R. McGuireに次ぐ、2、3番手のHS-Cとされ、ドラ1後半が有力視されていた。ドラフト時のランキングはBA #25/PG #23。Arkansas大へのコミットが敬遠され、ドラ3までスリップしたが、2日目開始時点で各誌のランキング最上位の選手だった。


[Profile]

13' : 期待の超大物捕手だったが、GCLでのプロデビューは冴えないものに。選球眼はしっかりしているが、あまり打てず。期待されたパワーも見せられていない。

14' : STでDUIの上にスピード違反で逮捕され、その際に警官に暴言を吐いたそう。Restricted Listに入って更生を促したが、一旦アクティベイトされたものの、2試合続けて雨で流れてしまい、結局試合に出ないまま再びRLへ。株はこれ以上ないくらいに下落した。

15' : 一年間RLで過ごした。

15' Oct. : リリース。

16' : 独立リーグでさすがのパワーを見せている。


[Comment]

Swihartにももちろん高い期待をしているけど、パワー面からすれば、このDenneyの方が、上限に達した時はより高いレベルに達する可能性がある。バット面での期待も高いけど、しっかり守備面でも成長して、好守に優れたオールラウンド捕手へと成長してもらいたいですね。

(15年追記)何も言えませんわ...。

Former Sox Prospect Review: Myles Smith, RHP

今回は、13年のドラフトのドラ10までで最後に契約した、Myles Smith。契約でゴネてみたり、Twitterのやり取りとかを見ている限り、ちょっと変わったキャラクターを持っている印象は否めないですが、それを差し引いても腕の強さはドラフトでもトップクラスの魅力的なパワーアーム。契約してくれて一安心です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Myles Smith (マイルズ・スミス)
Full Name: Myles Wesley Smith
Position: RHSP/RHRP/(SS)
Born: April 21, 1995
Born: March 23, 1992
Birthplace: Detroit, Michigan
Height: 6-1
Weight: 175
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 4th round, 2013; 16th round, 2012 by New York Mets
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $400,000
College: Lee
High School: Divine Child HS (MI)
How Left: Traded to Arizona for Zeke Spruill (December 2014)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

SSも務める非常に運動能力の高い選手で、速球がカレッジのジュニアーのシーズンに89~93 mphから、常時90 mph中盤、最速97~98 mphまで出るようになった。ただ14年には88~92 mphと平凡な球威に逆戻り。チェンジアップも素晴らしいアウトピッチで、スライダーにも進歩が見られる。スライダーはカッター気味に使った方が良いとも。体格面から言ってもリリーフの可能性が高いが、運動能力と優れた腕の強さを持つ素材型の選手。


[Background]

フレッシュマンの時はMissouri大でSSをメインにプレーしていたが、12年からは投手が本業に。12年はMiami-Dade JCからNYMにピックされたが、契約せずに進学している。13年は球威が一気に伸び、ドラフト直前に評価も大きく上がっていたレイトライザー。ドラフト時のランキングはBA #108/PG #105。


[Profile]

13' : ドラフトでもTop 100前後の評価を受けるカレッジのJuniorだったが、GCLでプロデビュー。やや投手キャリアが浅いことを考慮したのか?4試合に投げただけだが、さすがにここではレベルが違うというカンジ。GCLシーズン終了後、SS-Aへ昇格し、最終戦で先発。

14' : 先発でスタートし、途中からPiggy-Backに移ったが、いずれにしても、K/BBが酷く、全くの期待外れ。

14' Dec. : Zeke SpruillとのトレードでARIへ。

15' : リリーフに完全転向。ARI傘下のSS-A~AAAの4クラスで登板。Low-Aがメインで奪三振率が非常に高かった。

16' : ARIのHigh-AからAAでリリーフとして投げた。ERAは平凡だが、それなりに投げている。

17'-22' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

使い減りしていないアームと、急激に伸びている球威は魅力。経験が浅いだけに、カレッジの選手だけど、伸びしろもまだ十分に大きい。しばらくは先発で育てるでしょうが、リリーフとしてもセットアップ以上に育つ可能性があり、非常に楽しみな選手。

Former Sox Prospect Review: Nick Longhi, 1B/OF

今回は、ドラ11以降で契約できた最大の大物、Nick Longhi。高いパワーポテンシャルを持つ、期待のパワーバット候補です。何より生まれは地元Massachusetts州で、BOSファンというのが素晴らしい。応援していきたい選手です。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Nick Longhi (ニック・ロンギ)
Full Name: Nicholas Edward Longhi
Position: 1B/RF/LF
Born: August 16, 1995
Birthplace: Springfield, Massachusetts
Resides: Venice, Florida
Height: 6-2
Weight: 205
Bats: Right
Throws: Left
Drafted: 30th round, 2013
How Acquired: (1) Draft; (2) Signed as a minor league free agent
Signing Bonus: $440,000
High School: Venice HS (FL)
How Left: (1) Traded to Cincinnati for international amateur signing bonus pool space (July 2017); (2) Minor league free agency, signed with Colorado (January 2021)
Player Link: MiLB.com, Fan GraphsBaseball Reference, SP.com, Youtube


[Scouting Report]

珍しい左投げ右打ちの選手。コンパクトなスウィングで優れたバットスピードを持つ。今クラスでもベストピュアヒッターになれるほどの高いコンタクト能力を持ち、パワーも発揮できるようになるだろう。1B守備は素晴らしく、動き・グラブ捌き・強肩とハイレベル。投手も務めている。


[Background]

本籍はFlorida州となっているが、生まれはMassachusetts州。両親もMassachusetts州のネイティブだが、生まれて数ヶ月でFlorida州へ引っ越した。父親も本人も熱狂的なBOSファンで、Florida州に移り、HSの同級生など、周りは地元のTBを応援していたが、BOSファンを貫いている。03年にPOでNYYに劇的な逆転負けをしたときは、悔しくて二晩ほど眠れなかったそう。一時期はTop 100クラスの選手だったけど、13年はAVG .262とあまり打てずで少し評価を下げた。ドラフト時のランキングはBA #296/PG #146。LSUコミットで契約は困難と見られてスリップしたが、生まれがMassachusetts州で子供の頃からBOSのファンであることも有利に働いて、契約期限間際に契約に成功した。名門Venice HSはFort Myersに近くで、HSの州のチャンピオンシップの準決勝、決勝とFort Myersで試合を行って州チャンピオンとなった。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。少ない機会ながら、安打の半分以上が長打になっているし、チームのProspectとしては唯一のHRを放つなど、期待されたパワーは本物のよう。

14' : 指の腱の断裂で早めにシーズンを終えたが、SS-A Lowellでインプレッシブな打撃を見せた。同クラスの中では若い選手だが、安定したコンタクトを見せ、パワーもHRこそなかったが、多くの二塁打を放った。

15' : Low-A Greenvilleで、安定した打撃を披露した。好不調の波が少なく、また両打席で打撃成績に差が小さいのも好印象。守備は1BとRFでプレー。

16' : High-A Salemで、シーズンのほとんどを20歳で過ごし、安定したAVGを残し続けていたことは評価できる。一方、1Bメインの選手としては、いくらパワーが削られる環境とは言え、2 HRはさすがに厳しい。40 2Bを放っているが、長打率も.400を割っている。

17' : STからボールの軌道が上向きになったと言われ、パワーの開花に期待されたが、AA Portlandで開幕からやや不振。しかし月を追うごとに向上し、パワー面でも進歩が見られた。

17' July : オフにRule 5ドラフト対象になることもあり、海外FAのボーナスプールと引き換えにCINへトレード。

17' : 移籍後は好調なスタートを切ったが、すぐにケガでシーズンアウト。

18' : CIN-AA/AAAでプレーも250 ABで2 HRと深刻なパワー不足。

19' : 引き続きCINのAAAで打率.283に12 HRと初めての2ケタHRとまずまずの活躍を見せた。

19' Dec. : MiLFAで出戻り。

20' : COVID-19によりシーズンキャンセル。

20' Nov. : COVID-19の影響でチャンスがないまま再びFAに。

21' : COLのAAAでプレー。やはりパワー面の印象が弱い。

22' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

まずはLFを中心に起用していくようですが、典型的なLF/1Bのパワーバットタイプ。HSレベルでもややコンタクトできていなかった点は少し不安だけど、年齢が同世代の選手より若いというのもあった。将来の中軸候補としてじっくり育成したいですね。

(17年追記)どうなるかもわからない海外FAを1、2人多く契約するだけのために、ポジションの重なりやRule 5ドラフトのことがあったとは言え、21歳でAAに適応しつつあった、希少な1BのProspectを放出するのは残念。去り際のツィッターで、「ずっとBOSファンだ。」と言ってくれてたし、いつかBOSにメジャーリーガーとして帰って来て欲しい。

Former Sox Prospect Review: Pat Goetze, RHP

今回は、13年のドラフトで最後に契約した選手の1人、Pat Goetze。ホームスクールなので、通常のHSのチームでプレーしたことのない選手ですが、非常に長身で伸びしろは大きい。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Pat Goetze (パット・ゲッツェ)
Full Name: Patrick Wilson Goetze
Position: RHRP/RHSP
Born: March 3, 1994
Birthplace: Rolesville, North Carolina
Height: 6-6
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 36th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
High School: Wake County Home School (NC)
How Left: Released (March 2018)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

素晴らしい長身から、以前は92~94 mphの速球を投げていたが、TJもあり、現在は90~92 mphがメインとなっている。


[Background]

HSに所属していない、ホームスクールの選手で、ローカルの遠征チームでプレーしていた。12年にTJを受けた。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。TJ明けということもあるのだろうが、慎重な起用に。3、4戦目はしっかり投げた。

14' : GCLで高卒2年目組の中ではまずまず投げた。シーズン3 BBと特に四球の少なさが目を引いた。

15' : 3年目のGCLで、先発こそ無かったが、立ち位置的には同期のJalen Williamsとほぼ一緒。奪三振率が低いが、制球が良く、まずまず投げた。

16' : プロ4年目でようやくSS-A Lowellへ。制球に優れ、積極的にストライクを投げるが、支配力に欠けた。

17' : 入団5年目にして、ようやくフルシーズンデビュー。前半戦はLow-A Greenvilleで奪三振率は低めながらもまずまずだったが、High-A Salem昇格後は打たれた。

18' Mar. : リリース。


[Comment]

高いレベルでのプレー経験が無いし、TJ明けとあって、しばらくは慎重に投げさせるでしょう。彼も15年くらいまでショートシーズンでプレーするでしょうが、その後は大きく開花してくれるといいな。

Former Sox Prospect Review: K.J. Trader, RHP

今回は、北東部Delaware州出身の高卒右腕、K.J. Trader。GCLでデビューも、案の定粗さを見せていますが、小柄ながら非常に運動能力が高く、バネのある選手です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: K.J. Trader (ケージェー・トレーダー)
Full Name: Kevin Gerrod Trader
Position: RHRP
Born: June 17, 1994
Birthplace: Delmar, Delaware
Height: 5-10
Weight: 160
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 39th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
High School: Delmar HS (DE)
How Left: Released (March 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

やや小柄だが、バスケットボールやアメフトもプレーするアスレティックな選手で、素早いモーションから最速91~92 mphの速球を投げる。ハードカーブのスピンも良い。一方チェンジアップはアームスピードを落として投げる未熟なボール。制球は粗い。


[Background]

北東部Delaware州出身。バスケットボールやアメフトもプレーするアスレティックな選手で、Marcus Stroman (TOR)に似ているとも。ドラフト時のランキングは、BAでDelaware州で#3。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。被打率、K/BBと悲惨な成績に。今季入団したHS-Pの1人だが、ややレベルの低い地域出身ということもあり、良いデビューにはならなかった。

14' : 前年よりは多少マシだが、GCL2年目で相変わらず三振よりも四球が多く、被打率も良くない。

15' Mar. : リリース。


[Comment]

最近は下位で契約できるまずまずの高卒選手が多いけど、なかなか上のクラスに上がれずに、ショートシーズンに貯まってしまっている。機会を稼ぐのも大変な状況だけど、しっかりアピールして成長してもらいたいですね。

2013年7月15日月曜日

13' Weekly Topics -7/8~7/14

[7/11]

☆ Today's Game (Game 94 @SEA)

LAA 戦の嫌な流れを引きずったまま、初戦をLesterで落とした時は嫌な感じでしたが、その後は打線の爆発もあり3連勝。投手陣も、Lesterや Dempsterがピリッとしないのを、昨日はDoubront、今日はS. Wrightが素晴らしい投球で埋めた。詳細なレポートはしないけど、LAA戦から、何度か放送があったので見た時の感想をいくつか。Websterは印 象が良くなかったですね。球威はあるし、チェンジアップは良いけど、速球に動きが無くて、とにかく甘い。あれではMLBでは通じるはずがない。元野手って いうカンジのフォームで、運動能力自体は高いだろうし、その上であのシンプルなメカニクスでコマンドが悪いとかだと、今後の改善がちょっと不安になります ね。

Workmanのデビューは残念ながら見られず。A. Baileyと田澤も良くないですね。田澤は下半身の粘りも無くなって、ボールが浮きまくってる。正直今セットアップで使える状態ではないと思う。 Breslowも悪くないけど、ドミナントかと言われると微妙だし、やっぱりセットアップクラスの補強は必要なのかも。NYMがBobby Parnellの見返りにJ. Bradley Jr.を要求とか、CWSは残り1年半のMatt Thorntonの見返りにHigh-End Prospectを要求とか見てると、呆れて何も言えなくなる。ちょっと見てて思ったのは、SEAのCharlie Furbushは長身ながら、サイド気味のフォームがA. Millerにちょっと被りますね。しかもMaine州出身。同じくBOSのターゲットと言われる、Massachusetts州出身のSteve Cishek (MIA)も獲れば、Connecticut州出身のBreslowと合わせてローカルボーイリリーフトリオになりますね。

Result : SEA 7 - 8 BOS (W57-L37)

2013年7月9日火曜日

13' Midseason Prospect Ranking by Baseball America

BAから中間ランキングが出ました。No.1はByron Buxton (MIN)。昨季ドラフトのNo.1タレントは既にHigh-Aで素晴らしい成績を残しています。MINからは#3のMiguel Sanoを合わせて、Top 3に2人。来年の最強組織最有力候補。#2は昨季のTop 4(Jurickson Profar (TEX)とWil Myers (TB)は卒業、Dylan Bundy (BAL)はTJ)から唯一のランクインとなったOscar Taveras。BOSのX. Bogaertsが#4に食い込んでいますが、彼を筆頭に近年になくSSのProspectが豊富ですね。


[BA: 13' Midseason Top 50 Prospects]

1. Byron Buxton, of, Twins
2. Oscar Taveras, of, Cardinals
3. Miguel Sano, 3b, Twins
4. Xander Bogaerts, ss, Red Sox
5. Francisco Lindor, ss, Indians
6. Archie Bradley, rhp, Diamondbacks
7. Taijuan Walker, rhp, Mariners
8. Christian Yelich, of, Marlins
9. Carlos Correa, ss, Astros
10. Javier Baez, ss, Cubs

13' Minor League Season Memo -7/8~7/14-

ミッドシーズンのProspect Rankingが出てきています。BOSはX. Bogaertsを筆頭に、3~4人をTop 50クラスに抱えている。WebsterやJ. Iglesiasが卒業扱いなことを考えれば、かなりの高評価ですね。J. Bradley Jr.が卒業せず、Barnes、Swihartあたりが後半戦向上を見せれば、来年のTop 100ランキングには7~8人を送り込めるかも。前週の結果はこちら


○ 7/8

[AAA] : IF Jonathan Diazをアウトライト。
[AAA] : RF/LF Bryce BrentzがDL入り。
[AAA] : RHP Jeremy KehrtがPortland (AA)から移動。
[AA] : RHP Gerardo OlivaresがGreenville (A)から移動。
[GCL] : RHP K. J. Traderがロスター入り。

[AAA (Suspended Game@4/10)] - Box
相当前の試合で、既に傘下いないJon Heeなどが出ていた。中断前をWebsterが2.0 IP/3 H/0 ER/0 BB/4 K。C. Hernandezが2.2 IP/6 H/4 ER/2 BB/2 K。マルチ無し。

[AAA] - Box
Kehrtが3.1 IP/11 H/5 ER/1 BB/2 K。Jo. Diaz、X. Bogaertsが2 H。

[AA] - Box
Doyleが8.0 IP/7 H/2 ER/2 BB/5 K。Gibsonが2 H。

[A+] - Box
W. Cuevasが4.2 IP/8 H/4 ER/2 BB/3 K。H. Ramos、Welchが3 H、K. De La Cruz、Jacobs、Swihartが2 H。

[A] - Offday

[A-] - Box
Callahanが5.0 IP/4 H/3 ER/1 BB/5 K。マルチ無し。

[GCL] - Box
McGrathが5.0 IP/1 H/0 ER/4 BB/9 K。奪三振率が素晴らしい。ドラ39のTraderがプロデビューしていますが、0.2 IP/2 H/1 ER/2 BB/1 Kと荒れています。マルチ無しの2 H。RijoやR. FloresといったInt. FAの期待株もここまで今一つ。

[DSL] - Box
D. Jimenezが5.0 IP/5 H/3 ER/0 BB/5 K/9-1 GO/FO。奪三振と被打率はもう一歩だけど、制球は良いし、ゴロも打たせている。マルチ無し。

2013年7月8日月曜日

13' Season Boston Red Sox -July-

7月です。多少もたつく時期もありながら、LackeyやJ. Iglesiasの活躍もあり、安定して勝てています。ただリリーフにケガ人がちょっと出ており、フラッグディールのターゲットはリリーフになりそうなカンジ。散々リリーフをトレードで獲ってこれとは...(前記事はこちら)。


[Transaction]

○ 7/3
Outrighted RHP Clayton Mortensen to AAA Pawtucket.

Mortensenがウェイバーを通過しAAAへ。

2013年7月2日火曜日

13'-14' International FA - BOS Signing Information

BOSのInt. FA契約情報です。BOSのキャップは$3.1799Mだそう。7/2の初日は、他チームからボーナスプールをトレードでもらったりする可能性があると言われています。契約関連では、Rafael Deversとの契約はもちろん、それに加えて1、2人は上位の選手を確保したい。

SS は昨季随分補充したので、内外野両翼のパワーヒッター、それに何と言ってもパワーアームが欲しい。近年は、Roberto Osuna (TOR)やJose Mujica (TB)、Rafael DePaula (NYY)などの競合にもいずれも敗れており、今年こそは上位に入る投手をビシッと獲得してもらいたいですね。(BAのレビュー)。


[13'-14' BOS International FA Signing]

Rafael Devers, 3B, Dominican Republic ($1.5M) : BA #3。大方の予想通り、BOSと合意したとのESPN関係者のツィートが流れています。左打ちのパワーヒッターは非常に強いニーズだった。今市場でもトップヒッターの1人だし、申し分ないセレクション。BOSはずっと彼との契約に集中していた。以前の噂よりも少し高くなったけど、競合も激しかったし仕方ないでしょう。まずは一安心。(7/2)
まだ正式にサインできていないことが判明。MLB機構によるバックグラウンド調査が入っているようです。どうやら両親(?)の名前が一致しないとか。(7/8追記)
正式にサインが発表になりました。合わせて、他の大物4選手との契約も発表に。(8/9追記)

13'-14' International FA - Int'l FA Board

海外FAとの契約情報まとめです(太字は契約済)。いよいよ今年16歳になるInt. FAとの契約解禁日の7/2が近づいてきました。昨年はボーナススロット総額が各チーム一律$2.9Mでしたが、新CBA下2年目の今年は、ドラフトと同じく、12年シーズンのスタンディングの負け数に従ってスロットが割り振られます。$50K以下の契約なら6人までは、スロットに加算されず、また$7.5K(今年は$10Kという噂も)以下の契約は無制限。多くのチームのスロットは$1~4Mで、最もスロットが大きくなるHOUで$4.9M。また、各チームは自分のチームのスロット額の半額までをトレード等で他のチームから受け取ることができるそうです。


[13'-14' International FA Board Link]

Baseball America: Ten International Prospect to Watch, ver. May 13, 2013

Baseball America: July 2 Top 30 International Prospect, ver. June 28, 2013

Minor League Ball: International Free Agent, ver. June 11, 2013

MLB Prospect Guide: International FA Preview, ver. June 28, 2013

Baseball Instinct: Top 21 International FA, June 30, 2013


[13'-14' International FA Board]

1. Eloy Jimenez, OF, Dominican Republic → CHC ($2.8M) : BA #1/MLB.com #1。6'4"/200 lbsの恵まれた身体に、強肩・パワーにプラスのスピードを兼ね備える。Jermaine Dyeを彷彿とさせる。11年のTop Int. FAだったElier Hernandez (KC)に似ているとも。RFタイプだそう。今クラスでも最も要求額の高い選手で、$2.5~3Mを要求しているらしい。必然的にスロットの大きいHOUやCHCとの噂が強く、中でもCHCが有力視される。KC、SD、TOR、WASも興味を持っているよう。
CHCと合意しているようで、他クラブからさらに高額のオファーがあるのを断っているようです。(7/2追記)
CHCと、$250Kのスカラーシップ付きの$2.8Mで合意という情報が流れましたが、代理人が否定。(7/3追記)
契約が正式に発表。(8/1追記)

13' Minor League Season Memo -7/1~7/7-

今季のDSLは投手陣を中心にガンバっていますが、いよいよ7/2にInt. FAとの契約がスタートし。来年度のDSLに加わるかもしれない若いProspectがどの選手になるか楽しみにしたいですね。前週の結果はこちら


○ 7/1

[A-] : RHP Carlos PinalesがGCL (Rk)から移動。
[A-] : LHP Zach GoodがGCL (Rk)から移動しDL入り。
[GCL] : C Jon Denneyがロスター入り。
[GCL] : OF Jordon Austinがロスター入り。
[GCL] : OF Joseph Mongeがロスター入り。

[AAA] - Box
S. Wrightが9.0 IP/7 H/0 ER/4 BB/3 K。9 IPの完投完封は今季傘下初。マルチ無し。

[AA] - Postponed (Rain)
Futures Gameの最後の枠の候補に残っていたCecchiniですが、残念ながら投票でBrandon Nimmo (NYM)に敗れ、選出ならず。

[A+] - Box
M. Penaが2.2 IP/9 H/8 ER/1 BB/1 K。Quevedoが3.1 IP/2 H/2 K。H. Ramos、Welchが2 H。本日のマイナー7試合中5試合が雨天延期。High-Aの試合も5 IPコールド。

[A] - Postponed (Rain)

[A-] - Postponed (Rain)

[GCL] - Postponed (Rain)

[DSL] - Postponed (Rain)

2013年7月1日月曜日

13' Weekly Topics -7/1~7/7

[7/2]

☆ Today's Game (Game 85 vs SD)

エースLackeyが8.0 IP/6 H/1 ER/1 BB/6 Kの安定感抜群のピッチング。上がってきたB. Snyderが絶好調で3 for 3。Napoliがちょっと落ち気味だけど、全体的に打線は上向きですかね。

Result : BOS 4 - 1 SD (W51-L34)

Former Sox Prospect Review: Jalen Williams, RHP

今回は、BOSの大好きなフットボールプレイヤー、Jalen Williams。粗削りですが、身体能力は申し分なく、また楽しみなスペックのHS-RHPが傘下に加わりました。このクラスの選手を$200K前後で契約できるようになったのは新CBAの良いところかなと。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Jalen Williams (ジェイレン・ウィリアムズ)
Full Name: Jalen Andre Williams
Position: RHSP/RHRP
Born: April 21, 1995
Birthplace: Opeleaous, Louisiana
Height: 6-4
Weight: 210
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 16th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
High School: Westminster Christian Academy (LA)
How Left: Released (December 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

非常にアスレティック。アメフトをプレーしていただけに体重はやや重く、がっしりした身体つき。速球は80 mph後半から、最速で92 mph。カーブ・チェンジアップも投げるが、全く磨かれていない。


[Background]

HSでは、3つのスポーツをこなすアスリートで、特にアメフトのWRとして有望視されていた。フルタイムでベースボールに取り組んだことはなく、Nicholls State大にフットボールでのコミットがあった。ドラフト時のランキングはBA #352。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。ほんの少ししか投げたかったが、13年ドラフト組のHS-Pの中では良いデビューを飾った。

14' : やや出遅れてGCLに合流。ケガがあったのか、内容もあまり冴えなかった。

15' : 3年目もGCLでプレー。Piggy-Backをメインに、まずまずの投球を見せたが、スタッツの内容を見ると、被打率、K/BB、奪三振率とイマイチ。ゴロ率は比較的高かった。

15' Dec. : リリース。


[Comment]

Jordan Sheffield (13'-13th)が契約できるかはわかないけど、彼を除けば、Gabe SpeierとJ. Williamsが、Trey Ballの次のレベルのHS-Pとなる。なかなかこういった下のラウンドのHS-Pを上手く育てられていないけど、そろそろこういうクラスからTop Prospectを輩出してもらいたい。

Former Sox Prospect Review: Joseph Monge, CF/RF

今回は、近年力を入れているプエルトリコからのドラフトピック、Joseph Monge。プエルトリコの先輩にあたるHenry Ramosにちょっと印象が似ている。

Photo from SoxProspects.com, Credited to Kelly O'Conner

[Player Data]

Name: Joseph Monge (ジョセフ・モンジ)
Full Name: Joseph Paynne Monge
Position: CF/RF/LF
Born: May 18, 1995
Birthplace: Carolina, Puerto Rico
Height: 6-0
Weight: 170
Bats: Right
Throws: Right
Drafted: 17th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: Not Announced
High School: Carlos Beltran Baseball Academy (PR)
How Left: Minor league free agency (November 2019)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

細身の身体つきでスピードがある。CFをカバーするだけの広いレンジを持つ。60ヤードは最速6.64 s。投手も務める選手で非常に強肩。送球の精度やキャリーにも優れる。打撃ではコンパクトなスウィングでバットスピードもあり、将来的にはパワーが付く可能性があるが、基本的にはまだ全く磨かれていない。


[Background]

Carlos Beltranのアカデミー出身。ドラフト時のランキングはBA #451。ドラフトされた時点でカレッジのコミットが無く、比較的安めに契約できそうということで評判の良いピックだった。


[Profile]

13' : GCLでプロデビュー。CFも守れるという話だったけど、J. Austinとの兼ね合いもあり、RF専門でプレー。積極的に走っており、スピード・身体能力はありそうだが、まだまだ粗削りでコンタクトに難。

14' : GCLで開幕を迎えたが、しっかりと打っていたところにNick Longhiのケガが重なり、SS-A Lowellに昇格。その後は選球眼の悪さを見せたが、まずまずコンタクトできた。

15' : Low-A Greenvilleで開幕。前半戦は明らかにオーバーマッチで、厳しいかな、と思っていたが、後半戦は向上。オールスター後はAVG .270を超えた。早打ちで、パワーも今のところ発揮できていないが、二塁打はそれなりに打っている。

16' : Low-Aで控えスタートながらようやくまともな数字を残し、High-A Salemへ。そちらでも序盤イマイチだったものの、後半戦に成績を上げている。

17' : 前年はオフのウィンターリーグも含め、まずまずの打撃を見せて、少し期待したが、マイナー上層のAA Portlandでは通用していない。

18' : ケガで全休。

19' : 8月にようやく復帰し、GCLでリハブ後、AA/High-Aでプレー。

19' Nov. : MiLFAに。

21'-22' : 独立リーグでプレー。


[Comment]

Ryan Boldt (13'-22nd)と契約できるかはわからないけど、Boldtを除いた3人のHS-OF(Jordon Austin、Bryan Hudson)の中でも、最も高いBAランキングを持っていたし、ツールはありそうで楽しみ。

Former Sox Prospect Review: Mike Adams, LHP

今回は、現PHI所属の名リリーフと同姓同名、Mike Adams。こちらは左投手で、球威も無い軟投派ですが、同じくリリーフ専門タイプの選手です。

Photo from SoxProspect.com

[Player Data]

Name: Mike Adams (マイク・アダムズ)
Full Name: Michael Beau Adams
Position: LHRP
Born: October 4, 1990
Birthplace: Spring Hill, Florida
Height: 6-3
Weight: 215
Bats: Left
Throws: Left
Drafted: 7th round, 2013
How Acquired: Draft
Signing Bonus: $150,000
College: Tampa
High School: Nature Coast HS (FL)
How Left: Released (December 2015)
Player Link: MiLB.com, Fan Graphs, Baseball Reference, SP.com


[Scouting Report]

速球は最速80 mph後半と球威は全くないが、ムーブは良い。プラスのカーブがベストピッチ。チェンジアップは平凡。


[Background]

D-IIのTampa大で、最初の3年は合わせて16.0 IPしか投げなかったが、4年目の13年はブルペンのエースとして飛躍。D-IIのAll-Americanに選ばれるほどの活躍を見せた。ドラフト時のランキングはBA #351。Health Scienceの学位を取得したよう。


[Profile]

13' : SS-A Lowellでプロデビュー。13.2 IPを投げて無四球。1試合で大炎上したが、奪三振にゴロ率も高い。

14' : Low-A Greenvilleでチームで最多登板。被打率・ゴロ率・制球・奪三振率と各スタッツはしっかりしている。

15' : High-A Salemでまずまず投げてはいるが、支配力に欠けた。対左の成績も平凡。

15' Dec. : リリース。


[Comment]

左腕だし、球速が無くてもリリーフなら可能性はある。J. P. Howell (TBなど)のようになって欲しい。