2010年5月27日木曜日

10' Draft Watch - Draft Board 4 (C)

ドラ1ぐらいで指名されそうな有力ドラフト候補を少し紹介します。昨年はStephen StrasburgがいたのでRHPからでしたが、今季はHarperにあわせて捕手から。スカウティングレポートとかが揃ってきたら、また書き足します。


[10' Draft Board (C)]

Bryce Harper, C, Southern Nevada (JuCo-Fr.)


B/T: L-R
Height: 6-3
Weight: 205
Last Drafted: Never drafted
Projection: Likely #1 overall

Comments: ご存知、怪物Harper様です(去年もおんなじようなこと書いたな)。年齢的にはまだ高校のJuniorで、来年が初ドラフトのはずでしたが、Scott Borasのアドバイスにより、PED(日本の大検みたいなもんか?)を取得し、さらにJuCo(2年制なのでFreshmanからドラフトにかかる)に進学するというアクロバティックな方法で今季のドラフトに割って入ってきました(来年からはドラフトのボーナスなどの規定が変わる可能性があるからだそうです)。 20-80のスケールで80をオーバーするとも言われる、とてつもないパワーと、それと同等の評価をされる肩の強さを持ち、間違いなく今ドラフト最高のProsect。守備に関してはグラブ捌きなどは評価されているものの、さすがに全体的に荒削りで、アスレティック性も高いとは言え、3Bあたりに移るかもとも。ツール的にはズバ抜けており、あとはそのツールを高いレベルで発揮できるのかという点だけ。$10Mをオーバーするボーナス要求は間違いないですが、WASが全体#1で指名するのは間違いないでしょう。


Micah Gibbs, C, Louisiana State (Jr.)


B/T: B-R
Height: 5-11
Weight: 215
Last Drafted: Never drafted
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: しばらく前はBryce Harperに次ぐ捕手と言われていましたが、Yasmani Grandalとか、今季好調な何人かの選手に抜かれたかも。LSUで、Anthony Ranaudoのパートナーということになります。さほど身体能力には恵まれていないですが、守備面の評価が非常に高い、Jason Castro (HOU)タイプの捕手と言われます。やや小柄で、十分にfill-out((筋)肉が付いていること)していますが、プレートでの動きの評価は高い。グラブ捌きは非常に柔らかく、今ドラフトでもトップクラスの捕球技術を誇る。リードの評価も高いです。肩は平均を少し上回り、悪くないですが、送球自体はまだ安定感に欠けます。打撃の方は彼の一番の売りではないですが、コンパクトに振ってしっかりアベレージを残すし、ディシプリンへの評価も高い、両打ちで均等に打てる点も良い。パワーもHRを多く打ちはしないでしょうが、平均的なレベル。もう少し肩の評価が高ければ、ドラ1の候補かも。平均的なMLBのレギュラーになれる選手ですが、ツール的に平凡で、それ以上にはならなそうだから、今ではドラ1sあたりが濃厚。ドラ2なら十分にいいピックになるでしょう。BAのPreseason All-American 1st team。


Yasmani Grandal, C, Miami (Jr.)


B/T: B-R
Height: 6-2
Weight: 210
Last Drafted: 27th round (07') by BOS
Projection: Early 1st round to Mid 1st round

Comments: BOSが07年にドラフトした選手で、このブログでも何回か名前を出したことがあるので、もしかしたら知ってる人はいるかも。HSの時は守備面の評価が高かった気がしますが、今はどちらかというと打撃面のポテンシャルを評価されています。パワーはそこまでズバ抜けているわけではないですが、シュアなバッティングは非常に評価が高く、打撃面だけならGibbsを上回る。ただポテンシャル的にはひけをとりませんが、守備面の完成度では一歩劣ります。今季はリーグで最高の打撃成績を残し評価は急上昇。Top 10に入るかと思います。KCが#4で獲るとも。BAのPreseason All-American 2nd team。


Justin O’Conner, C/SS/RHP, Cowan HS (HS)


B/T: R-R
Height: 6-1
Weight: 190
Commitment:
Projection: Mid 1st round to Late 1st round

Comments: 非常にアスレティックで、肩の強いSS兼捕手。投手もこなす。SSとしては大柄で、成熟した身体をしている。並外れた運動能力でSSとしてもやっていけるかもと言われているけど、これ以上身長が伸びるなら捕手の方が有力かもしれません。非常にリラックスした、パワーを伝えやすいフォームをしており、パワー・コンタクトをまずまず兼ね備えたヒッターになるかもしれません。ポジション面から言えば十分打てるでしょう。守備面では最近捕手に移ったところで、まだパートタイムだから、まだ磨かれてはいません。どちらでまずプレーするかはわかりませんが、20-80で70を肩と運動能力で、しっかり育てば平均以上のディフェンダーになるでしょう。ツールのかたまりのような選手で、打力面のツールもあるからドラ1後半でピックされると言われています。SSでダメでも、より打力を要求される3Bではなく、同じくプレミアムなポジションである捕手でプレーできるというのは利点。


Kellin Deglan, C, Langley HS (HS)


B/T: L-R
Height: 6-2
Weight: 200
Commitment:
Projection: Supplemental 1st round to 3rd round

Comments: 最近急激に評価を上げている、カナダ人の高校生捕手。6'2"とすでに非常に成熟した、がっしりとした体格をしており、運動能力も高い。スムーズなスウィングと優れたバットスピードを持ち、エクステンションも大きい。多少スウィングは大きいですが、プラスになるかもしれないパワーを生み出す。運動能力の高さで、プレートでの動きは素晴らしく、柔らかなグラブ捌きを持つ。肩は平均をわずかに超える程度ですが、リリースの早さには定評があります。上手く育ては、捕手だけに素晴らしいProspectになりますし、やや下の方の捕手層に欠けるBOSの#20というMockも見たことがあるけど、ドラ1と言うには、これと言った決め手に欠けるからやはりドラ1sあたりが順当。ドラ2でピックできるならすごく欲しいですが。カナディアンだからTORが注目してるのでは、とも。

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